アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アラディーノ (JRE Tobacco Co.) |
| シリーズ名 | カメルーン |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ホンジュラス産 カメルーン種 |
| バインダー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| フィラー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 2,800円 (2026年7月現在) |
この”アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
この葉巻は、”カマチョ”ブランドを手掛けた”フリオ・R・エイロア”が、カマチョ・ブランドをダビドフに売却した後、長男の”フスト・エイロア”と共に立ち上げた”アラディーノ/Aladino”葉巻ブランドからの1本である、”アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto”です。
この葉巻は、過去に喫煙レビューした”カマチョ コロホ ロブスト”を手掛けた”エイロア家”の葉巻であり、ホンジュラスの自社農園で栽培されたタバコ葉のみで巻き上げた”ホンジュラン・ピューロ”であることがその証です。
ここ最近、カマチョ・ブランドの葉巻は喫煙していませんが、土と革の味を主体とした強烈ながら良質な喫味は、未だに記憶に残っています。
この葉巻の特筆すべきことは、ホンジュラス産のカメルーン種ラッパーが使用されていることです。
今までに喫煙してきたカメルーン種ラッパーは、カメルーン産、若しくは中央アフリカ共和国産でしたが、今回喫煙する”アラディーノ カメルーン ロブスト”にはホンジュラス産のカメルーン種ラッパーが使用されています。
カメルーン種ラッパーが好きな私にとって、この1本はとても貴重な喫煙体験になることでしょう。
ちなみに、この葉巻を手に持って最初に匂いを嗅いだとき、今までに喫煙してきたどの葉巻よりも、強い牛舎系の素晴らしい香りを楽しむことが出来ました。
これは期待できそうですね!
早速、この葉巻を楽しんでみたいと思います!
参考までに、”カマチョ/Camacho”葉巻ブランドの創業者である”サイモン・カマチョ/Simon Camacho”は、キューバ革命後フロリダに移り、1961年から葉巻市場に参入してアメリカ及び国際市場で成功を収めますが、サイモンの死後、今回喫煙する”アラディーノ”ブランドを手掛けるエイロア家が買収し、現在のホンジュラスで生産されるようになります。
ホンジュラス産”カマチョ”ブランドを手掛けた”フリオ・R・エイロア/Julio R. Eiroa”は、2008年にカマチョ・ブランドをダビドフに売却しますが、タバコ葉農園だけは売却せずにそのまま経営を続けます。
フリオの次男である”クリスチャン・L・エイロア/Christian L. Eiroa”は、ダブドフが経営する新しいカマチョの営業担当としてスイスで勤務しますが、その後独立して、2012年に自身の葉巻ブランド”CLE/CLE”と”エル・アラディーノ/El Aladino”という名の葉巻工場を設立します。
続いて、フリオの長男である”フスト・エイロア/Justo Eiroa”は、2015年に父親のフリオと共に”JRE/JRE Tobacco Company”を立ち上げ、今回喫煙する”アラディーノ”葉巻ブランドを発表しするに至ります。
それでは、”アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto”(日本での財務省登録名称は”Aladino Cameroon Robusto”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産 カメルーン種のラッパーで巻かれた、”アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は全体的にマットな仕上がりですが、葉脈が目立たない美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、赤色を基調とした中に銀色の文字で”ALADINO CAMEROON JULIO R. EIROA”と記載され、アラディーノのロゴマークである”A”の文字が中心に大きく描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻が細いことからか、全体的にかなり硬めに巻かれています。
葉巻ボディからは、恐ろしいほど強い、牛舎系のとても良い香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、58日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間前から、葉巻を湿度52%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、僅かなカビ臭を含む濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさとスパイシーさを伴う杉の木と土と革の味からスタートする。
背景には、リコリス(甘草)やシナモン、クローブ等のスパイス類の風味と甘さがある。
なかなかの旨さだと言って良いだろう。
この葉巻には、ホンジュラス産コロホ種のタバコ葉がたっぷりと使われているが、ニカラグア産コロホ種の味とは少々異なるように感じる。
