A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | A.J. フェルナンデス |
| シリーズ名 | ラストコール ハバノ |
| ビトラ | ヘニアレス (ショートロブスト) |
| 葉巻の長さ | 114.3mm (4.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | エクアドル産 ハバノ2000種 ロサド |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,600円 (2024年5月現在) |
この”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアに大規模な葉巻工場とタバコ葉農園を持つ葉巻メーカーの、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”からの1本である、”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales”です。
この葉巻は、A.J.フェルナンデスの葉巻の中では低価格帯の葉巻として分類されるのですが、幸運にもA.J.の工場や農場に訪れることが出来た葉巻愛好家たちに配るためブレンドされた葉巻のようです。
即ち、低価格帯で販売されている葉巻とは言え、A.J.はこの葉巻の味に自信を持っているようです。
この葉巻は、ラッパーにエクアドル産 ハバノ種 ロサドを使用し、バインダーとフィラーには共にニカラグア産を使用しているため、他のA.J.の葉巻と比べて、味に遜色があるようには思えません。
味に満足できれば、価格も抑えられているため、リピート購入しやすい葉巻となることでしょう。
参考までに、A.J. フェルナンデスの社長である、”アブデル・J・フェルナンデス”は、1979年生まれのキューバ人ですが、24歳になった2003年に、ニカラグアへ移住します。
最初は叔父が経営する、”ネストル・プラセンシア”で短期間働きましたが、すぐにエステリに自身の小さな葉巻工場をオープンし、他社ブランドの葉巻製造請負を開始します。
製造を請け負う他社ブランドとしては、”ロッキーパテル”や”ディーゼル”などの、有名葉巻メーカーの葉巻も請け負うことが出来ました。
2008年には自社のタバコ葉農園を所有することになり、2010年には”A.J. フェルナンデス”初の自社ブランド葉巻である、”サンロターノ/San Lotano”葉巻シリーズの製造・販売するまでに至りました。
今回喫煙レビューするこの葉巻は、他の”サンロターノ”葉巻シリーズや、”ニューワールド”葉巻シリーズと比べて、どのような味の違いがあるのか、喫煙するのが楽しみです。
それでは、”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 ハバノ2000種 ロサドのラッパーで巻かれた、”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales”は、コロラド(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで艶があり、木目細やかな美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色と金色とクリーム色を使用した中に、”Last Call”という葉巻シリーズの文字が描かれたシンプルなものとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表層部には程良い弾力を備えており、葉巻表面も木目が細かく滑らかです。
葉巻ボディからは、程々に甘く香ばしい、良い香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは全く見当たらず、滑らかな仕上がりとなっています。
この葉巻は、平均室温23℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、31日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、上質の爽やかな杉の木の味からスタートする。
シンプルな味だが、雑味が無く、とても吸い心地が良い。
直ぐに、少量の土と革の味が追加される。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ほろ苦さを含む適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
背景には、軽い糖蜜の甘さがある。
燃焼挙動はとても良く、片燃えが発生する予兆はない。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)もマイルド~ミディアムと言ったところか。
喫煙開始12分時点でも、味がさらに追加されることはなく、既にパレットの色は出揃ったようだ。
この雑味のないシンプルな味こそ、葉巻の基本の味と言って良く、だからこそ、A.J.フェルナンデスも工場や農場に訪れた葉巻愛好家たちに配る葉巻としているのだろう。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は小気味良く、綺麗に折れる。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぐが、少し土の味が強くなり、僅かなナッツの味も確認する。
副流煙の香りは、ごく僅かに甘く香ばしい香りが含まれているが、基本とても軽い香りだ。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から36分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことと、バンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
終盤の味は、序盤・中盤の味に、少しのほろ苦さを感じ始める。
喫煙開始46分時点では、ほろ苦さも強さを増してくるのだが、何故かまだまだ喫煙出来てしまう。
喫煙開始53分時点で、3回目の灰折を行う。
吸う煙に熱を感じ始めた時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス/A.J. Fernandez Last Call Habano Geniales”は、上質で爽やかな杉の木と土と革とナッツの味に、適量のペッパー(白胡椒)、背景に軽い糖蜜の甘さがある、とてもシンプルだが雑味の無い、葉巻としての基本の味を味わえる葉巻だと言える。
喫煙終盤からは、少量のほろ苦さを感じ始めるが、嫌な苦みではないため、喫煙終了まで快適に吸い続けることが出来る。
この葉巻はA.J.フェルナンデスの葉巻の中でもリーズナブル系葉巻に分類されるが、過去に喫煙したA.J.の格安系バンドル葉巻である、”A.J. フェルナンデス ブレンド 15 ショートロブスト”と比べると、全くの別物と言って良く、”ブレンド15”シリーズはおそらく他社から仕入れた安いタバコ葉を使用しているのだろうが、今回喫煙した”ラストコール ハバノ”シリーズでは、間違いなく、A.J.の自社タバコ葉農園で栽培されたタバコ葉が使用されていると考える。
A.J.の葉巻を初めて試してみようと思っている方で、なるべく安いものから手を出そうと考えている方には、”ブレンド15”葉巻シリーズではなく、是非、この”ラストコール ハバノ”葉巻シリーズから試してみることをお勧めしたい。
