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銀塩・フィルムカメラのカタログ通販サイトを始めたら、自分がフィルム写真にハマってしまった!?
半年以上ぶりの投稿です。
1年程前から、銀塩・フィルムカメラ写真の趣味を30年ぶりに再開してからというもの、どっぷりと自分自身が沼にハマってしまいました。(^_^;)
フィルム写真という趣味をやっていると、パソコンでパチパチとブログ記事を投稿することなんて、正直、面倒に思えてきまして・・・。
ま、それほど、銀塩・フィルムカメラ写真の趣味というのは、奥が深くて面白いことこの上ないということを再認識させられた次第です。
当初、カラーリバーサルフィルムとカラーネガフィルムによる写真撮影からスタートして、続いてモノクロネガフィルムによる写真撮影に移行し、モノクロフィルムの自家現像を始めて、ついには暗室作業での印画紙への引き伸ばしまで到達してしまいました。
あれほど散々、「暗室での引き伸ばし作業は、面倒で嫌いだ!」などとホザいていながら、いともやすやすゼラチンシルバープリントにどっぷりとハマっている自分が恐ろしい限りです。(^_^;)
今思えば、私が写真を始めた10歳の頃から、引き伸ばし・プリント作業をしていた20歳の頃までの、10年間の流れをこの1年でトレースしたように感じます。
そこで今回は、私のこの1年を振り返り、今までに購入したフィルム写真撮影機材や現像・引き伸ばし機材をご紹介していきたいと思います。
併せて、モノクロフィルムで撮影した私の拙い写真もご紹介させていただきます。
モノクロフィルム写真を再開した当初の1年前と比べると、随分写真の仕上げ方(好み)も変わってきように思います。
その変遷も併せてお楽しみいただけましたら幸いです。
銀塩・フィルム写真を始めるには、なにはともあれ、フィルムカメラが必要です。
現在写真撮影に使用してるフィルム一眼レフカメラとレンズをご紹介します。
① PENTAX LX(プロ用高級35mm一眼レフ)
フィルムカメラによる写真撮影を再開して、最初に購入した35mmフィルム一眼レフカメラです。
以前にも紹介した「ペンタックスLX」です。
このカメラ、ヤフオク!で購入した直後に不具合が生じ、1ヶ月以上カメラ修理店のお世話になりましたが、その後また直ぐに故障が再発するという2重のアクシデントにあいました。(^_^;)
2度目の修理には約6ヶ月を要しましたが、今現在は問題なく使用出来ています。
このフィルムカメラは、製造から少なくとも20年以上が経過していますので(販売期間は1980年~2000年)、故障したとしてもこまめにメンテナンス・修理を行っていき、末永く付き合うという気持ちが大切だと思います。
② PENTAX LX(プロ用高級35mm一眼レフ)
「あれっ!?同じ物の写真じゃないの!?」
いえいえ、同じ型のカメラではありますが、れっきとした別の型番の2台目のカメラです。
1台目よりは多少傷や汚れがあるものの、ヤフオク!で購入してから一度も故障せず快適に写真を撮り続けています。
「良い物を見つけたら、もう一台同じ物を購入するべし!」
という、私自身の格言?に従って購入したものです。
この2台目のカメラのお陰で、1台目が修理期間中のときでも、快適な銀塩写真カメラ・ライフを過ごすことが出来ました。
③ SMC PENTAX M 40mm F2.8 レンズ
私の常用レンズであるパンケーキ40mmレンズです。
撮影した写真の90%以上は、この「SMC PENTAX M 40mm F2.8 レンズ」を使用しています。
小型軽量で機動性に富むことが、その最たる理由です。
④ SMC PENTAX M 28mm F2.8 レンズ
中古購入した当初から、絞りの開閉に不具合があり、自分で分解修理・調整・清掃をするきっかけとなったレンズです。
どうしても引いて撮れない時などに使用しています。
⑤ SMC PENTAX M 50mm F1.7 レンズ
35mmフィルムカメラの標準レンズである50mm画角レンズは、使用する頻度が少なくても持っているべきレンズであるという考えから購入したレンズです。
あるときは広角風に、またあるときは望遠風に撮影出来る万能レンズですが、私はバックをボカしたいときに絞りF値を開放付近に設定して使用しています。
⑥ SMC PENTAX M 100mm F2.8 レンズ
折角、一眼レフを使っているのだから、望遠レンズの1本も持っていたいなと考え、それほどの興味もなしに購入したレンズ。
