アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アラディーノ (JRE Tobacco Co.) |
| シリーズ名 | コロホ |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| バインダー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| フィラー | ホンジュラス産 コロホ種 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 3,200円 (2026年10月現在) |
この”アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
この葉巻は、”カマチョ”ブランドを手掛けた”フリオ・R・エイロア”が、カマチョ・ブランドをダビドフに売却した後、長男の”フスト・エイロア”と共に立ち上げた”アラディーノ/Aladino”葉巻ブランドからの1本である、”アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto”です。
この葉巻シリーズの日本国やヨーロッパ圏での名前には”コロホ”という言葉が入っていますが、アメリカ合衆国内では単に”アラディーノ”のみとなっており、シリーズ名としては”ナチュラル”と呼ばれることもあることから、現在販売されているアラディーノ・ブランドの基本シリーズと見て良いでしょう。
この葉巻の葉巻構成内容は、全てがホンジュラス産コロホ種のタバコ葉で構成されていることに加えて、同じ農園で栽培されたタバコ葉であることから、過去に喫煙レビューした”カマチョ コロホ ロブスト”と同じような喫味を味わえるのではないかと推測しています。
そうと分かれば、アラディーノ・ブランドの真髄を確かめるに相応しい葉巻だと考えますが、正直な話、以前に喫煙レビューした”アラディーノ カメルーン ロブスト”の味には遠く及ばないのではないかと考えています。
何故ならそれは、私がカメルーン種ラッパーの味が、唯々好きだからに他なりません。(^^;)
それに、カメルーンや中央アフリカ産ではないホンジュラス産カメルーン種ラッパーの味が秀逸であったことも、そう考える理由の一つです。
新世界葉巻でのスタンダードなラッパーとしては、エクアドル産ハバノ種ラッパーが最も多く利用されているイメージがありますが、個人的にはアルトゥーロ・フエンテの葉巻で多く使用されているカメルーン種ラッパーの方が、より高級な葉巻に使用されているイメージがあることも関係しているかも知れません。
さて、”カマチョ コロホ”ブランドの再来とも言えるこの葉巻から、私はどのような味を感じ取ることが出来るのか、早速吸ってみて確認してみることにしましょう!
参考までに、”カマチョ/Camacho”葉巻ブランドの創業者である”サイモン・カマチョ/Simon Camacho”は、キューバ革命後フロリダに移り、1961年から葉巻市場に参入してアメリカ及び国際市場で成功を収めますが、サイモンの死後、今回喫煙する”アラディーノ”ブランドを手掛けるエイロア家が買収し、現在のホンジュラスで生産されるようになります。
ホンジュラス産”カマチョ”ブランドを手掛けた”フリオ・R・エイロア/Julio R. Eiroa”は、2008年にカマチョ・ブランドをダビドフに売却しますが、タバコ葉農園だけは売却せずにそのまま経営を続けます。
フリオの次男である”クリスチャン・L・エイロア/Christian L. Eiroa”は、ダブドフが経営する新しいカマチョの営業担当としてスイスで勤務しますが、その後独立して、2012年に自身の葉巻ブランド”CLE/CLE”と”エル・アラディーノ/El Aladino”という名の葉巻工場を設立します。
続いて、フリオの長男である”フスト・エイロア/Justo Eiroa”は、2015年に父親のフリオと共に”JRE/JRE Tobacco Company”を立ち上げ、今回喫煙する”アラディーノ”葉巻ブランドを発表しするに至ります。
それでは、”アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto”(日本での財務省登録名称は”Aladino Corojo Robusto”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産 コロホ種のラッパーで巻かれた、”アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面はくすんだ色合いのマットで仕上がりですが、葉脈が目立たない美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、茶色と銀色を基調とした下に黄色の目立つ帯の中に”JULIO R. EIROA”と記載され、アラディーノのロゴマークである”A”の文字が中心に大きく描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的に少し硬めに巻かれています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがしますが、それほど強くはありません。
この葉巻は、平均室温26℃・湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間前から、葉巻を湿度52%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、麦わらとカカオ豆の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う杉の木と麦わらと土の味からスタートする。
