ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ワープト |
| シリーズ名 | ラ・アシエンダ |
| ビトラ | スペリオレス (コロナ) |
| 葉巻の長さ | 142.8mm (6.625インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.3mm (46) |
| ラッパー | ニカラグア産 コロホ’99種シェードグロウン ハラパ地区 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 コロホ’99種 & クリオロ’98種 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,750円 (2024年12月現在) |
この”ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、アメリカ合衆国フロリダ州ジュピターに本拠地を置く新進気鋭のブティック葉巻ブランド、”ワープト/Warped”葉巻ブランドからの1本である、”ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores”です。
先日喫煙レビューした”ワープト コルト X46/Warped Corto X46”が、文句の付けようもないほど旨い葉巻であったことから、ワープトの第二弾として私が選んだ葉巻がこの、”ラ・アシエンダ”葉巻シリーズとなります。
この葉巻を選んだ理由は、単に、ワープトの葉巻の中では下から2番目に価格が安い葉巻だったからです。(^^;)
それでも、”コロナ”ビトラでありながら1本2,750円しますので、決して安い葉巻ではありませんが、それよりも問題となるのは、諸外国では円換算1本1,300円前後で販売されている葉巻を、日本国内に於いては2倍以上の値段で購入しなければならないということでしょう。
これは購入者が不利益を被るだけでなく、葉巻メーカーも味に於いて高いハードルを設けられることになり、余程旨い葉巻でなければそっぽを向かれるという結果に成り兼ねません。
私が考える日本国内の葉巻価格は、諸外国の1.5倍前後が妥当ではないかと思っていますが、葉巻輸入代理店も利益が出なければやる意味はありませんし、どれだけ高い価格設定であっても、ひとまずは日本国内に輸入してくれるだけでありがたいと考えることにしておきましょう。
この”ラ・アシエンダ”葉巻シリーズは、先日喫煙した”コルト”葉巻シリーズと同じ、コロホ’99種とクリオロ’98種を組み合わせた葉巻構成内容となっており、一体、何が違うのか?と疑問を持ちたくなりますが、おそらくはニカラグア国内の栽培地区を変更していることと、リジェロ葉やヴィソ葉やセコ葉等のプライミング時期の異なるタバコ葉に変更しているのでしょう。
この葉巻はフルボディの”コルト”葉巻シリーズとは異なり、ミディアムボディの葉巻に仕上げているとのことですので、きっと、フィラーにはセコ葉とヴィソ葉を組み合わせたものになっているのではないかと推測します。
”ニカラグアやドミニカ共和国のタバコ葉では、風味の強いリジェロ葉やヴィソ葉を多用しないと、キューバ産葉巻の風味に近づけない”、という私の持論からすると、今回喫煙する葉巻はミディアムボディであるため、キューバ産葉巻の風味は味わえないということになりますが、さて、如何なものでしょうか?
兎に角、吸ってみて、その真偽を確かめてみることにしましょう!
参考までに、この”ワープト”という葉巻ブランドは、2009年当時、まだ大学生であった”カイル・ゲリス/Kyle Gellis”が、大学在学中に起業した葉巻ブランドです。
2014年にワープト・レーベルを設立し、マイアミの”エル・タイタン・デ・ブロンズ葉巻工場/El Titan de Bronze cigar factory”や、ニカラグアの”タバカレラ・ヴァレ・デ・ハラパ S.A./Tabacalera Valle de Jalapa S.A. (TABSA)”で葉巻を製造し、世界に向けて葉巻を流通させるようになります。
ワープト・シガーで使用しているタバコ葉は、ニカラグアにて”エドゥアルド・フェルナンデス”が経営するタバコ葉農園”アガノルサ S.A.”のものであり、葉巻工場の”タバカレラ・ヴァレ・デ・ハラパ S.A.”もその傘下となっています。
それでは、”ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産 コロホ’99種 ハラパ地区 シェードグロウンのラッパーで巻かれた、”ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで少しの艶があり、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、黒色をベースとしたラベルに金色の装飾を施した中に水色の文字で、”La Hacienda”と”Warped”という文字が描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部には程良い弾力を備えており、ごく僅かにボックスプレスされた(?)ような形をしています。
葉巻ボディからは、それほど強い芳香ではありませんが、オークや牛舎系の甘く香ばしい良い香りがします。
この葉巻は、平均室温19℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、34日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する7時間前から、葉巻を湿度47%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、刺激の無い麦わらやウイスキーオーク樽の味がして、引き抵抗は僅かに重めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、少量の革と土とナッツの味が追加される。
背景には、僅かな小麦粉の風味を含む糖蜜や杉の木(オーク?)の樹液の甘さがある。
旨い。
しかし、前回喫煙した”ワープト コルト X46”のような感動する程の旨さではない。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところか。
