ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ブリックハウス |
| シリーズ名 | マデューロ |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 21.4mm (54) |
| ラッパー | ブラジル産 アラピラカ種 (ニカラグア産ハバナスビド? エクアドル産?) マデューロ |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 |
この”ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、1895年に創業したアメリカ最古の葉巻メーカーである、”J.C.ニューマン/J.C.Newman”の葉巻です。
ハンガリー移民の葉巻職人であった創業者の”ジュリアス・シーザー・ニューマン”は、1895年にオハイオ州クリーブランドの実家の裏納屋で葉巻製造業を開始し、その後事業を拡大しました。
後に経営に加わった2人の息子である”スタンフォード・ニューマン”と、”ミラード・ニューマン”は、高品質のプレミアム葉巻を作るため、当時、”クリア・ハバナ葉巻(Clear Havana Cigars)”と呼ばれた、キューバ産タバコ葉のみで作る葉巻の製造が活発なフロリダ州イーバーシティに本拠地を移して現在に至ります。
そのJ.C.ニューマンの葉巻ブランドの1つである”ブリックハウス/Brick House”は、1937年に創業者のジュリアス・シーザー・ニューマンによって立ち上げられたブランドであり、当初はキューバ産タバコ葉のみで作られていましたが、2009年に3代目オーナーである”エリック・ニューマン”と”ボビー・ニューマン”が、ニカラグア産タバコ葉を使用して、このブランドを復活させます。
実は”ブリックハウス”葉巻ブランドの葉巻は、私が葉巻を吸い始めた初期の頃に、”ブリックハウス コロナ/Brick House Corona”を購入し喫煙したことがあります。
葉巻は最低でも1,000円以上はするものだと思っていたのですが、初めて本格的な葉巻販売店を訪れたとき、その葉巻の種類の多さと、意外にも600円前後の葉巻が多数置いてあることに驚き、手頃な850円の”ブリックハウス コロナ”を購入したのを覚えています。
まだ葉巻の吸い方も知らないときでしたので、その時の私の葉巻レビューメモには、”後半は苦くて熱い、唇の内側を火傷した”と、メモしてありました。(^^;)
その後、葉巻の吸い方を覚えてから、”ブリックハウス ロブスト/Brick House Robusto”で再挑戦してみると、とてもマイルドで苦くも熱くもない葉巻だったことに驚いたことを覚えています。(^.^)
今回喫煙/レビューする葉巻は、”ブリックハウス”葉巻ブランドの中でも、マデューロ ラッパーを使用した葉巻シリーズですので、ノーマルなブリックハウスの葉巻ではありません。
実はこの葉巻も、吸うのは今回で2回目となりますが、前回吸ったときの印象は、ダークチョコレートやバニラの甘みを味わえる、少々単調気味ですが、悪くはない葉巻だったと記憶しています。
この”ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro”は、ラッパーにブラジル産アラピラカ種が使用されていると記載されていますが、ヨーロッパ圏ではニカラグア産ハバナスビドをマデューロ発酵したものが使用されているとか、おそらくこれはエクアドル産ではないか?等々、様々な記述がネットで見受けられます。
正直、日本に輸入されているこの葉巻も、どこ産のラッパーであるのかは、謎です。
葉巻ボディの色から判断すると、ブラジル産アラピラカ種では無いように私は感じています。
日本の葉巻販売店や葉巻輸入会社も、正確な情報を消費者に提供してほしいものです。
それは兎も角、早くこの葉巻を吸って、新たな葉巻レビューをしてみたいと思います!
それでは”ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ブラジル産アラピラカ種?のラッパーで巻かれた”ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro”は、マデューロ色(茶褐色)をしていて、僅かに黒光りしています。
葉巻表面には僅かに艶はありますが、少々ザラザラした仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、赤色と金色と黒色とクリーム色を使用していて、意外と豪華な作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがあり、十分な量のタバコ葉が使われているようにも思えますが、これはタバコ葉の量が多いのではなく、ただ、硬い仕上げになっているような気がします。
葉巻ボディからは、マデューロ葉巻らしい、甘く香ばしい香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、美しい外観をしています。
この葉巻は、平均気温26℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、14日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、チョコミント系の干し草の香りがして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分10秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、軽くローストされた杉の木とナッツの味からスタート。
ペッパーは、それほど多くなく、とてもマイルドな味に感じる。
背景には、ダークチョコレートの甘みを僅かに感じる。
引き抵抗は、軽すぎず重すぎずで、丁度良い。
喫煙開始10分時点で、少量だが、土とコーヒーとカカオ豆の味が追加され、それがロースト感の増加にも繋がっているが、バランスは良く取れており、吸い心地はマイルドだ。
そして僅かだが、革の味も確認できた。
喫煙開始18分時点から、杉の木の味から、革の味にメインの味が入れ替わった。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤と変わらず、軽くローストした革と杉の木と少量のナッツの味に、背景には土とコーヒーとカカオ豆の風味から作られる、ごく僅かなダークチョコレートの甘みを感じることが出来る。
ペッパーが少ないお陰か、マデューロであるにも関わらず、とてもマイルドな味に感じる。
吸いやすい葉巻だ。
ストレングス(強さ)は、マイルド~ミディアムと言ったところか。
燃焼挙動は喫煙開始20分頃までは片燃えの傾向があったが、それもある程度、自然に修正された。
