アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アルトゥーロ・フエンテ |
| シリーズ名 | ナチュラル |
| ビトラ | ブレバロイヤル (コロナ) |
| 葉巻の長さ | 140mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (42) |
| ラッパー | エクアドル産 (アフリカ産?) カメルーン種 |
| バインダー | ドミニカ共和国産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 (ショート&ミディアムフィラー使用) |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 1,200円 (2024年2月現在) |
この”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、アメリカにて絶大な人気を誇る高級葉巻メーカーである”アルトゥーロ・フエンテ/Arturo Fuente”葉巻ブランドが作る、リーズナブル系ミディアム&ショートフィラー葉巻である、”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”です。
この葉巻シリーズが日本国内に輸入が開始されたのは2023年8月からですが、12月になって初めて私の行きつけの葉巻販売店に陳列されるようになりました。
私の葉巻独自5段階評価にて4.5/5点を叩き出した、”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ サングロウン/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown”は、小さい葉巻であるにも関わらず、1本2,350円と高価ですが、この葉巻は”コロナ”ビトラでありながら、半額に近い1本1,200円で購入できるため、味に関して問題があると疑ってかかるのも当然のことでしょう。
価格が安い主な理由は、アルトゥーロ・フエンテで製造している高級葉巻から出た端材を使用しているため、フィラーにはロングフィラーが使用されておらず、ミディアムフィラー又はショートフィラーを使用していることが挙げられます。
また、トルセドールになったばかりの訓練生に、このリーズナブル系葉巻の製造を担当させているのかも知れません。
この葉巻を手に持ってみると、比較的少し軽く感じ、葉巻の巻き密度も低いようで、少しフワフワした感触があります。
しかしながら、問題は味であるため、アルトゥーロ・フエンテの高級葉巻から出たタバコ葉の端材を使用しているのなら、味も悪くはないのではないかと予想しています。
”ラ・オーロラ”社の格安系葉巻である、”プリンシペ”葉巻ブランドも同様に、”ラ・オーロラ”葉巻ブランドで作っている葉巻から出たタバコ葉の端材から作られていますが、これはとても不味いです。(^^;)
”ラ・オーロラ コロホ”、”ラ・オーロラ カメルーン”、”ラ・オーロラ 107”等の葉巻シリーズは、そもそもが1本1,000円前後で購入できるリーズナブル系葉巻であるため、その端材から作られた葉巻は格安系葉巻となりますが、高級葉巻である”アルトゥーロ・フエンテ”の端材から作られたリーズナブル系葉巻ならば、”ラ・オーロラ コロホ”と同程度の実力を見せてくれるかも知れません。
この葉巻が美味ければ、価格の面から、リピート購入する葉巻となるかも知れませんが、ロングフィラーが使われていない葉巻を良しとするのも考えものです。
何はともあれ、まずは吸ってみて、それから考えてみることにしてみましょう!
それでは”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産カメルーン種のラッパーで巻かれた”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”は、滑らかなごく僅かな艶を持つ仕上がりで、コロラドクラロ~コロラド色(茶色)をした外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色と金色と白色を使用したシンプルなもので、”ロメオ Y ジュリエッタ”を彷彿とさせる作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的に柔らかさがあり、十分な量のタバコ葉は使われているのでしょうが、ロングフィラーではないことが窺えます。
葉巻ボディからの芳香性は弱く、少しスパイシーなナッツのような香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、美しい外観をしていますが、葉巻を少し揉んでみると、ラッパーが縦割れしてしまいました。
この葉巻は、平均室温14℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する3時間程前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、杉の木と革とナッツが混ざり合った味からスタートする。
煙には、ごく僅かな酸味を含んでいる。
背景には糖蜜の甘さがある。
とてもショートフィラーを使用した葉巻とは思えない味だ。
旨い。
燃焼挙動は、着火直後に片燃えが始まるが、しばらく様子を見ることにする。
着火後の引き抵抗(ドロー)は、ショートフィラー葉巻にしては良好で、適切な抵抗感もあり、たっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ごく僅かな苦みと酸を含んだ適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。
