ニコン28Ti/35Ti QUARTZ DATE フィルムコンパクトカメラ(1994年8月配布物)

ニコン28Ti/35Ti QUARTZ DATE フィルムコンパクトカメラ(1994年8月配布物)

(c-nikon-010)

目次

ニコン28Ti/35Ti QDについて

1994年、1993年にそれぞれ発売された、チタン外装のボディに、ニッコールレンズを固定装着した高級コンパクトカメラ、ニコン28Ti/35Ti QUARTZ DATEのカタログです。

当時の販売価格は、28TiQDが135,000円、35TiQDが125,000円(それぞれケース・ストラップ付き)。

露出はプログラムAEと絞り優先AEが使用可能。

測光方式は中央部重点測光と3D-6分割マルチパターン測光が使用可能。

自動沈胴式レンズ採用のため、電源OFF時はフラットボディとなる。

特徴的な4指針アナログディスプレイには、フィルムカウンター、絞り値、撮影距離、露出補正が指針により示される。

他、フィルム感度自動設定(DXフィルム)、低輝度時自動発光フラッシュ内蔵、オートワインダーにオートリワインド、フィルム装填オートローディング、レンズ自動沈胴式フラットボディ、レンズカバー内蔵、オートデート機構付き等々、必要十分な機能を備えている。

ニコン28Ti/35Ti QDの個人的感想

このカメラが発売された時には、既にライカの世界にハマっていたため、それほど興味はありませんでしたが、このカタログを所有していることから考えると、何か惹きつけるものがあったのだと思います。

特にアナログ表示のディスプレイ。

デジタル表示が浸透している時に、敢えてアナログディスプレイを設置したことが素晴らしい。

レンズもニコンの一眼レフブランドの「ニッコールレンズ」が固定装着されている。

ボディ外装もチタンを使用していて、いかにもマニアの心をくすぐるパッケージングとなっている。

が、しかし!

しっかりと、パノラマ撮影機能は付けている・・・。

マニア向けに作ったカメラであるにも関わらず、ニコンもパノラマ撮影機能を外して全く売れないカメラにすことは怖かったようだ。

この辺りはまだまだニコンもマーケティングにブレがある。

また、それ以外は本格的かというとそうでもない。

カタログ内の仕様表には「パララックス自動修正」との記載があるが、実際には撮影距離を∞~1.2m、1.2m~55cm、55cm~40cmの3分割して、その3つのパターンでパララックス補正枠表示がされる仕組みとなっている。

ま、ライカの自動パララックス補正があまりにも素晴らしいので、それと比べてはいけないが、簡易的パララックス補正表示といったところか。

恐らく、このニコン28Ti/35Ti QDコンパクトカメラ、あまり売れなかったでしょうね。(^_^;)

現カメラカタログの内容と状態

※A4サイズ全16ページ

現カタログの状態の目安:★★★★☆

★★★★★:新品同様
★★★★☆:保存状態良好
★★★☆☆:良好だが擦り傷等有り
★★☆☆☆:擦り傷や折れ等有り
★☆☆☆☆:破れ等有り

 







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