ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ベガフィナ |
| シリーズ名 | ニカラグア |
| ビトラ | ショート |
| 葉巻の長さ | 108mm (4.25インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 16.7mm (42) |
| ラッパー | ニカラグア産 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 |
この”ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ドミニカ共和国亡命版の”モンテクリスト”や”H.アップマン”などを手掛ける”アルタディス U.S.A./Altadis U.S.A.”社が製造・販売する”ベガフィナ/Vegafina”ブランドからの1本である、”ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short”です。
ベガフィナと言えば、エクアドル産コネチカット種ラッパーとインドネシア産バインダーを使用した”ベガフィナ オリジナル”葉巻シリーズが有名ですが、今回喫煙レビューする葉巻はラッパー、バインダー、フィラーの全てに、ニカラグア産のタバコ葉を使用した葉巻となります。
ベガフィナはドミニカ共和国の”タバカレラ・デ・ガルシア/Tabacalera de García S.A.S.”にて製造していますが、ドミニカ共和国産以外のタバコ葉が多く使用されています。
今回喫煙する”ベガフィナ ニカラグア”も、その名の通り、その全てがニカラグア産タバコ葉を使用して作られた葉巻です。
ここ最近、私はタバコ葉の産地云々よりも、どのような発酵・熟成技術で作られたタバコ葉であるか、即ち、どの会社(タバコ葉農園)が作ったタバコ葉であるかということの方が重要だと思うようになってきました。
先日喫煙レビューした”ジノ ニカラグア ハーフコロナ”に於いても、ニカラグア産やホンジュラス産のタバコ葉を多用していながら、最終的にはドミニカ共和国産のタバコ葉メインで作られた”ダビドフ”の味に近づけることが出来る訳ですから。
今回喫煙する”ベガフィナ ニカラグア ショート”が、どのような味に纏められているかは分かりませんが、推測としては”ベガフィナ オリジナル”の味に、ニコチンやフレーバーの強さが増したものになっているのではないかと予想しています。
”ニカラグア産葉巻=強い葉巻”という、イメージ戦略の一環なのでしょう。
正直言ってしまうと、マイルドな喫味が売りである筈のベガフィナで、強さを増したとしても、旨くはならないのでは?と、思っています。(^^;)
でも、価格は安いですし、試してみる価値はあるというものです!
ベガフィナの価格帯での分類としては、”ベガフィナ オリジナル ロブスト”が1本1,000円(ヨーロッパ圏価格€6.80)であるのに対して、”ベガフィナ ニカラグア ロブスト”は1本1,130円(ヨーロッパ圏価格€7.00)となっており、僅かに高いだけの価格設定となっていますので、ベガフィナ オリジナルのリピーターにも試してもらうことの出来る、上手い価格設定だと思います。
何はともあれ、まずは吸って味を確認してみることにしましょう!
それでは、”ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産のラッパーで巻かれた、”ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short”は、コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面には軽い艶があり、目立った葉脈もなく、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、メインバンドロールにはシルバー色の下地に”VF”と描かれ、サブバンドロールにはオレンジ色の下地に筆記体で”Nicaragua”という文字が描かれたシンプルなものとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりとした硬さに仕上がっています。
葉巻ボディからは、ごく僅かな牛舎系の香りがします。
この葉巻は、平均室温29℃・湿度64%に維持した自家製ヒュミドール内にて、44日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻を湿度53%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした干し草の味がして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの強さ(キツさ)がある、ローストした杉の木の味からスタートする。
とても強い杉の木の味であるため、杉の木の樹液を舐めているような感覚だ。
喫煙開始5分時点で、ナッツと革の味が追加される。
甘みは少なく、少しのほろ苦さとちょっとした酸味が勝っている。
だが、決して格安葉巻の味でもなければ、不味い葉巻という訳でもない。
ただ、少々喫味が強いだけだ。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところだろう。
燃焼挙動はとても良く、火入れ修正する必要もなさそうだ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、僅かな苦みを含む、しっかりとした量のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りは、甘さは少ないが香ばしい良い香りがする。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は小気味良い感触と共に、とても綺麗に折ることが出来る。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぐが、ローストした干し草の味があることに気付く。
どうやら、序盤からこの葉巻の味に乗り気でなかったのは、私が苦手とする、このローストした干し草の味が混ざっていたことが原因だったようだ。
喫煙開始27分時点で、ごく僅かなカカオ豆の風味も確認するが、私好みの味ではないようだ。
その要因は草の味が含まれていることだけでなく、煙は多少ドライに感じるし、少しのほろ苦さもあるし、また、甘みが少ないことが関係しているようだ。
喫煙開始30分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
着火後の引き抵抗(ドロー)は少し重めだが、喫煙には全く支障が無く、逆に小さな葉巻でありながら長い喫煙時間を期待出来そうだ。
喫煙開始35分時点で、土の味が追加され、煙にちょっとした苦みと重厚感が増してくる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことと、メインバンドロールを剥がすことから始める。
喫煙終盤は、私好みの味ではないにも関わらず、何も問題が無いかのように吸い続けている自分がいる。
序盤・中盤と同様に甘みが少なく、ほろ苦さを伴う煙の味だが、特に嫌な苦みや鋭さを感じることなく喫煙を続けることが出来る。
喫煙開始61分時点で、特段、嫌な苦みや鋭さは無いが、吸う煙に熱を感じ始めた時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ベガフィナ ニカラグア ショート/VegaFina Nicaragua Short”は、少しのキツさ(強さ)を伴うローストした杉の木の樹液の味とナッツと革と干し草とカカオ豆と土の味に、少しの苦みを伴うしっかりと効いたペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にほろ苦さとちょっとした酸味を感じる葉巻だと言える。
甘み(旨味)成分は少ないが、嫌な苦みや鋭さはなく、決して不味い葉巻ではない。
但し、喫味が少し強いため、葉巻初心者の方には吸いずらい葉巻に感じるかも知れない。
個人的には特に旨い葉巻に感じなかったが、小さい葉巻ながら喫煙時間64分という長い時間の喫煙が出来たという事実から察すると、悪い葉巻では無かったのだろう。
リーズナブルな価格帯の葉巻であるが故、発酵完了後に長期間熟成されたタバコ葉を使用することはできないのだろうが、流石、品質管理が行き届いた大手葉巻工場である”タバカレラ・デ・ガルシア”製の葉巻、安い材料でも高品質な葉巻を作り出すことが出来るようだ。
今回喫煙した”ベガフィナ ニカラグア ショート”は、”ベガフィナ オリジナル”の流れを汲む味であるため、ベガフィナ オリジナルのファンの方で、オリジナルではマイルド過ぎるという方にとって最適な選択肢となるかも知れない。
ま、とは言え、ベガフィナ オリジナルのファンの方は、マイルドな吸い心地が気に入ってファンになっているのだろうから、それもあり得ないか…。(^^;)
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、3.5/5点が妥当であると判断した。
参考までに、この”ベガフィナ ニカラグア/VegaFina Nicaragua”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、82~89ポイントという評価を得ていますが、この”ショート”ビトラに於いてはランク外となっています。
喫煙時間
喫煙時間:64分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★★★☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €4.60 (1ユーロ160円換算にて736円)
- 日本国内価格 ¥1,100 (参考日本販売価格倍率1.49倍)
葉巻重量
- 加湿・熟成後重量 9.09g (葉巻ヘッドカット後重量8.90g)
- ドライシング後重量 8.85g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.56%)


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