ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950

4.0
ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 トロ/Toro
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ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950

葉巻/シガー情報

ブランド名 マイファーザー・シガーズ
シリーズ名 ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック
ビトラ トロ
葉巻の長さ 152.4mm (6インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 20.6mm (52)
ラッパー ニカラグア産 H2000 (コロホ種?)
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア
価格 2,300円 (2024年3月現在)

この”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、11歳のときから葉巻を巻き始め、”コイーバ”や”モンテクリスト”などの葉巻も加工してきた、キューバ出身の偉大なマスター・ブレンダーである、”ドン・ペピン・ガルシア/Don Pepin Garcia”が作り上げた葉巻シリーズからの1本である、”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”です。

”マイファーザー・シガーズ”の葉巻は過去に、

  1. マイファーザー フロール デ ラス アンティラス ロブスト/My Father Flor de las Antillas Sun Grown Robusto 1本2,100円
  2. マイファーザー ラ オプレンシア ロブスト/My Father La Opulencia Robusto 1本2,600円
  3. ドン ペピン ガルシア オリジナル インヴィクトス/Don Pepin Garcia Original Blue Edition Invictos 1本2,200円

上記3本を喫煙し、どれも上質で纏まりのある素晴らしい葉巻でしたが、1.と2.は後発組のためか、”ペピン・ペッパー”と呼ばれている特徴的なペッパーの刺激は抑えられており、私の味覚でも順応できたのですが、3.は先発組の葉巻であり、刺激的で強烈な”ペピン・ペッパー”そのものに驚愕することになりました。

今回喫煙レビューする葉巻も、先発組の葉巻であるため、強烈な”ペピン・ペッパー”の洗礼を受けることになるかも知れませんが、ドン・ペピンの神髄を知るためには、避けては通れない葉巻だと思っています。

この”キューバンクラシック”葉巻シリーズは、アメリカ本国での名前であり、ヨーロッパ圏では”キューバ”という名称を商標法規上、葉巻に付けることが出来ないため、”ブラックラベル”や”ブラックエディション”と呼ばれているようです。

この葉巻はラッパーに、ニカラグア産ハバノ2000種を使用しているか、ニカラグア産コロホ種を使用しているか、情報が二分されていますが、葉巻ボディの匂いを嗅ぐと、牛舎系の素晴らしく良い香り(?)がすることから、ニカラグア産ハバノ2000種ではないかと推測します。

葉巻ボディからとても良い香りがすると、喫煙前から心が躍りますね。(^.^)

ちなみに、”マイファーザー・シガーズ”(エル・レイ・デ・ロス・ハバノス社/El Rey de los Habanos Inc.)のCEOである”ドン・ペピン/Don Pepin”は、2001年に息子の”ハイメ・ガルシア/Jaime Garcia”と共に、キューバからアメリカ合衆国へ移住し、ニカラグア最大規模のタバコ葉栽培農園”アガノルサ SA/Aganorsa SA”のオーナーである、”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”の協力のもと、小さな葉巻工場”エル・レイ・デ・ロス・ハバノス”社を、フロリダ州マイアミに立ち上げます。

ドン・ペピンが最初に作った葉巻ブランドは、2003年に”ピート・ジョンソン”と協力して作った”タトゥアヘ/Tatuaje”なのですが、これが、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”で大絶賛され、葉巻の生産が追い付かなくなり、2006年には、もっと高い生産能力を持つ、”タバカレラ・キュバーナ/Tabacalera Cubana”葉巻工場をニカラグアに設立し、現在に至ります。

さて、今回で4本目となるこの、”マイファーザー”ブランドの葉巻に、私はどのような喫煙レビューが出来るのか、私自身、とても楽しみです!

それでは、”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグア産 H2000種のラッパーで巻かれた”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)の、僅かな艶を持つ美しい外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、1本は葉巻フット側の広がりを抑える役目の金色のもので、もう1本は”CLASICOS”と記載されていて、メインバンドロールは、とてもシックな黒色が使用された中に金色で”Don Pepin Garcia”という文字が筆記体で描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、弾力を備えた、程良い硬さ(柔らかさ)に仕上がっていて、引き抵抗(ドロー)は比較的軽そうであることが予想出来ます。

葉巻ボディからは、H2000種ラッパーらしい、他の葉巻を圧倒するほどの、とても強い牛舎系の甘く香ばしい香りがします。

この葉巻は、平均室内温度15℃・湿度74%に維持した自家製ヒュミドール内にて、62日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する8時間半前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、わらや干し草の味がして、引き抵抗は軽くも重くもなく、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

