マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | マイファーザー・シガーズ |
| シリーズ名 | ラ・プロメサ |
| ビトラ | コロナゴルダ |
| 葉巻の長さ | 139.7mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | エクアドル産 ハバノ種 ロサド オスクロ |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,300円 (2026年4月現在) |
この”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、11歳のときから葉巻を巻き始め、”コイーバ”や”モンテクリスト”などの葉巻も加工してきた、キューバ出身の偉大なマスター・ブレンダーである、”ドン・ペピン・ガルシア/Don Pepin Garcia”が作り上げた葉巻、”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda”です。
”マイファーザー(ドン・ペピン)”は、上質な煙が味わえる葉巻を作ることから、誰もが認める葉巻メーカーであることに間違いありませんが、意外にも、私にとっては”定番の1本”または”最高の1本”が、まだ存在していないことも事実です。
マイファーザーが手掛ける”タトゥアヘ”葉巻ブランドでは、葉巻独自5段階評価で4.5/5点評価があるものの、”マイファーザー(ドン・ペピン)”葉巻ブランドでは、現時点では4.0/5点どまりであることに気付きました。
その理由は定かではありませんが、もしかすると、”ペピン・ペッパー”と呼ばれる強烈なペッパーが、私には少々強すぎるのかも知れません。
しかしながら、今回喫煙レビューする”マイファーザー ラ・プロメサ”葉巻シリーズは、ペッパーがそれほど強くなく、マイルドな葉巻であるという事前情報を得ていることから、もしかすると私好みの1本となる可能性もあるため、その味に期待したいところです。
参考までに、ドン・ペピンは、2001年に息子の”ハイメ・ガルシア/Jaime Garcia”と共に、キューバからアメリカ合衆国へ移住し、ニカラグア最大規模のタバコ葉栽培農園”アガノルサ SA/Aganorsa SA”のオーナーである、”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”の協力のもと、小さな葉巻工場”エル・レイ・デ・ロス・ハバノス”社を、フロリダ州マイアミに立ち上げます。
ドン・ペピンが最初に作った葉巻ブランドは、2003年に”ピート・ジョンソン”と協力して作った”タトゥアヘ/Tatuaje”ブランドですが、これが、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”で大絶賛されたことで葉巻の生産が追い付かなくなり、2006年にはもっと高い生産能力を持つ、”タバカレラ・キュバーナ/Tabacalera Cubana”葉巻工場をニカラグアに設立し、現在に至ります
それでは、”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 ハバノ種 ロサド オスクロのラッパーで巻かれた”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかな仕上がりでマット面に近いごく僅かな艶を持ち、目立った葉脈などもなく、とても美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、1本は葉巻フット側の広がりを抑える役目の臙脂色のリボンで、真ん中のサブバンドロールには葉巻シリーズ名である”La Promesa”という文字が描かれ、葉巻ヘッド側のメインバンドロールには、”My Father”のロゴとブランド名が描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりと巻かれいる中に、葉巻表層部には僅かな弾力も備えた仕上がりとなっています。
葉巻ボディからは、とても強い牛舎系の素晴らしい香りがします。
この葉巻は、平均室温22℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間前に、葉巻を湿度52%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、全く刺激の無いローストされた麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分10秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ローストされた濃厚なオーク・ウッドとリコリス(甘草)の味からスタートする。
直ぐに、土と革の味が追加される。
背景には、スモークされたロースト・ハムの風味がある。
旨い!
