ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ダビドフ |
| シリーズ名 | マデューロ |
| ビトラ | プリメロス ドミニカン マデューロ (ペティパナテラ) |
| 葉巻の長さ | 105mm (4.125インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 13mm (34) |
| ラッパー | エクアドル産 マデューロ |
| バインダー | メキシコ産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 (ショートフィラー) |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 1,300円 (2026年10月現在) |
この”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、葉巻愛好家が避けて通ることは不可能とも言える、”ダビドフ/Davidoff”葉巻ブランドからの1本である、”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro”です。
今回喫煙する葉巻は、リミテッド・エディションとなる”ダビドフ マデューロ/Davidoff Maduro”葉巻シリーズの”プリメロス”シリーズとなります。
今回この葉巻を喫煙することで、”プリメロス”シリーズ全5種の喫煙を終えることになります。
ダビドフの基本の味を知るということに於いては、とても良い手順を追ったのではないかと思っています。
更なる選択としては、好みの味であった葉巻シリーズの上位種に該当する”ダビドフ シグネチャー 2000”(1本4,400円)や”ダビドフ ニカラグア ショートコロナ”(1本3,400円)や”ダビドフ エスクリオ ペティロブスト”(1本3,500円※既に購入済み)等を購入してみるのも面白いと思っています。(それでもまた最も安い葉巻を選択してしまいますが…。)
しかしながら、次に吸ってみたいと思っている本当の葉巻は、”ダビドフ ヤマサ ペティチャーチル”(1本3,800円※既に購入済み)であり、今までにない新たな喫味を体感してみたいと考えています。
今回喫煙レビューする”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ”の特徴を公式Webサイトから読み解くと、”エクアドル産の特別なラッパーを16ヶ月間発酵させ、2年間熟成させている”ことなのだそうです。
おそらくは、コイーバやペルドモが行っている3次発酵を用いてタバコ葉をマデューロ発酵させているのでしょう。
さらにメキシコ産のバインダーを使用することで、マデューロ葉巻特有の喫味を実現しているようです。
さて、今回喫煙するこの葉巻がどのような味を呈してくれるのか、喫煙して確かめてみることにしましょう!
参考までに、”ダブドフ・シガーズ/Davidoff Cigars”の創設者である、”ジノ・ダブドフ/Zino Davidoff”は、1906年にウクライナのキエフで葉巻商人の息子として生まれましたが、5歳のときに反ユダヤ主義のポグロムにより一家はスイスへ移住することになり、父親はジュネーブでタバコ店を開きます。
ジノ・ダビドフが19歳になった1925年には、キューバを含むラテンアメリカを旅し、タバコ葉の栽培や葉巻の製造に関しての知識を得て、それを家業のタバコ店の経営に活かすべく、新しいブレンドを開発したり、卓上ヒュミドールを開発したり(自宅で葉巻を適切に保管できるようにし、顧客により多くの葉巻の購入を促した)、ボルドーワインにちなんだ名前を葉巻に付けるなどのマーケティングを実行して、実家のタバコ店は、葉巻に関してジュネーブ最高の店となります。
ジノ・ダビドフが51歳になった1967年には、キューバ葉巻産業を管理していた国営組織”クバタバコ/Cubatabaco”(”ハバノス SA/Habanos SA”の前身)から、ダビドフの名前でキューバ産葉巻を作るというアイデアを持ちかけられ、キューバ産ダビドフ葉巻は大成功を収めます。
しかし、キューバ産ダビドフ葉巻ブランドの品質と一貫性を維持することに懸念が生じたため、1991年までに”クバタバコ”との契約を解消し、全ての葉巻の生産拠点をドミニカ共和国に移すこととなり、現在に至ります。
それでは、”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro”(日本での財務省登録名称は”プリメロス バイ ダビドフ ドミニカン マデューロ”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 マデューロのラッパーで巻かれた、”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro”は、マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は全体的にマットな仕上がりであり、小さな葉巻ですので葉脈は目立ちますが、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白地に金色の筆記体で”Davidoff”というブランド名と、その下に”DOMINICAN MADURO”という文字が記載された、シンプルながらとても高級感がある作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、ショートフィラー葉巻であるにも関わらず、全体的にしっかりとした硬さに巻かれています。
葉巻ボディからは、香ばしい牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により37日間熟成させた後、平均室内温度26℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計44日熟成)
葉巻喫煙を開始する8時間前から、葉巻を湿度52%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、刺激のないローストされた麦わらの味がして、引き抵抗は僅かに重めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさを伴うロースト感のある濃厚なオーク材と土と革の味からスタートする。
背景には、ダーク・チョコレートの味までには至らない、カカオ豆の風味と蜂蜜の甘さ(風味)がある。
ショートフィラーを使用したこんな小さな葉巻なのに、上質なマデューロ葉巻の味がする。
マデューロ葉巻にありがちな酸味成分は、一切感じることが無い。
旨い。
