アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アルトゥーロ・フエンテ |
| シリーズ名 | グランレゼルバ |
| ビトラ | フローフ・フィナ 8-5-8 クラロ (グランコロナ) |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.7mm (47) |
| ラッパー | エクアドル産 カンデラ(ダブルクラロ)葉 |
| バインダー | ドミニカ共和国産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 2,500円 (2026年7月現在) |
この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、アメリカにて絶大な人気を誇るドミニカ共和国の高級葉巻メーカー”アルトゥーロ・フエンテ”からの1本である、”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”の葉巻です。
この葉巻は私が初めて喫煙する”カンデラ・ラッパー”(別名:ダブルクラロ・ラッパー)を使用した葉巻であり、その特徴としては葉巻が緑色をしていることで簡単に見分けることが出来ます。
製法としては、収穫されたタバコ葉を乾燥させる際、高温で短時間急速に乾燥させてクロロフィル(葉緑素)を葉の中に封じ込めることで、通常の茶色ではない緑色をしたタバコ葉に仕上げることが出来るとのことです。
カンデラ・ラッパーを使用した葉巻の存在は、前々から知ってはいましたが、アメリカナイズされてしまった今現在の私の感覚では、”葉巻は黒ければ黒いほど旨い!”という迷信めいたものが頭から離れなくなっており、”薄い色をした葉巻など、マイルドで物足りない!”と思うようになってきてることから、好んで購入することはありませんでした。
とは言え、アメリカでも1950年代後期から1970年代初期に於いては、このカンデラ・ラッパーを使用した葉巻が主流だったようで、その当時のアメリカではマイルドな喫味の葉巻が好まれていたようです。
味としては、私好みではない”草の味”が主体となるようですが、これを”抹茶の味”として認識できるかどうかが、私にとっての”鍵”となりそうです。
また、初めて購入するカンデラ・ラッパーの葉巻として、”アルトゥーロ・フエンテ”製を選択したことに間違いは無かったと思っています。
さて、この葉巻がどのような味がするのか、早速吸ってみて確認してみることにしましょう!
参考までに、”アルトゥーロ・フエンテ”という葉巻メーカーは、激動の歴史を持つ会社であり、1912年にアメリカ合衆国フロリダで創業して、キューバ産のタバコ葉で葉巻を製造していましたが、工場が火災で壊滅的な被害を負い、操業停止となります。
それから22年後、ニカラグアで葉巻製造に再挑戦するものの、ニカラグア革命によって1979年にまた工場が焼失することになります。
その後、今度はドミニカ共和国で3度目の挑戦を行い、現在の葉巻業界に於いての高い地位を確立するにまで至っています。
この不屈の精神を持つ、”アルトゥーロ・フエンテ”一家が作るその葉巻は、素晴らしい葉巻を作る葉巻メーカーとして、人気を博しています。
それでは、”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”(日本での財務省登録名称は”アルトゥーロ フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 カンデラのラッパーで巻かれた”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”は、ダブルクラロ色(薄緑色)をしており、ごく僅かな艶を持つ、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色と金色と緑色と白色を使用した、高級感溢れる作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、程良い硬さがありながら、葉巻表層部には弾力性も兼ね備えています。
葉巻ボディからの芳香性は、強い干し草や緑茶の香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、53日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間半前に、葉巻を湿度50%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、抹茶や緑茶の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う杉の木と草と少量のナッツの味からスタートする。
背景には、少量のリコリス(甘草)やクローブやシナモンといったスパイス類の風味が感じられる。
悪くない味だが、煙にはごく僅かに舌や喉を刺激する鋭さを伴う。
だが、この鋭さはそれほど気にする必要もないだろう。
喫煙開始12分時点で、葉巻の写真を撮っている最中に、不意に灰を折り落してしまった。
喫煙開始16分時点で、ごく少量の革の味が追加される。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところだが、煙にはごく僅かの刺激があることから、それほどマイルドな葉巻には感じられない。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激しない青臭さを含む適量のペッパー(白胡椒?)があることを確認する。
燃焼挙動に関しては、ラッパーの燃焼具合だけがあまりにも良くないように感じる。
