ドン・トーマス クラシコ ロブスト/Don Tomas Clasico Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ドン・トーマス |
| シリーズ名 | クラシコ |
| ビトラ | ロブスト (トロ) |
| 葉巻の長さ | 140mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ホンジュラス産 ハバノ種 |
| バインダー | ホンジュラス産 |
| フィラー | ホンジュラス産 & ニカラグア産 (&ドミニカ共和国?) |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 980円 (2023年5月現在) |
この”ドン・トーマス クラシコ ロブスト/Don Tomas Clasico Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、世界最大のタバコ会社である、”スカンジナビアン・タバコ・グループ/Scandinavian Tobacco Group”の子会社である、”ゼネラル・シガー・カンパニー”から、2005年にブレンドを改良して発売された、”ドン・トーマス クラシコ/Don Tomas Clasico”葉巻シリーズからの1本です。
この葉巻は、私の葉巻購入希望価格帯と完全にマッチするため、葉巻を吸い始めた当初(4か月前)から目を付けていた葉巻です。
しかし、海外サイトのレビューによると、ブルボディでニコチン量も多いということから、その当時は敬遠していましたが、最近は葉巻慣れしてきた(今現在までで約80本の葉巻喫煙)こともあり、そろそろ挑戦してもいい時期だと考え、購入してみることにしました。
この葉巻は、ホンジュラス産のタバコ葉を多く使用している、ホンジュラス製の葉巻ですが、正直、私はホンジュラス製の葉巻は、あまり好みではないと、勝手に決めつけていました。
ホンジュラス製の葉巻メーカーで、今まで喫煙したものとしては、”フロール・デ・コパン”と”ラ・エストレラ・ポラー”と”ロッキーパテル”ぐらいしかありませんので、それだけで分かるはずもありません。
私が好きな葉巻は、ニカラグアとドミニカ共和国の葉巻であることが多いのは事実ですが、ホンジュラス産のタバコ葉を多用したこの葉巻で、ホンジュラス製葉巻の味を再確認してみたいと思っています。
本当は、ホンジュラス産コロホ種100%で作られた、”カマチョ コロホ/Camacho Corojo”で試してみたいものですが、多少高価なため、それは今後の楽しみに取っておきたいと思います。
ちなみに、この葉巻シリーズのチャーチルサイズである、”ドン・トーマス クラシコ プレジデンテ/Don Tomas Clasico Presidente”は、”シガー・アフィショナード”の”2006年の葉巻トップ25”に選ばれています。(90ポイント22位)
リーズナブル系葉巻であるにも関わらず、これはちょっと、期待ができそうな葉巻ですね。
それでは”ドン・トーマス クラシコ ロブスト/Don Tomas Clasico Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産コネチカット種のラッパーで巻かれた”ドン・トーマス クラシコ ロブスト/Don Tomas Clasico Robusto”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、程よく美しい外観をしています。
葉巻表面には、サラッとしていて、僅かな艶がある仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、黒色・黄色・金色を使用した作りで、王冠をモチーフにした絵が描かれていて、リーズナブル系葉巻にしては、豪華なデザインだと思います。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがあり、十分な量のタバコ葉が使われているが分かります。
葉巻ボディからは、あまり多くの芳香は感じませんが、香ばしい香りがあります。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、しっかりとした重さを感じます。
この葉巻は、平均室温24℃の部屋に置かれた、湿度65%の自家製ヒュミドールにて、11日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、軽いミント系の干し草のような香りがして、引き抵抗は軽くも重くなく良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、ローストしたウッドとナッツの味からスタート。
とても香ばしく、良質な木の味がする。
甘さはまだ殆ど感じない。
ペッパーは適度に効いていると感じる。
この時点ではまだニコチンの多さを感じない。
喫煙開始10分時点で、やっと甘さが感じ取れ、ほのかな木の甘みの味がする。
この甘さを敢えて例えるとすると、焦がしたメープルシロップやキャラメルと言ったところか。
喫煙開始15分時点で、革と土の味が追加される。
この葉巻は、悪くない。
否、悪くないというよりも、旨いと言ってしまったほうが良いだろう。
