インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | インカ |
| シリーズ名 | シークレットブレンド マデューロ |
| ビトラ | 2 (ロブスト) |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ペルー産 ペロ・デ・オロ種 マデューロ |
| バインダー | ペルー産 |
| フィラー | ペルー産 |
| 生産国 | ペルー製 |
| 価格 | 1,900円 (2026年10月現在) |
この”インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、イギリスの葉巻販売業者である”ミッチェル・オーチャント/Mitchell Orchant”が、ペルーの葉巻製造メーカーである”タバカレラ・デル・オリエンテ/Tabacalera del Oriente”とコラボして開発された葉巻となる、”インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2”です。
私は過去にマデューロ・バージョンではない”インカ シークレットブレンド ロブスト”を喫煙レビューしており、煙が少々ドライなことと序盤から常に少しの苦みを感じたことから、もうこのブランドの葉巻を購入することは無いと考えていましたが、今回はマデューロ・バージョンの葉巻を自家製発酵器熟成させることで、再チャレンジしてみたいと思います。
この葉巻もインカ シークレットブレンド ロブストと同様に、100%ペルーにて栽培されたタバコ葉を使用して巻かれた”ペルビアン・ピューロ”となっており、これは最近分かったことですが、この葉巻にはペルー産ペロ・デ・オロ種のタバコ葉が使用されているとのことでした。
スペイン語で”金の髪”を意味するペロ・デ・オロ種のタバコ葉はコロホ種の原種にあたり、希少品種であるため、高値で取引されるタバコ葉となっているようです。
そう言えば、過去に喫煙レビューした葉巻で、文句なしの4.5/5点の評価を与えた”アルファンブラ エル ブルヒート 10周年記念シガー”のフィラーにも、ペルー産ペロ・デ・オロ種のタバコ葉が使用されていることを思い出しました。
そう考えると、もう一度しっかりと葉巻を熟成させた上で、喫煙レビューするべき葉巻であることに気付きました。
さて、このペロ・デ・オロ種のタバコ葉で巻かれた葉巻が一体どのような味がするのか、早速吸ってみて確認してみることにしましょう!
それでは、”インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2”(日本での財務省登録名称は”INCA Secret Blend Maduro 2”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ペルー産 ペロ・デ・オロ種 マデューロのラッパーで巻かれた、”インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2”は、マデューロ色(褐色)~オスクロ色(黒褐色)をしていて、葉巻表面は全体的に粗くマットな仕上がりで、素朴な質感となっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、黒色と金色を主体とした中に”INCA”のロゴが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にかなり硬めに巻かれています。
葉巻ボディからは、牛舎系の香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器熟成”により37日間熟成させた後、平均室内温度26℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計44日熟成)
葉巻喫煙を開始する9時間前から、葉巻を湿度50%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、細かな砂の粒のようなものが口に入った後にローストされた木の味がして、引き抵抗は重めで、もしかすると許容範囲外かも知れません。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少し酸味寄りの僅かな爽やかさを伴うローストされた杉の木の味からスタートする。
直ぐに、土の味が追加される。
とても単純な味だが、悪くは無い。
だが、煙には粉っぽさがある。
それは小麦粉の風味を意味しているのではなく、文字通りの”粉っぽさ”だ。
引き抵抗(ドロー)がかなり重めであることから、強い力で煙を吸い込む必要があるため、序盤から少しの苦みが発生してしまっている。
コロホ種の原種となるペロ・デ・オロ種のタバコ葉自体は悪く無いのだろうが、如何せん、作りが悪すぎる。
葉巻ヘッドのキャプもトリプル・キャップ仕様では無く、ヘッド・カットすると同時にラッパーが剥がれてくる始末だ。
ペロ・デ・オロ種のタバコ葉で巻かれた葉巻を吸うのは今回が初めてだが、味の方向性としてはドミニカ共和国産の”ラ・ガレラ”を彷彿とさせる味であり、古い旅館に泊まったときに感じる”カビ臭”由来の素朴な土の味がそう思わせるようだ。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することは無いが少しの苦みが含まれる少な目のペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
燃焼挙動は悪くは無いが、ラッパーの片燃えは頻繁に発生するため、軽い火入れ修正を余儀なくされる。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重いため、序盤から少しの苦みが発生してしまっている。
この苦みさえなければ、単純な喫味ながらも面白い葉巻になっていたことだろう。
副流煙の香りは、薪を燃やした焚火の心地良い香りがする。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、まず1回目の灰折りを行う。
灰は軽い火入れ修正を繰り返しているため、軽い力で簡単に折れる。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、少し酸味寄りの僅かな爽やかさを伴うローストされた杉の木と素朴な土の味に、背景にある粉っぽさで吸い進む。
喫煙開始42分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは引き千切らないと剥がすことが出来ず、それは葉巻自体の作りの悪さも表している。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、まず2回目の灰折りを行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、序盤から発生している少しの苦みが増えることはないものの、口蓋に蓄積されてきたことが分かる。
旨いか不味いかで言えば、この葉巻は不味い葉巻の部類に入るのだろう。
だが、それも葉巻の作りが悪いことで発生してしまっている苦みが原因であり、タバコ葉の味自体は決して悪いものではない。
フィラーの一部にブレンドするタバコ葉としては、価値あるものとなるかも知れない。
喫煙開始100分時点で、3回目の灰折りを行う。
喫煙開始113分時点の、不意に失火させてしまったことを機に喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”インカ マデューロ 2/INCA Secret Blend Maduro 2”は、少し酸味寄りの僅かな爽やかさを伴う薪を燃やして焚火をしているときに香る木材の味とカビ臭を伴う素朴な土の味に、鼻腔を刺激することは無いが少しの苦みが含まれる少な目のペッパー(白黒混合の胡椒)、背景に粉っぽい小麦粉(?)の風味が味わえる葉巻だと言える。
旨いか不味いかと問われれば不味い葉巻と答えるだろうが、この葉巻には何かしらの魅力がある。
その証拠に、少しの苦みを伴う単調な葉巻だと思いながらも、2時間近く飽きずに喫煙してしまっている。
きっとその魅力とは、過去に喫煙レビューした”タトゥアヘ ヌエビタス ヒバロ No.1”と同じく、薪を燃やして焚火をしているときに香るような木材の味が心地良く感じたのだろう。
この葉巻の問題点は、ただ単に作りが悪いことにあると言える。
タバコ葉を詰め込め過ぎて引き抵抗(ドロー)がとても重くなっていることで、煙を強く引き込む必要があることから、序盤から少しの苦みが発生してしまっている。
味が単調であることは大した問題ではなく、逆にそれが利点に繋がっているように思う。
この葉巻のラッパーには、ペルー産ペロ・デ・オロ種が使われていることに間違いはないのだろうが、バインダーとフィラーに関してはペルー産であることしか公表されていない。
だが、もしかするとこの葉巻の全てにペルー産ペロ・デ・オロ種のタバコ葉が使用されている可能性もある。
そうだとしたら、とても良い喫煙体験をしたように思う。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、不味い部類に入る葉巻だと思いながらも、吸い心地の良さを見出したことを鑑みて、4.0/5点寄りの3.5/5点とした。
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喫煙時間
喫煙時間:115分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★★ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥1,900 (参考日本販売価格倍率-倍)
葉巻重量
- 購入時重量 15.64g
- 自家製発酵器熟成後 15.42g (葉巻ヘッドカット後重量14.93g)
- 加湿・熟成後重量 14.88g
- ドライシング後重量 14.82g
- △減少重量 (△減少割合) △0.06g (△0.40%)

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