ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild
葉巻/シガー情報
ブランド名 | ラ・エストレラ・ポラー |
シリーズ名 | |
ビトラ | ロスチャイルド |
葉巻の長さ | 114mm (4.5インチ) |
葉巻の直径(リングゲージ) | 18.3mm (46) |
ラッパー | エクアドル産 |
バインダー | インドネシア産 |
フィラー | ニカラグア産 & コロンビア産 |
生産国 | ホンジュラス製 |
価格 | 700円 (2023年5月現在) |
この”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、2019年に”スカンジナビアン・タバコ・グループ/Scandinavian Tobacco Group”から発売された葉巻ブランドからの1本である、”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”です。
”スカンジナビアン・タバコ・グループ”は、デンマークの大手タバコ会社であり、その子会社には”ゼネラス・シガー・カンパニー”などがあります。
私が好きな葉巻である、”シーエーオー/CAO”葉巻ブランドや”マカヌード/Macanudo”葉巻ブランドなどは、このスカンジナビアン・タバコ・グループの葉巻となります。
そんな、スカンジナビアン・タバコ・グループから発売された葉巻ブランドである、この”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”は、どんな葉巻なのか興味のあるところです。
一つ、不安なところがあるとすれば、この葉巻は、”格安系葉巻ブランド”であることです。
日本での販売価格は1本¥700、ヨーロッパでの販売価格は1本€3.00(日本円換算約¥440)ですので、やはり日本での葉巻価格はアメリカやヨーロッパと比べると割高のようです。
価格と味との関連性は、経済社会で生活する以上、どうしても切り離せないもので、価格が安ければ少し不味いものでも許せてしまうものです。
この葉巻の海外ネットサイトでの評価も、まずまずの評価のようですが、信用して良いものかどうか不安なところもあります。
これもまた、吸ってみればその答えも分かるというものです!
それでは”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー
まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産のラッパーで巻かれた”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”は、コロラド色(茶色)をしていて、程よく美しい外観をしています。
葉巻表面には、ごく僅かな艶がある仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色・青色・黄色を使用したシンプルな作りで、どことなくロシアを彷彿とさる、格安系葉巻にふさわしい?デザインとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、少々柔らかいですが、必要十分な量のタバコ葉は使われていると思います。
葉巻ボディからは、あまり芳香を感じません。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、重さは少し軽い感じがします。
この葉巻は、湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、8日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ミント系干し草の香りがして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)
※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、軽くローストした草(干し草)と木の味からスタート。
直ぐに、革の味が追加される。
ペッパーは、しっかり効いている。
引き抵抗は、軽めで吸いやすい。
しかし、煙は少しドライ気味で、クリーミーさに欠けるように思う。
僅かなコーヒーの味も追加された。
喫煙開始10分時点になっても、まだはっきりとした甘みを感じないが、僅かに”甘い革の味”はある。
この甘みを敢えて具体的な味に例えるとすると、”ハチミツ”の味と言ったところか。
喫煙開始12分時点で、やっと味が纏まり、この葉巻の旨さを感じることが出来るようになった。
この葉巻は、意外と吸える。
喫煙開始16分時点で、叩いての灰折を行う。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)
喫煙開始から18分以降の中盤は、序盤の終わり頃から纏まりだした味からの変化はない。
喫煙開始27分時点で、安っぽいバンドロール(シガーリング)を剥がす。
味そのものは悪くないのだが、如何せん、煙が少しドライであることと、甘みが少ないことが残念。
この中盤時点でのストレングス(強さ)は、マイルド~ミディアム。
比較的、軽い喫味と言える。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)
喫煙開始から35分以降の終盤は、序盤、中盤と変わらない味が続く。
逆に嫌な苦みや雑味が出ることなく、最後まで吸い続けることが出来る葉巻だとも言える。
しかし、平凡な味でもあるため、この味に飽きてきてしまい、このあたりで喫煙終了とすることとした。
葉巻テイスティング総評
総評として、この”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド/La Estrella Polar Rothschild”は、軽くローストした草(干し草)と木と革の味に、しっかりと効いたペッパー(胡椒)、背景にごく僅かなキャラメルを思わせる甘みを味わえる葉巻だと言える。
引き抵抗は比較的軽めで、とても吸いやすく、煙量も十分ある。
しかし、その煙はクリーミーさに欠け、ドライな煙であることが残念だ。
味そのものは、決して悪くない。
この価格を考えると、妥当な味なのかも知れない。
私はドライな煙がダメなため、2度目の購入はないだろう。
喫煙時間
喫煙時間:47分
味覚フレーバーグラフ
チョコレート | ★☆☆☆☆ |
スィーツ | ★★☆☆☆ |
クリーム | ★☆☆☆☆ |
コーヒー | ★★★☆☆ |
トースト | ★★☆☆☆ |
木 | ★★★☆☆ |
革 | ★★★☆☆ |
土 | ★★☆☆☆ |
草 | ★★★☆☆ |
ナッツ | ★★☆☆☆ |
ペッパー | ★★★☆☆ |
フルーツ | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2023/12/3
自宅ヒュミドールにて64日間加湿・熟成したものを吸う。
ヒュミドールは、平均室温19℃・湿度72%の設定。
喫煙3時間前から葉巻をドライ・ボックスに移して、葉巻のドライシングを行ってから喫煙を開始する。
”ラ・エストレラ・ポラー ロスチャイルド”は今回で2本目となる。
着火は、詰め替え式ソフトフレームライターにて2分程かけて着火。
海外ドラマの、”スタート・レック:ピカード シーズン1”(パトリック·スチュワート主演)を見ながら、リビングで喫煙する。
草と革とナッツの味に、ほろ苦いミクルチョコレートのヒント、そしてごく僅かなナッツの酸味がある。
前回吸ったときは、加湿・熟成期間を8日間しか行っていなかったためか、クリーミーさに欠けるドライな煙に感じてしまったが、64日間加湿・熟成させた今回はそのようなことがなく、不快になることなく喫煙することが出来た。
味の系統としては、”ベガフィナ オリジナル”と似通ったところがある。
しかしながら、私な苦手な草の味がメインであることと、ナッツの酸味を感じることから、私好みの味ではないことは確かだが、1本700円で購入できる、コストパフォーマンスに優れた葉巻であることに、間違いは無さそうだ。
ただし、ある程度の熟成期間は必要とする。(最低1ヶ月以上)
私個人的には、あと120円追加出費して、作りも良くて味も安定している、”ベガフィナ オリジナル ショートロブスト”を購入するかも知れないが…。
今回のリピート喫煙により、前回2.5/5点としていた葉巻独自5段階評価を、3.5/5点寄りの3.0/5点とすることとし、葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度も、★★(星2個)から★★★(星3個)に変更することとした。
喫煙時間:約40分
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