ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho

3.5
ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 アンチョ/Ancho
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ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho

葉巻/シガー情報

ブランド名 ドン・ドゥアルテ
シリーズ名 クラシコ
ビトラ アンチョ
葉巻の長さ 101.6mm (4インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 23.8mm (60)
ラッパー ニカラグア産 ハバノ2000 (H2000)
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産 & メキシコ産 サンアンドレス種
生産国 ニカラグア製
価格 1,800円 (2026年3月現在)

この”ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が初めて葉巻を購入したリカーショップに置いてあった数少ない葉巻の中の1本であり、葉巻趣味を始めた当初はとても興味があったニカラグア産の葉巻である、”ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho”です。

久しぶりにこの”ドン・ドゥアルテ”ブランドの葉巻を吸ってみようと思ったのは、過去に一度もこの葉巻で”自家製発酵器熟成”させたものを吸っていないことに気付いたことと、比較的リーズナブルな葉巻であるため、”ベール”状態でのタバコ葉の熟成期間も短いものが使用されていると考えられることから、自家製発酵器熟成の効果も高いだろうと推測したからです。

過去に喫煙レビューした”ドン・ドゥアルテ クラシコ カザドール”は、序盤・中盤はで上質な煙を堪能できたものの、喫煙終盤ではロースト感が増してごく僅かな苦みを感じてしまいましたが、今回の自家製発酵器熟成した葉巻ではどのように味が改善されているか、吸って確かめてみたいと思っています。

暫くの間、この葉巻シリーズをリピート購入しなかったのは、ここ数年の間に随分と値段が上がってしまったことが、最も大きな理由なのかも知れません。

自家製発酵器熟成を実施することにより、今現在の価格に見合った味に変えることが出来れば、またリピート購入する機会が増えるような気がしています。

参考までに、今回喫煙する”ドン・ドゥアルテ/Don Duarte”という葉巻ブランドは、キューバー出身の伝説のマスター・ブレンダーであり、シガー・ローラーでもある、”エヴェリオ・オビエド/Evelio Oviedo”が、ブレンドを担当しています。

この、エヴェリオは、キューバの有名葉巻メーカーである、”アップマン/H. Upmann”工場で23年間働いていたことがあり、アップマンの受賞歴のある有名な葉巻のブレンドも担当した人物です。

また、キューバの超有名葉巻メーカーである、”モンテクリスト/Montecristo”の、No.1とNo.4も、このエヴェリオがブレンドを行っているとのことです。

”ドン・ドゥアルテ”という葉巻ブランドは、2008年に立ち上げられた葉巻メーカーであり、オーナーの”ドン・ロジャー・ドゥアルテ・ロドリゲス/Don Roger Duarte Rodriguez”は、ニカラグアのタバコ葉栽培者であり、エステリの創設者の一人でもある、”ドン・ラファエル・ロドリゲス/Don Rafael Rodriguez”を曾祖父に持つ家系の生まれです。

ドゥアルテ自身も、タバコ葉栽培供給会社であり、葉巻製造会社でもある、”アガノルサ・リーフ/Aganorsa Leaf”で社長を務めていた経歴があり、そのときに、”マイファーザー”葉巻会社のドン・ペピン・ガルシアなどの人たちと協力関係にありました。

その人たちのツテから、キューバの伝説的マスター・ブレンダーである、エヴェリオ・オビエドに出会い、この葉巻ブランドが完成するまでに至ります。

それでは、”ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho”(日本での財務省登録名称は”Don Duarte Clasico Intermedia Ancho”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産 ハバノ2000種のラッパーで巻かれた、”ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面はとても滑らかで適度な艶があり、とても美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、アイボリー色の中に、赤色と金色を使って描かれた紋章がデザインされており、金色の中に黒色の文字で”DON DUARUTE”という葉巻ブランド名が描かれています。

バンドロールのデザインは、今までに購入した”クラシコ”葉巻シリーズとは少し異なり、こちらの方がコート紙を使用した豪華な作りとなっています。

葉巻ボディからは、それほど強くはありませんが香ばしい牛舎系の良い香りがします。

この葉巻は、”自家製発酵器”により35日間熟成させた後、平均室内温度21℃・湿度63%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計42日熟成)

葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻を湿度50%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、喉に少し刺激を感じる麦わらの味がして、引き抵抗は少し軽めですが、良好の範囲内と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木とごく少量の革と土の味からスタートする。

直ぐに、少量の麦わらの味が追加される。

背景には、僅かなリコリス(甘草)由来の甘さがある。

悪くは無い味だ。

僅かに酸味寄りの喫味であることと、麦わらの味が少し粉っぽいことは気がかりではあるが、軽い引き抵抗(ドロー)で適切な量の煙を口蓋に引き込むことが出来るため、吸い心地は良い。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はマイルド~ミディアムと言ったところか。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い少量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。

燃焼挙動は良好で、太い葉巻であるにも関わらず、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。

副流煙の香りには、シリアル(コーンフレーク)の香りが含まれている。

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から23分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。

灰は硬いとは言えないが、形を保ったまま綺麗に折ることが出来る。

中盤の味は序盤の味を引き継ぐが、僅かに酸味寄りであった喫味が落ち着きを見せ始め、背景にごく僅かなパン又はシリアル(コーンフレーク)等の穀物系の風味が追加される。

喫煙開始32分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことができる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から46分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。

終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、爽やかさは影を潜め、少し濃厚な喫味となる。

だが、嫌な苦みや鋭さは感じられないし、味の劣化も始まってはいない。

この”ドン・ドゥアルテ クラシコ”葉巻シリーズを最初に喫煙したときは、まだ葉巻の味というものを理解していなかったこともあり、それなりの良さを感じていたものだが、250本の葉巻をレビューしてきた今現在の私が吸うと、それほどの良さを感じることが出来なくなってしまったようだ。

だからと言って、味自体にマイナス面がある訳では無い。

理由として考えられる唯一のことは、喫煙全般を通して苦み成分由来の”くすみ感”が常に付き纏うことが挙げられる。

喫煙開始70分時点からは、”くすみ感”ではない僅かな苦みを感じるようになる。

喫煙開始84分時点の、嫌な苦みや鋭さは無いが、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルサード

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ドン・ドゥアルテ クラシコ アンチョ/Don Duarte Clasico Ancho”は、僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木とごく少量の革と土と麦わらの味に、鼻腔を刺激することの無い少量のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にリコリス(甘草)由来の甘さやごく僅かなパン又はシリアル(コーンフレーク)等の穀物系の風味が味わえる葉巻だと言える。

味自体は悪いと思わないし、マイナス面となる苦みや鋭さがある訳でもないが、今現在の私の味覚では好みから外れてしまったようだ。

どうやら、この葉巻を製造を請け負っている”タバカレラ・ページス・デ・ニカラグア SA/Tabacalera Pages de Nicaragua SA”で作られている葉巻全般が、今の私の味覚とは合わないらしい。

過去に喫煙レビューした”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト”も同じ葉巻工場で巻かれているが、それも同様だ。

A.J.フェルナンデスの義理の弟が中心となって動いている会社であるようだが、タバコ葉の栽培・発酵・熟成方法の違いによって、タバコ葉の味そのものが私の味覚と合わないのかも知れない。

今回喫煙した葉巻は私が考案した”自家製発酵器熟成”を施しているが、唯一、功を奏したと思えることは、喫煙終了時まで嫌な苦みや鋭さや味の劣化を感じることなく喫煙出来たことだろうか。

それはこの葉巻シリーズを喫煙してきた中で、過去最長の喫煙時間であることが暗に物語っている。

この葉巻ブランドは価格も上がってきていることだし、今後はリピート購入することもないように思う。

だが、味の好みは十人十色であるため、私の言うことを真に受ける必要もないだろう。

今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5寄りの3.5/5点が妥当だと判断した。

喫煙時間

喫煙時間:84分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー(苦み含む) ★★☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★★☆☆☆
ナッツ ★★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★☆☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 - (廃盤品)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 - (廃盤品)
  • 日本国内価格 ¥1,800

葉巻重量

  • 葉巻購入時重量 13.56g
  • 自家製発酵器熟成後 13.43g (葉巻ヘッドカット後重量13.26g)
  • 加湿・熟成後重量 13.56g
  • ドライシング後重量 13.51g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.37%)

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