”ブレンド15”葉巻シリーズから入ってしまうと、その後、私のようにA.J.製葉巻の良さに気付くのが遅れてしまうからだ。
但し、この葉巻は、A.J.の葉巻としてはフレーバーも弱く、一般的な葉巻の味であるため、A.J.ファンとしては少し物足りないだろう。
あくまでA.J.の葉巻の良さは、”サンロターノ ハバノ”シリーズや”ニューワールド オスクーロ ナベガンテ”シリーズ等の、ストレングス(ニコチン量)はミディアムでありながら、ミディアムフルのフレーバー(風味)が味わえるところにあると考える。
今回喫煙した、この”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ”シリーズは、A.J.葉巻への”入り口”としての役目を果たしてくれるだろう。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、小さな葉巻でありながら、60分という長い喫煙を楽しめたことも鑑みて、3.5点寄りの4.0/5点とすることとした。
参考までに、この”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ/A.J. Fernandez Last Call Habano”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~93ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”ヘニアレス”ビトラに於いては、88ポイントという評価を得ており。
喫煙時間
喫煙時間:60分
味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.00 (1ドル148円換算にて888円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €7.30 (1ドル160円換算にて1,168円)
- 日本国内価格 ¥1,600 (参考日本販売価格倍率1.56倍)
葉巻重量
- 加湿・熟成後重量 8.68g
- ドライシング後重量 8.64g
- △減少重量 (△減少割合) △0.04g (△0.46%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2026/2/8
今回で3本目となる、”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス”を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、平均室温17℃・湿度65%の自宅ヒュミドールにて29日間加湿・熟成させたものを吸う。
喫煙前に6時間ほど、湿度44%のシリカゲルが入ったドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.65%という適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分半かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2024年に公開されたアメリカのホラーテレビシリーズである、”ティーカップ/Teacup”のシーズン1第5話~第8話の最終話まで見ながら喫煙する。
このドラマには、私が好きな”イヴォンヌ・ストラホフスキー”が主演していることから見てみることにした。
なかなか良いホラードラマだと私は思うのだが、何故かシーズン1で打ち切りとなることが決まっている。
作品の良し悪しに関わらず、きっと製作サイドの金銭的・営業的な問題で打ち切りとなったのだろう。
最近一気見したホラードラマである”サーヴァント ターナー家の子守”と比べると、確かに見劣りする作品かもしれないが、決して悪い作品では無かったため、残念だ。
ま、そんな話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたいと思う。
序盤は、爽やかさを伴う杉の木とリコリス(甘草)と少量の革の味でスタートする。
背景には小麦粉の風味、否、パンに焼成間近な小麦粉の風味がある。
副流煙の香りからは、コーンフレークの良い香りがする。
悪くない味だが、やはり今回も、自家製発酵器熟成を行ったほうが良い味になっていただろうと思ってしまう。
とは言え、今回の葉巻もシンプルで心地良い喫味のまま吸い終えることが出来た。
今回の葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の3.5/5点寄りの4.0/5点が妥当だと判断した。
喫煙時間45分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/2/22
今回で2本目となる、”A.J. フェルナンデス ラストコール ハバノ ヘニアレス”を喫煙する。
平均室温18℃・湿度62%の自宅ヒュミドールにて、26日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に6時間ほど、湿度47%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング前に7.72g(カット後)あった葉巻重量は、ドライシング後には7.66gになっており、全体の0.78%の適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認し、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、Netflixで2020年に全世界独占配信されたオリジナル映画作品である”オールド・ガード/The Old Guard”を見ながら喫煙する。
この映画は、”シャーリーズ・セロン”が主演を務め、脇役には私が知らないヨーロッパ圏の俳優たちが出演している。
映画冒頭には、アメリカのテレビドラマである”9-1-1:ローンスター”に、”マルジャン・マルワニ”役で出演している”ナターシャ・カラム/Natacha Karam”も兵士役で出演していた。
悪い映画だとは思わないが、もう少し”何か”が欲しいところだ。
そんな映画の話はさておき、葉巻レビューに入ろう。
序盤は、上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、ナッツと革と土の味が追加される。
喫味は心地良い。
この葉巻シリーズの”コルティカス”ビトラでは、”コーンフレーク”の味を楽しむことが出来たが、この”ヘニアレス”ビトラでは、副流煙にごく僅かに感じる程度に止まっている。
喫煙中盤からは、クローブやナツメグやスターアニス等のミックス・スパイスをまぶして焼いた”ロースト・ハム”の味が主体の喫味となる。
この味は、過去に喫煙した”ベントレー・ハーフコロナ”の味に似ていると言って良いだろう。
今回喫煙した”ヘニアレス”(リングゲージ48)ビトラと”コルティカス”(リングゲージ52)ビトラを比較すると、個人的にはコーンフレークの風味を堪能できる”コルティカス”ビトラが私好みの味と言える。
葉巻コピーの個体差かも知れないと考えたが、コルティカスは過去に2本吸ってその2本共同じコーンフレークの味をしっかりと感じていることから、葉巻の太さ(リングゲージ)の違いだけで、味にこれほどの違いが出るようだ。
今現在、私のヒュミドールにはリングゲージ46の”ペケーニャス”ビトラが保管されているが、今回のヘニアレスよりもさらに細いリングゲージであるため、また違った味わいを示してくれるだろう。
今回の葉巻独自5段階評価は、前回と同様の3.5/5点寄りの4.0/5点が妥当だと判断した。
喫煙時間53分。


コメント