マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long

3.5
マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long
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マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long

葉巻/シガー情報

ブランド名 マストロ・トルナブォーニ (コンパニア・トスカーナ・シガリ)
シリーズ名 マストロ・トルナブォーニ ロング
ビトラ – (ペルフェクト)
葉巻の長さ 155.5mm (6.125インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 15.1mm (38)
ラッパー イタリア産 ケンタッキー種
バインダー
フィラー イタリア産 ケンタッキー種
生産国 イタリア製
価格 1,450円 (2025年12月現在)

この”マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、イタリアにある垂直統合型葉巻メーカー”コンパニア・トスカーナ・シガリ/Compagnia Toscana Sigari”が製造するロングフィラー手巻き葉巻からの1本である、”マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long”です。

この葉巻はイタリアで製造されていますが、ニカラグアやドミニカ共和国やアメリカ合衆国等から仕入れたタバコ葉は一切使用せず、イタリアの”テヴェレ川渓谷/Valtiberina”で栽培されたケンタッキー種のタバコ葉のみを使用して巻かれた葉巻となります。

収穫したタバコ葉はオーク材等により燻煙(おそらくダーク・ファイア・キュアード)されており、完成された葉巻は黒々とした見た目を特徴としています。

この”マストロ・トルナブォーニ ロング”は、キューバ産やニカラグア産等のプレミアム・シガーとは異なり、メーカーは湿度60%以下での保存を推奨しているため、ドライ・シガーの分類に当たるのかも知れませんが、れっきとした手巻きロングフィラー葉巻であることに間違いはありません。

イタリア産のタバコ葉を使用した葉巻を喫煙するのは今回が初めてであり、どんな味がするのかとても興味がありますが、葉巻ボディの匂いを嗅いでみると”ゴム臭”がするのみで、お世辞にも良い香りがするとは言えません。

また、一般的な葉巻とは異なり、バインダーを使用せず、ラッパーだけでフィラーを纏め上げていることも特徴としています。

最初に、この葉巻をどのように喫煙したら良いのかを考えましたが、まずそのまま葉巻を咥えて吸ってみると、引き抵抗(ドロー)がかなり重く感じたため、メーカー側が謳っている”半分に切って吸うことも出来る”という言葉を信じて、今回は半分のみの喫煙レビューを行いたいと思います。

さて、このイタリア産葉巻はどのような味がするのか、早速吸ってみて確認してみることにしましょう!

それでは、”マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long”(日本での財務省登録名称は”マストロ トルナブォーニ ロング”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

イタリア・ヴァルティベリーナ産 ケンタッキー種のッパーで巻かれた、”マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long”は、オスクロ色(黒褐色)をしていて、葉巻表面は艶が無く凸凹があり、さらに不本意に曲がった形状をしており、美しい外観をしているとはとても言い難い状態です。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、紫色の下地に黄色の縁取りがされた中に、”Mastro Tornabuoni”というブランド名が描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、かなり硬く巻かれており、葉巻表層部には僅かな弾力性も存在しません。

葉巻ボディからは、”ゴム臭”がします。

この葉巻は、購入して直ぐに湿度67%のヒュミドールに入れて10日間の加湿・熟成を行いましたが、その後、平均室内温度20℃・湿度54%に維持したシリカゲルの入っていない葉巻空き箱内にて、29日間の保管を行っています。

葉巻喫煙を開始する8時間前から、葉巻を湿度47%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、軽いゴム味がして、引き抵抗は重めですが、良好の範囲内と言えそうです。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分10秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

※まず初めに、この記事の下書きをする段階では、葉巻を半分に切ってから喫煙する予定でしたが、この際、1本丸々吸ったほうがこの葉巻本来の味を知ることが出来ると考えなおし、半分にカットせずに喫煙することにしました。

序盤は、ローストされた杉の木と土と少量の革の味からスタートする。

背景には、ブラックペッパー(黒胡椒)の風味がある。

もっとトンデモない味がすると思っていたが、想像していたよりも極々ノーマルな葉巻の味がして、少しホッとする。

着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めかも知れないが、ゆっくりと吸い込むことで適切な量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