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※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、上質で爽やかな杉の木とナッツの味からスタート。

最初の一服目から、ペッパーがしっかりと効いている。

喫味は強いが、煙は軽やかであり、重厚さはない。

背景には、軽い糖蜜や蜂蜜の甘さがある。

旨い。

レトロヘイルにより煙を副鼻腔に通すと、繊細なカカオ豆の風味を伴うペッパーがたっぷり含まれていることが分かる。

それは”ドン・ペピン”の特徴である、味を伴う繊細なペッパーの味だ。

しっかりとした喫味でありながら、スムースで軽やかな味に、とても好感が持てる。

喫煙開始10分時点で、土とカカオ豆の味が追加される。

とても旨い!

キューバンクラシックという名の通り、この葉巻はキューバ産の味を彷彿とさせる味だ。

燃焼挙動は、着火直後から多少の片燃えが付き纏い、既に数回片燃えに対する火入れ修正を行っている。

着火後の引き抵抗(ドロー)は、僅かに軽めだと言えるが、軽い吸引力でたっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

喫煙開始20分時点で、1回目の灰折を行う。

灰は軽い力で折れ、形はしっかりと保ってはいるが、もろいと言える。

副流煙の香りには、甘く香ばしい香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

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喫煙開始から30分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぐが、杉の木とナッツの味は少し後退し、土とカカオ豆の味が主役となり、さらにごく僅かではあるが、トースト(パン・小麦粉)の味が含まれるようになる。

今のところ、嫌な苦みや鋭さ(酸味)を感じることはない。

常に片燃えが発生する燃焼挙動は、多少気にはなるが、大した問題ではなかろう。

喫煙開始35分時点で、多少ロースト感が強まることで、煙に重厚感が出始める。

この葉巻の味は、以前に喫煙レビューした、”ボレロ ダブルコロナ/BOLERO Doble Corona”の味に近いと言えるだろう。

現時点でボレロ ダブルコロナは、財務省許可が下りたばかりで、まだ葉巻販売店店頭には置かれていないが、この”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950”の味が気に入っている方は、ぜひ購入してみることをお勧めしたい。

より素晴らしいカカオ豆と土の味を味わうことが出来るだろう。

喫煙開始45分時点で、2回目の灰折を行う。

灰はザクッとした感触と共に折れ、葉巻自体の作りはそれほど良くないように感じる。

喫煙開始52分時点で、葉巻フット側のサブバンドロール(シガーリング)を剥がす。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から60分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、カカオ豆の味は、次第にコーヒー豆の味に移り変わり始める。

つまりそれは、ロースト感が増加し、甘みが減少し始めたことを意味する。

喫煙開始65分時点で、うっかり灰を膝に落としてしまった。

やはり灰はもろいと言える。

喫煙開始66分時点で、メインバンドロールを剥がす。

バンドロールはとても綺麗に剥がすことが出来、好感が持てる。

喫煙開始80分時点で、ロースト感の増加により、僅かな味の劣化を感じ始める。

しかしながら、副流煙の香りには、まだ甘く香ばしい香りが含まれているため、まだまだ喫煙を楽しむことが出来る。

全般を通して、ストレングス(ニコチン量)はミディアムで、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。

喫煙開始90分時点で、また灰を膝に落としてしまった。(^^;)

灰がもろいのは、火入れ修正を繰り返したことが影響しているのかも知れない。

この時点でも、嫌な苦みや鋭さ(酸味)は感じないが、序盤・中盤の旨味が感じられなくなった時点で、喫煙を終了することとした。

ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤の終わり頃ファイナルサード

ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”は、土とカカオ豆と杉の木とナッツの味に、カカオ豆の味を伴う繊細でたっぷりのペッパー、背景にある糖蜜や蜂蜜の甘さが味わえる、素晴らしい葉巻だと言える。

この葉巻の味は、”ボレロ ダブルコロナ”の味に似通ったところがあり、それは即ち、キューバ産葉巻の味に近いことを意味している。

過去に喫煙レビューした、”ドン ペピン ガルシア オリジナル インヴィクトス”では、強烈なペッパーとニコチン量の多さに度肝を抜かれたが、この葉巻は過去に喫煙レビューした、”マイファーザー ラ オプレンシア ロブスト”や”マイファーザー フロール デ ラス アンティラス ロブスト”で感じたような、繊細で味のあるペッパーを味わうことが出来た。

