ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ダビドフ |
| シリーズ名 | ニカラグア |
| ビトラ | プリメロス ニカラグア マデューロ (ペティパナテラ) |
| 葉巻の長さ | 105mm (4.125インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 13mm (34) |
| ラッパー | メキシコ産 スマトラ種 マデューロ |
| バインダー | エクアドル産 |
| フィラー | ニカラグア産 & ドミニカ共和国産 (ショートフィラー) |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 1,300円 (2026年9月現在) |
この”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、葉巻愛好家が避けて通ることは不可能とも言える、”ダビドフ/Davidoff”葉巻ブランドからの1本である、”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro”です。
この葉巻は、うちのかみさん用の葉巻として試しに購入したことのある葉巻ですが、私も一口吸わせてもらうと、”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”を彷彿とさせる素晴らしい喫味であったことから、喫煙レビューしてみる価値のある1本だと判断しました。
面白いことに、このマデューロ・バージョンは”ダビドフ プリメロス ニカラグア”葉巻シリーズ内の1本となっているのですが、通常の”ロブスト”や”トロ”ビトラ等でのマデューロ・バージョンは存在していません。
即ち、この小さな”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ”だけが、唯一の”ニカラグア マデューロ”の葉巻となります。
通常の”ダビドフ ニカラグア”との大きな違いとしては、この葉巻にはメキシコ産のマデューロ・ラッパーが使用されていることだと考えます。
私はダビドフにあまり詳しくないため断言は出来ませんが、もしかするとメキシコ産ラッパーが使用されているのは数多いダビドフ葉巻の中でも、この小さな葉巻だけなのかも知れません。
さて、このダビドフとしては希少なメキシコ産マデューロラッパーを纏った葉巻から、私はどのような味を感じ取ることが出来るのか、早速喫煙して確かめてみることにしましょう!
参考までに、”ダブドフ・シガーズ/Davidoff Cigars”の創設者である、”ジノ・ダブドフ/Zino Davidoff”は、1906年にウクライナのキエフで葉巻商人の息子として生まれましたが、5歳のときに反ユダヤ主義のポグロムにより一家はスイスへ移住することになり、父親はジュネーブでタバコ店を開きます。
ジノ・ダビドフが19歳になった1925年には、キューバを含むラテンアメリカを旅し、タバコ葉の栽培や葉巻の製造に関しての知識を得て、それを家業のタバコ店の経営に活かすべく、新しいブレンドを開発したり、卓上ヒュミドールを開発したり(自宅で葉巻を適切に保管できるようにし、顧客により多くの葉巻の購入を促した)、ボルドーワインにちなんだ名前を葉巻に付けるなどのマーケティングを実行して、実家のタバコ店は、葉巻に関してジュネーブ最高の店となります。
ジノ・ダビドフが51歳になった1967年には、キューバ葉巻産業を管理していた国営組織”クバタバコ/Cubatabaco”(”ハバノス SA/Habanos SA”の前身)から、ダビドフの名前でキューバ産葉巻を作るというアイデアを持ちかけられ、キューバ産ダビドフ葉巻は大成功を収めます。
しかし、キューバ産ダビドフ葉巻ブランドの品質と一貫性を維持することに懸念が生じたため、1991年までに”クバタバコ”との契約を解消し、全ての葉巻の生産拠点をドミニカ共和国に移すこととなり、現在に至ります。
それでは、”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro”(日本での財務省登録名称は”プリメロス バイ ダビドフ ニカラグア マデューロ”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
メキシコ産 スマトラ種 マデューロのラッパーで巻かれた、”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro”は、マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は全体的にマットな仕上がりですが、葉脈が目立たない美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、黒地に銀色の筆記体で”Davidoff”と描かれ、その下にはオレンジ色の下地の中に”NICARAGUA MADURO”と描かれた、シンプルながら高級感がある作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、ショートフィラー葉巻であることからか、全体的に柔らかく巻かれています。
葉巻ボディからは、恐ろしいほど強い、牛舎系のとても良い香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により47日間熟成させた後、平均室内温度28℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計54日熟成)
葉巻喫煙を開始する8時間前から、葉巻を湿度55%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、麦わらやカカオ豆の味がして、引き抵抗はごく僅かに重めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う濃厚なオーク材と少量の麦わらとカカオ豆の味からスタートする。
