ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ロッキーパテル |
| シリーズ名 | ヴィンテージ 1990 |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 139.7mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ホンジュラス産 ブロードリーフ (12年熟成) |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 & ニカラグア産 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 2,000円 (2026年7月現在) |
この”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ロッキーパテルのタビクサ工場で製造された葉巻ではない、プラセンシアのエル・パライソ工場で製造された葉巻となる、”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto”です。
今回購入したこの葉巻も、ホンジュラスにあるプラセンシアのエル・パライソ工場で巻かれている葉巻シリーズとなります。
今までロッキーパテルの味があまり好みでは無かった私ですが、プラセンシアの工場で巻かれた”ロッキーパテル LB1 ロブスト”を吸ってからは、ロッキーの葉巻を毛嫌いすることもなくなりました。(^-^)
今回喫煙する”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト”は、ロッキーパテルの名を世に知らしめた葉巻と言って良く、2004年に販売が開始されて以来、シガーアフィショナードで2度の入賞を果たしています。
この葉巻を何故、最初に吸おうと思わなかったのかは、謎です。(^^;)
この葉巻には、ホンジュラス産の12年熟成ブロードリーフ・ラッパーが使用されており、それだけでも吸う価値がありそうです。
今回はネットで購入したため、ボックス・プレスされたものではなく、一般的なラウンド型のものが手元に届きましたが、葉巻構成内容は同じものらしく、ボックス・プレスはアメリカ仕様、ランド型はヨーロッパ仕様とのことです。
味が良ければ今後、ボックス・プレスのものもレビューしてみたいと考えています。
さて、遅ればせながら、このロッキーパテルを代表する葉巻の味がどの程度のものなのか、喫煙して確認してみることにしましょう!
参考までに、”ロッキーパテル/Rocky Patel”という葉巻メーカーは、会社名にもなっている”ロッキー・パテル”が一代で作り上げた新進気鋭の葉巻会社であり、元々はアメリカのロサンゼルスで法律事務所を経営しており、アーノルド・シュワルツェネッガーの顧問弁護士でもあったようです。
既に弁護士として成功を収めていたパテルは、自身の法律事務所を売り払い、一大決心をして葉巻業界に飛び込むという奇行に出ます。
自分の葉巻会社を立ち上げるという目標を達成するまでの5年間は、タバコ農園での畑仕事やタバコ小屋での汚れ仕事もこなしていたそうです。
2002年にはアメリカに自身の葉巻会社である”ロッキーパテル”を設立し、今現在ではニカラグアとホンジュラスにタバコ葉農場と葉巻工場を持つ、数多くの輝かしい葉巻受賞歴がある葉巻メーカーへと成長しています。
それでは、”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産 ブロードリーフのラッパーで巻かれた、”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしており、多少の色斑があるごく僅かな艶がある仕上がりで、なかなか美しいと言えるでしょう。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、どちらもワインレッド色の背景に金色の装飾がなされた中に、サブバンドロールには金色の文字で”Vintage 1990”という葉巻シリーズ名が記載され、メインバンドロールには金色の文字でロッキーパテルのロゴが描かれています。
葉巻ボディからは、ブロードリーフ・ラッパーらしい、軽い牛舎系のとても良い香りがします。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性を備えていますが、全体的には硬い仕上がりとなっています。
この葉巻は、平均室内温度28℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて53日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻を湿度53%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、僅かなカビ臭を含む刺激の無いローストした麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分50秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少し酸味寄りの爽やかさと僅かなほろ苦さを伴う杉の木と革と土の味からスタートする。
一服目の味は、オリバの味と言ったところか。
ただ、そんなことよりも、最初からほろ苦さを感じることが気がかりだ。
背景には、僅かな土の味由来のカビ臭とリコリス(甘草)やクローブ等のハーブ&スパイスの風味がある。
味の系統としては、私の考える”ザ・ニカラグア”の葉巻の味と言えるのだが、序盤から感じているほろ苦さがこの良い喫味のスポイルしてしまっている。
ドライシングを失敗してしまったのだろうか?