でも、やっぱり使わないな・・・。(^_^;)
本当は「SMC PENTAX M 85mm F2.0 レンズ」を購入したかったのですが、手頃な価格のものが見つからず、妥協してこの「SMC PENTAX M 100mm F2.8 レンズ」にしました。
あまり出番がない理由は、普段使用する中庸感度のフィルムでは、どうしても手ブレが気になってしまうということもあります。
いつか人物ポートレートを撮影出来る機会があれば、出番は増えるかも知れませんね。
フィルム銀塩写真を再開したこの1年、当初は「コダックT-MAM100」や「コダックT-MAX400」、「アドックスシルバーマックス100」などのフィルムを中心に撮影してきましたが、ここ最近、コダックT-MAXフィルムの価格が1本1,500円ほどに値上げしたり、アドックスシルバーマックスフィルムが製造中止になったりするなど、撮影環境を変えざるを得ない状況となりました。
そこで私の求める絵(写真)にもっとも適したフィルムを探す作業に入りました。
大手家電量販店(具体的にはビックカメラ有楽町店)で手に入るフィルムの多くをテストしました。
最終的に私が選んだフィルムは
「ローライレトロ80S(Rollei Retro 80S)」
です。
このフィルムの最大解像度は287本/mmとなっていて、通常の中庸感度であるISO100フィルムの殆んどが100本/mm~多くて200本/mmであるのに対して、驚くべき数値です。
実際に撮影してみても、通常のISO100フィルムと比較して、明らかに滑らかで微細な写りを見せてくれます。
そしてフィルムのベースに使われている素材が透明なPET(ポリエチレン)ベースなため、現像済みのネガをルーペで覗くだけでも写真を楽しむことが出来ます。
ベースが透明なことと、足が長い特性曲線のため、最大黒密度を得やすいというのも特長です。
しかし、もちろん難点もあります。
まず、フィルムの特性曲線がS字カーブを描くということ。
いわゆる、「足が長くて肩も長い」特性曲線です。
中間トーンのコントラストが強いフィルムは、私の好みなのですが、足が長いということはシャドウのトーンが得にくく、黒がスコッと落ち込んでしまうというデメリットがあります。
もちろん、ISO80のフィルムではありますが、ISO20ほどに落として撮影すればシャドウトーンも得られると思うのですが、それではこのフィルムの魅力が半減してしまいます。
それならいっそのこと、「ADOX CMSⅡ」という最大解像度800本/mmのISO12~20で撮影するフィルムを選びます。(使用しましたが、ISO12~20の撮影では、手持ち撮影は無理!三脚必須です!(^_^;)
あくまで手持ち撮影できる、ISO80という中庸感度で撮影することに拘りたいのです。
この特性曲線を少しでも改良したいと思い、現像液はロジナールを使用して現像時間を変えたり、撹拌リズムを変えたりしましたが、それ程の効果を得ることが出来ませんでした。
それならこのフィルムに合わせて現像液を作ってしまおう(自家調合)と思い立ちました。
今まで常用していた「ADOXロジナール」現像液も底をついてしまい、さらに入手困難な状況にもなってしまって、自分でロジナール現像液の自家調合を始めようと思っていたときでしたから、タイミングはバッチリでした。
結局のところ、ロジナール現像液の自家調合は、現像主薬となる「タイレノール(解熱鎮痛剤)」がコロナ感染症のせいで、タイ国から個人輸入できなくなり、未だ作れていない状況ですが、もっといい現像液の自家調合処方にたどり着きました。
それは
「ボイトラー現像液」
です。
その昔、ボイトラーという方?が考えた古典的な現像液です。
薬品もメトールと亜硫酸ナトリウムと炭酸ナトリウムだけというシンプルなもの。
これがまたロジナールに負けないほどの高鮮鋭現像液で、こんな素晴らしい現像液が、なぜ世に商品として出回っていないのかと、不思議に思いましたが、答えは簡単、「日持ちしない」から。
原液を200mlの瓶に入れて当初20mlづつを数回使用しましたが、1ヶ月後久しぶりに使用してみたら、現像能力はほぼ半減していました。
瓶の中の空気が現像液を酸化させてしまっていたのですね。
今現在は容量15mlの褐色小瓶にスレスレまで原液を入れて(約20ml)、ほぼ空気が入っていない状態で保存しているため、おそらく数ヶ月は現像能力を保持したまま使用出来るのではないかと考えています。
