タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | タトゥアヘ |
| シリーズ名 | セレクシオン デ カサドール・ニカラグア |
| ビトラ | ペティ (ペティカサドレス) |
| 葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 15.9mm (40) |
| ラッパー | アメリカ合衆国産 コネチカットブロードリーフ |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,000円 (2023年6月現在) |
この”タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva”の葉巻/シガー喫煙レビュー
この葉巻は、元ヘヴィメタルバンドのベースギタリストの経歴がある、”ピート・ジョンソン/Pete Johnson”と、ペッパーが効いた葉巻を提供することで有名な、”マイ・ファーザー/My Farther”葉巻ブランドの”ドン・ペピン/Don Pepin”が協力して生まれた、”タトゥアヘ/Tatuaje”という葉巻ブランドの葉巻です。
タトゥアヘ葉巻ブランドの葉巻としては、以前に、”タトゥアヘ タトゥー カバレロ ロブスト/Tatuaje Tattoo Caballero Robusto”を吸ったことがありますが、重厚で上質なロースト感とたっぷりのペッパーとダークチョコレートの甘みを味わえる良い葉巻でした。
しかし、少々高価である1,400円という価格であることと、その価格帯では他の選択肢(シーエーオー ピロン コロナ等)もあるため、同葉巻ブランドの、他の葉巻シリーズにも手を出せずにいました。
今回喫煙する葉巻は、ロブストビトラと比べると、かなり小さなペティビトラとなりますが、価格も1,000円で入手することが出来るため、試しに購入してみることにしました。
大きさからすると、かなり割高な葉巻なのかも知れませんが、私にとって重要なのは、1,000円前後で購入できることにありますので問題はありませんし、おそらく40分~50分は喫煙できると推測しています。
この葉巻は、”セレクシオン デ カサドール・ニカラグア/Seleccion de Cazador Nicaragua”葉巻シリーズに分類され、バインダーとフィラーは同じブレンド構成ですが、ラッパーにはアメリカ合衆国産 コネチカット ブロードリーフが使用されています。(他はエクアドル産ハバノ種ラッパーを使用)
前回の葉巻/喫煙レビュー時に吸った、”マカヌード マデューロ ディプロマット/Macanudo Maduro Diplomat”のラッパーと同様のタバコ葉ですが、こちらはマデューロ発酵していなさそうです。
タトゥアヘの”ピート・ジョンソン”は、キューバ産の葉巻にハマり、それを他国産の葉巻にも求めましたが見当たらなかったため、自身でキューバ産葉巻のような味の葉巻を作りだした訳ですから、この葉巻もキューバ産葉巻に近い味か、または、キューバ産葉巻愛好家にも満足してもらえる味を提供してくれるだろうと思っています。
葉巻ボディの匂いを嗅ぐと、とても香ばしくて濃厚な香りがして、火を点ける前から興奮してしまいます。
”タトゥアヘ”という葉巻メーカーは、2003年から葉巻の製造・販売をスタートし、今では多くの葉巻評価スコアで90ポイント以上を獲得する、人気葉巻メーカーとなっています。
この葉巻/シガーの喫煙レビューを行うのが、とても楽しみです!
それでは”タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
アメリカ合衆国産コネチカット ブロードリーフのタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ”タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva”は、マデューロ色(茶褐色)をしており、葉巻表面は僅かに黒光りしており、多少ザラついた仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、茶色と白色が使われたシンプルな作りであり、その葉巻ブランド名である、”Tatuaje”の文字が筆記体で描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりしっかりとした硬さがあり、十分過ぎる量のタバコ葉が使われていることが分かります。
葉巻全体を手に持って確認すると、コネチカットブロードリーフらしく、太い葉脈が多数走っており、色班もあって、それが逆に美しく感じてしまいます。
この葉巻の、最も特徴的なところは、葉巻フット側がカットされておらず、余分なラッパーを折り畳んだ状態になっていることです。
最近の流行りなのでしょうか?
