ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ブリックハウス |
| シリーズ名 | クラシック |
| ビトラ | コロナ |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (46) |
| ラッパー | ニカラグア産 ハバナ・スビド種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 |
この”ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューするのは、1895年に創業したアメリカ最古の葉巻メーカーである、”J.C.ニューマン/J.C.Newman”が製造する、”ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona”です。
この”ブリックハウス コロナ”は、私が初めて葉巻専門販売店で購入した記念すべき葉巻であり、葉巻のことが何も分からないときに、多くの葉巻が陳列されている中から選んだ1本でした。
この葉巻を選んだポイントは、1,000円以下の価格であるということと、バンドロールの高級感溢れるデザインが決め手となりました。
それから早2年が過ぎ、この葉巻には見向きもしなくなってしまいましたが、もう一度原点回帰の意味合いを込めて、この”ブリックハウス コロナ”を吸ってみることにしました。
ちなみに、その当時、この葉巻を吸った感想のメモ書きとして、「△ 少し濃いが前半は味良し、だが後半は苦くて熱い。(唇内側が火傷気味?)」と記載されていました。
どうやら唇の内側を火傷したようです。(^^;)
どんな吸い方をしたらそうなるのか、全く記憶にありませんが、きっと紙巻タバコのようにスパスパ吸い続けて、苦みが発生しても勿体無いから我慢して限界ギリギリまで吸い続けたのでしょう。(^^;)
この葉巻を吸う前までには、”クザーノ ロブスト チュボス”と”ベガフィナ コロナ チュボス”そして”クオラム コロナ”の計3種の葉巻しか吸ったことがないため、その3種の葉巻と比べての感想だったようです。
ちなみに、”クザーノ ロブスト チュボス”のメモ書きは「◎ 軽い、旨い。」、”ベガフィナ コロナ チュボス”は「◎ 軽い。」、”クオラム コロナ”は「✕ スカスカで煙多くて強い!刺激が強い感じ。」となっていました。
要は、”強い”、”軽い”、”旨い”の3つのキーワードと”◎△✕”の記号だけで十分事足りていたようです。(^^;)
それから徐々にメモ書きのキーワードは増えていき、今現在の葉巻レビューを書くようになっていきました。
今回喫煙する”ブリックハウス”葉巻シリーズは決して苦い葉巻ではないのですが、当時は購入して直ぐに喫煙していたことから苦みが発生したようであり、今現在は適切な葉巻管理とドライシングにより苦みは最小限に抑えることが出来るため、その当時よりもずっと旨い葉巻として喫煙出来ると考えています。
1本850円というとても安価な葉巻でありながら、シガーアフィショナードでも高評価されている葉巻ですので、今回の喫煙でこの葉巻の価値を見直すことが出来ればと思っています。
参考までに、この”ブリックハウス”葉巻ブランドの歴史を簡単に記載しておきたいと思います。
ハンガリー移民の葉巻職人であった創業者の”ジュリアス・シーザー・ニューマン”は、1895年にオハイオ州クリーブランドの実家の裏納屋で葉巻製造業を開始し、その後事業を拡大しました。
後に経営に加わった2人の息子である”スタンフォード・ニューマン”と、”ミラード・ニューマン”は、高品質のプレミアム葉巻を作るため、当時、”クリア・ハバナ葉巻(Clear Havana Cigars)”と呼ばれた、キューバ産のタバコ葉のみで作る葉巻の製造が活発なフロリダ州イーバーシティに本拠地を移して現在に至ります。
そのJ.C.ニューマンの葉巻ブランドの1つである”ブリックハウス/Brick House”は、1937年に創業者のジュリアス・シーザー・ニューマンによって立ち上げられたブランドであり、当初はキューバ産タバコ葉のみで作られていましたが、2009年に3代目オーナーである”エリック・ニューマン”と”ボビー・ニューマン”が、ニカラグア産のタバコ葉を使用してものにして、このブランドを復活させています。
それでは”ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産ハバナ スビド種のラッパーで巻かれた”ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、適度な艶があり、少々歪な形状であることは否めませんが、問題らしい問題はない外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、金色と赤色と黒色とクリーム色を使用した、豪華な作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さの中にも、葉巻表層部には適度な弾力性を備えています。
葉巻ボディからの芳香は強くはありませんが、香ばしい良い香りがします。
この葉巻は、平均室温23℃・湿度64%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する7時間前に、葉巻をシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの強さを伴う濃厚な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、革と土の味が追加される。
背景には、レーズンの甘酸っぱさがある。
喫味は強めだが、味の質はとても良い。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することのない少量のペッパー(白胡椒?)があることを確認するが、煙には強さがあるため少しむせそうになってしまう。
着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、軽い吸引力でたっぷり(多すぎ?)の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は細いビトラであることから、片燃え等の発生もなく、火は均一に燃え進む。