この2つのことが確認できたことで、この葉巻を最後まで吸い続けることが出来ると安心する。

葉巻は問題なく吸い続けることが出来る味だが、キューバ産とも非キューバ産とも異なる味だ。

その理由について考えてみたが、コールド・ドローの時に感じた”ゴム臭”が着火後にも僅かに残っていることが、要因の一つなのかも知れない。

だが、それは気になる味では無く、その味は何故か、ブラックペッパーの風味に成り代わっているようだ。

燃焼挙動は悪くはないのだが、燃焼スピードが遅いため、この1本を吸い終えるには優に2時間以上かかりそうだ。

やはり、最初に計画していた通りに、半分に切ってから吸えば良かったと後悔する。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、全く鼻腔を刺激することの無いマイルドな適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムといったところだが、普段吸っている葉巻の味とは少し異なるため、現段階でははっきりと分からない。

副流煙の香りは弱いが、土の香りを感じ取ることが出来る。

喫煙開始30分時点で、1回目の灰折を行う。

灰は形を保っているものの、軽い力で簡単に折れてしまう。

マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から35分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ローストされた杉の木と土と少量の革の味に、背景のブラックペッパーの風味、さらにごく僅かな”ゴム臭”を味わいながら吸い進む。

やはり、この葉巻でネックとなるのは、ごく僅かなゴム臭が含まれていることだ。

気になる味では無いものの、口蓋に蓄積されていくことが分かる。

喫煙開始45分時点で、葉巻の燃焼は最も太い部分に差し掛かるが、味が特に変化するということはない。

嫌な苦みや鋭さは無く、逆にキューバ産や非キューバ産の葉巻の方が苦みを感じるケースが多いように思う。

意外にスムースなこの喫味は、着香されていないパイプタバコを吸っているような感覚だ。

それは即ち、”ダーク・ファイヤー・キュアード”されたタバコ葉の味であるということを意味している。

パイプタバコの喫煙者が最初に吸う葉巻としては、違和感なく吸うことが出来るだろう。

喫煙開始70分時点でも、葉巻の燃焼はまだ半分にも到達していないが、今日はクリスマス・イヴであり、私はクリスマス・ローストチキンを作る係になっていることから多忙(?)なため、この時点で喫煙を終了することとした。

残った葉巻は、また後日、追記喫煙レビューにて報告したいと思う。

マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”マストロ・トルナブォーニ ロング/Mastro Tornabuoni Long”は、ローストされた杉の木と土と少量の革の味に、全く鼻腔を刺激することの無いマイルドな適量のペッパー(黒胡椒)、背景にあるブラックペッパーの風味とごく僅かな”ゴム臭”が味わえる葉巻だと言える。

決して不味い葉巻では無いのだが、イタリア産のタバコ葉を使用したこの葉巻の味に慣れる必要があるだろう。

唯一気になることは、やはりごく僅かな”ゴム臭”が喫味の邪魔をしていることだ。

とは言え、その”ゴム臭”が、何故かブラックペッパーの風味を生み出していることは間違いない。

また、このイタリアン・ピューロの葉巻は、ダーク・ファイヤー・キュアードされたタバコ葉を使用していることから喫味はマイルドであり、嫌な苦みや鋭さや酸味を感じることなく喫煙することが出来るが、そのシンプルな喫味は飽き易いことも事実だ。

今回は葉巻半分程度で喫煙を終了してしまったが、残りの半分はまた次回の追記喫煙レビューで報告したいと考えている。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点とするのが妥当だと判断した。

喫煙時間

喫煙時間:70分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー(苦み含む) ★☆☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★★☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★☆☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★☆☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 -
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €7.40 (1ユーロ160円換算にて1,184円)
  • 日本国内価格 ¥1,450 (参考日本販売価格倍率1.22倍)

葉巻重量

  • 購入時重量 11.97g
  • 加湿・熟成後重量 12.24g (10日間)
  • 葉巻空き箱保管後 12.13g (29日間)
  • ドライシング後重量 12.12g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.01g (△0.08%)

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