アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto

4.0
アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1a ロブスト/Robusto
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アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto

葉巻/シガー情報

ブランド名 アガノルサリーフ
シリーズ名 アルセニオ
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 127mm (5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 21.4mm (54)
ラッパー ニカラグア産 コロホ種 ハラパ地区 (自社農園製)
バインダー ニカラグア産 クリオロ’98種 ハラパ地区 (自社農園製) & 非公開品種 エステリ地区 ※デュアルバインダー
フィラー ニカラグア産 コンテガ地区 & ハラパ地区 (自社農園製)
生産国 ニカラグア製
価格 2,600円 (2026年10月現在)

この”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグア最大のタバコ葉生産者である”アガノルサリーフ/Aganorsa Leaf”からの1本である、”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”です。

今回喫煙する葉巻は、アガノルサリーフの通常生産ラインの中では最も高価な葉巻シリーズとなります。

アガノルサリーフの葉巻を吸い始めた当初は、その素晴らしく複雑な味と吸い心地に心打たれましたが、ここ最近は少しのドライ感が気になりだし、代わりにアガノルサが下請け製造しているワープトの方が圧倒的に旨いのではないかと思ったりしています。

しかしながら、今までに喫煙してきたアガノルサリーフの葉巻は中価格帯の葉巻であったため、今回は最も高価な葉巻シリーズを吸うことで、アガノルサリーフ・オリジナルブランドの真価を確かめてみたいと考えています。

この”アガノルサリーフ アルセニオ”葉巻シリーズは、2018年に亡くなったタバコ葉発酵業務の専門家で、アガノルサリーフの発展に貢献してきた”アルセニオ・ラモス”自身が好んで吸っていたお気に入りのブレンドであり、彼への敬意を表して作られた葉巻シリーズです。

アルセニオが特に好んで吸っていたのは”コロナ”ビトラだったそうですが、店舗に陳列されていたのは”ロブスト”ビトラだけでしたので、迷わずそれを購入しました。

”ロブスト”ビトラは私のお気に入りのビトラと言えますが、正直なところ、葉巻としての旨さを実感しやすいビトラの順位としては、1位”コロナ”、2位”トロ”(チャーチル)、3位”ロブスト”の順ではないかと考えています。

つまりは、その3つのビトラで比較すると、”リングゲージの太さが細いほど旨さを実感しやすい”ということです。

新世界葉巻(ドミニカ共和国やニカラグア等のキューバ以外の葉巻)のスタンダードとしては、”ロブスト”か”トロ”であることが一般的であるため、私は短くて安いロブストを選択してしまいますが、実際にはリングゲージが少し細い”トロ”の方が旨いと感じる人も多いのではないでしょうか?

アルセニオが好んで吸っていた”コロナ”ビトラを購入できなかったのは残念ですが、今回は新世界葉巻の基準とも言える”ロブスト”ビトラで喫煙レビューしてみたいと思います。

葉巻の構成内容を見てみると、アガノルサリーフとしてはごく一般的なニカラグア産のコロホ種とクリオロ種のタバコ葉が使用されたものとなっていますが、おそらくは、ニカラグア内での産地地区、畑内での栽培区画、そしてタバコ葉の熟成年数を上手く組み合わせることでアルセニオ好みの葉巻に仕上げているのでしょう。

さて、このアガノルサ・オリジナルブランド最上級の葉巻がどのような味を呈してくれるのか、早速吸って確かめてみることにしましょう!

参考までに、アガノルサリーフの経営者である”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”は、キューバで生まれた後、少年時代にアメリカへ移住し、”ウォートン・スクール/Wharton School of the University of Pennsylvania”を卒業した後、ニューヨーク・マンハッタンで銀行員としてキャリアをスタートさせます。

ニューヨークで10年過ごした後、スペイン・マドリードに移住して兄と共に”レテピザ/Telepizza”レストランチェーンを設立し、大成功を収めます。

”テレピザ”の成功で築いた巨額の資産を用いて、元々土地を耕すことに憧れていたこともあり、ニカラグアにて農地を購入し、1998年からタバコ事業に参入します。

タバコ事業に不慣れなエドゥアルドは、キューバ人のタバコ葉発酵業務の専門家である”アルセニオ・ラモス/Arsenio Ramos”と、同じくキューバ人のタバコ葉衛生管理の専門家である”ハシント・イグレシアス/Jacinto Iglesias”という2人の農学者を招き入れ、タバコ葉栽培を開始します。

今現在ではニカラグア最大のタバコ葉生産者として、”アルタディス/Altadis”や”ドリュー・エステート/Drew Estate”等にタバコ葉を卸すだけでなく、”ワープド/Warped”等のブティック・ブランド葉巻の下請け製造、さらに自社オリジナル葉巻ブランドとなる”アガノルサリーフ”、”JFR”、”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム”等を製造・販売するに至っています。

それでは、”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

エクアドル産 ハバノ種のラッパーで巻かれた、”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで僅かな艶があり、とても美しい外観をしています。

洒落たブルーのラッピングに包まれた葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、青色の下地の中に金色でセニオ・ラモスの顔の絵が描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表層部には僅かな弾力性を備えています。

葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。

この葉巻は、平均室内温度26℃・湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて45日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する9時間半程前に、葉巻を湿度52%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、とても上質で一切刺激の無い麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

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※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、少しの爽やかさを伴うとても上質な杉の木とナッツと麦わらの味からスタートする。