喫煙開始12分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はかろうじて形を保っているが、とても柔らかくてもろい。
副流煙の香りは、僅かだが甘く香ばしい香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぐが、土の素朴な味が追加される。
最高に上質な味とまではいかないが、この葉巻にはしっかりと”アルトゥーロ・フエンテ”葉巻の味が含まれている。
この葉巻の日本国内での販売価格は1本1,200円だが、アメリカでは1本3.25ドル(約481円)という安価で販売されていることが、とても信じられない。
さらに2国間の平均給与差も考慮すると、2倍近い開きがあると言われていることから、アメリカ人はこの葉巻をより安価で手頃な葉巻に感じていることだろう。
喫煙開始26分時点で、2回目の灰折を行う。
燃焼挙動は、ここまで1回も火入れ修正することなく、自動修正され、均等に燃え進む。
喫煙開始30分時点で、ロースト感が強くなりだしたことにより、僅かな苦みを感じ始める。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から36分以降の終盤は、序盤・中盤の味に、ロースト感がプラスされることにより、舌に感じる苦みが増え始める。
しかし、まだ嫌な苦みではない。
喫煙開始43分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは綺麗に剥がすことが出来る。
46分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始53分時点で、苦み成分が強くなり、序盤・中盤の旨さが感じられなくなった時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”は、杉の木と革とナッツが混ざり合った味に、ごく僅かな酸味を含んだ適量のペッパー(白胡椒)と土の素朴さ、背景には糖蜜の甘さが味わえる、ショートフィラー葉巻にしてはとても良く出来た葉巻だと言える。
この葉巻には、”アルトゥーロ・フエンテ”葉巻ブランドとしての、基本の味を感じることが出来る。
味としてはシンプルだが、ショートフィラー葉巻としては上出来だと思う。
出来れば日本でも、アメリカと同じ価格相場で購入出来ればありがたいのだが…。
ショートフィラー葉巻の代表格と言える、”ブリックハウス”葉巻ブランドを製造する”J.C.ニューマン”が手掛ける、格安ショートフィラー葉巻(サンドイッチ・シガー)の”クオラム クラシック コロナ”は1本2.36ドル(約349円)であり、もしアメリカに在住していたのなら、間違いなく今回喫煙した1本3.25ドル(約481円)の”アルトゥーロ・フエンテ ブレバスロワイヤルナチュラル”を選択し購入するだろう。
しかし日本では1本600円と1本1,200円との比較となるため、この葉巻は割高に感じるかも知れない。
最近、私はアメリカやヨーロッパでの価格相場と日本の販売価格を気にするようになり、少し調査してみたが、日本で販売している葉巻の多くは、諸外国相場の1.5倍~2倍の価格で販売しているようようであり、中には”ラ・オーロラ”葉巻ブランドや”ブリックハウス”葉巻ブランドのように、諸外国相場とほぼ同じ価格で販売している葉巻もあるが、それもごく一部の葉巻に限られる。
それは、葉巻は大富豪が嗜むものであるという先入観と、葉巻は紙巻タバコよりも健康に悪影響を及ぼすものであるという間違ったイメージが先行することによる、葉巻人口の少なさが原因であろうと考えられるため、致し方ないことなのかも知れない。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの3.5/5点が妥当であろうと評価した。
参考までに、この”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル/Arturo Fuente Brevas Royale Natural”葉巻は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、ランク外となっています。
喫煙時間
喫煙時間:57分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★★☆ |
| コーヒー | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★★☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $3.25 (1ドル148円換算にて481円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥1,200 (参考日本販売価格倍率2.49倍)
葉巻重量 (2026/5/16追記レビュー時のデータ)
- 購入時重量 9.59g
- 自家製発酵器熟成後 9.34g (葉巻ヘッドカット後重量9.21g)
- 加湿・熟成後重量 9.41g (葉巻ヘッドカット後)
- ドライシング後重量 9.36g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.53%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2026/5/16
今回が3本目となる、”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル”(自家製発酵器熟成)を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、28日間自家製発酵器内で熟成させた後、平均室温24℃・湿度65%の自宅ヒュミドールにて7日間加湿・熟成させたものを吸う。(計35日間)