喫煙開始12分時点で、1回目の灰折りを行う。
灰は少しのクリック感と共に綺麗に折れる。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。
燃焼挙動はとても良く、インターバルが多少長くとも、失火しそうになることはない。
着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めだが、たっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、カカオ豆の甘く香ばしい香りが含まれる。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から18分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、少しの爽やかさを伴うロースト感のある濃厚なオーク材と土と革の味に、背景にあるカカオ豆と蜂蜜の風味(甘さ)で吸い進む。
以前に喫煙レビューした”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ”の味と比べると、同じマデューロ葉巻ではあるものの、今回喫煙している葉巻は明らかにドミニカ共和国産のタバコ葉の味がする。
ニカラグア マデューロでは”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”といったニカラグア産葉巻の味を彷彿とさせたが、この葉巻はドミニカ共和国産の”クリストフ マデューロ コロナ”のイメージに近いだろうか。
勿論、味としてはこの葉巻の方が上を行くが、その違いはドミニカ共和国産ピロト・クバーノ種タバコ葉の特徴とも言える、土の味由来の素朴感がそう思わせるようだ。
喫煙開始30分時点で、2回目の灰折りを行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から36分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、土の味が強さを増し、ローストしたナッツの味が追加される。
喫煙開始43分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剝がすことが出来る。
喫煙開始45分時点で、意外にもニコチンが体内に蓄積されてきたことが分かる。
味をより深く理解しようと、レトロヘイル・フレンチスモーキングを行い過ぎたようだ。
この葉巻も”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ”と同様に、ダビドフらしからぬ、ガツンとくる強い喫味の葉巻と言って良いだろう。
だが、トゲトゲしさは全く無く、煙はあくまで滑らかであることを付け加えておきたい。
喫煙開始47分時点で、3回目の灰折りを行う。
喫煙開始54分時点の、喫味が強くなり、体内にしっかりとニコチンが蓄積されてきた段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ/Davidoff Primeros Dominican Maduro”は、少しの爽やかさを伴うロースト感のある濃厚なオーク材と土と革とナッツの味に、背景にあるカカオ豆と蜂蜜の風味(甘さ)が味わえる、小さなショートフィラー葉巻ながら上質なドミニカン・マデューロの味が楽しめる葉巻だと言える。
今回の喫煙で、”プリメロス”葉巻シリーズ全5種の喫煙を終えることになるが、その中で最も私好みの葉巻であったのは、ダーク・ラッパーを纏ったニカラグア産高級葉巻を彷彿とさせる”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ”であり、その次にダビドフの基本の味となる”ダビドフ プリメロス ドミニカン”、さらにその次としては”ダビドフ プリメロス エスクリオ”又は今回喫煙した”ダビドフ プリメロス ドミニカン マデューロ”の順番だろうか。
しかしながら、小さな”プリメロス”葉巻シリーズ全ての葉巻が、信じられないほど上質であったことを認めざるを得ない。
流石はダビドフだ。
何故なら、”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”等が必死(?)になって濃厚で上質なニカラグア産葉巻を開発してきたにも関わらず、ドミニカ共和国製造のダビドフが同等の葉巻をいとも簡単(?)に作り上げてしまうのだから、そう思ってしまうのも当然だろう。
ダビドフの基本となる”シグネチャー”シリーズしか吸ったことが無かったときは、”ダビドフなんて価格が高いだけでつまらない”と思っていたが、他の葉巻シリーズを吸った今ではダビドフの素晴らしさを良く理解することが出来たように思う。
”プリメロス”葉巻シリーズを吸ったことで、”エスクリオ”葉巻シリーズの通常ビトラとなる”ダビドフ エスクリオ ペティロブスト”を吸ってみたくなり、また、ドミニカ共和国産ヤマサ種ラッパーを使用した”ダビドフ ヤマサ ペティチャーチル”は前々から興味を抱いたことから、先にその1本は購入済みだ。
この興味の連鎖こそが、葉巻趣味の最も面白いところだと考えている。
ただ単に、味が旨いだの不味いだのといった話だけではなく、葉巻の新たな喫味を求めて、私の葉巻趣味は今後もまだまだ続けていくことが出来そうだ。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、文句なしの4.5/5点を付けるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”ダビドフ マデューロ/Davidoff Maduro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~91ポイントという評価を得ており、今回喫煙した”プリメロス”ビトラはランキング外となっています。
喫煙時間
喫煙時間:55分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.60 (1ドル148円換算にて977円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €6.20 (1ユーロ160円換算にて992円)
- 日本国内価格 ¥1,300 (参考日本販売価格倍率1.32倍)
葉巻重量
- 購入時重量 4.79g
- 自家製発酵器熟成後 4.85g (葉巻ヘッドカット後重量4.75g)
- 加湿・熟成後重量 4.72g
- ドライシング後重量 4.67g
- △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△1.06%)

コメント