背景には、ウイスキー・モルト(麦芽)の風味がある。
煙は力強くはあるものの、土由来の素朴さも備わっている。
なかなかの旨さだと言って良いだろう。
だが、煙はごく僅かにドライ気味かも知れない。
過去に喫煙レビューした”カマチョ コロホ ロブスト”と比べると、それほどの強さを感じることはななく、きっとそれはカマチョのようにリジェロ葉を多用した葉巻ではないことが理由なのだろう。
味に関しては、カマチョのような革と土の味を主体としたものではなく、麦わらや大麦や麦芽(モルト)等の味を主体とした葉巻であるようだ。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
燃焼挙動は比較的良好と言えるが、軽い片燃えに対する火入れ修正は必要だ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、適切な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
副流煙の香りには、僅かにカカオ豆の香りが含まれている。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激するしっかりと効いたペッパー(白胡椒?)があることを確認する。
喫煙開始22分時点で、1回目の灰折りを行う。
灰はしっかりとした感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、爽やかさと力強さを伴う杉の木と麦わらと土の味に、背景のモルト(麦芽)の風味を味わいながら吸い進む。
アラディーノの葉巻として過去に喫煙レビューした”アラディーノ カメルーン ロブスト”と比べると、少しドライ気味な煙が気になるだろうか。
気になるところが全く無かった”アラディーノ カメルーン ロブスト”と比べてしまうと、煙がドライ気味であるというだけで、折角の良い味や良い風味をスポイルしてしまっているのは残念だ。
喫煙開始45分時点で、2回目の灰折りを行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、麦わらや大麦や麦芽(モルト)等の良い味に抵抗するかのように、ドライさが付き纏ってしまう。
本当に惜しい葉巻だ。
喫煙時間58分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始65分時点の、味は良いものの煙がドライ気味であることから喫煙を続けることに飽きてしまったため、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アラディーノ コロホ ロブスト/Aladino Corojo Robusto”は、爽やかさと力強さを伴う麦わらと土と杉の木の味に、背景にあるウイスキー・モルト(麦芽)の風味が味わえる、良質な味ではあるもののドライ気味な煙が喫味に影響を与えてしまっている葉巻だと言える。
アラディーノ・ブランドの葉巻は今回で2本目となるが、味は兎も角として、完璧なドロー(引き抵抗)と燃焼性の素晴らしさは共通しており、作りの良さが窺えることは良く理解できた。
しかしながら、今回喫煙した”アラディーノ コロホ ロブスト”は、唯一、煙がドライ気味であるということだけで味の良さをスポイルしてしまっていることは残念でならない。
やはり、私が当初から予想していた通りに、過去に喫煙した”アラディーノ カメルーン ロブスト”には遠く及ばない味であったことは間違い無かったようだ。
ただそれも、喫煙者個人の感覚の差にもよるのだろうが…。
アラディーノ・ブランドの葉巻の真価を知るためには、あともう1本は吸ってみる必要があると考える。
機会があれば、ホンジュラス産ハバノ種ラッパーを使用した”アラディーノ クラシック ロブスト”を試してみて、この葉巻ブランドの真価を見極めてみたいと思っている。
参考までに、この”アラディーノ コロホ/Aladino Corojo”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~93ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いては、89ポイントという評価を得ています。また、”トロ”ビトラは、2019年の葉巻トップ25(92ポイント第18位)への入賞を果たしています。
喫煙時間
喫煙時間:65分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★☆☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★★★★☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★☆☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $11.50 (1ドル148円換算にて1,702円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.50 (1ユーロ160円換算にて1,840円)
- 日本国内価格 ¥3,200 (参考日本販売価格倍率1.81倍)
葉巻重量
- 購入時重量 11.84g
- 加湿・熟成後重量 12.15g (葉巻ヘッドカット後重量12.00g)
- ドライシング後重量 11.90g
- △減少重量 (△減少割合) △0.10g (△0.83%)

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