このボイトラー現像液を使用して、希釈1+1+8(A原液1:B原液1:水8)、希釈現像液温度20℃、11分現像、撹拌30/120/2(最初30秒連続撹拌、120秒毎に2回現像タンクを上下反転)にて、ほぼ理想の特性曲線を得ることが出来ました。
それでもシャドウの足の部分は中々立ち上がりませんが、ゾーン0とゾーンⅠの描写は捨ててしまっても、私の好み通りの絵(写真)を得ることが出来ました。
それからさらに、現像液の自家調合処方を探し求めて、もっと良いのを見つけました。
それが
「阪川式2液タイプ高鮮鋭現像液」
です!?
ま、なんのこっちゃといった感じでしょうが、今から30年以上前に購入した「暗室百科」という書籍の中に、高希釈高鮮鋭現像液処方の一例として記載されていたものです。
特に現像液名も記載されていないし、おそらくその記事を執筆した、当時東京工芸大学短期大学部助教授であった阪川武志氏が考案したものではないかと推測し、その方の名前を拝借させて頂きました。
いちらはいわゆる「MQタイプ現像液」と呼ばれる、現像主薬がメトールとハイドロキノン、保恒剤に亜硫酸ナトリウム、促進剤に炭酸ナトリウムを使用する基本的な現像液です。
現像主薬を最小限の使用に留めているため、現像能力は低いですが、それを促進剤である炭酸ナトリウムで補っています。
高鮮鋭現像液というのはロジナール現像液もそうですが、だいたい50倍希釈とか高希釈のものが殆んどですよね。
2液タイプとしたのは、本来この阪川氏が考案した現像液は1液タイプとして記載されていたのですが、それでは日持ちしないと考えて、私は炭酸ナトリウムだけを分けて2液タイプとしていますが、処方は同様です。
この阪川式高鮮鋭現像液(阪川氏1液タイプの場合)を使用して、希釈1+19(原液1:水19)、希釈現像液温度20℃、15分現像、撹拌30/120/2(最初30秒連続撹拌、120秒毎に2回現像タンクを上下反転)にて、ほぼ理想の特性曲線を得ることが出来ました。
ボイトラー現像液と比べると、より粒子が目立たないように感じます。
ステンレス素材等の金属板や、塩化ビニール素材の配管などは、その質感の違いもハッキリと写しだしてくれます。
本当に良いフィルムと良い現像液処方に巡り合えたと思っています。
いずれはPMKパイロ現像液を試してみたいと思っていますが、ピロガロールという薬品が一般個人だと入手しづらいため、また機会が出来たら自家調合をしてみたいですね。(※最近PMK pyro 現像液をアメリカB&H社から個人輸入して使用し始めました。PMKパイロ現像液で現像した写真を幾つかfacebookにアップしましたのでご覧いただけましたらと思います。)
現像液の自家調合やフィルム特性曲線のグラフ化等に関しては、また今後詳しく記載したいと思います。
フィルム銀塩写真という趣味は、使用するフィルムと使用する現像液、現像時間と撹拌方法、その組み合わせではおそらく何千通りや何万通りの異なる仕上がりになることを考えると、終わりのこない素晴らしい趣味だと思います。
押入れ暗室&プリント引き伸ばし機材
銀塩印画紙へのプリント引き伸ばし作業を再開した訳ですから、当然、引き伸ばし機が必要になります。
当たり前ですが、「プリンター」ではありません。(^_^;)
ネガフィルムから乳剤が塗られた印画紙へ、露光することにより焼き付けて、作品を仕上げます。
私は、昔ながらのバライタ印画紙を使用して、ゼラチンシルバープリントを楽しんでいます。
その機材を簡単にご紹介します。
①LPLモノクロ引き伸ばし機7700プロ
結構大きいです。(^_^;)
押入れの上段にギリギリ収めることが出来ました。
ヤフオク!で、27,000円で購入。
しかも本体だけじゃなくて、イーゼルマスクやマルチグレードフィルター、引き伸ばしタイマーにセーフランプ、現像バット8枚や引き伸ばし電球の予備など、その他諸々が付いてこのお値段!
そう言えば、未使用のイルフォードの六つ切りバライタ印画紙100枚も付いてました。(定価23,000円程)(^_^;)
私はヤフオク!で地道に一つづづ揃えていくつもりでいましたので、これは時間的にも経済的にも大助かりでした。
おそらく、中古で10万円程する内容を、2万7000円で購入できたのではないかと思います。
ここ最近では、一番のアタリでしたね。(^^)
②押入れ暗室
引き伸ばし作業をするにあたっては、暗室が必要になります。
しかし、どのご家庭も同じでしょうが、一部屋潰して暗室に使用する余裕などありませんね。