甘みは少なく、シンプルな木質系の味だが、デイリー・シガーにも適している味だと感じる。
喫煙開始20分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は適度な硬さがあり、綺麗に折れた。
燃焼挙動も良好と言える。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から23分以降の中盤は、かなり甘みも強くなり、喫味も強くなり、少しのほろ苦さも加わる。
喫煙開始40分時点で、ニコチン量が少し強めのミディアムフルの葉巻であると確認した。
しかし、私にはそれほど強い葉巻には感じない。
”ラ・オーロラ カメルーン 1903”と同程度だと思うし、味の傾向も少し似ているように感じる。
喫煙開始50分時点で、2回目の灰折を行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から55分以降の終盤は、少しロースト感(ほろ苦さ)が増してきた。
ここで1回、パージ(葉巻を咥えて息を吹き戻す)を行って、ガス抜きを行う。
ほろ苦さは和らいだが、そろそろ序盤・中盤は維持していた味のバランスが崩れ出してきた。
喫煙開始65分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始65分時点で、うっかり失火してしまったので、再着火した。
まだ完全に味のバランスは崩れてはいないが、この葉巻の旨さが半減してしまったので、喫煙終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ドン・トーマス クラシコ ロブスト/Don Tomas Clasico Robusto”は、ローストしたウッドとナッツと革と土の味に、背景に適度なペッパーと、僅かなメープルシロップやキャラメルを思わせる木の甘みが味わえる葉巻だと言える。
ただ、中盤の終わり頃からはロースト感(ほろ苦さ)が少し強くなる傾向がある。
全体的に地味で素朴な味ではあるが、シンプルで上質な木質系のこの味は、万人向けの味と言えるだろう。
ニコチン量が強いというレビューを多く見たが、それは終盤に限ってであり、葉巻初心者の方や葉巻を吸い始めた女性の方でも、喫煙開始から50分程度で吸い終えるようにすれば特段の問題はないと考える。
リーズナブル系の葉巻としては、良く出来た葉巻だと思う。
ホンジュラス産のタバコ葉を多用した葉巻としては、今までで一番旨いと感じた葉巻であり、いつかはホンジュラン・ピューロである、”カマチョ コロホ”を試してみたいと思う。
喫煙時間
喫煙時間:70分
味覚フレーバーグラフ(追記レビュー時毎に更新)
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦粉) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度(追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $7.69 (1ドル148円換算にて1,138円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €4.50 (1ユーロ160円換算にて720円)
- 日本国内価格 ¥980 (参考日本販売価格倍率1.05倍)
葉巻重量 (2025年3月30日追記レビュー時のデータ)
- 購入時重量 13.88g
- 自家製発酵器熟成後 13.61g
- 加湿・熟成後重量 13.73g (葉巻ヘッドカット後重量13.57g)
- ドライシング後重量 13.51g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.44%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/3/30
今回で3本目となる、”ドン・トーマス クラシコ ロブスト”を喫煙する。
今回喫煙する葉巻は、昨日喫煙した”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド”と同様に、過去に喫煙した”チンチャレロ ペティロブスト”の記事内でも紹介した”自家製発酵器内密封熟成”方法で3週間葉巻を熟成させ、その後、平均室温20℃・湿度64%の自宅ヒュミドール内にて1週間加湿・熟成させている。
詳しいことはその記事を読んでいただきたいが、その熟成方法は良い結果を出しつつある。
今回の葉巻を喫煙することで、さらなる実験の検証を行えることだろう。
喫煙前に7時間ほど、湿度47%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング前に13.57g(カット後)あった葉巻重量は、ドライシング後には13.57gになっており、全体の0.44%減少という少しばかり低い葉巻内包湿度の減少率であったが、そのまま喫煙を開始することとする。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2021年にNetflixにて配信されたアメリカのアクションコメディスリラー映画である”レッド・ノーティス/Red Notice”を見ながら喫煙する。
