ニコンミニAF600QD フィルムコンパクトカメラ(1993年2月配布物)

ニコンミニAF600QD フィルムコンパクトカメラ(1993年2月配布物)

(c-nikon-007)

目次

ニコンミニAF600QDについて

1993年に発売された、発売当時は世界最小最軽量のフィルムコンパクトカメラである、ニコンミニAF600QDのカタログです。

愛称は「ニコンミニ」

サイズは約108mm(幅)×60mm(高さ)×32mm(奥行)、重量は約155g(電池別)。

当時の販売価格は37,000円(ケース・ストラップ付き)

露出は電子制御式プログラムAE、フィルム感度自動設定(DXフィルム)、低輝度時自動発光フラッシュ内蔵、オートワインダーにオートリワインド、フィルム装填オートローディング、レンズ自動沈胴式、自動開閉レンズカバー内蔵、オートデート機構付き等々、必要十分な機能を備えているカメラだが、さらなるコンパクト化とコストダウンのため、ファインダー倍率はピニコンNEWカイチの0.52倍やピカイチルポの0.37倍よりさらに低い、0.28倍となっている。

ニコンミニAF600QDの個人的感想

このニコンミニシリーズ第一弾のフィルムコンパクトカメラ「ニコンミニAF600QD」ですが、私も購入して、愛用しておりました。

おそらく、写真家でありカメラ評論家である「田中長徳」氏の影響ではないかと思います。(^^)

カメラを趣味とする人なら必ず一度はその著書に触れたことがあるのではないでしょうか?

ニコンミニAF600QDのレンズの描写能力が良いことと、小型軽量で使い勝手が良いことが書かれていました。

このコンパクトカメラには当時流行った「パノラマ撮影機能」が付いています。

パノラマサイズに切り替えると、ファインダー内上下方向からパノラマ撮影範囲フレームが現れて、横長画面になるというもの。

このパノラマ撮影機能は、カメラを趣味としている人にとっては、全く意味不明なものでしたが、カメラに無関心な素人さんにとっては、とても魅力的だったようです。

このパノラマ撮影機能がなくても、写真屋さんで「パノラマ風に引き伸ばしてもらえますか?」と言えば通常撮影されたネガフィルムからでも可能なのに・・・。

この当時は「パノラマ機能がないカメラは売れない」とまで言われていました。

これこそが今の「カメラ・マーケティング」の先駆けではないでしょうか?

良い物を作れば売れるとか、本物を作ることこそ素晴らしいとか、それはただの戯言であると、モノづくりの会社が理解しはじめたようです。

カメラマニアにとっては、悲しい時代になりましたね。

現カメラカタログの内容と状態

※A4サイズ全6ページ

現カタログの状態の目安:★★★☆☆

★★★★★:新品同様
★★★★☆:保存状態良好
★★★☆☆:良好だが擦り傷等有り
★★☆☆☆:擦り傷や折れ等有り
★☆☆☆☆:破れ等有り

同機種のカメラカタログ商品

ニコンミニAF600QDで撮影した写真

こちらの投稿にニコンミニAF600QDで試写した写真を掲載しております。

【ネガフィルム実写レビュー】ネガフィルムとポジフィルムの写真の違いを検証!撮影機材:NikonミニAF600QD

フィルムとデジタルの違いを作例写真で紹介|ニコンミニとリコーGRDを比較

このカメラの実写レビュー記事

【フィルムカメラ実写レビュー】ニコンミニAF600QD(1993年3月発売)







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