ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | リガ・プリヴァーダ by ドリュー・エステート |
| シリーズ名 | リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス |
| ビトラ | パパス・フリタス (ペティコロナ) |
| 葉巻の長さ | 114.3mm (4.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 17.1mm (43) |
| ラッパー | アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフ |
| バインダー | ブラジル産 マタフィナ種 |
| フィラー | ホンジュラス産 & ニカラグア産 (ミックス・フィラー) |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,540円 (2026年8月現在) |
この”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、過去に喫煙レビューした”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9 ロブスト”と同様の、元々はドリュー・エステート社のプライベート・ストックとして作られている葉巻である、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas”です。
この”パパス・フリタス”葉巻シリーズは、リガ・プリヴァーダの真髄をお手頃価格で提供するために開発された商品であり、フィラーには”リガ・プリヴァーダ H99”葉巻シリーズを製造する際に出た端材が使用されているとのことです。
それによって、”リガ・プリヴァーダ”という高級葉巻シリーズの名が付いているにも関わらず、1本1,540円(アメリカ販売価格1本7.25ドル)という、リーズナブルな販売価格を実現しています。
私はまだ”リガ・プリヴァーダ H99”を吸ったことがないため、その味に関しては分かりませんが、ラッパーには”H99”種と呼ばれる、ハバノ種とコロホ’99種を交配させて作られたハイブリッド・ラッパーが使われており、バインダーはメキシコ産サンアンドレス種、フィラーにはニカラグア産とホンジュラス産とアメリカ合衆国産のタバコ葉が使用された葉巻とのことです。
価格も”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9”葉巻シリーズと同等の設定となっていることから、かなりの高級ラインであることが想像出来ます。
今回喫煙する”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス”には、”リガ・プリヴァーダ H99”の製造過程で出た端材をフィラーに使用しているということですが、おそらくそれはは、ラッパーを巻いた後に長さを揃えるため、葉巻フット側をカットしたもの、それをフィラーとして使用しているのだと想像しています。
つまりは、H99種ラッパー、メキシコ産サンアンドレス種バインダー、そしてニカラグア産&ホンジュラス産&アメリカ合衆国産フィラーの全てが、この葉巻のフィラーとして使われていると考えます。(違うかな…?)
ショートフィラーを使用した、所謂”サンドイッチ・シガー”と呼ばれるものとして、これほど産地・品種が明確で高品質なもが使われている葉巻は、他に存在しないことでしょう。
問題点があるとすれば、ショートフィラーが使用されていることで、構造上、僅かな苦み(くすみ感)が出やすいことが考えられますが、それはこれから吸ってみて実際に確認してみることにしましょう!
参考までに、1996年に創業した、新進気鋭の葉巻メーカーである”ドリュー・エステート”は、旧世界貿易センタービル内の小さな葉巻店(5㎡≒3畳)からスタートします。
”ジョナサン・ドリュー/Jonathan Drew”と”マービン・サメル/Marvin Samel”の2人は、他社葉巻工場に葉巻製造を外注するのではなく、なんとしても、自分たちの工場を持ち、自分たちで葉巻を作り、自分たちのやり方で物事を進めたいという夢があったようです。
1999年には、葉巻製法の伝統を覆す、植物エキス、ハーブエキス、そしてエッシェンシャルオイル等をロングフィラーに注入したフレーバー付き葉巻である、自社製造葉巻”ACID”を発売して、一躍スターダムにのし上がります。
今現在では、ニカラグア最大規模の”ラ グラン ファブリカ ドリュー エステート/La Gran Fabrica Drew Estate”葉巻工場をニカラグアに持ち、毎日94,000本の葉巻を製造する一大葉巻メーカーとなっています。
それでは、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフのラッパーで巻かれた、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas”は、マデューロ色(褐色)~オスクロ色(黒褐色)をしていて、葉巻表面は僅かな凸凹があり、ザラザラした質感をしていますが、目立った葉脈などもなく、素朴な美しい外観をしています。
葉巻フット側に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白地に青色の文字で”PAPAS FRITAS”という葉巻シリーズ名が描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりとした硬さがある中に、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性も見られます。
