モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | モントーサ |
| シリーズ名 | マデューロ |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 125mm (4.92インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | メキシコ産 スマトラ種 マデューロ |
| バインダー | ブラジル産 バイーア州 スマトラ種 |
| フィラー | ニカラグア産 コンテガ地区 & エステリ地区 , ブラジル産 , ドミニカ共和国産 , アメリカ合衆国産 ケンタッキー州 ファイヤーキュアード |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 1,200円 (2025年6月現在) |
この”モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ドイツの葉巻輸入業者である”アーノルド・アンドレ/Arnold Andre”がドミニカ共和国の自社工場で製造している葉巻である”モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto”です。
”アーノルド・アンドレ”は、”ラ・オーロラ”、”ブリックハウス”、”ホヤ・デ・ニカラグア”等々の有名葉巻メーカーの葉巻をドイツ国内に輸入している葉巻輸入業者ですが、輸入するだけに止まらず、ドミニカ共和国に自社工場を構え、ロングフィラー葉巻ブランドとなる”カルロス・アンドレ”や”ブエナ・ビスタ”、そして今回喫煙レビューする”モントーサ”等を製造する葉巻メーカーでもあります。
以前にはこの葉巻ブランドのマデューロ・バージョンではないナチュラル・バージョンとなる”モントーサ ロブスト”の喫煙していますが、そのレビューでは、”酸味に近い爽やかさを伴うナッツと杉の木と少量の土の味に、少しの苦みを伴う適量のペッパー(白胡椒)、背景にはナッツの香ばしい風味がある葉巻”と記載しています。
悪い葉巻ではなかったようですが、少しの酸味と苦みが評価(3.0/5点)を落としたようです。
ですが、今回はマデューロ・バージョンの葉巻であることと、私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を行っているため、前回の葉巻の印象とは大きく異なる可能性もあります。
また、その変化を期待して、この葉巻を購入したことも事実です。
今回喫煙する”モントーサ”葉巻ブランドは、リーズナブルでありながらマイルドで複雑な喫味を実現するために3年もの年月を費やして完成させたブレンドとのことですが、そのマデューロ・バージョンの葉巻が”自家製発酵器熟成”によってどのような真価を発揮してくれるのか、喫煙するのがとても楽しみです!
それでは、”モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
メキシコ産 スマトラ種 マデューロのラッパーで巻かれた、”モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto”は、マデューロ色(褐色)~オスクロ色(黒褐色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶があり、リーズナブル系葉巻にしては良く出来た外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、緑色の下地に金色の文字で”MONTOSA ROBUSTO”という葉巻名が書かれただけのシンプルな作りになっています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりしっかりと巻かれてはいますが、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性を備えていることが分かります。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、24日間の自家製発酵器熟成を経た後、温度27℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、10日間の加湿・熟成を行っています。(計34日間)
葉巻喫煙を開始する8時間前に、湿度53%のシリカゲル入り葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ロースト感を伴う濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は僅かに重めですが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約5分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ごく僅かな酸味とロースト感を伴う濃厚な杉の木の味からスタートする。
最初の一服目は、マデューロ葉巻の典型的な味と言って良いだろう。
直ぐに、革と土の味が追加される。
背景には、良い表現をするならば、ラズベリーの甘酸っぱさを含むダークチョコレートの風味があると言えるが、実際には少しの酸味が鼻に付く。
だが、この味こそ、最初に言った通りの”マデューロ葉巻”の典型的な味であるため、悪く言うことも出来ないだろう。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要することなく、火は均一に燃え進む。
副流煙の香りには、ローストされた甘く香ばしい香りがある。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することのない適量のペッパー(黒胡椒?)があることを確認する。
この葉巻の味は、過去に喫煙レビューした”マカヌード マデューロ ディプロマット”に酷似していると言って良いだろう。
史上最高のマデューロ葉巻との呼び声も高い”マカヌード マデューロ ディプロマット”に酷似しているということは、この葉巻もそこそこ良い線を行っているのだろうが、元々マデューロ葉巻をあまり得意とはしていない私にとっては、マデューロ葉巻特有の僅かな酸味が気になってしまう。
