ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso
葉巻/シガー情報
ブランド名 | ブルン・デル・レ |
シリーズ名 | レインフォレスト |
ビトラ | ロブストイメンソ |
葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
葉巻の直径(リングゲージ) | 23.8mm (60) |
ラッパー | コスタリカ産 |
バインダー | コスタリカ産 |
フィラー | コスタリカ産 |
生産国 | コスタリカ製 |
価格 | 1,370円 (2023年5月現在) |
この”ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso”の葉巻/シガー喫煙レビュー
この葉巻は、予算1,500円までの葉巻を探していた時、葉巻販売店で面白い形の葉巻を見つけ、インターネット検索で調べてみたところ、なかなか好評であったため、購入した1本となります。
葉巻製造国と言えば、キューバ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ホンジュラスと言ったイメージがありますが、この葉巻は”コスタリカ製”です。
しかも、コスタリカ産タバコ葉を100%使用した、真の”コスタリカン・ピューロ”です。
やもすると、購入したことを後悔することになる可能性も高いですが、こればかりは試してみないと分からないですからね。
味を期待するなら、ドミニカ共和国産やニカラグア産のタバコ葉をブレンドしたコスタリカの葉巻を購入した方が賢明であるのは分かっていますが、コスタリカ産のタバコ葉の味を理解するには、やはり、”コスタリカン・ピューロ”という選択がベストだと思い、購入してみました。
聞くところによると、”ブルン・デル・レ”は、”コスタリカのダビドフ”と呼ばれているとか。
”それは期待できる葉巻だ!”と、言いたいところですが、私はダビドフを吸ったことがありませんので・・・。(私にとっては、高価過ぎます。^^;)
”ブルン・デル・レ”は、スイス人の”カルロ・コラッツァ/Carlo Corazza”が、コスタリカで製造する葉巻メーカーです。
スイスで人気を博すことになり、味に関しても、”ヨーロッパ向けブレンド”を中心に葉巻を製造しています。
また、この”ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso”葉巻は、売り上げの20%を、森林を保護するために活動している”Rainforest Foundation”に寄付しているようです。
さて、この葉巻はどんな味がするのか、楽しみですね!
それでは”ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー
まずは外観から見ていきましょう。
コスタリカ産のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ”ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしており、葉巻表面は強い黒光りがする艶に覆われた仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、緑色と金色が使われており、森林をイメージするカブト虫(コガネ虫?)の絵が描かれていて、フット側にもバンドロールが巻かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりしっかりとした硬さがあり、十分過ぎる量のタバコ葉が使われていることが分かります。
葉巻全体を手に持って確認すると、ずっしりと重く、太い葉脈などは全く見当たらず、とても美しく感じます。
この葉巻は、湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、12日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、燻された干し草の香りと軽いダークチョコレートの風味がして、引き抵抗はまずまず良好に感じます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(3分45秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)
※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ローストされた木と土の味からスタート。
最初からかなり濃厚で、辛さを伴う味だ。
背景に、甘みも感じ取れるが、それを敢えて例えるとしたら、フライパンで焦がしたハチミツやメープルシロップの甘さと言ったところか。
ペッパーも適度に効いているが、ほろ苦さに通じる辛さの方が勝っている。
今までにあまり吸ったことがない味なので、表現に困る。
煙はクリーミーで量も十分。
甘みの量が少なく、ロースト感が勝っているためか、この葉巻の旨さを感じ取ることが難しい。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)
喫煙開始から23分以降の中盤は、序盤と変わらず、ローストされた木と土の味をメインに、軽い甘みの味が続くが、甘みは少し多くなってきた。
ただ、辛みが未だ勝っている印象がある。
味は決して悪くないのだが、如何せん、辛みをなんとかしてほしいと思う。
この辛みは、もしかすると、リングゲージがあまりにも大きい(太い)葉巻であるため、着火に手間取ったせいもあるのかも知れない。
さらに、引き抵抗が少し重いせいもあり、強く吸いこもうとすることも影響しているかも知れない。
喫煙開始26分の時点で、1回目の灰折りを行う。
灰は意外としっかりとしていて、気持ち良く折れる。
燃焼挙動も、悪くはない。
味の方向性としては、甘辛い味がメインであることから、以前吸ったことのある、”ラ・オーロラ コロホ ロブスト/La Aurora Corojo Robusto”と少し似たところがあると感じた。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)
喫煙開始から40分以降の終盤は、葉巻の太さからか、ラッパーの片燃え傾向があるため、火入れ修正を行った。
辛みは、序盤より多少和らいでいるとはいうものの、やはり少し目立つ。
そのため、マイルド~ミディアムと言われているこの葉巻だが、私には少々ヘビーなミディアム~ミディアムフルの葉巻に思えてしまう。
喫煙開始50分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールの接着剤が強すぎて、綺麗には剥がせなかった。
喫煙開始55分の時点で、甘みがかなり減少してきたこともあり、このあたりで喫煙終了することとした。
葉巻テイスティング総評
総評として、この”ブルン・デル・レ 1787 レインフォレスト ロブストイメンソ/Brun del Re 1787 Rain Forest Robusto Immenso”は、ローストした木・土の味に、焦がしたキャラメルやメープルシロップの甘みと適度なペッパー、それと喫煙全般に伴う辛みがある葉巻だと言える。
味自体は決して悪くはないのだが、ほろ苦さに通じる辛み成分が、私にとっては弊害だった。
この葉巻をまた購入するかと問われれば、それは無いと答えるだろう。
やはりコスタリカ産のタバコ葉100%で作られた”コスタリカン・ピューロ”は、私には受け入れられるものではなかった。
この葉巻に少しの期待を抱いていはいたものの、私が予想していた通りの結果となってしまい残念。
喫煙時間
喫煙時間:55分
味覚フレーバーグラフ
チョコレート | ★★☆☆☆ |
スィーツ | ★★☆☆☆ |
クリーム | ★★★☆☆ |
コーヒー | ★★☆☆☆ |
トースト | ★★☆☆☆ |
木 | ★★★★☆ |
革 | ★★☆☆☆ |
土 | ★★★★☆ |
草 | ★☆☆☆☆ |
ナッツ | ★☆☆☆☆ |
ペッパー | ★★★☆☆ |
フルーツ | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
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