この葉巻は、湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて、13日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした干し草の香りがして、引き抵抗は少々重めですが、良好と言える範囲内だと思います。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、深くローストされた草とオークウッドと革の味からスタート。
引き抵抗(ドロー)は、かなり重く感じる。
以前吸った、”ロッキーパテル CSWC 葉巻世界選手権公式シガー マレーバ/Rocky Patel CSWC Cigar Smoking World Championship Mareva”の引き抵抗に近い重さだ。
ペッパーも、かなり効いている。
全体的には、ロースト感主体の味と言える。
喫煙開始10分時点で、草の味が消え、深くローストしたオークウッドと革の味が主体となる。
背景には、ごく僅かな甘みもあるのだが、ロースト感が邪魔をして、甘み成分が判別しづらい。
敢えてこの甘みを具体的に例えるとすると、カカオ豆の甘みだと言えるだろう。
喫煙開始15分時点で、やっと味が安定しだしてきて、深くローストされたオークウッドと革とコーヒーの味に、しっかりと効いたペッパー、背景にカカオ豆90%のダークチョコレートの甘さがある、バランスの取れた味となった。
なかなか、旨い。
喫煙開始20分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はしっかりとしていて、小気味よく折れた。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、序盤の終わり頃に整った旨さを、そのまま引き続き楽しめる。
ストレングス(強さ)は、ミディアム~フルボディだと言えるが、葉巻が小さいことで、それほどニコチンの強さは感じない。
引き抵抗が強く、煙の量も少ないため、吸いごたえが薄いのが少し残念だ。
喫煙開始30分時点で、ごく僅かだが、揮発性成分の味を一時的に確認した。
しかし、ごく微量で一時的であるため、気にする必要はないだろう。
燃焼挙動は良く、序盤には片燃えの傾向があったが、自己修正された。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から35分以降の終盤は、序盤・中盤の旨さが減少し、少しバランスを欠いた味になってきた。
しかし、深くローストしたオークウッドとカカオ豆90%のダークチョコレートの味は、しっかりと感じることが出来る。
喫煙開始40分時点で、2回目の灰折を行うと同時に、バンドリング(シガーリング)を剥がす。
序盤・中盤の旨さが、完全に崩壊した時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva”は、深くローストしたオークウッドと革とコーヒーと草の味に、しっかりと効いたペッパー、背景にはカカオ豆90%のダークチョコレートの甘さがある、小さいながら良く出来た葉巻だと言える。
喫煙序盤始め頃は、味に纏まりがなく、この小さくて割高な葉巻を購入したのは失敗だったかと思ったが、喫煙開始から15分程待てば、この葉巻の旨さを十分に感じてもらえるだろう。
この葉巻の難点を挙げると、引き抵抗が重く、煙の量が比較的少ないため、葉巻喫煙の醍醐味に欠けることだと思う。
味に関してだけで言うと、葉巻独自評価4.0/5点を点けても良い葉巻だが、コストパフォーマンスを考えると、もっと割安感があって、同じような旨い葉巻もあるため、3.5/5点の評価とした。
参考までに、この”タトゥアヘ ペティカサドレス/Tatuaje Petit Cazadores Reserva”葉巻は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、84ポイント~88ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:45分
味覚フレーバーグラフ(追記レビュー時毎に更新)
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★★☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度(追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $4.75 (1ドル148円換算にて703円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.30 (1ユーロ160円換算にて848円)
- 日本国内価格 ¥1,000 (参考日本販売価格倍率1.29倍)
葉巻重量 (2026/5/17追記レビュー時のデータ)
- 購入時重量 5.37g
- 自家製発酵器熟成後 5.51g (葉巻ヘッドカット後重量5.35g)
- 加湿・熟成後重量 9.35g
- ドライシング後重量 5.30g
- △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.93%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2026/5/17
