ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ガーディアン・オブ・ザ・ファーム (アガノルサリーフ & ワープト) |
| シリーズ名 | セレクシオン・デ・ワープト |
| ビトラ | アポロ (コロナ) |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 17.5mm (44) |
| ラッパー | ニカラグア産 コロホ’99種 ハラパ地区 |
| バインダー | ニカラグア産 コロホ’99種 |
| フィラー | ニカラグア産 コロホ’99種 & クリオロ’98種 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,700円 (2026年5月現在) |
この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグア最大のタバコ葉生産者である”アガノルサリーフ/Aganorsa Leaf”が手掛ける葉巻ブランドからの1本である、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”です。
この葉巻は、元々購入予定リストには無かった葉巻だったのですが、たまたま”銀座菊水/GINZA KIKUSUI”に立ち寄ったところ、この葉巻が最後の数本として残っていた為、購入してみることにしました。
銀座菊水は、葉巻の品揃えは少ないものの、定期的に他の葉巻販売店では取り扱っていない葉巻を仕入れることで、直ぐにその在庫を捌き切るという営業手法を取っているため、私も数週間に1度は訪れてみる必要があるようです。
今回購入した”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト”は、アガノルサリーフのオーナー(エドゥアルド・フェルナンデス)の息子である”マックス・フェルナンデス”と、ワープトのオーナーである”カイル・ゲリス”の2人がコラボレーションして開発された葉巻であり、タバコ葉は全てアガノルサリーフで栽培されたものが使用されています。
”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム”という葉巻ブランドに使用されている犬のマークは、アガノルサリーフの農場で飼われている二匹の犬(JJ and Campeon)と、カイル・ゲリスが飼っている犬(Apollo)が由来しており、それぞれの犬の名がビトラ名に使用されています。
葉巻構成内容としては、コロホ’99種のタバコ葉をラッパーとバインダーに使用し、コロホ’99種とクリオロ’98種のタバコ葉をフィラーに使用した、私の考える”鉄壁の組み合わせ”と呼べるブレンドとなっており、さらにカイル・ゲリスがブレンドに参加していることから、味に関しては期待できるものだと考えています。
葉巻業界に於いて若い2人が開発したこの葉巻が、どのような味を実現しているのか、吸って確認してみることにしましょう!
参考までに、アガノルサリーフの経営者である”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”は、キューバで生まれた後、少年時代にアメリカへ移住し、”ウォートン・スクール/Wharton School of the University of Pennsylvania”を卒業した後、ニューヨーク・マンハッタンで銀行員としてキャリアをスタートさせます。
ニューヨークで10年過ごした後、スペイン・マドリードに移住して兄と共に”レテピザ/Telepizza”レストランチェーンを設立し、大成功を収めます。
”テレピザ”の成功で築いた巨額の資産を用いて、元々土地を耕すことに憧れていたこともあり、ニカラグアにて農地を購入し、1998年からタバコ事業に参入します。
タバコ事業に不慣れなエドゥアルドは、キューバ人のタバコ葉発酵業務の専門家である”アルセニオ・ラモス/Arsenio Ramos”と、同じくキューバ人のタバコ葉衛生管理の専門家である”ハシント・イグレシアス/Jacinto Iglesias”という2人の農学者を招き入れ、タバコ葉栽培を開始します。
今現在ではニカラグア最大のタバコ葉生産者として、”アルタディス/Altadis”や”ドリュー・エステート/Drew Estate”等にタバコ葉を卸すだけでなく、”イリュージョン/Illusione Cigars”、”ワープド/Warped”等のブティック・ブランド葉巻の下請け製造、さらに自社オリジナル・ブランド葉巻となる”アガノルサリーフ”、”JFR”、”JFR ルナティック”そして今回喫煙する”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム”等を製造・販売するに至っています。
それでは、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”(財務省登録名称は”Guardian of the Farm Apollo Inter”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産 コロホ’99種のラッパーで巻かれた、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”は、コロラド色(茶色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶を持つ少しザラいた質感をしており、美しい作りではありますが、素朴な外観であるとも言えます。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、メインバンドロールには金色と黒色が使用された中に犬の絵が描かれており、サブバンドロールには金色と紺色が使用された中に、ワープトの頭文字である”W”のマークが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、細い葉巻であることから、少し硬めに巻かれているように感じます。
葉巻ボディからは、とても軽い牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度25℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて55日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間程前に、葉巻を湿度48%のシリカゲル(乾燥剤)が入ったドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、刺激の無い純粋な麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う上質な杉の木と麦わらの味に、クローブ、カルダモン、シナモン、ナツメグ等のスパイスの風味からスタートする。
とても上質な煙だ。
直ぐに、少量の革と土の味が追加される。
旨い!