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い適量の繊細なペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
事前に入手した情報によると、この葉巻は”ドン・ペピン”の葉巻でありながら、マイルドなペッパーであることを特徴としているとのことだったが、確かにその通りで、鼻腔を刺激することも無いし、量も適量に抑えられている。
他社製の葉巻と比較した場合、同程度の標準的な量のペッパーを有していることになるが、さらに”ペピン・ペッパー”の特徴である”繊細なペッパー”であることが、よりマイルド感を演出しているように思う。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
引き抵抗(ドロー)はとても良く、軽く吸うだけでたっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始24分時点で、不意に灰を膝に折り落してしまった。
灰は比較的脆いと言えそうだが、それは完璧なドローの代償とも言えるだろう。
副流煙の香りには、ウイスキー・オーク樽の香ばしい香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ローストされた濃厚なオーク・ウッドとリコリス(甘草)の味を主体に、背景に追加されたしっかりと焦がしたウイスキー・オーク樽の風味とスモークされたロースト・ハムの風味で吸い進む。
煙は濃厚だが、鋭さやキツさを全く感じること無く、マイルドな喫味を楽しめる葉巻だ。
この葉巻はロースト・ハムの風味を有していることから、過去に喫煙レビューした”ベントレー・ハーフコロナ”を彷彿とさせる。
その葉巻は代替葉巻として十分に機能することだろう。
喫煙開始51分時点で、実質2回目の灰折を行う。
灰は硬いとは言えないため、早めの灰折を心掛けた方が良いだろう。
喫煙開始57分時点で、少量のカカオ豆の味が追加されるが、濃厚なオーク・ウッドとスモークされたロースト・ハムの風味にかき消されてしまう。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぎ、濃厚な煙ではあるものの、嫌な苦みや鋭さとは無縁の喫味で吸い進む。
味の質に関しては、過去に喫煙レビューした”マイファーザー ル・ビジュー 1922 トロ”の複雑な味には遠く及ばないかも知れないが、終盤になっても強さが増すことも無く、快適に最後まで吸えることがこの葉巻の長所と言えるだろう。
喫煙開始64分時点で、メインバンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始76分時点で、実質3回目の灰折を行う。
喫煙開始99分時点で気付いたのだが、過去に喫煙したマイファーザーのレビュー記事を見返してみると、最後の最後まで吸い切った葉巻が殆ど無いことを知る。
この葉巻は最後まで喫味が強くなることなく吸える、マイファーザーとしては異例の葉巻だと言えるだろう。
喫煙開始108分時点の、葉巻が指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ/My Father La Promesa Corona Gorda”は、ローストされた濃厚なオーク・ウッドとリコリス(甘草)と土と革の味に、鼻腔を刺激することの無い適量の繊細なペッパー(黒胡椒)、背景にスモークされたロースト・ハムの強い風味と焦がしたウイスキー・オーク樽の風味が味わえる、濃厚にしてマイルドな喫味の葉巻だと言える。
マイファーザーの葉巻は、私にとっては強過ぎる喫味(ストレングス、フレーバー共にフルボディ)であることから、最後まで喫煙出来ないことが多かったのだが、この”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ”は、最後の最後まで快適に喫煙出来る葉巻であったことは特筆すべきことだと思う。
燃焼挙動や引き抵抗(ドロー)が完璧に近かったことも、良い喫味に貢献しているのだろう。
しかしながら、味に関しては、過去に喫煙レビューした”マイファーザー ル・ビジュー 1922 トロ”の複雑な味に追いつくことは出来ず、トースト(パン)やモルトやレーズンの甘酸っぱさ等を感じ取ることが出来なかったのは残念だ。
複雑な味の葉巻であるということは、ニコチンや風味が強いリジェロ葉を多用する必要があるため、複雑な味を求めるか又は心地良い吸いやすさ求めるかの、どちらかを選択する必要があるということなのだろう。
今回喫煙した葉巻の味としての特徴は、間違いなく”スモークしたロースト・ハムの風味”であることに尽きる。
私もこの味は嫌いでは無く、同様にロースト・ハムの風味が味わえる”ベントレー・ハーフコロナ”にハマった時期もあるほどだ。
だが、好みが分かれる味であると思うし、私も最近ではそれほど興味を惹かれる味では無くなってしまった。
とは言え、今回喫煙した”マイファーザー ラ・プロメサ コロナコルダ”は、濃い煙であるにも関わらず、マイルドな喫味が楽しめる”マイファーザー”製葉巻として、重宝されることに間違いないだろう。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、最後の最後まで快適に喫煙出来る葉巻であったものの、複雑な味とまでは行かなかったことを鑑みて、4.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
参考までに、この”マイファーザー ラ・プロメサ/My Father La Promesa”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~92ポイントという評価を得ており、この”コロナゴルダ”ビトラに於いては、89ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:108分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $9.00 (1ドル148円換算にて1,332円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥2,300 (参考日本販売価格倍率1.73倍)
葉巻重量
- 購入時重量 11.63g
- 加湿・熟成後重量 11.82g (葉巻フットリング外し後・葉巻ヘッドカット後重量11.37g)
- ドライシング後重量 11.30g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.62%)


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