そこで、真っ先に思いつくのが「押入れ暗室」です。
押入れの上段を使用して、引き伸ばし機や現像バットやセーフランプなどを設置する方法です。
しかし、何の細工も無しに行おうとすると、暗幕(ダークカーテン)を鴨居部分に止めることになり、暗室作業中には常に暗幕と背中を密着させていなくてはなりません。
それですと窮屈この上ないですので、少々造作工事を行いました。
ホームセンターで出幅40cm程の木板を購入してきて、それを鴨居上部からインパクトでネジを揉んで固定しました。
この造作工事により、暗室作業空間を確保することが出来、常に暗幕が背中に触れないようになりました。
強度は十分ですが、念のため、補助チェーンで吊っています。
出入りは端のマジックテープで止めた部分から行います。
簡単な造作ですが、寸法等は予め計算して設計する必要があります。
今回は販売している暗幕(ダークカーテン)の寸法から逆算し、木板の出幅を決めています。
木板は強度のことも考慮して、なるだけ軽い素材のものを使用し、見た目のことも考えて、古びた柱の色に合わせてステイン塗装も施しています。
当然、この段階ではまだプリント引き伸ばし作業はしていない訳ですが、暗室の準備が整っていくというだけでワクワクしながら造作作業をしていました。
今現在のプリント引き伸ばし作業や自家調合印画紙現像液やバライタ印画紙の乾燥方法(フラットニング)に関しましては、また今度、詳しく記載したいと思います。
フィルム・銀塩カメラによる最近の作例写真
フィルム銀塩写真を再開した当初は、主に「コダックT-MAX400」フィルムと「ADOXシルバーマックス100」フィルムの2種類を使用してきましたが、ここ最近は主に「ローライレトロ80S」を使用してフィルム写真撮影を行っています。
その変遷をご覧いただけたらと思います。
ADOX Silvermax100モノクロフィルムによる写真
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 8分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 8分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 8分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 8分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 8分現像, 60/30/1撹拌
Kodak T-MAX400モノクロフィルムによる写真
↑撮影データ:コダックT-MAX400フィルム, ADOXロジナール現像液, 20℃, 7分30秒現像, 30/60/3撹拌
↑撮影データ:コダックT-MAX400フィルム, ADOXロジナール現像液, 20℃, 7分30秒現像, 30/60/3撹拌
↑撮影データ:コダックT-MAX400フィルム, ADOXロジナール現像液, 20℃, 7分30秒現像, 30/60/3撹拌
ADOX CMS20Ⅱモノクロフィルムによる写真
↑撮影データ:ADOX CMS20Ⅱフィルム, ADOXアドテックⅣ現像液, 28.5℃, 11分現像, 30/120/1撹拌, ISO80
↑撮影データ:ADOX CMS20Ⅱフィルム, ADOXアドテックⅣ現像液, 23℃, 10分現像, 30/60/1撹拌, ISO12
ここ最近撮影したモノクロフィルムによる写真
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, シルバーマックス現像液, 20℃, 9分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ローライスーパーパン200フィルム, D-76変形処方現像液, 20℃, 6分現像, 30/60/2撹拌, ISO100
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, ボイトラー現像液, 1+1+8希釈, 20℃, 9分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, ボイトラー現像液, 1+1+8希釈, 20℃, 9分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, ボイトラー現像液, 1+1+8希釈, 20℃, 9分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ400Sフィルム, D-76変形処方現像液, 20℃, 7分現像, 30/60/2撹拌, ISO160