着火後の引き抵抗(ドロー)は少し重めだが、ゆっくりと煙を吸引することで、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ウイスキーオーク樽と小麦粉の風味を伴う適量の繊細なペッパー(白胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りは、上質な甘く香ばしい香りがする。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正をすることなく、火は均一に燃え進む。
喫煙開始18分時点で、ごく少量のカカオ豆の味が追加される。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)
喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折から始めようとすると、不意に灰を膝に上に落としてしまった。
灰はもろいと言って良いだろう。
中盤の味は序盤の味を引き継ぐが、カカオ豆の味が強さを増し、背景にごく僅かな柑橘系果実の甘酸っぱさがあることを確認する。
この葉巻は確かに旨いし、文句を付けるところも無いのだが、どうしても前回喫煙した”ワープト コルト X46”のウイスキー・オーク樽とトースト(パン)とミルクチョコレートの味に圧倒されるような素晴らしい味には至らない。
この葉巻はミディアムボディの葉巻であるとワープトは謳っており、私の持論である、”ニカラグアやドミニカ共和国のタバコ葉では、風味の強いリジェロ葉やヴィソ葉を多用しないと、キューバ産葉巻の風味に近づけない”という考えは、少なからず間違ってはいなかったようだ。
但し、ワープト葉巻ブランドで使用しているアガノルサリーフのタバコ葉の味は、プライミング時期の早いセコ葉であっても上質な味を作り出せることは、今回の喫煙で証明されたように思う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず実質2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、序盤に感じた爽やかさは落ち着きを見せ始め、カカオ豆と土の味に、背景の軽いウイスキーオーク樽とカカオ豆の甘さで吸い進む。
喫煙開始60分時点で、煙にごく僅かな苦みが含まれるようになるが、不快な苦み成分ではない。
喫煙開始70分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、とても綺麗に剥がすことが出来る。
この時点から、苦みが少し目立ち始め、喫味は強くなり、味の劣化も始まりだす。
喫煙開始74分時点で、灰折をするにはまだ早いが、再火入れを行いたいと考え、3回目の灰折を行う。
再度しっかりと火入れを行ったことで苦みは減少し、味は少し持ち直す。
しかし、味の劣化までは回復させることが出来ず、序盤・中盤の上質な味を味わえなくなった時点で、喫煙を終了することとした。


葉巻テイスティング総評
総評として、この”ワープト ラ・アシエンダ スペリオレス/Warped La Hacienda Superiores”は、爽やかさを伴う上質な杉の木(オーク?)とカカオ豆と土と少量の革とナッツの味に、ウイスキーオーク樽と小麦粉の風味を含む適量の繊細なペッパー(白胡椒)、背景に僅かな小麦粉の風味を含む糖蜜や杉の木(オーク?)の樹液の甘さが味わえる葉巻だと言える。
上質な葉巻ではあったのだが、前回喫煙した”ワープト コルト X46”と比較すると、ウイスキー・オーク樽とトースト(パン)とミルクチョコレートの味に圧倒されるような素晴らしい喫味は得られず、少し落胆したことは否めないが、中盤に於いてはごく僅かだがキューバ産葉巻の上質な味を彷彿とさせたことは確かだ。
私の持論である、”ニカラグアやドミニカ共和国のタバコ葉では、風味の強いリジェロ葉やヴィソ葉を多用しないと、キューバ産葉巻の風味に近づけない”という考えは、今のところ正しいと思っているが、単純に味が旨いか不味いか、又は複雑かそうでないかという点に於いても適用できるのではないかと考えている。
ワープト葉巻ブランドで使用されているアガノルサリーフのタバコ葉であっても、ヴォラド葉やセコ葉等の初期プライミングのタバコ葉では、複雑な味を実現することは難しいようだ。
ワープトの葉巻として次回の喫煙を予定している”ワープト マエストロ デル ティエンポ 5712”は、アガノルサリーフの広大な地域、農場、区画の奥深くまで何年もかけて調査して選び抜かれたタバコ葉を使用して巻かれた葉巻のようだが、マイルド~ミディアムな葉巻であるとメーカーは謳っているため、その葉巻を喫煙することで私の持論が正しいかどうかがはっきりすることだろう。
当然の如く、現時点ではフルボディの葉巻である”ワープト コルト X46”に軍配が挙がると私は考えている。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点とするのが妥当だと判断した。
参考までに、この”ワープト ラ・アシエンダ/Warped La Hacienda”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、90ポイントという高評価を得ていますが、この葉巻シリーズの”スペリオレス”ビトラはランク外となっています。
喫煙時間
喫煙時間:85分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $10.00 (1ドル148円換算にて1,480円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €7.50 (1ユーロ160円換算にて1,200円)
- 日本国内価格 ¥2,750 (参考日本販売価格倍率2.05倍)
葉巻重量
- 購入時重量 11.57g
- 加湿・熟成後重量 11.39g (葉巻ヘッドカット後重量11.19g)
- ドライシング後重量 11.12g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.63%)


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