着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、適切な吸引力でたっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
副流煙の香りには、抹茶や緑茶の良い香りが含まれている。
喫煙開始29分時点で、少量だがクリームの味も存在していたことを理解する。
煙にはごく僅かの刺激があることから、クリームのまろやかさが搔き消されてしまっていたようだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から40分以降の中盤は、まず実質2回目の灰折りを行うことから始める。
灰は何度かラッパーのみを火入れ修正しているため、それほど綺麗に折ることは出来ない。中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、爽やかさを伴う杉の木と草と少量のナッツと革とクリームの味に、背景にある少量のリコリス(甘草)やクローブやシナモンといったスパイス類の風味で吸い進む。
この葉巻の煙には、ごく僅かな鋭さが含まれているが、その強さが弱まる気配は無い。
その刺激成分は間違いなく、カンデラ・ラッパー由来のものだろう。
今まで喫煙してきたアルトゥーロ・フエンテの葉巻で、刺激や鋭さを感じたことは無いからだ。
カンデラ・ラッパーを纏った葉巻の魅力が何なのかが分からないと思っていた矢先、喫煙開始55分時点にて、今まで草の味として感じていたものが、抹茶やグリーンティーの味として捉えられるようになる。
その味に少量のクリームが混ざり合い、それは”抹茶ミルク”の味となる。
きっと、この味こそがカンデラ・ラッパーの魅力なのだろう。
だが、煙には僅かな刺激があるため、その良さは相殺されてしまう。
この葉巻は燃焼性が悪く、途中何度か火が消えそうになる場面もあったが、一向に回復しないため、一旦、灰を折ってからしっかりと再着火することにした。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から70分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、僅かな刺激成分に加えて少しの苦みが発生し始める。
それにしても、この葉巻のラッパーは、燃焼性が悪すぎるように思う。
葉巻が思うように燃え進んでくれない。
味は兎も角として、燃焼しにくい葉巻など、論外だ。
無理に煙を吸い込もうとすることで、より苦みが発生してしまう。
喫煙開始95分時点の葉巻を完全に失火させてしまった段階で、早々に喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”は、爽やかさを伴う杉の木と抹茶(草)と少量のナッツと革とクリームの味に、鼻腔を刺激しない青臭さを含む適量のペッパー(白胡椒)、背景にある少量のリコリス(甘草)やクローブやシナモンといったスパイス類の風味が味わえる葉巻だと言える。
味としては、抹茶の味に少量のクリームの味が混ざり合って出来上がった、”抹茶ミルク”の味が味わえる希少な葉巻と言えるのだが、如何せん、カンデラ・ラッパー由来と考えられる僅かな刺激や鋭さが、良質な喫味の邪魔をしていると言わざるを得ない。
1960年代頃の葉巻は、このカンデラ・ラッパーが主流であったそうだが、良く我慢して吸っていたものだと恐れ入る。
その後、カンデラ・ラッパーがコネチカット種シェードラッパーに置き換えられたことにも、全くを持って頷ける。
他社製のカンデラ・ラッパー葉巻なら旨いかという疑問に対しては、アルトゥーロ・フエンテ製の葉巻でこの体たらくであるのだから、他を試してもきっと無意味であろう。
味に関しては決して不味くは無いのだが、カンデラ・ラッパーの燃焼性が悪すぎることで、喫味にも悪影響を与えることから、今後、カンデラ・ラッパーの葉巻を吸うことは無いだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、基本的な味は悪くはないし、味の希少性もあることから、3.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
参考までに、この”アルトゥーロ・フエンテ グランレゼルバ 8-5-8 クラロ/Arturo Fuente Gran Reserva Flor Fina 8-5-8 Candela”は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~87ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:95分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★☆☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★☆☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★★★☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $8.36 (1ドル148円換算にて1,237円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥2,500 (参考日本販売価格倍率2.02倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 14.51g
- 加湿・熟成後重量 14.48g (葉巻ヘッドカット後重量14.26g)
- ドライシング後重量 14.11g
- △減少重量 (△減少割合) △0.15g (△1.05%)

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