この映画には、”ドウェイン・ジョンソン”、”ライアン・レイノルズ”、そして”ガル・ガドット”という人気俳優が出演しているが、特段面白い映画だとは思わないが、気軽に流し見する映画としては可もなく不可もない映画と言ったところか。
監督はコメディ映画の”なんちゃって家族/We’re the Millers”やアクション映画の”スカイスクレイパー”等を監督している”ローソン・マーシャル・サーバー”が務めているが、”なんちゃって家族”のように脚本は他人に任せたほうが良さを発揮できるようだ。
映画の話はそのくらいにして、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、濃厚な杉の木と革の味でスタートする。
直ぐに、土の味が追加される。
背景には、リコリス(甘草)やスパイスの風味がある。
煙が濃厚に感じるときは、リコリス(甘草)やスパイス(クローブやナツメグ)の風味が含まれていることが多い。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔をしっかりと刺激するたっぷりのペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
中々、旨い葉巻だ。
少々濃厚な葉巻ではあるが、トロビトラの大きさに近いロブストビトラで1本980円で購入できる葉巻としては、嫌な苦みや鋭さを感じることもない秀逸な葉巻と言えるだろう。
過去に喫煙したときは、中盤以降から苦みを感じ始めたが、今回は喫煙開始70分まで苦みとは無縁の葉巻であった。
”自家製発酵器内密封熟成”を行うことで、よりこの葉巻のポテンシャルを引き出すことが出来たようだ。
喫煙時間もこの葉巻に於いて過去最長の85分という時間を快適に喫煙することが出来た。
今後も”自家製発酵器内密封熟成”の実証実験を行っていく予定だが、既にその効果は実証されつつあると言って良いだろう。
今回の葉巻独自5段階評価は、前回喫煙したときよりも確実に旨い葉巻になっているが、私がリコリス(甘草)の味をあまり得意としないことから、前回と同様の4.0/5点寄りの3.5/5点とするのが妥当だと判断した。
喫煙時間85分。
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/5/5
今回で2本目となる”ドン・トーマス クラシコ ロブスト”を喫煙する。
平均室温23℃・湿度67%の自宅ヒュミドールにて、36日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に9時間ほど、ドライボックス内での”ドライシング”を行ってから、喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2020年に製作されたカナダのスリラー映画である、”ストレンジ・アフェア/Strange But True”を見ながら喫煙する。
特に見たい映画が見当たらず、数多くホラー/スリラー映画の中からこの作品を選択したが、結論から言うと、大当たりの映画だった。
私が映画を選ぶ方法は、まずは俳優だ。
名の知れた俳優は、とんでもないB級作品には出演しないことが多いからだ。
次に、”作画”の質だ。
冒頭を見て、しっかりとした”絵”が撮影出来ているということは、高価な撮影機材を使用していて、しっかりとした予算が組まれていることが多いため、脚本家や製作陣も優秀なスタッフが参加している可能性が高いからだ。
今回見た映画には、”ブライアン・コックス”(X-MEN2等)や”ニック・ロビンソン”(ジュラシック・ワールド等)が出演しているし、冒頭の”絵”もしっかりとした映像が撮れていた。
製作(プロデューサー)は、”ラ・ラ・ランド”の”フレッド・バーガー”がショーランナーであることも、この作品を見た後に知った。
素晴らしい脚本と俳優と映像で、成り行きを期待しながら最後まで集中して見ることが出来た。
映画の話はこれくらいにして、本題の葉巻レビューに入るとしよう。
序盤は、爽やかな杉の木とナッツの味でスタートする。
直ぐに、少量の革と土の味が追加される。
背景には、量は少ないが糖蜜や蜂蜜の甘さを感じる。
悪くない葉巻だ。
副流煙の香りは、それほど甘く香ばしい訳ではないが、杉の木の香ばしさはある。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)もマイルド~ミディアムと言ったところか。
複雑な味ではないが、シンプルに杉の木とナッツの味を主体に、少量の革と土の味を楽しめる葉巻だ。
喫煙序盤と中盤は、嫌な苦みや鋭さを感じることなく喫煙することが出来たが、喫煙開始50分時点以降は、少しの苦みを感じだす。
燃焼挙動はあまり良く無いため、何度か火入れ修正する必要はあるだろう。
喫煙開始70分以降の苦みが見立ち始めた時点で、喫煙を終了することとした。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、シンプルな木質系の味だが、1本980円で実質トロサイズの葉巻を楽しめることから、4.0/5点寄りの3.5/5点とした。
喫煙時間約73分。


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