やはり、この味のある繊細なペッパーこそが、”ペピン・ペッパー”と呼ばれる所以なのだと、改めて認識することが出来た。

キューバ産葉巻と比べると、少し粗削りのある味だと言えるが、トロビトラにして1本2,300円でこの味を味わえるのなら、文句の付けようも無いだろう。

喫煙終盤からは序盤・中盤の旨さが徐々に減少していくことになるが、トロビトラはその大きさから、どうしてもその傾向が強く現れてしまうように思う。

多くの葉巻メーカーでは、大きなビトラは熟練のトルセドールにしか巻かせないようにしているようだが、それでも限界があるのだろう。

私は葉巻の味を最大限に引き出せるのはロブストビトラであると考えているが、この葉巻シリーズのロブストビトラ(ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック ロブスト 1979)は、日本国内で見つけることが出来ないため、とても残念に思う。

全般を通してこの葉巻では、嫌な苦みや鋭さ(酸味)を感じることは無かったが、それはおそらく、今回喫煙した葉巻の湿度管理とドライシング時間が適切であったことが功を奏していると考える。

私は、プロピレングリコールと精製水を50:50で混合した液体を染み込ませた加湿棒で加湿したヒュミドールを、一定温度に管理していない通常の室内に置き、夏場は湿度65%~70%、冬場は湿度70%~75%にてしっかりと加湿し、喫煙前に4時間~8時間程ドライシング・ボックスに入れてドライシングするという葉巻管理方法を取っている。

本来は24時間365日、温度18℃に保った場所に置かれたヒュミドール内の湿度を68%~72%前後に保つのがベストなのだろうが、その環境が作れない場合は、喫煙前にドライシングすることで葉巻内包湿度を調整するという方法が、最も現実的だと考えている。

何故なら、ヒュミドール内湿度のパーセンテージを、葉巻に合わせて微細にコントロールすることなど、不可能だからだ。

ドライシング時間は、コロナサイズで4時間、ロブストサイズで6時間、トロサイズで8時間というのが、今のところベストであると思っている。

今回喫煙した葉巻はトロビトラであったことから、8時間半のドライシングを行ったが、そのドライシング時間は適切であったようだ。

ヒュミドール内で加湿中の葉巻は、葉巻ボディからとても強い芳香があるが、その状態のまま喫煙してしまうと、私の経験では苦みや鋭さが発生してしまうことがあるように思う。

ドライシング時間の目安は、その芳香が半減した頃合いが、最も適切なドライシング時間のようだ。

今後も、この葉巻管理方法を行っていこうと考えている。

この葉巻の葉巻独自5段階評価は、終盤でごく僅かだが味の劣化が始まることを鑑みて、4.0/5点とした。

参考までに、この”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950/Don Pepin Garcia Cuban Classic Black Toro 1950”は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、89ポイントという評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:98分

味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)

チョコレート(カカオ豆) ★★★☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー(苦み含む) ★★☆☆☆
トースト(パン・小麦粉) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★★☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)

おすすめ度:★★★★☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $10.60 (1ドル148円換算にて1,569円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €10.40 (1ユーロ160円換算にて1,664円)
  • 日本国内価格 ¥2,300 (参考日本販売価格倍率1.42倍)

葉巻重量(喫煙レビュー2本目)

  • 加湿・熟成後重量 18.77g
  • ドライシング後重量 18.69g
  • △減少重量 (減少割合) △0.08g (0.43%)

ギャラリー

追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2025/9/27

今回で3本目となる、”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950”を喫煙する。

今回喫煙する葉巻は、”自家製発酵器内密封熟成”方法で35日間葉巻を熟成させ、その後、平均室温28℃・湿度65%の自宅ヒュミドール内にて7日間加湿・熟成させている。(計42日間熟成)

喫煙前に12時間ほど、湿度42%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。

今回のドライシングは、夏の暑い時期ということもあり、ヒュミドールの湿度計は65%程度を示していても室内気温は28℃前後であるため、絶対湿度としては室温18℃の時と比較して倍近い湿気量を含んでいることを考慮して、いつもよりも長い時間のドライシングを試みてみた。

ドライシング前に14.91g(カット後)あった葉巻重量は、長時間のドライシングを行った甲斐もあり0.18g減少しており、全体重量の1.21%減少という強めのドライシングを行うことが出来た。

着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約3分半かけて着火する。

自宅リビングソファーにて、2017年からHuluにて配信が開始されたアメリカのディストピア・テレビドラマシリーズとなる、”ハンドメイズ・テイル/侍女の物語”(原題:The Handmaid’s Tale)の最終シーズン6第9話を見ながら喫煙する。