最初の一服目から旨い。

当たり前のことかも知れないが、この葉巻は間違いなく5年以上ベールの状態で熟成されたタバコ葉のみで巻かれていることが分かる。

感じる味はそれぞれが際立つことが無く、全ての味が融合されている。

背景には、僅かなシリアル(コーンフレーク)の風味が追加される。

暫くすると、さらにウイスキー・モルト(麦芽)の風味も追加される。

私にとってこの葉巻は、”ザ・ニカラグア”と呼べる葉巻の味だ。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、一切刺激の無い繊細なペッパー(白胡椒)が適量含まれていることが分かる。

着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くもないが、何故かたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが難しい。

そのため、何回かパフって煙を引き込む必要がある。

燃焼挙動は多少の片燃えを繰り返すため、適宜、ラッパーのみを火入れ修正する必要がある。

副流煙の香りには、ウイスキー・モルトのとても良い香りが含まれている。

喫煙開始36分時点で、1回目の灰折りを行う。

灰折りをして気付いたのだが、1回目の灰折りにしては珍しく、灰を折った先端がトンガリ帽子状態になっている。

葉巻が多少太いこともあってか、この葉巻は燃焼が不均一のようだ。

この先、これが味にどのように影響するのか、とても気になる。

アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から40分以降の中盤は、少しの爽やかさを伴う上質な杉の木とナッツと麦わらの味に、背景にある僅かなシリアル(コーンフレーク)やウイスキー・モルト(麦芽)の風味で吸い進む。

だが、この葉巻は味としてはとても優秀なのだが、燃焼挙動やドローの悪さやが影響してか、それほどの旨さを感じづらいことに気付く。

そう言えば、この葉巻のあるレビューでは、2/3まではとても良い喫味であったものの、3/3ではまともに吸えない状態になったことで、最終的にごく平凡な評価が与えられていた。

私もこのレビューを書きながら吸っていると、直ぐに葉巻が失火しそうになる。

この葉巻は上質なタバコ葉を使って最良のブレンドで巻かれていることは分かるのだが、作りが悪いことでそれが味に影響を及ぼしてしまっている。

おまけに、葉巻ヘッドのトリプルキャップの接着があまいことで剝がれてしまい、吸うたびにバインダーまで剥がれそうになってしまう。

全くを持って、勿体ない葉巻だ。

そうこうしているうちに、完全に失火させてしまった。

一旦灰折りを行ってからの再着火を試みる。

アガノルサリーフの葉巻は、ファイナルサードから味が劣化する葉巻が多いように思う。

きっと味を良くするために、ニコチンが強くて燃焼性の悪いヴィソ葉やリジェロ葉を多用していることが影響しているのだろう。

リングゲージを細くすればこの問題は解消されることから、アルセニオ・ラモスがリングゲージの細い”コロナ”ビトラを好んで吸っていた理由が良く分かる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から80分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、葉巻を失火させないために頻繁に吸ったことが影響して、体内にニコチンが蓄積してきたことが分かる。

否、既にヤニクラ(ニコチン酔い)状態の入り口に入っているのかも知れない。

このまま葉巻の失火をさせないよう頻繁に煙を吸い込んで吸い進むと、間違いなく強度のヤニクラになることから、喫煙時間90分時点で喫煙を終了することとした。

アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルサード

葉巻テイスティング総評

総評として、この”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”は、少しの爽やかさを伴う上質な杉の木とナッツと麦わらの味に、背景にある僅かなシリアル(コーンフレーク)とウイスキー・モルト(麦芽)の風味が味わえる葉巻だと言える。

しかしながら、喫煙終盤からは葉巻の作りの悪さが影響して、上質なタバコ葉を使用しているにも関わらず、引き抵抗(ドロー)と燃焼の悪さが味に影響を与えてしまい、途中で喫煙を断念する羽目になってしまった。

とても残念な葉巻と言って良いだろう。

アガノルサリーフの葉巻で選択するならば、作りが味に影響を与えずらいリングゲージの細い”コロナ”ビトラをお勧めしたいと考えるが、意外とアガノルサでは細いビトラを用意していない葉巻シリーズも存在するところが難点だ。

私がアガノルサリーフの葉巻の味に飽きてきた理由は、正にこの作りの悪さであったことが今回喫煙したリングゲージ54という少し太めの”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト”を吸ったことで明らかとなった。

過去に喫煙レビューした”ガーディアン・オブ・ザ・ファーム アポロ・セレクシオン・デ・ワープト”のように細いリングゲージの葉巻なら、とても上質な味を体感することが出来るだろう。

今回喫煙レビューした”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト”はアガノルサリーフの高級葉巻シリーズではあるものの、”コロナ”ビトラを選択できなかったことで最高の味を体感できなかったのは、とても残念だったと言わざるを得ない。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、序盤では上質な味を体感出来たものの、葉巻の作りの悪さにより途中で喫煙を放棄したことを鑑みて、4.0/5点とすることとした。

参考までに、この”アガノルサリーフ アルセニオ ロブスト/Aganorsa Leaf Arsenio Robusto”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、91ポイント~92ポイントという高評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:90分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー(苦み含む) ★☆☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★★★☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
革 ★☆☆☆☆
土(素朴さ) ★☆☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★★★☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★☆☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $15.99 (1ドル148円換算にて2,367円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €12.00 (1ユーロ160円換算にて1,920円)
  • 日本国内価格 ¥2,600 (参考日本販売価格倍率1.21倍)

葉巻重量

  • 購入時重量 16.65g (ラッピング取り外し後15.90g)
  • 加湿・熟成後重量 16.01g (葉巻ヘッドカット後15.77g)
  • ドライシング後重量 15.66g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.11g (△0.70%)

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