期待した通りの味だ。
味の系統しては、過去に喫煙レビューした”ワープト コルト X46”の喫味を思い出す。
この葉巻はアガノルサリーフ・ブランドであるにも関わらず、開発にワープトの”カイル・ゲリス”が参加していることで、アガノルサリーフ・ブランドの葉巻の味とは一線を画す味に仕上がっているところが、実に面白い。
喫煙開始15分時点では、背景にウイスキー・モルトの風味が追加されることで、さらに旨い葉巻となる。
喫煙開始22分時点で、1回目の灰折りを行う。
燃焼挙動は良好で、最小限の火入れ修正のみで済ますことが出来そうだ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を全く刺激することのない適量の繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルに感じる。
副流煙の香りには、焼き立てのパンの香りが含まれている。
引き抵抗(ドロー)は少し重めだが、ゆっくりと煙を吸い込むことでたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始33分時点では、背景に焼き立てホクホクなパンの風味が追加され、より旨い葉巻となる。
この葉巻を一言で表現するなら、焼き立てホクホクなパンの風味を特徴とする葉巻と言って良いだろう。
素晴らしい葉巻だ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から35分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ウイスキー・モルトの風味と焼き立てホクホクのパンの風味を存分に味わいながら吸い進む。
喫煙開始50分時点で、不意に灰を机の上に折り落してしまった。
灰は思っていたよりも脆いため、早めの灰折りを心掛けたほうが良いだろう。
喫煙開始53分時点で、背景にリコリス(甘草)の風味が追加される。
それは一般的に、”コク”や”深み”と表現されているものだ。
それにより、喫味は僅かに強さを増す。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から70分以降の終盤は、まず実質3回目の灰折りを行う。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継が、ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフルへと移行し、喫味は強さを増してくる。
だが、味の劣化は見られない。
喫煙開始82分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
サブバンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始100分時点で、実質4回目の灰折りとメインバンドロールを剥がす。
喫煙開始116分時点の、味は全く劣化していないものの、この葉巻の味を十分に堪能出来たと思った段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”は、爽やかさを伴う上質な杉の木と麦わらと少量の革と土の味にクローブ、カルダモン、シナモン、ナツメグ等のスパイスの風味、鼻腔を全く刺激することのない適量の繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にウイスキー・モルトと焼き立てホクホクのパンの風味が味わえる、素晴らしい喫味の葉巻だと言える。
久しぶりに最高ランクの喫味の葉巻に出会うことが出来たように思う。
これほどの葉巻が1本1,700円(アメリカ国内販売価格$9.99)で購入できるとは驚きだ。
この葉巻はワープトのカイル・ゲリスとアガノルサリーフのマックス・フェルナンデスの2人が、世界最高のニカラグアのタバコ葉を自由に使えたらどのような葉巻が出来るのか?というコンセプトの元で作られた葉巻のようだが、熟成年数が長いタバコ葉やリジェロ葉を多く使用したというだけでなく、きっと畑の中でも良質のタバコ葉が収穫できる区画エリアのものが使用されているのだろう。
ワープト・ブランドの葉巻としては、過去に喫煙した”ワープト コルト X46”が最高の味だと思っているが、今回喫煙したこの”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト”はカイル・ゲリスが開発に大きく関わっているものの、アガノルサリーフ・ブランドとして販売していることから価格もかなり抑えられているため、お買い得な1本と言えるだろう。
ちなみに、吸っているときには気付かなかったが、この葉巻を吸い終わってから30分後に強いヤニクラ(ニコチン酔い)に襲われてしまった。
マイルド~ミディアムボディの葉巻だと勘違いして2時間近く吸ってしまうと、後からニコチンにやられてしまう可能性があるため、十分に注意したほうが良いだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、5.0/5点寄りの4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト/Guardian of the Farm Apollo Seleccion de Warped”は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、92ポイント~93ポイントという高評価を得ています。また、2017年の葉巻トップ25(93ポイント第8位)への入賞を果たしています。
喫煙時間
喫煙時間:118分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★★☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★★★☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $9.99 (1ドル148円換算にて1,479円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥1,700 (参考日本販売価格倍率1.15倍)
葉巻重量
- 購入時重量 11.40g
- 加湿・熟成後重量 11.50g (葉巻ヘッドカット後重量11.30g)
- ドライシング後重量 11.23g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.62%)


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