喫煙開始33分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はしっかりとしていて、小気味よく折れた。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から45以降の終盤は、中盤の味から、ほんのごく僅かなパンの味が追加されるが、ロースト感が少し強くなったことにより、それは少し焦がしたトーストの味に感じる。
あまり気にすることはないのかも知れないが、ごく僅かに揮発成分の味を確認した。
喫煙開始48分時点で、第一バンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始55分時点からは、少しだけだが、味のバランスが崩れ出してきた。
やはり、先に感じた、揮発成分の味が少なからず影響しているようだ。
喫煙開始57分時点で、2回目の灰折を行うと同時に、第二バンドロールを剥がす。
喫煙開始63分時点で、この葉巻本来の旨味を感じることが出来なくなってきたので、このあたりで喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ブリックハウス ロブスト マデューロ/Brick House Robusto Maduro”は、軽くローストした杉の木と革とナッツの味に、少量のペッパーと、土とコーヒーとカカオ豆の味からくる少量のダークチョコレートの甘さを味わえる葉巻だと言える。
ダークチョコレートの甘さは、全体を通してごく少量しか感じ取れないが、バランスは悪くない。
マデューロ系葉巻であるため、ロースト感主体の味だが、意外にもマイルドで吸いやすい葉巻だ。
ただ、終盤に発生する少量の揮発成分の味は、結果、鋭さを追加することになるため、終盤途中で葉巻を灰皿に置いて、喫煙終了とする決断を下すことを考えても良いのかも知れない。
しかしながら、販売価格1,060円のリーズナブル系葉巻としては、非常に良く出来ている葉巻だと言えよう。
高いコストパフォーマンスに於いて、アメリカのみならず、ヨーロッパ諸国でも非常に人気のある葉巻ではあるが、少々単調気味な味であるため、個人的には今後、敢えてこの葉巻を購入することはないかも知れない。
参考までに、この”ブリックハウス マデューロ/Brick House Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~91ポイントという評価を得ており、このロブスト葉巻ビトラは、87ポイントの評価を得ています。また、”ブリックハウス/Brick House”葉巻ブランド全体としては、84ポイント~93ポイントという評価を得ており、”ブリックハウス チャーチル/Brick House Churchill”は、2022年の葉巻トップ25(92ポイント18位)、”ブリックハウス コロナラルガ/Brick House Corona Larga”は、2016年の葉巻トップ25(93ポイント17位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:63分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦粉) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $7.60 (1ドル148円換算にて1,125円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €6.40 (1ユーロ160円換算にて1,024円)
- 日本国内価格 ¥1,060時点 (参考日本販売価格倍率0.99倍)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2026/7/11
今回が2本目となる、”ブリックハウス ロブスト マデューロ”(自家製発酵器熟成)を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、35日間自家製発酵器内で熟成させた後、平均室温28℃・湿度68%の自宅ヒュミドールにて7日間加湿・熟成させたものを吸う。(計42日間)
喫煙前に8時間半ほど、湿度53%のシリカゲルが入ったドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.75%という適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2023年に公開されたアメリカ合衆国のスリラー映画である”デンジャラス・オーシャン/Dangerous Waters”を見ながら喫煙する。
この映画は、私の良く知らないイスラエル出身のアメリカ俳優である”オデイア・ラッシュ”を主演に据え、”ザ・ラストシップ”の”エリック・デイン”が助演、”ディープ・ブルー”の”サフロン・バロウズ”と”不法侵入”や”ハンニバル”の”レイ・リオッタ”が脇役として出演している。
つまらない映画と思って見始めたが、なかなかの良作だった。
しかしながら、Rotten Tomatoesでの評価は29%であり、”腐った映画”との評価となっている。(^^;)
個人的には、未だに美しい”サフロン・バロウズ”と、気持ち悪さ炸裂の”レイ・リオッタ”を見ることが出来て良かったと思っている。
ちなみに、レイ・リオッタは、この作品撮影中にドミニカ共和国のサントコミンゴで亡くなったそうだ。
きっと、映画のキャストとスタッフは、撮影中に葉巻を吸いまくっていたに違いない。
ま、そんな話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたいと思う。
序盤は、強さを伴うローストされた杉の木とナッツとコーヒー豆の味からスタートする。
”ザ・ニカラグア”と呼ぶに相応しい強い喫味だが、煙に僅かに苦みを含んでいるため、強さよりもその僅かな苦みが気になってしまう。
私が考案した”自家製発酵器熟成”を施すことで、もっと良い喫味になっていることを期待したが、それほど功を奏さなかったようだ。
引き抵抗(ドロー)には何も問題は無いが、燃焼挙動は大きな片燃えが頻繁に発生することで、頻繁な火入れ修正を余儀なくされる。
この葉巻を今後リピート購入することは、もう無いだろう。
私の葉巻では無いことは確かだ。
ブリックハウスの葉巻としてお勧めするのは、1本1,000円で購入できる”ブリックハウス コロナ”だ。
喫味は強いが、高いコストパフォーマンスを感じることが出来るだろう。
今回の自家製発酵器熟成された葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の3.5/5点とすることとした。
喫煙時間70分。


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