サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | サボール (トレオ・シガーズ) |
| シリーズ名 | HVA ロサード (ハバノ) |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ニカラグア産(?) ハバノ種 ロサド |
| バインダー | ニカラグア産 (又はホンジュラス産?) |
| フィラー | ニカラグア産 & ホンジュラス産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 850円 (2025年9月現在) |
この”サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、イスラエルの都市テルアビブに拠点を構える葉巻の輸入販売者であり葉巻メーカーでもある”トレオ・シガー/Toreo Cigars”からの1本である、”サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto”です。
この葉巻に関する情報は少なく、自社Webサイトのみが情報源となっていますが、簡単に纏めると、「ニカラグアの”プラセンシア”社が製造する、イスラエルの葉巻輸入会社兼葉巻メーカーである”トレオ・シガーズ”の葉巻」ということになります。
要は、よくあるパターンの葉巻メーカーですが、今現在ではイスラエル国内だけの消費に留まらず、世界各国に進出(この日本も含めて)していることから、”お金があるから、葉巻を作って(作らせて)みました!”的な葉巻メーカーでは無いようです。(^^;)
今回喫煙レビューする”サボール HVA ロサード”(ハバノ)葉巻シリーズのコンセプトは、”この格安系葉巻カテゴリーで、最高の価値を提供する最高の製品を、最高の価格(安価)で提供するという明確な哲学を世界に発信すること”なのだそうです。
過去に喫煙レビューした”レジウス”葉巻ブランドも、似た思想(キューバ産葉巻の味を安価で実現すること)と、同じプラセンシアによる製造であったことを思い出しましたが、この”サボール”ブランドはロブストビトラでも価格は1本850円(ヨーロッパ圏参考価格 €5.50/1 stick)という、半端無い安さを実現しています。
プラセンシアが下請け製造する葉巻としては、最も安価で販売されている葉巻と言って良いでしょう。
しかしながら、葉巻ボディの匂いを嗅ぐと、甘くて香ばしいとても良い香りがして、安さを感じない仕上がりとなっています。
トレオ・シガーズでは、今回喫煙レビューする”サボール”葉巻シリーズ以外にも、高級な葉巻シリーズがラインナップされていますが、まずはこの”サボール HVA ロサード ロブスト”でトレオ・シガーズの真価を確かめてみることにしましょう!
参考までに、”トレオ・シガーズ/Toreo Cigars”の経営者である”ザフィ・バルジライ/Zafi Barzilay”は、葉巻業界に身を置く前は経済学と法律の学士号を持つ公認会計士でしたが、1998年に人生初めてとなる葉巻を吸いながら見たテレビで、ニカラグア産葉巻があることを知って驚いたことから、今までの専門職を辞してタバコ・ビジネスに転向することを決めました。
当初は葉巻たばこの輸入・販売が主でしたが、後にタバコ葉の栽培・収穫・発酵・ブレンド・巻き方に興味を持ち、”プラセンシア”の”ネストル・プラセンシア/Nestor Plasencia”の協力を経て、自社ブランドの葉巻を製造・販売するに至ります。
それでは、”サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産(?) ハバノ種 ロサドのラッパーで巻かれた、”サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで薄い艶があり、リーズナブル系葉巻でありながら十分に美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、臙脂色を使用した中に金色で、”SABOR”という葉巻シリーズ名が描かれたシンプルなものとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表層部には程良い弾力を備えています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により59日間熟成させた後、平均室内温度29℃・湿度63%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計66日間熟成)
葉巻喫煙を開始する10時間程前に、葉巻を湿度43%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ごく僅かな酸味を伴うローストした杉の木の味からスタートする。
最初の一服目は、プラセンシア社製造の葉巻でありながらオリバ社の葉巻の味を彷彿とさせる。
