ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ロッキーパテル |
| シリーズ名 | ナンバー6 |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 139.7mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| バインダー | ホンジュラス産 ジャマストラ地区 |
| フィラー | ホンジュラス産 (& ニカラグア産 ハラパ地区?) |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 2,400円 (2026年4月現在) |
この”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ロッキーパテルのタビクサ工場で製造された葉巻ではない、プラセンシアのエル・パライソ工場で製造された葉巻となる、”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto”です。
ロッキーパテルの葉巻を吸うのは久しぶりとなりますが、今回購入したこの葉巻もホンジュラスにあるプラセンシアのエル・パライソ工場で巻かれている葉巻シリーズとなります。
ロッキーパテルの味があまり好みでは無い私でも、プラセンシアの工場で巻かれたロッキーの葉巻なら問題なく吸うことが出来ると分かっているため、今回も”エル・パライソ”工場製の葉巻を購入しました。
今回、この”ナンバー6”シリーズを購入したのは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、”コロナ”ビトラが2020年葉巻トップ25の第9位(95ポイント)として入賞していたことがその理由です。
”コロナ”ビトラは売り切れ中であったため、この”ロブスト”ビトラを購入してみました。
今回喫煙する葉巻も私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を行うことで、より私好みの味に変貌させてから喫煙に臨みたいと思います。
本来なら、私の苦手なロッキーパテルの葉巻であることから、あまり期待せずに喫煙するところですが、先日喫煙したホンジュラス製造の”ロッキーパテル LB1 ロブスト”がとても楽しめる葉巻であったことから、この葉巻には大きな期待を込めて喫煙してみることにしましょう!
参考までに、”ロッキーパテル/Rocky Patel”という葉巻メーカーは、会社名にもなっている”ロッキー・パテル”が一代で作り上げた新進気鋭の葉巻会社であり、元々はアメリカのロサンゼルスで法律事務所を経営しており、アーノルド・シュワルツェネッガーの顧問弁護士でもあったようです。
既に弁護士として成功を収めていたパテルは、自身の法律事務所を売り払い、一大決心をして葉巻業界に飛び込むという奇行に出ます。
自分の葉巻会社を立ち上げるという目標を達成するまでの5年間は、タバコ農園での畑仕事やタバコ小屋での汚れ仕事もこなしていたそうです。
2002年にはアメリカに自身の葉巻会社である”ロッキーパテル”を設立し、今現在ではニカラグアとホンジュラスにタバコ葉農場と葉巻工場を持つ、数多くの輝かしい葉巻受賞歴がある葉巻メーカーへと成長しています。
それでは、”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産 コロホ種のラッパーで巻かれた、”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto”は、コロラド色(茶色)をしており、ごく僅かな艶がある仕上がりで、なかなかの美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、どちらも黒色の背景の中に金色の装飾がなされた中に、メインバンドロールには白色の文字で”NUMBER 6”という葉巻シリーズ名が大きく描かれており、シンプルながらとても高級感があります。
葉巻ボディからは、コロホ種ラッパーらしい、軽い牛舎系のとても良い香りがします。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性を備えていますが、全体的には硬い仕上がりとなっています。
この葉巻は、”自家製発酵器”により32日間熟成させた後、平均室内温度21℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計39日熟成)
葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻を湿度50%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、全く癖の無い軽い軽い麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさを伴うローストされた麦わらと杉の木とリコリス(甘草)の味からスタートする。
直ぐに、少量の土と革の味が追加される。
悪くない味だが、少しロースト感が際立っているだろうか。
この葉巻も先日喫煙レビューした”ロッキーパテル LB1 ロブスト”と同様に、私が今まで喫煙してきたニカラグア製ロッキーの味とは、一線を画す味と言ってい良い。
個人的には、ブラックペッパー(黒胡椒)が効いたロッキーパテル LB1 ロブストの方が好みかも知れないが、ローストされた麦わらの味が主体のこの葉巻も悪くない。
この葉巻に似た味の葉巻としては、過去に喫煙レビューした”アガノルサリーフ ラ・バリダシオン コロホ”葉巻シリーズの味を思い出す。
引き抵抗(ドロー)はとても良く、軽く吸うだけでたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は比較的良好と言えるが、多少の片燃えを繰り返すため、軽い火入れ修正は必要となるだろう。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少し鼻腔を刺激する少し多めのペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、甘さ控えめのローストされた麦わらの香りが含まれている。
喫煙開始28分時点で、背景にトースト(パン)の風味が追加される。
遅ればせながら、この時点で”旨い!”と言っておこう。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は軽い力で折れてしまうが、それはきっとこの葉巻の巻き密度が低いことによるものだろう。
だが、そのお陰で軽い吸引力でたっぷりの煙を吸い込むことが出来るし、少しの時間、葉巻を灰皿に置きっぱなしにしたぐらいでは、失火する気配も無い。