今回が3本目となる、”タトゥアヘ ペティカサドレス”(自家製発酵器熟成)を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、28日間自家製発酵器内で熟成させた後、平均室温24℃・湿度65%の自宅ヒュミドールにて8日間加湿・熟成させたものを吸う。(計36日間)
喫煙前に7時間ほど、湿度51%のシリカゲルが入ったドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.93%という少し多めの葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2016年から配信が開始されたアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズである、”ビリオンズ/Billions”の最終シーズン最終話を見ながら喫煙する。
このドラマは、ニューヨークのヘッジファンドに対する司法捜査と訴訟合戦を描いた物語であり、私が好きな”ダミアン・ルイス”が主演を務めていることから、最近は特に集中して視聴しているドラマだ。
とても良いドラマだった。
ヘッジ・ファンドという少し難解な題材を扱った話ではあるものの、主演のダミアン・ルイスの素晴らしい演技と脚本の素晴らしさで、見るもの全てを惹きつけるドラマだった。
今後、また良いドラマを探し出すことが出来るのか、それが心配だ。
ま、そんな話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたいと思う。
序盤は、少し酸味寄りの爽やかさを伴う重厚なオーク材と土と革の味からスタートする。
これほど重厚な喫味であるにも関わらず、ごく少量のクリームの味を感じることも出来る。
背景には、ほろ苦さを含むコーヒー豆とカカオ豆の風味ががある。
良い葉巻だと思う。
今回喫煙したこの葉巻コピーには、初めて自家製発酵器熟成を施しているが、効果のほどはそれほど感じることはできなかったものの、悪さもしていないことで良しとしておくこととした。
今回の自家製発酵器熟成された葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回の3.5/5点寄りの4.0/5点から、4.0/5点そのものとすることとした。
喫煙時間40分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/5/18
今回で2本目となる”タトゥアヘ ペティカサドレス”を喫煙する。
平均室温24℃・湿度65%の自宅ヒュミドールにて、6日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に8時間ほど、ドライボックス内での”ドライシング”を行ってから、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分30秒かけて着火する。
葉巻フット側がラッパーで覆われているため、着火に時間が掛かる。
自宅リビングソファーにて、2013年からアメリカ合衆国で公開が始まった海外ドラマである、”レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー/Ray Donovan”を見ながら喫煙する。
この海外ドラマは、もう既に通しで4回目の視聴に入っている。
なんと素晴らしいドラマだろうか。
脚本とキャラクター設定が兎に角、秀逸と言う他ない。
このドラマはシーズン7で打ち切りとなったが、後に話を完結させる、”Ray Donovan: The Movie”がアメリカでは放映されているのだが、日本では全く見ることが出来ないことを鑑みると、日本でのドラマの視聴率は、かなり悪かったのだと推測する。
日本では、本当に良いものが、正当な評価を得るのは難しいようだ。
映画の話はこれくらいにして、本題の葉巻レビューに入るとしよう。
序盤は、ダークローストされた杉の木と革の味でスタートする。
背景には、ダークローストされたカカオ豆の甘さがある。
直ぐに、少量のナッツと土の味が追加される。
なかなか旨い。
副流煙の香りは、カカオ豆の甘く香ばしい香りがある。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、小麦粉の風味を伴う、繊細なペッパー(黒胡椒)がしっかりと効いていることを確認する。
この繊細なペッパーの味は、間違いなく”ドン・ペピン”が製造する葉巻の特徴である、”ペピン・ペッパー”の味だ。
前回喫煙したときと比べると、草の味を感じることはなく、嫌な苦みや鋭さも全く感じることは無く、快適に喫煙できる。
これは8時間のドライシングが、功を奏したと言えよう。
燃焼挙動は悪くないが、軽い片燃えに対する、数回の火入れ修正は必要だ。
旨い葉巻なのだが、少々単調な味であることは否めない。
しかしながら、1本1,000円でこの味が楽しめるのなら、文句の付けようもないだろう。
喫煙開始45分以降の、唇に熱を感じ始めた時点で、喫煙を終了することとした。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、今までの3.5/5点の葉巻にしておくのは勿体ない葉巻であることが分かったため、3.5/5点寄りの4.0/5点とした。
喫煙時間約46分。


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