直ぐに、土と少量の革の味が追加される。
背景にはウイスキー・オーク樽やパンの風味を感じる。
うちのかみさんが吸っているときに一口吸わせてもらったときから分かっていたことだが、この葉巻は間違いなく旨い。
この葉巻は過去に喫煙してきた”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”ブランドの味を彷彿とさせる。
小さい葉巻ながら、良くできた葉巻だ。
ドリュー・エステートやタトゥアヘが、必死こいて(?)旨い葉巻を作ろうとしてきたにも関わらず、ダビドフはこんな小さな葉巻でいとも簡単(?)にその味を再現してしまうとは、全くを持って驚きだ。
喫煙開始8分時点で、1回目の灰折りを行う。
この葉巻には、過去に喫煙した”モントーサ ロブスト マデューロ”と同種のメキシコ産スマトラ種マデューロラッパーが使用されているが、確かにその葉巻も悪い葉巻では無かったが、これほどの良い喫味は得られていないことを鑑みると、やはりダビドフ流の”ブレンドの妙”と言わざるを得ない。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から15分以降の中盤は序盤の味を引き継ぎ、とても良い吸い心地で吸い進めることが出来る。
喫煙開始22分時点で、2回目の灰折りを行う。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
燃焼挙動は少しの片燃えを繰り返しながら燃え進むが、それはおそらく私が着火に手間取ったことが原因だと考える。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもなく、適切な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りは、甘さは少ないものの香ばしい香りがする。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から30分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、喫味は少し強さを増してくる。
ごく僅かな苦みも感じ始めただろうか。
先にも述べたように、この葉巻は”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”の味を彷彿とさせる味ではあるのだが、例えば”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ ウニコ L40”や”タトゥアヘ コホヌ 2003”と比べてしまうと味は単純であり、深みに欠けると言わざるを得ない。
だが、この小さなショートフィラー葉巻にしてこの味を実現しているのだから、それだけで満足するべきなのだろう。
喫煙開始38分時点で、3回目の灰折りを行う。
喫煙開始50分時点で、4回目の灰折りを行う。
喫煙開始52分時点の、少しの苦みが発生し始めて、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロ/Davidoff Primeros Nicaragua Maduro”は、爽やかさを伴う濃厚なオーク材と土と少量のカカオ豆と麦わらと革の味に、背景にある僅かながらのウイスキー・オーク樽とパンの風味が味わえる、小さいながら素晴らしい喫味を実現した葉巻だと言える。
先にも何度か述べたが、”ドリュー・エステート”や”タトゥアヘ”が懸命になって実現してきた味を、ダビドフはいとも簡単(?)に実現してしまうとは恐れ入る。
ダビドフにとってはおそらく、”この味は我々が求めている味でもないから、ちょっと遊びで作ってみようか?”程度の行為なのかも知れない。
現に”ダビドフ ニカラグア”葉巻シリーズ内でマデューロ・バージョンが吸えるのは、この小さな”プリメロス”葉巻シリーズのみであることからも、そう思えてしまう。
味としては単純であることは否めないものの、ダビドフらしい嫌みの無い快適な喫煙が約束されている。
ちなみに、うちのかみさんにいつも吸っている”ダビドフ プリメロス ドミニカン”とどっちが好きか聞いたところ、”このダビドフ プリメロス ニカラグア マデューロは少し強いけど、どっちも同じくらい、旨い”と言っていた。
当初、私はその強さにやられてしまうのではないかと危惧していたが、葉巻に吸い慣れてきたこともあってか、ストレングスが多少強くてもニコチンにやられることなく、フレーバーの旨さを捉えることが出来るようになってきたようだ。
この葉巻は私が自信をもって、葉巻初心者や女性喫煙者にお勧め出来る葉巻だと言っておこう。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、単純な喫味ながら嫌みの無い快適な喫煙が約束されていることから、4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
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喫煙時間
喫煙時間:53分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★★☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.60 (1ドル148円換算にて977円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €6.20 (1ユーロ160円換算にて992円)
- 日本国内価格 ¥1,300 (参考日本販売価格倍率1.32倍)
葉巻重量
- 購入時重量 4.19g
- 自家製発酵器熟成後 4.18g (葉巻ヘッドカット後重量4.07g)
- 加湿・熟成後重量 4.06g
- ドライシング後重量 4.02g
- △減少重量 (△減少割合) △0.04g (△0.99%)


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