葉巻ボディからは、ローストされたようなとても香ばしい良い香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、60日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻を湿度41%のシリカゲル(乾燥剤)の入っていないドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストされたコーヒー豆の味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、僅かな爽やかさを伴うローストされた濃厚なオーク材とコーヒー豆の味からスタートする。
直ぐに、土と革の味が追加される。
背景には、少量の小麦粉の風味がある。
なかなかの旨さだ。
とてもショートフィラーを使用した、所謂”サンドイッチ・シガー”と呼ばれる葉巻の味ではない。
だが、爽やかさは、僅かに酸味寄りかも知れない。
着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めだが、適切な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ごく僅かな苦みを含む鼻腔を刺激しない適切な量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
喫煙開始15分時点で、1回目の灰折りを行う。
灰は軽い力で簡単に折れてしまう。
ショートフィラーであることから、早めの灰折りを心掛けたほうが良いだろう。
副流煙の香りには、コーヒー豆の香りが含まれている。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、少し酸味寄りの爽やかさを伴うローストされたオーク材とコーヒー豆と土の濃厚な味を主体に、背景にあるごく僅かな小麦粉の風味で吸い進む。
ショートフィラー葉巻であることを忘れさせる程の味ではあるのだが、時折感じてしまうごく僅かな酸味や苦みがショートフィラー葉巻であることを思い出してしまう。
この葉巻を評価するポイントは、”リガ・プリヴァーダ”の代替え葉巻と成りうるかどうかに尽きるが、リガ・プリヴァーダに通じる点は60%前後と言ったところだろうか。
リガ・プリヴァーダの製造過程で出た端材を使用して作った葉巻とは言え、タバコ葉を刻んでしまうと喫味は大きく変わってしまうということが理解できる、良い見本だと思う。
とは言え、1本1,500円程度で購入できるマデューロ葉巻だと考えれば、ロングフィラー葉巻に負けない味を呈していることは確かだ。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から36分以降の終盤は、まず2回目の灰折りを行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく僅かな苦みを常に感じ始めることになる。
だが、この苦みは気になる程のものでもない。
ロングフィラーのリガ・プリヴァーダの味と比較してしまうことから、そう感じてしまうのだろう。
喫煙開始62分時点の、味が劣化してきた段階で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス/Drew Estate Liga Privada Papas Fritas”は、僅かに酸味寄りの爽やかさを伴うローストされた濃厚なオーク材とコーヒー豆と土と少量の革の味に、ごく僅かな苦みを含む鼻腔を刺激しない適切な量のペッパー(黒胡椒)、背景に小麦粉の風味が味わえる、ショートフィラー葉巻とは思えない喫味の葉巻だと言える。
しかしながら、どうしてもロングフィラーを使用した正統な”リガ・プリヴァーダ”と味を比べてしまうため、この葉巻は損をしてしまっているように思う。
正統な”リガ・プリヴァーダ”の味を知らなければ、1本1,520円で購入できて60分以上の喫煙を楽しめる、素晴らしい葉巻となることだろう。
ショートフィラーやミディアムフィラーを使用した葉巻では、ロングフィラー葉巻と同じタバコ葉を同じ比率配分で構成したとしても決して同じ味にはならないという、とても良い葉巻見本だと思う。
最も大きな違いは、”苦み”が発生するということだ。
今回喫煙した”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ パパス・フリタス”は、特段、大きな苦みを感じることの無い、ショートフィラー葉巻としては素晴らしい出来だったが、それでも少しの”苦み”や”くすみ感”が発生することは否めない。
やはり葉巻は、ロングフィラーのみを使用した葉巻を吸うことに価値を見出したほうが良さそうだ。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
喫煙時間
喫煙時間:62分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $7.25 (1ドル148円換算にて1,073円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €8.00 (1ユーロ160円換算にて1,280円)
- 日本国内価格 ¥1,540 (参考日本販売価格倍率1.31倍)
葉巻重量
- 購入時重量 7.49g
- 加湿・熟成後重量 7.44g (葉巻ヘッドカット後7.18g)
- ドライシング後重量 7.10g
- △減少重量 (減少割合) △0.08g (△1.11%)

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