直ぐに、少量のナッツと土の味が追加される。
背景には、軽い小麦粉の風味がある。
煙には少しの酸味成分が伴ってはいるものの、悪くない喫味だ。
この喫味の良さは、引き抵抗(ドロー)が重くも軽くも無い、適切な吸い心地がそう思わせるのだろう。
格安葉巻とは言え、流石、プラセンシア製造の葉巻だ。
喫煙開始13分時点で、葉巻を灰皿に置いた衝撃で、灰が折れてしまう。
副流煙の香りには、少量だが甘く香ばしい香りが含まれている。
燃焼挙動は良好で、軽い火入れ修正は必要となるが、火は概ね均一に燃え進む。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はマイルド~ミディアムと言ったところだろうか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、軽い小麦粉の風味を含む鼻腔を刺激することのないペッパー(白胡椒)があることを確認する。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ごく僅かな酸味を伴うローストした杉の木と少量の土とナッツの味に、背景にある小麦粉の風味とごく僅かなカカオ豆の甘さで吸い進む。
喫煙開始31分時点で、実質2回目の灰折を行う。
灰は折る感触には乏しいものの、形を保ったまま綺麗に折ることが出来る。
喫煙開始41分時点からは、舌にごく僅かな苦みを感じるようになるが、気になるような苦みではない。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず実質3回目の灰折とバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
終盤の味は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、背景にあるカカオ豆の風味が強さを増しただろうか。
否、煙にはごく僅かな苦みがあることから、コーヒー豆の風味と言ったほうが適切かも知れない。
喫煙開始61分時点で、舌にはっきりとした苦みを感じるようになるが、まだまだ許容範囲内だ。
喫煙時間77分時点で、実質4回目の灰折を行うと同時に、火力を増す目的での再火入れを行う。
最終的に喫煙時間80分時点でも苦みは増すことなく、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”サボール HVA ロサード ロブスト/Sabor HVA Rosado Robusto”は、ごく僅かな酸味を伴うローストした杉の木と少量の土とナッツの味に、軽い小麦粉の風味を含む鼻腔を刺激することのないペッパー(白胡椒)、背景に小麦粉の風味とごく僅かなカカオ豆(コーヒー豆)の甘さが味わえる葉巻だと言える。
味としては可も無く不可も無い葉巻と言ったところだが、引き抵抗(ドロー)が最適に調整されていることから、吸い心地は悪くない。
この葉巻はイスラエルの葉巻メーカーがニカラグアのプラセンシアに作らせている葉巻であり、輸出もヨーロッパ圏を主体に考えられていることから、あくまでマイルド&スムースな喫味の葉巻に仕上げられているようだ。
よって、フィラーに使用されているタバコ葉も、ニコチン量と風味が共に弱いセコ葉を主体とした葉巻になっていると推測する。
私の個人的な考えだが、非キューバ産葉巻(ニューワールドシガー)はニコチン量と風味が共に強いリジェロ葉を使用しないと、キューバ産葉巻のような喫味にはならないと思っている。
セコ葉とリジェロ葉との流通価格差は無いと私は認識しているため、個人的にはリジェロ葉を多用した格安葉巻を製造してもらいたいと常々思っているのだが、ヨーロッパ圏をターゲット輸出国としている場合は、如何せん実現することは難しいようだ。
喫煙開始40分頃からはごく僅かな苦みを感じ始めたが、もしかすると日本のこの高温多湿な時期に於いては、ドライシングがまだまだ不十分であった可能性があるということを、最後に伝えておきたい。
この”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、可も無く不可も無い葉巻だったとはいえ、喫煙時間80分以上の限界ギリギリまで喫煙できたことを鑑みて、4.0/5点寄りの3.5/5点が妥当だと判断した。
価格のことを考えると、上出来な葉巻と言えるだろう。
喫煙時間
喫煙時間:81分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.51 (1ユーロ160円換算にて882円)
- 日本国内価格 ¥850 (参考日本販売価格倍率0.96倍)
葉巻重量
- 購入時重量 12.82g
- 自家製発酵器熟成後 12.71g (葉巻ヘッドカット後重量12.53g)
- 加湿・熟成後重量 12.56g
- ドライシング後重量 12.44g
- △減少重量 (△減少割合) △0.12g (△0.96%)


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