喫煙開始15分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は適度な感触と共に、綺麗に折ることが出来る。
副流煙の香りには、ローストした杉の木の香りとレーズンの甘酸っぱい香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、序盤の味を引きぐが、背景に軽いトースト(パン)の風味が追加され、高級な葉巻の味を呈するようになる。
だが、煙には鋭さや刺激と言った類いではない”強さ”があるため、初心者向きの葉巻とは言えないだろう。
これほど強い喫味の葉巻だったことに、私自身驚いた。
私はこの葉巻を葉巻趣味を始めだした頃に吸っているため、厳しい印象を持つことになってしまったのは当然のことだ。
だが、ある程度の訓練を積んできた今の私には、この葉巻の味の良さが理解できる。
シガーアフィショナードの熟練の葉巻愛好家たちが、この葉巻シリーズを常に高評価している理由がよく分かる。
喫煙開始35分時点で、2回目の灰折を行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、少しの強さを伴う濃厚な杉の木と革と土の味に、背景にあるレーズンの甘酸っぱさと軽いトーストの風味を味わいながら吸い進む。
この終盤に於いても、嫌な苦みや鋭さを全く感じることはない。
ただ煙に”強さ”を感じるというだけだ。
喫煙開始50分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始57分時点では、葉巻を灰皿に置いた衝撃で、灰が自然と折れてしまう。
喫煙開始64分時点では、煙の強さはそのままに、ストレングス(ニコチン量)は完全なミディアムフルへと移行する。
喫煙開始72分時点で、実質4回目の灰折を行う。
喫煙開始74分時点の、嫌な苦みや鋭さは全く発生していないが、葉巻を指で摘まめなくなる限界ギリギリまで吸った段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ブリックハウス コロナ/Brick House Classic Corona”は、少しの強さを伴う濃厚な杉の木と革と土の味に、鼻腔を刺激することのない少量のペッパー(白胡椒)、背景にあるレーズンの甘酸っぱさと軽いトーストの風味が味わえる、リーズナブルにして上質な葉巻だと言える。
私が葉巻趣味を始めた当初にこの葉巻を吸った時とは、全く違う印象の味となったが、それはドライシングを適切に行っていることに加え、今までに多くの葉巻を吸ってきたことで、それぞれの葉巻の味の良さを理解できるようになったからだと考える。
以前にこの葉巻を喫煙したときのように、喫煙後半から苦みを感じたり、ましてや唇に軽い火傷を負うようなことは全く無く、葉巻が指で摘まめなくなる限界ギリギリまで快適に喫煙することが出来た。
しかしながら、煙には鋭さや刺激や苦みとは異なる”強さ”があるため、葉巻初心者の方にこの葉巻をお勧めすることは出来ないし、私自身もその強さからデイリー・シガーとして頻繁にリピート購入するということもなさそうだ。
その強い喫味は、”クリストフ ハバノ コロナ”の喫味に似ていると言って良いだろう。
過去にこの”ブリックハウス クラシック”葉巻シリーズの別ビトラを2種吸っているが、今回喫煙したコロナビトラが最も良い味を呈していたように思う。
だが、きっと適切な葉巻管理(加湿・熟成とドライシング)が行えているのなら、どのビトラであっても苦みや鋭さを喫煙終盤まで感じることなく、快適に喫煙することが出来るだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、1本850円というリーズナブルな価格で75分という長い時間を快適に喫煙することが出来たことを鑑みて、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”ブリックハウス クラシック/Brick House Classic”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~92ポイントという評価を得ており、この”コロナ”ビトラに於いては、91ポイントという高評価を得ています。また、”ブリックハウス/Brick House”葉巻ブランド全体としては、84ポイント~93ポイントという評価を得ており、”ブリックハウス チャーチル/Brick House Churchill”は、2022年の葉巻トップ25(92ポイント18位)、”ブリックハウス コロナラルガ/Brick House Corona Larga”は、2016年の葉巻トップ25(93ポイント17位)、”ブリックハウス ロブスト/Brick House Robusto”は、2010年の葉巻トップ25(92ポイント17位)に輝いています。
喫煙時間
喫煙時間:75分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦粉) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ等) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.50 (1ドル148円換算にて962円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.60 (1ユーロ160円換算にて896円)
- 日本国内価格 ¥850時点 (参考日本販売価格倍率0.91倍)
葉巻重量
- 購入時重量 7.18g
- 加湿・熟成後重量 7.20g (葉巻ヘッドカット後の重量7.04g)
- ドライシング後重量 6.98g (葉巻ヘッドカット後の重量)
- △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.85%)


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