引き抵抗(ドロー)は少し重めだが、口蓋に引き込む煙の量に不満はない。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰はグザッという、心地良いとはとても言えない感触と共に、なんとか綺麗に折ることは出来る。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、ロースト感と僅かな酸味を伴う杉の木と土と革の味に、背景にあるラズベリーの甘酸っぱさを含むダークチョコレートの風味で吸い進む。
序盤では、マデューロ葉巻自体が私好みでは無いことから、多少酷評気味ではあったものの、この中盤では”慣れ”もあってか、吸い心地の良さを見い出し始める。
それは酸味と甘みのバランスの良さがそう思わせるようだ。
例えるなら、毎年バレンタインデー時期に多くのパン屋で販売される、チョコチップ入りのフランスパンの内の、一つの味だ。
”メゾンカイザー”や”ポール・ボキューズ・ベーカリー”では、ただチョコチップとナッツが入っただけの甘いフランスパンが販売されるが、”ドンク”ではクランベリーとヘーゼルナッツとチョコチップが練り込まれた、酸味と甘みのバランスが絶妙とも言えるフランスパンが販売される。
1本800円前後と少々高価だが、ただ甘いだけではなく、如何に酸味というものが重要かということを思い知らさせる、素晴らしいパンだ。
この葉巻はそのパンを彷彿とさせる。
遅ればせながら、旨い!と言っておこう。
元来、日本人は酸味が苦手であり、ビネガーを使用したメインディッシュも殆ど存在せず、あっても”わかめの酢の物”とか”タコの酢の物”程度の小鉢ぐらいしか存在しないことがそれを物語っており、酸っぱい食べ物が好きな私でも葉巻に関しては酸味を良しとはしていない。
しかしながら、甘みとのバランスが取れている場合は、旨さを感じ取れるようだ。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
喫煙開始74分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
終盤の味は中盤の味を引き継ぐが、煙にはごく僅かな苦みが含まれるようになるが、気になる程のものではない。(喫煙時間80分時点)
その苦みは、もしかすると引き抵抗が重めであることが理由で発生しているかも知れないと思い、葉巻を指で揉みほぐしていたら、ラッパーを破損してしまった。(^^;)
喫煙開始90分時点の、苦みが少し気になりだした時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”モントーサ ロブスト マデューロ/Montosa Maduro Robusto”は、僅かな酸味とロースト感を伴う杉の木と土と革の味に、鼻腔を刺激することの無い適量のペッパー(黒胡椒)、背景にあるラズベリーの甘酸っぱさを含むダークチョコレートの風味が味わえる、マデューロ・シガーとしては良く出来た葉巻だと言える。
元々、マデューロ葉巻特有の酸味をあまり得意としていない私だが、ラズベリーの甘酸っぱさとダークチョコレートの風味とのバランスは、秀逸と言っても良い。
過去に喫煙レビューした”マカヌード マデューロ ディプロマット”を彷彿とさせる味だが、個人的にはこの葉巻の方が好みの味と言えるだろう。
だが、よく考えてみれば、今回喫煙した葉巻は”自家製発酵器熟成”された葉巻であるため、その効果もあったのかも知れない。
ラッパーの色が濃いマデューロ葉巻やサングロウンラッパーの葉巻では効果が低いと考えている自家製発酵器熟成だが、味のマイナス面を軽減させる効果はあるようだ。
また、この葉巻には、ドミニカ共和国産やニカラグア産葉巻としては珍しい”アメリカ合衆国ケンタッキー州産ファイヤーキュアード”のタバコ葉がフィラーに使用されており、それが味に対して良い方向に働いていた可能性もある。
ファイヤーキュアードとは、天井付近にタバコ葉が吊るされている乾燥小屋の床面に、オーク材やメスキート材などを数日~数週間燃やし続けて乾燥させたタバコ葉を意味している。
私の認識では、”ファイヤーキュアード”のタバコ葉は、パイプ用フレークにはよく使用されるものの、葉巻にはあまり使用されてないという認識であったが、つい最近、A.J.フェルナンデスのインスタグラムで、乾燥小屋の床にまき火を焚いている映像を見てしまったことから、A.J.でもやっていたのかと衝撃を受けた。
そう言えば、A.J.の葉巻はマデューロ葉巻でないにも関わらず、色の濃いラッパーが巻かれている葉巻が多いことに、頷けた。
どうやら、それが風味の良さを生み出しているようだ。
今回喫煙した”モントーサ ロブスト マデューロ”も、その”ファイヤーキュアード”タバコ葉の恩恵を受けているかも知れない。
リーズナブルにマデューロ葉巻の味を試してみたいと考える葉巻初心者の方には、過去に喫煙レビューした”マカヌード マデューロ ディプロマット”と併せて、今回喫煙レビューしたこの”モントーサ ロブスト マデューロ”を、是非、試していただきたいと考える。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、リーズナブルでありながら嫌みの無いマデューロ葉巻の味を楽しめることを鑑みて、3.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
喫煙時間
喫煙時間:92分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €4.90 (1ユーロ160円換算にて784円)
- 日本国内価格 ¥1,200 (参考日本販売価格倍率1.53倍)
葉巻重量
- 購入時重量 15.08g
- 自家製発酵器熟成後 15.72g (葉巻ヘッドカット後重量15.44g)
- 加湿・熟成後重量 15.29g
- ドライシング後重量 15.19g
- △減少重量 (△減少割合) △0.10g (△0.65%)


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