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, D-76変形処方現像液, 20℃, 8分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ADOXシルバーマックス100フィルム, D-76変形処方現像液, 20℃, 7分現像, 60/30/1撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 11分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 11分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 11分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 11分現像, 30/60/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 13分現像, 30/120/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 16分現像, 30/120/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 16分現像, 30/120/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 16分現像, 30/120/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 16分現像, 30/120/2撹拌
↑撮影データ:ローライレトロ80Sフィルム, 阪川式現像液, 1+19希釈, 20℃, 16分現像, 30/120/2撹拌
まとめと今後の予定
最近の私のフィルム銀塩写真への動向をざっくりとご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今現在私が行っている現像液の自家調合のことや、バライタ印画紙の乾燥方法(フラットニング)や、引き伸ばし露光秒数の設定方法などは、敢えて細かなことは記載しませんでした。
今後、それぞれの項目毎に記事を記載したいと思います。
写真の作例に関しては、当初の頃と比べるとかなり作風が変わってきました。
当初は、ネガを薄めに仕上げて、プリントの段階でコントラストを付けて仕上げていましたが、ここ最近はネガの状態でしっかりとコントラストを付けるようにして現像するようになってきました。
ネガの段階で、ゾーン0~ゾーンⅩまでをフルに活かしきるよう仕上げた方が、自分好みの作品に仕上がることが分かりました。
フィルムも新しく使用しだしたローライレトロ80Sが思いのほか素晴らしく、更に現像液の自家調合も行うようになりました。
新型コロナウイルス感染症により、今まで使用していたフィルムや現像液や印画紙などが使用できなくなりましたが、それが幸いして、新たな発見をすることさえ出来ました。
何がきっかけで良くなるのかなんて、分からないものだと痛感した次第です。
引き続き、このフィルム銀塩写真という趣味を楽しんでいきたいと思っています。
最後になりましたが、当サイトの本業である「カメラカタログ通販」も通常通りネット販売を行っております。
銀塩フィルム写真にご興味のある方はぜひご活用下さい。
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【モノクロフィルム写真】フィルムカメラによるモノクロ銀塩写真を再開して1年が経過した今・・・
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子供の頃、カメラが好きで集めていたカメラカタログを、ネット通販で取り扱う「カメラカタログ通販」の管理運営をしています。
このネットショップサイトの運営を開始してから、自らもフィルムカメラによる写真撮影に目覚め、銀塩写真撮影を再開した、アラフィフ男です。