オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | オリバ |
| シリーズ名 | CSWC |
| ビトラ | マレーバ |
| 葉巻の長さ | 130.2mm (5.125インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (42) |
| ラッパー | 産地:非公開 品種:非公開 |
| バインダー | 産地:非公開 |
| フィラー | 産地:非公開 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,980円 (2025年12月現在) |
この”オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、2025年から”葉巻喫煙世界選手権(シガー・スモーキング・ワールド・チャンピオンシップ)”での公式シガーメーカーとなった、オリバ/Oliva”社が製造・販売する葉巻シリーズの1つである、”オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva”です。
”葉巻喫煙世界選手権/CSWC”とは、葉巻の”スロー・スモーキング”に関連する国際大会であり、競技者は1回の着火のみで、葉巻をどれだけ長い時間吸えるかを競い、灰を折ったり、シガーリングを燃やしたりすることでもタイム・ペナルティが与えらるというルールが課せられています。
昨年までの公式シガーメーカーは”ロッキーパテル”が務めており、過去に喫煙レビューした”ロッキーパテル CSWC 葉巻世界選手権公式シガー マレーバ”がその葉巻に当たります。
残念ながらロッキーの葉巻は、引き抵抗(ドロー)が重すぎることと、ロッキーの味自体が私好みでは無かったことから、良い印象を持つことを出来ませんでしたが、今回喫煙する葉巻はオリバ社製造ですので、味に関しては期待が持てるかも知れません。
しかしながら、シガー・スロー・スモーキング競技会用の葉巻であることから、当然ながら葉巻の巻き密度を高くして長時間の喫煙が出来るように作られていると考えられますので、吸い心地に関してはあまり期待し過ぎない方が良いでしょう。
今回の喫煙レビューは、今まで通りに味に関してのレビューも行いますが、この葉巻でどれだけ長い時間の喫煙が出来るのかを、私も一度挑戦してみようと考えています。
ちなみに、2025年シガー・スモーキング・ワールド・チャンピオンシップに於ける世界チャンピオンの記録タイムは、2時間46分10秒なのだそうです。
この大会に於ける過去最長の記録タイムは3時間53分19秒とのことですが、それはきっと、ロッキーの葉巻が異常な程に葉巻密度を高くして長時間の記録を出せるようにした結果なのでしょう。
2025年大会の少し短い(?)世界記録タイムを考えると、今回喫煙する”オリバ CSWC マレーバ”は、長時間喫煙記録を出すためだけの葉巻ではなく、味や吸い心地も考慮した葉巻となっているのではないかと予想します。
”葉巻喫煙世界選手権/CSWC”の細かなルールは無視しますが、なるべく長く吸うことを考えて、どれだけ長い喫煙が出来るのか、私も挑戦してみたいと思います!
参考までに、ニカラグアの最大手タバコ葉栽培企業であり葉巻メーカーでもある”オリバ/Oliva”社の歴史は、1886年にキューバでタバコ葉栽培自事業を始めた”メラニオ・オリバ/Melanio Oliva”から始まり、その4世代目にあたる”ジルベルト・ジュニア・オリバ/Gilberto Jr. Oliva”に至るまでの137年間に及ぶ家族の歴史と言えます。
現在のオリバ社の礎を作り上げた人物と言える、3代目の”ジルベルト・シニア・オリバ/Gilberto Sr. Oliva”(1931-2017)は、キューバ革命後(1959-)からはタバコ葉栽培事業から離れ、タバコ仲介業に転身し、バイヤーとして多くの国を旅するようになり、1969年にはニカラグアでのタバコ葉栽培事業に再び参入することになります。
ニカラグアでタバコ葉栽培事業を10年間続けますが、サンディニスタ革命後(1979-)からニカラグアを離れ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、そしてフィリピンを旅し、最終的に、キューバに匹敵する肥沃な土地をニカラグアに見つけ、1995年にニカラグアに戻り現在の葉巻メーカーとしての”オリバ/Oliva”社が設立されることになります。
それでは、”オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva”(日本での財務省登録名称は”Oliva CSWC Mareva”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
産地と品種は非公開のラッパーで巻かれた、”オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva”は、マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面には僅かな艶を持つ滑らかな仕上がりで、とても美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、葉巻フット側に巻かれているものには”OFFICIAL CIGAR FOR THE CIGAR SMOKING WORLD CHAMPIONSHIP”という文字が記載され、メインバンドロールには、オリバ伝統の茶色・金色・赤色・クリーム色が使用された中に、ブランド名の”OLIVA”というロゴと、”CIGAR SMOKING WORLD CHAMPIONSHIP”の文字が記載されています。
葉巻ボディからは、牛舎系のとても良い香りがします。
葉巻を指で摘まんでみると、意外なほど硬くなく、葉巻表層部には僅かな弾力性も備えていて、この葉巻でよく2時間46分10秒も喫煙出来るものだと感心します。
この葉巻は、平均室温19℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、44日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する7時間前に、葉巻を湿度45%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、癖のないローストした麦わの味がして、引き抵抗はごく僅かに重めですが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約1分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさとスパイスの風味を含む上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、革の味が追加される。
旨い!