この日本の真夏の暑い時期は葉巻管理が難しく、完璧に湿度と温度が管理されたヒュミドールを持っていない私のような輩は、どうしても苦労してしまう。
私の経験では、湿度しか管理していないヒュミドールで葉巻を保管している場合、真夏の時期に於いては葉巻全体重量の1.20%を減少させるドライシングが適切だと考えているが、それも葉巻コピーによりけりだ。
今回のドライシングでは0.87%の減少率に止めているが、日本の春や秋の気温では適切と言ってい良い。
今回この葉巻に感じているほろ苦さは増えることもないことから、きっとこの葉巻特有のものなのだと判断することにした。
喫煙開始25分時点で、1回目の灰折りを行う。
灰は心地良い感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ほろ苦さは依然として存在するが増えることもなく、なんとか吸い進めることは出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔をごく僅かに刺激する苦みを含む適量のペッパー(白胡椒?)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところだろう。
燃焼挙動は比較的良好で、多少の片燃えはあるものの、最低限の火入れ修正のみで済ますことが出来そうだ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は流石にプラセンシアらしく完璧で、重くも軽くもなく、適切な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
副流煙の香りには、コーヒー豆の香ばしい良い香りが含まれている。
喫煙開始50分時点では、不意に灰を膝に折り落としてしまう。
喫煙開始53分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぐが、序盤から感じているほろ苦さは、はっきりとした苦みへと変化する。
喫煙開始78分時点で、実質3回目の灰折りとメインバンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始80分時点の、口内が苦みで満たされてしまった段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ロブスト/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf Robusto”は、少し酸味寄りの爽やかさとほろ苦さを伴う杉の木と革と土の味に、鼻腔をごく僅かに刺激する苦みを含む適量のペッパー(白胡椒)、背景にごく僅かな土の味由来のカビ臭とリコリス(甘草)やクローブ等のハーブ&スパイスの風味が味わえる葉巻だと言える。
少し酸味寄りの爽やかさを伴う喫味は、オリバ製葉巻の味を代表とした”ザ・ニカラグア”と呼ぶに相応しい味ではあるのだが、如何せん、序盤から感じるほろ苦さが良質な喫味の邪魔をしてしまっている。
喫煙中盤まではそのほろ苦さも増すことは無いのだが、喫煙終盤ではしっかりとした苦みとして検知することになる。
微妙な葉巻だ。
この苦みは私がドライシングに失敗したせいでも無さそうなので、この葉巻特有の、又はこの葉巻コピー自体の問題のようだ。
この苦みが葉巻特有の問題であったなら、ある意味特殊と言えるホンジュラス産の12年熟成されたブロードリーフ・ラッパーが原因か、又は、味から推測するに熟成期間が2~3年程度のフィラーに問題があるのかも知れない。
ま、私にとって、この葉巻をリピート購入することはないと考えているため、どちらでもよい問題か…。
この葉巻の総評としては、良い資質も持っているにも関わらず、苦みが全てをスポイルしてしまっている葉巻と言って良いだろう。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの3.5/5点とすることとした。
参考までに、この、”ロッキーパテル ヴィンテージ 1990/Rocky Patel Vintage 1990 Broadleaf”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~92ポイントという高評価を得ており、今回喫煙した”ロブスト”ビトラも、90ポイント~92ポイントという高評価を得ています。また、この葉巻シリーズの”ロブスト”ビトラは、2004年の葉巻トップ25(90ポイント22位)に入賞、”トルペード”ビトラは、2006年の葉巻トップ25(91ポイント16位)に入賞しています。
喫煙時間
喫煙時間:85分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(麦わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $11.40 (1ドル148円換算にて1,687円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €8.60 (1ユーロ160円換算にて1,376円)
- 日本国内価格 ¥2,000 (参考日本販売価格倍率1.31倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 11.98g
- 加湿・熟成後重量 11.75g (葉巻ヘッドカット後重量11.50g)
- ドライシング後重量 11.40g
- △減少重量 (△減少割合) △0.10g (△0.87%)

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