残すところあと1話で終了となるこのドラマだが、とても良く出来たドラマであることは言うまでも無く、エリザベス・モスの見事な演技が見納めとなるのが悲しい。

また、ハンドメイズ・テイルと同じくらいにエリザベス・モスの演技が光るドラマを見てみたいものだ。

ま、そんな海外ドラマの話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。

序盤は、少しの爽やかさを伴う杉の木とナッツの味でスタートする。

直ぐに、少量のクリームと土の味が追加される。

ドロー(引き抵抗)が軽いことから、強く煙を引き込まなくてもたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。

キューバ産葉巻を思わせる良い喫味だ。

背景には、ごく僅かだがパンの風味と柑橘系果実の甘酸っぱさを確認する。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かにくすぐる味のあるペッパー(白胡椒)があることを確認する。

ドン・ペピンの葉巻だが、ペッパーはそれほど強くないため、”ドン ペピン ガルシア オリジナル インヴィクトス”を吸って、ペッパーの強さにやられてしまった諸氏にも安心して吸える葉巻だ。

喫煙開始60分以降からは、土の味由来のごく僅かな苦み、否、苦みまでに発展しない”くすみ感”が発生し始める。

喫煙前半は過去に喫煙レビューした”ヘンリー・クレイ ウォーホーク コロナ”を彷彿とさせる喫味であったが、後半は”くすみ感”が発生してしまうことで、様相が変わってくる。

その”くすみ感”は徐々に僅かな苦みへと変化してくるが、折角だからと限界までの120分間を問題なく吸い続けてしまった。

この葉巻の弱点は、喫煙前半までは軽やかな喫味で快適に喫煙できるのだが、後半にはどうしても苦みを感じてしまうことだろう。

今回の葉巻コピーには、適切なドライシングと1ヶ月間以上の”自家製発酵器熟成”を施しているのだが、それでも喫煙後半の苦みだけは消し去ることが出来なかったため、今後も今回以上の味は望むことが出来ないだろう。

しかしながら、今までで最も良い喫味を体験できた葉巻コピーとなったことは間違いない。

今回の”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、ドライシングと自家製発酵器熟成によって、最も良い喫味を呈してくれた葉巻コピーとなったが、終盤に味が崩れることは否めなく、前回と同様の4.0/5点が妥当だと判断した。

喫煙時間120分。

追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/5/4

今回で2本目となる”ドン ペピン ガルシア キューバンクラシック トロ 1950”を喫煙する。

平均室温23℃・湿度67%の自宅ヒュミドールにて、21日間加湿・熟成したものを吸う。

喫煙前に10時間ほど、ドライボックス内での”ドライシング”を行ってから、喫煙を開始する。

着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約4分かけて着火する。

自宅リビングソファーにて、2015年に製作されたアイルランドのB級スリラー映画である、”悪魔の密約/Cherry Tree”を見ながら喫煙する。

特に見たい映画が見当たらず、この映画を見ることにしたが、アイルランドの映画はあまり見たことがない。

所詮、B級ホラー映画だが、ホラー映画はB級作品でも、意外と最後まで見ることが出来てしまうため、見たい映画が無い時にはとても重宝する。

しかし、当然の如く、見終わった後には何も残らない。(^^;)

映画の話はさておき、葉巻レビューに入ろう。

序盤は、爽やかな杉の木とナッツの味でスタートする。

直ぐに、軽いカカオ豆の味が追加される。

僅かな革と土の味も感じる。

背景には、糖蜜や蜂蜜の甘さがある。

なかなか心地良い喫味だ。

キューバ産葉巻の味を彷彿とさせる葉巻であり、新世界葉巻が苦手でキューバ産葉巻しか吸わないという諸氏にも、お勧めできる葉巻だ。

副流煙の、ロースト感や濃厚さのない甘く香ばしい香りが、とても心地良い。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。

嫌な苦みや鋭さもなく、とても良く出来た葉巻だが、喫煙開始70分時点以降からは、味が少し雑になる。

さらに、この葉巻の燃焼挙動はあまり良く無く、常に片燃えしながら燃焼し続けるため、”カヌー”燃焼にならないためにも、6回~7回ほど火入れ修正する必要があった。

序盤・中盤の素晴らしい味が喫煙終了まで続いてくれれば、葉巻独自5段階評価も4.5/5点を与えている葉巻なのだが、それが理由で今回も4.0/5点とすることとした。

喫煙時間約100分。

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