ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto

3.5
ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ロブスト/Robusto
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ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 ロベルト・P・デュラン
シリーズ名 バラコア
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 123.8mm (4.875インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 19.8mm (50)
ラッパー エクアドル産 クリオロ種
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア製
価格 1,000円 (2025年6月現在)

この”ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、過去に喫煙レビューした”ロベルト・P・ デュラン バラコア トロ”の別ビトラとなる、”ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto”です。

過去にこの葉巻シリーズの”トロ”ビトラと”ゴルディート”ビトラを喫煙レビューしていますが、最初に喫煙したトロ・ビトラはドライシングを行っていない状態で喫煙したため、その葉巻本来の味を味わなかったようですが、ゴルディート・ビトラはドライシングを行って喫煙したことで、格安葉巻ではあるものの悪い印象は払拭されたように思います。

今回は初めて喫煙する”ロブスト”ビトラにて、私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を施すことで、更にこの葉巻本来の実力を探ってみたいと考えています。

ここ最近、私はこの”自家製発酵器熟成”の虜になっていて、過去に喫煙して”不味い”と感じた葉巻でも、”旨い”葉巻に変貌させることが出来るのではないかと、実験を繰り返しています。

ちなみに、”自家製発酵器熟成”のポイントは3つあり、

  1. 保管温度は微弱な発酵を伴う熟成が進行する30℃~35℃とし、決して本格的な発酵が開始する35℃以上の温度にはしないこと。(※アンモニアが発生するため)
  2. 保管湿度は65%~75%とし、決して湿度80%以上にはしないこと。(※カビが発生するため)
  3. 葉巻はジップロック等のチャック付き密閉ビニール袋に入れて、なるべく空気を抜いて保管すること。(※密封することでより熟成が早まるため)

上記の内容を実施するだけですので、比較的簡単に行える保管方法と言えるのですが、葉巻業界の常識から逸脱した保管方法であることから、抵抗を感じる方も多いと思いますが、ドミニカ共和国やニカラグア等の葉巻製造国で、特別なことは何も考えずに葉巻を楽しんでいる現地人の環境を再現しているに過ぎないと、私は捉えています。

即ち、葉巻製造者たちが吸っている葉巻の味を、日本国内で再現する方法がこの”自家製発酵器熟成”であると、現時点の私は考えています。

さて、その真偽のほどは、今回喫煙する自家製発酵器熟成した”ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト”で、確かめてみることにしましょう!

参考までに、”ロベルト・P・デュラン”葉巻メーカーのオーナーである、”ロベルト・ペラヨ・デュラン/Roberto Pelayo Duran”は、キューバの出身であり、キューバで葉巻生産の監督者としてスタートし、”パシフィック シガー カンパニー”でキューバ葉巻ブランドの管理を行ったり、”ブリティッシュ アメリカン タバコ”のコンサルタントをするなどの経歴がある人物です。

この葉巻のラッパーに使用されるタバコ葉は、”エクアドル産 クリオロ種”を使用していますが、バインダーとフィラーに使用するタバコ葉は、ニカラグアに自身が所有するタバコ葉農園で栽培されたタバコ葉を使用しているようです。

そして、この”ロベルト・P・ デュラン バラコア/Roberto P. Duran Baracoa”葉巻シリーズは、毎日吸っても飽きのこない、デイリー・シガーとして喫煙してもらえる葉巻として開発・販売されています。

それでは、”ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始することとしましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

エクアドル産 クリオロ種のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ”ロベルト・P・ デュラン バラコア ゴルディート/Roberto P. Duran Baracoa Gordito”は、コロラド色(茶色)をしており、葉巻表面は全体的にマット調ですが、ごく僅かな艶もある仕上がりとなっています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、茶色と赤色を基調としており、地味ながらシンプルな作りで好感が持てます。

葉巻を指で摘まんでみると、全体的に少し柔らかな感触であり、巻き密度も少し低いように感じますし、葉巻自体も軽いように感じます。

葉巻ボディからは、僅かではありますが、牛舎系の良い芳香があります。

この葉巻は、”自家製発酵器”により29日間熟成させた後、平均室内温度28℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて10日間の加湿・熟成を行っています。(計39日熟成)

葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻を湿度53%に維持したシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、酸味に近い爽やかさを伴う杉の木の味からスタートする。

直ぐに、ナッツと革と土の味を確認するが、どれもごく僅かな量だ。

背景には、杉の木の樹液(メープルシロップ?)を思わせるような甘さがある。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い控えめなペッパー(白胡椒)があることを確認する。

ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)もマイルド~ミディアムと言ったところか。

喫煙開始16分時点では、酸味に近かった爽やかさから酸味が抜け始め、喫味は少し改善される。

着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、適度な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

副流煙の香りには、甘く香ばしい香りが含まれている。

燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。

灰は心地良い感触と共に、綺麗に折れる。

中盤の味は序盤の味を引き継ぐが、酸味に近い爽やかさの酸味成分が弱まり、僅かにロースト感が増してくる。

この葉巻の喫味は、過去に喫煙した”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズの味を彷彿とさせると言えるが、この葉巻よりも”プラセレス レゼルバ スター”の方がより代替葉巻としての価値が高いように思う。

そう思う根拠は、この葉巻にはカカオ豆やパン(トースト)の味が欠如しているからだ。

だが、ローストした杉の木の純粋な味を楽しむという点に於いては、嫌な苦みや鋭さも無く、決して悪い葉巻では無い。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。

終盤の味は中盤の味を引き継ぐが、僅かにロースト感が増しただろうか。

喫煙開始53分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは何とか綺麗に剥がすことが出来る。

この葉巻は”自家製発酵器熟成”された葉巻だが、その効果はあくまで限定的で、大きく改善された点が見当たらない。

もっと大きな改善点を見い出せると思っていたが、実際には多少の苦みや酸味が抑えれていると感じることぐらいだろうか。

喫煙開始70分時点で、3回目の灰折を行う。

喫煙開始83分時点の、この喫煙終了間近になってカカオ豆の味を確認するものの、少しの苦みが発生し始めたため、この段階で喫煙を終了することとした。

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤の終わり頃ファイナルサード

ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ロベルト・P・デュラン バラコア ロブスト/Roberto P. Duran Baracoa Robusto”は、酸味に近い爽やかさを伴う杉の木と少量のナッツと革と土の味に、鼻腔を刺激することの無い控えめなペッパー(白胡椒)、背景にある杉の木と樹液(メープルシロップ?)を思わせる甘さが味わえる葉巻だと言える。

前回喫煙したこの葉巻シリーズの別ビトラとなる”ロベルト・P・ デュラン バラコア ゴルディート”と今回の”自家製発酵器熟成”した”ロベルト・P・ デュラン バラコア ロブスト”を比較すると、味に大きな違いは無く、自家製発酵器熟成が大きな効果を生むことは無かったと言わざるを得ない。

だが、喫煙時間85分という長い時間を嫌な苦み等を感じることなく喫煙出来たことは、多少なりともその効果があったのだと結論付けて良いのかも知れない。

そもそも杉の木の味を主体とした単純な喫味の葉巻であり、格安葉巻(リーズナブル系葉巻)の域から抜け出すには、カカオ豆やパン(トースト)等の味を生み出す必要があるように思う。

そう考えると、”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズに似た味の葉巻として、過去に喫煙レビューした”プラセレス レゼルバ スター”はその全てを備えており、格安葉巻の域を超えた葉巻と言える。

”自家製発酵器熟成”に関して言えることは、熟成が十分でないタバコ葉を使用した格安葉巻等には大きな効果があると考えていたが、それほどの効果を確認できない今回のようなケースもあるため、まだまだ正しい結論付けは出来ないようだ。

今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点を付けるに止めることにした。

喫煙時間

喫煙時間:85分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー(苦み含む) ★☆☆☆☆
トースト(パン・小麦粉) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★☆☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $4.00 (1ドル148円換算にて592円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 -
  • 日本国内価格 ¥1,000 (参考日本販売価格倍率1.69倍)

葉巻重量

  • 購入時重量 11.08g
  • 自家製発酵器熟成後 10.94g (葉巻ヘッドカット後重量10.85g)
  • 加湿・熟成後重量 11.10g
  • ドライシング後重量 11.01g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.81%)

ギャラリー

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