中盤の味は序盤の味を引き継ぐが、ストレングス(ニコチン量)がミディアムからミディアムフルへと移行する。
この葉巻は元々ニコチン量が多い葉巻であることを、この時点で気付く。
中盤でのニコチン量の多さと、ホンジュラス産タバコ葉を多用した葉巻であるという情報から、過去に喫煙レビューした”カマチョ コロホ ロブスト”を思い出す。
だが、カマチョほどニコチン量が多い訳ではない。
喫煙開始38分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールはかなりしっかりと接着されていたが、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始56分時点では、僅かにロースト感が増し、ごく僅かな味の劣化を感じ始める。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から90分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく僅かな苦みを感じ始める。
この時点で思ったことは、この葉巻はやはりアガノルサリーフ ラ・バリダシオン コロホを彷彿とさせる味であるということだ。
だが、味の劣化と苦みが現れ始めるのは、この葉巻の方が早いようだ。
喫煙開始80分時点で、ごく少量のカカオ豆又はコーヒー豆の味が追加されるが、既に味の劣化や苦みが現れているため、その味の良さは相殺されている。
喫煙開始85分時点の、味の劣化と苦みが顕著になってきた段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト/Rocky Patel Number 6 Robusto”は、少しの爽やかさを伴うローストされた麦わらと杉の木とリコリス(甘草)と少量の土と革の味に、少し鼻腔を刺激する少し多めのペッパー(黒胡椒)、背景にトースト(パン)の風味が味わえる、上質な葉巻だと言える。
問題点を挙げるとするならば、味の劣化と苦みが現れる時期が少し早めであることだ。
だが、序盤・中盤に於いては十分に楽しめる葉巻だと言って良いだろう。
この葉巻の喫味は、過去に喫煙レビューしたアガノルサリーフ ラ・バリダシオン コロホを彷彿とさせるものであり、ホンジュラス産のタバコ葉を主体に巻かれている葉巻であっても、ニカラグア産ピューロ葉巻の味を彷彿とさせるとは、実に面白い。
おそらくは、ラッパーにコロホ種のタバコ葉が使用されていることによるものだろう。
今まで私が苦手としていたロッキーパテルの葉巻だが、ホンジュラスにあるエル・パライソ工場で巻かれた1本2,400円前後(アメリカ価格にて1本10ドル以上)の葉巻であれば、ロッキーパテル・ブランドの葉巻であっても上質な味を楽しめることが分かった。
その主な理由としては、タバコ葉の産地や品種などではなく、ベール・ルームで保管するタバコ葉の熟成期間の長さによるものだと考える。
葉巻の価格は、タバコ葉の熟成期間の長さに比例していると考えるのが妥当だ。
5年熟成のタバコ葉を使用するよりも、10年熟成のタバコ葉を使用した葉巻の方が、間違いなく高い価格の葉巻となる。
勿論、そうではないケースもあるだろうが、葉巻業界は多くの場合、正直だ。
マーケティング主導で葉巻を作ったりなどしない。
私も最初から”ロッキーパテル LB1 ロブスト”や今回喫煙した”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト”を吸っていればロッキーを毛嫌いすることも無かったのだろうが、初めて吸うブランドの葉巻は安価なものから吸い始めてしまう癖があるため、致し方ない。
これを回避するには、リーズナブルな葉巻の喫煙だけに終わらず、必ず高級ラインの葉巻を喫煙してからブランドを評価することだと思う。
葉巻は、日本国内で売られている”お米”と似たところがあると、私は考えている。
日本人が幼いころから毎日食べてきたお米は、どんなに味盲や味弱の人であっても、お米の味は必ず分かる。
どこかの有名和食料理人が絶賛しているとか、特殊な精米方法を行っている等々の、猪口才なマーケティングを仕掛けて安価な米を高い値段で販売したとしても、食べれば直ぐにバレてしまう。
それは幼いころから食べてきた、”訓練の成果”であると言って良い。
葉巻にも似たところがあると私は考えており、もし安価で不味い葉巻に高い価格が設定されていれば、ドミニカ共和国やニカラグア等の現地の人たちは直ぐに見抜いてしまうことだろう。
ニカラグアの”タビクサ/TAVICUSA”で製造されているロッキーパテルの葉巻に関しては、今後、もう一度味の検証をしてみたいと考えている。
しかしながら、ロッキーは元々”商売上手”であることが、少々気がかりだが…。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、味の劣化や苦みが現れる時期が多少早いと感じるものの、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この、”ロッキーパテル ナンバー6/Rocky Patel Number 6”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~95ポイントという高評価を得ており、この”ロブスト”ビトラも、88ポイント~90ポイントという高評価を得ています。また、この葉巻シリーズの”コロナ”ビトラは、2020年の葉巻トップ25(95ポイント9位)に入賞しています。
喫煙時間
喫煙時間:85分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(麦わら・ハーブ含む) | ★★★★☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $11.65 (1ドル148円換算にて1,724円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.90 (1ユーロ160円換算にて1,904円)
- 日本国内価格 ¥2,400 (参考日本販売価格倍率1.32倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 14.18g
- 自家製発酵器熟成後 13.88g (葉巻ヘッドカット後重量13.72g)
- 加湿・熟成後重量 13.95g
- ドライシング後重量 13.86g
- △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.65%)


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