このちょっとしたスパイス感(ペッパー、リコリス、クローブ等)が伴う喫味は、カメルーン種ラッパーを使用した葉巻の味を彷彿とさせる。
良い喫味だ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めだが、軽くゆっくりと煙を吸うことで適切な量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
煙の質は濃厚ではあるが、ツンとするところ(刺激)は無く、スムース&マイルドな吸い心地と言える。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激する適量の繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
喫煙開始25分時点では、ローストしたナッツの風味が追加される。
喫煙開始26分時点で、不意に灰を床に折れ落としてしまう。
こんな時はハンディ掃除機”シャーク”の出番だ。
サッと灰を吸い取って喫煙体制に戻ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぐが、僅かにロースト感を伴う喫味に変化してくる。
だが、引き抵抗(ドロー)や燃焼挙動を考えると、とても良く巻かれている葉巻だと実感する。
そう言えば、今回の葉巻は”シガー・スロー・スモーキング競技”を意識して喫煙する予定であったが、すっかりと忘れていることに気が付いた。(^^;)
喫煙レビューを書きながら吸わないといけないことから、”葉巻を灰皿に置いてはいけない”というルールは無視するしかないが、既に、”競技開始から30分以内に最初に灰を落とすと5分間のペナルティが課せられる”というルールに、完全に抵触してしまっている。
その後は灰折を行う毎に、10分間のペナルティが課せられるとのことだ。
今回は面倒くさいことは全て忘れて、普通に喫煙することにした。(^.^)
副流煙の香りには、少し焦げたような香りが含まれてる。
喫煙開始50分時点で、実質2回目の灰折を行う。
灰は、少し崩れるように折れる。
喫煙開始52分時点では、味の劣化は確認できないものの、ロースト感が喫味に影響し始めていることに気付く。
この葉巻の味は、過去に喫煙レビューした”オリバ セリー G スペシャル G”や”オリバ セリー O ロブスト チュボス”を彷彿とさせる。
味に関しては”オリバ セリー G ”、早くにロースト感が現れるところは”オリバ セリー O”に似ているように思う。
個人的には、シンプルな喫味ながらロースト感も現れない”オリバ セリー G スペシャル G”に軍配が挙がると考える。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、苦みにまでは至らないロースト感がシンプルな喫味の邪魔をする。
喫煙開始74分時点の、バンドロール(シガーリング)に火が届く直前にまできた段階が、”シガー・スロー・スモーキング競技”ルールでの喫煙終了となる。
そのルールを大まかに適用すると、”喫煙時間74分-ペナルティ5分(30分以内の灰折)-ペナルティ10分(1回の灰折)=59分”という時間が、私の喫煙記録時間となるようだ。
2025年シガー・スモーキング・ワールド・チャンピオンシップに於ける世界チャンピオンの記録タイムは2時間46分10秒なのだが、よくもまぁそんな長い時間吸えるものだと感心する。
ちなみに、日本予選の優勝タイムは1時間24分8秒とのことだ。
この大会の日本予選に参加しなくて良かったと、つくづく安堵した。(^^;)
喫煙時間80分時点で、不意に失火させてしまったため、実質3回目の灰折を行った後に再着火を試みる。
喫煙時間100分時点の、強い苦みや鋭さを感じることは無いが、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”オリバ CSWC マレーバ/Oliva CSWC Mareva”は、少しの爽やかさとスパイス(ペッパー、リコリス、クローブ等)の風味を含む上質な杉の木と革とナッツの味に、鼻腔を僅かに刺激する適量の繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にリコリス(甘草)やペッパーの風味が味わえる葉巻だと言えるが、中盤から少しのロースト感が伴うことを難点としている。
この葉巻は味云々よりも先に、葉巻喫煙世界選手権用葉巻として完全に調整された適切な引き抵抗(ドロー)、完全とも言える燃焼挙動を備えた、素晴らしい構造の葉巻だと言えるだろう。
比較的小さな葉巻でありながら、普通に吸っても1時間40分ほどの喫煙時間を楽しむことが出来た。
また、シガー・スモーキング・ワールド・チャンピオンシップの大会ルールを意識すれば、更に長い時間の喫煙を楽しむことや記録を打ち出す楽しみを得ることも出来るだろう。
味に関しては、先に述べたように、過去に喫煙レビューした”オリバ セリー G スペシャル G”や”オリバ セリー O ロブスト チュボス”を彷彿とさせるものであり、良い面としてはシンプルなスパイス感を味わえる”オリバ セリー G スペシャル G”、悪い面としては中盤からロースト感が現れてしまう”オリバ セリー O ロブスト チュボス”に似ているように感じる。
この葉巻は使用しているタバコ葉の産地・品種は非公開となっているが、アフリカ産カメルーン種のラッパーが使用されているのではないかと、私は推測する。
間違っていたとしても、その味を想像して購入してもらえば失敗することはないだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、中盤から余計なロースト感が現れてしまうが、最後まで嫌な苦みや鋭さを感じることなく喫煙出来ることから、4.0/5点を与えても良い葉巻だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:103分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €13.00 (1ユーロ160円換算にて2,080円)
- 日本国内価格 ¥1,980 (参考日本販売価格倍率0.95倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 8.54g
- 加湿・熟成後重量 8.68g (葉巻ヘッドカット後重量8.51g)
- ドライシング後重量 8.45g
- △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.70%)


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