喫煙前に7時間ほど、湿度51%のシリカゲルが入ったドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行い、全体の0.53%という適切な葉巻内包湿度が減少していることを確認してから喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分半かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2016年から配信が開始されたアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズである、”ビリオンズ/Billions”の最終シーズン第10話と11話を見ながら喫煙する。
このドラマは、ニューヨークのヘッジファンドに対する司法捜査と訴訟合戦を描いた物語であり、私が好きな”ダミアン・ルイス”が主演を務めていることから、最近は特に集中して視聴しているドラマだ。
残すところ、あと1話となってしまったが、本当に楽しめるドラマだった。
明日、最後の1話を存分に楽しみたいと思っている。
ま、そんなドラマの話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、少しの爽やかさを伴う杉の木と麦わらと少量のクリームの味からスタートする。
背景には、僅かだが柑橘系果実の甘酸っぱさがある。
アルトゥーロ・フエンテ製の格安ショートフィラー葉巻だが、よく出来た葉巻だと思う。
唯一、不満があるとすれば、ごく僅かな苦み成分由来の”くすみ感”があることぐらいだが、喫味としては”ヘンリー・クレイ ウォーホーク コロナ”を思わせる場面もあった。
これまでに3本この葉巻を喫煙しているが、今回喫煙した葉巻は”自家製発酵器熟成”を施していることからか、今までで一番良い喫味の葉巻となった。
引き抵抗(ドロー)と燃焼挙動が良好であったことも、その味に大きく貢献したようだ。
喫煙開始50分時点からは、ごく僅かな苦みを感じることになるが、気にする程でもなく、この葉巻としては過去最長の70分を快適に喫煙することが出来た。
今回の自家製発酵器熟成された葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回の3.0/5点寄りの3.5/5点から、4.0/5点寄りの3.5/5点に評価を戻すこととした。
喫煙時間70分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/8/24
今回で2本目となる”アルトゥーロ・フエンテ ブレバロイヤル”を喫煙する。
平均室温29℃・湿度64%の自宅ヒュミドールにて、14日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に12時間ほど、湿度53%のシリカゲル入りヒュミドール内で”ドライ・ボクシング”を行ってから、喫煙を開始する。
ドライシングにより0.10gの水分を抜き、葉巻全体重量の1.06%を減少させたことを確認する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、”フレディ・ハイモア”が主演を務めるアメリカドラマの”グッド・ドクター 名医の条件 シーズン6”を見ながら喫煙する。
シーズン6の18話まで見終わったため残すところあと3話となったが、アメリカでは最終シーズンとなるシーズン7の放映も終わっていることを知り、話も結末に近づいてきている。
長いシーズンのドラマに出演してきた俳優たちは、その後の身の振り方も大変だろうと考える。
主演のフレディ・ハイモアやカナダ人やイギリス人等の他国籍俳優はさほど問題ないだろうが、アメリカ人としてドラマに出演するあまり有名ではない俳優たちは大抵の場合、その長いドラマ1本で終わってしまうため、ドラマ終了時は不安で仕方がないことだろう。
アメリカにごまんといる俳優たちは、よく役者を続けていけるものだと感心する。
まぁ、そんなことはさておき、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、爽やかな杉の木とナッツと革と土の味でスタートする。
悪くない。
しかし、煙にはごく僅かに苦みが含まれていることが分かる。
序盤はその爽やかな喫味から、ごく僅かな苦みなど気にせずに喫煙を続けることが出来るが、喫煙開始30分時点ぐらいからは、この葉巻が旨いのか不味いのか、分からなくなってくる。
この葉巻は高級葉巻の”アルトゥーロ・フエンテ”ブランドを製造するときに出た端材を使用して巻き上げているということになっているが、実際には熟成期間もままならない安いタバコ葉を刻んで作っているのではないだろうか?
高級葉巻である”アルトゥーロ・フエンテ”ブランドで使用している、長期間熟成されたタバコ葉の端材を使用しているような味ではない。
確かに、同じタバコ葉でも、刻んでショートフィラーにして巻き上げてしまうと味が変わるものだが、その場合は今回のような僅かな苦みとして現れることが多い。
しかし、今回喫煙したショートフィラーの葉巻では、根底にある味が、高級葉巻としてのアルトゥーロ・フエンテの味ではない。
アメリカでは1本$3.25(≒480円)で販売しているこの葉巻は、味のことを考えると適正な価格なのだろう。
日本の販売価格である1本1,200円は、あまりにも高すぎる。
1本800円程度が、妥当な価格設定ではないだろうか?
今回の葉巻独自5段階評価では、前回、4.0/5点寄りの3.5/5点としたが、今回は3.0/5点寄りの3.5/5点とした。
1本800円ならば、そのままの3.5/5点とするのが正しい評価だろう。
但し、序盤から終盤まで僅かな苦みが伴ったり、中盤以降は旨さを感じかなったとしても、きっちり60分間喫煙できたことだけは評価に値すると思う。
喫煙時間約60分。


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