コロホ種のタバコ葉の味が主体と言うよりも、ラッパーに使用されているホンジュラス産カメルーン種のスパイシーさの方が際立っている。
このホンジュラス産カメルーン種のタバコ葉は、過去にも沢山喫煙している中央アフリカ共和国産やカメルーン共和国産のカメルーン種とほぼ同じ味を呈していると言って良いだろう。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、適切な吸引力でたっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
副流煙の香りには、刺激の無い革の香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折りを行うことから始める。
灰は軽い力で折れるが、しっかりと形を保ったまま綺麗に折ることが出来る。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、甘くスパイシーな土と革の味を主体に、リコリス(甘草)やシナモン等の風味で吸い進む。
嫌な苦みや鋭さ等の雑味は、一切感じることが無い。
遅ればせながら、ここで”旨い!”と言っておこう。
この葉巻は、過去に喫煙レビューした”ラ・ガレラ インペリアルジェイド”葉巻シリーズの味を彷彿とさせる。
勿論、それはカメルーン種ラッパーの味由来であると言えるが、今回喫煙している”アラディーノ カメルーン ロブスト”は、コロホ種のタバコ葉とのコラボであることから、ホンジュラス産コロホ種の特徴である素朴な土と革の味に、カメルーン種の甘くスパイシーな風味が見事にマッチしていると言える。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、まずバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
バンドロールはとても簡単に、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく僅かに背景の甘さが減少したように思う。
喫煙開始55分時点で、2回目の灰折りを行う。
この葉巻は味が良いことは勿論だが、最も称賛すべきことは葉巻の作りが素晴らしいことだ。
完璧な燃焼挙動に引き抵抗(ドロー)、さらにバンドロールの接着具合という細部に至るまで、ほぼ完璧に作られていると言って良い。
葉巻重量を見て分かる通りに、”ロブスト”ビトラとしては少々軽めに巻かれているが、私の考えでは、多くの葉巻はタバコ葉を詰め過ぎで、その結果、ドローが重くなったり燃焼挙動が悪くなったりして苦みを発生させやすくしまっているように思う。
一概には言えないことだと分かってはいるが、私はタバコ葉を詰め込み過ぎていない葉巻が好きだ。
喫煙開始73分時点の、少しの苦みが発生し始めた段階で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アラディーノ カメルーン ロブスト/Aladino Cameroon Robusto”は、爽やかさと甘さを伴うスパイシーな土と革と杉の木の味に、しっかりと効いたペッパー、背景にリコリス(甘草)やシナモン、クローブ等のスパイス類の風味と甘さが味わえる葉巻だと言える。
喫煙序盤では、この葉巻の素晴らしさが分かりづらかったが、吸い進めていく過程でホンジュラス産コロホ種の特徴とも言える土と革の味に、ホンジュラス産カメルーン種のスパイシーな甘さが見事にマッチしていることに気付く。
流石は、エイロア家の葉巻だ。
過去に喫煙レビューした、コロホ種のタバコ葉のみで巻かれた”カマチョ コロホ ロブスト”よりも、今回喫煙した、コロホ種とカメルーン種のタバコ葉を組み合わせた”アラディーノ カメルーン ロブスト”の方が個人的には好みの味と言えそうだ。
葉巻は適度に軽く巻かれているため、”ロブスト”ビトラであっても喫煙時間は75分と短めになったが、それでも葉巻が指で摘まめなくなる限界まで、ほぼ快適に喫煙することが出来た。
アラディーノ・ブランドの葉巻は、今後、私にとって注目の葉巻となることだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”アラディーノ カメルーン/Aladino Cameroon”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~91ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いては、89ポイント~91ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:75分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $10.60 (1ドル148円換算にて1,569円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.50 (1ユーロ160円換算にて1,840円)
- 日本国内価格 ¥2,800 (参考日本販売価格倍率1.64倍)
葉巻重量
- 購入時重量 9.93g
- 加湿・熟成後重量 10.03g (葉巻ヘッドカット後重量9.78g)
- ドライシング後重量 9.69g
- △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.92%)

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