ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ブエナヴィスタ (アーノルド・アンドレ) |
| シリーズ名 | インコグニート |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | エクアドル産 |
| バインダー | メキシコ産 |
| フィラー | 非公開 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 2,000円 (2025年9月現在) |
この”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ドイツの葉巻輸入業者である”アーノルド・アンドレ/Arnold Andre”がドミニカ共和国の自社工場で製造している葉巻である”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto”です。
”アーノルド・アンドレ”は、”ラ・オーロラ”、”ブリックハウス”、”ホヤ・デ・ニカラグア”等々の有名葉巻メーカーの葉巻をドイツ国内に輸入している葉巻輸入業者ですが、輸入するだけに止まらず、ドミニカ共和国に自社工場を構え、高級葉巻ブランドとなる”カルロス・アンドレ”や前回喫煙レビューしたリーズナブル系葉巻の”モントーサ”、そして今回喫煙レビューする”ブエナ・ヴィスタ”等を製造する葉巻メーカーでもあります。
今回喫煙する”ブエナ・ヴィスタ”葉巻ブランドは、前回喫煙した格安系葉巻のカテゴリー分類となる”モントーサ”とは異なり、”アーノルド・アンドレ”葉巻ブランドを代表する中価格帯の葉巻ブランドとなり、フィラーにブラジル産アラピラカ種のタバコ葉をウイスキーオーク樽で高圧発酵させたものを使用した”ブエナヴィスタ アラペリク”葉巻シリーズ、オーク材とヒッコリー材の薪で燻製されたケンタッキー産ダークファイヤータバコをフィラーに使用した”ブエナヴィスタ ダークファイヤード ケンタッキー”葉巻シリーズ、そして今回喫煙レビューするフィラーのタバコ葉構成内容を非公開とする”ブエナヴィスタ インコグニート”の3つの葉巻シリーズ構成となっています。
葉巻輸入会社が手掛ける葉巻としては、かなりバリエーションに富んだラインナップとなっていますが、だからこそドミニカ共和国に自社葉巻工場を持つ垂直統合型の葉巻メーカーになる必要があったのでしょう。
前回喫煙した”モントーサ”葉巻シリーズの”モントーサ マデューロ ロブスト”は、フィラーに使用されている”アメリカ合衆国ケンタッキー州産ファイヤーキュアード”のタバコ葉が功を奏したのか、リーズナブル系葉巻でありながら、意外にも癖になる風味を実現していましたが、今回喫煙する”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト”はフィラーの構成内容が非公開となっているため、味を推測することが出来ません。
ブエナヴィスタの公式Webサイトでは、”濃厚で土っぽくスパイシーであり、仄かな塩気も感じられる葉巻”だと記載されていますが、果たして本当にそのような味がするのか、実際に喫煙してみて確かめてみることにしましょう!
それでは、”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産のラッパーで巻かれた、”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面にはごく僅かな艶があり、なかなか美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、シンプルな白の下地に”BUENA VISTA INCOGNITO”という葉巻シリーズ名が書かれており、赤色の三角形がトレードマークになっています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりしっかりと巻かれてはいますが、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性を備えていることが分かります。
葉巻ボディからは、僅かながらも牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、58日間の自家製発酵器熟成を経た後、温度28℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、7日間の加湿・熟成を行っています。(計65日間)
葉巻喫煙を開始する11時間前に、湿度49%のシリカゲル入り葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、粉っぽいリコリスの風味を含む麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くも無く、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分50秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを含む軽くローストされた杉の木の味からスタートする。
直ぐに、少量の土とカカオ豆の味が追加される。
なかなかの上質な煙だ。
背景には、ごく僅かだがカカオ豆の甘さを感じる。
煙は少しドライに思えるが、気にする程ではない。
喫煙開始9分時点で、片燃えが始まる。
燃焼挙動は良いとは言え無さそうだ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、重くも軽くも無く、適度な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところだろう。
副流煙の香りには、甘く香ばしい良い香りが含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は片燃えを修正するため、頻繁に大きな火入れ修正を行っていることから、しっかりとした感触も無く軽い力で折れてしまう。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、爽やかさを含む杉の木と少量の土とカカオ豆の味で吸い進むが、序盤に感じた通りに煙は少しドライ気味だと確信する。
全ての葉巻にクリームの味を必要としている訳ではないが、ドライに感じないような味に纏める必要はあると私は考えている。
だが、喫味は悪くなく、このシンプルで上質な煙の味に助けられている。
この葉巻は中価格帯の葉巻となるが、同社の安葉巻系シリーズである”モントーサ”を先に喫煙していることから、どうしても格安系葉巻メーカーという印象を持ってしまっていることは否めず、それがレビューに影響している可能性もある。
喫煙開始43分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールの質は安葉巻系そのものであり、引き千切るように剥がす羽目となる。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から54分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぎ、土と少量のカカオ豆のシンプルな味で吸い進むが、少しドライ感は増してきたようだ。
そして、これまで全く感じなかったごく僅かな苦みが発生し始める。
喫煙開始80分時点で、うっかりと失火させてしまったため、一旦灰を折ってから再着火を試みる。
喫煙開始85分時点で、それほどの苦みやドライ感が増している訳ではないが、葉巻の味が劣化してきていることから、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ブエナヴィスタ インコグニート ロブスト/Buena Vista Incognito Robusto”は、爽やかさを含む軽くローストされた杉の木と土とカカオ豆の味に、鼻腔を僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)、背景にカカオ豆の甘さが味わえる、少しのドライ感があることは否めないものの、シンプルで上質な喫味を楽しめる葉巻だと言える。
この葉巻に注文を付けることがあるとすれば、少しのドライ感を拭い去ってほしいことぐらだろうか。
味が複雑でないことは、必ずしも欠点となる訳ではない。
全般を通して嫌な苦みや鋭さは無い葉巻なのだが、喫煙終盤ではそのドライ感が増えたことで苦みが増えたように思えてしまったようだ。
私がこの”アーノルド・アンドレ”が作る中価格帯の葉巻を吸って思ったことは、葉巻輸入業者にして葉巻メーカーでもある”アーノルド・アンドレ”は、ドミニカ共和国に自社葉巻工場は持っているものの、自社農園で栽培したタバコ葉を使用している訳ではないため、良質なタバコ葉を安価で仕入れることに苦労しているように感じてしまった。
この価格帯であるならば、もう少しの複雑さやクリーミーさを表現出来ても良さそうなものだからだ。
自社タバコ葉農園を持つ葉巻メーカーなら、自由にタバコ葉を選定できるため、やはり有利な立場だと言えるのだろう。
このままアーノルド・アンドレの葉巻を購入しなくなってしまっては勿体ないため、いつかはフィラーにブラジル産アラピラカ種のタバコ葉をウイスキーオーク樽で高圧発酵させたものを使用した”ブエナヴィスタ アラペリク”葉巻シリーズや、オーク材とヒッコリー材の薪で燻製されたケンタッキー産ダークファイヤータバコをフィラーに使用した”ブエナヴィスタ ダークファイヤード ケンタッキー”葉巻シリーズ等の”手が加えられた”葉巻を吸ってみて、最終的にこの葉巻メーカーの真価を確かめてみたいと考えている。
この”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの3.5/5点とするのが妥当だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:85分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★☆☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €8.90 (1ユーロ160円換算にて1,424円)
- 日本国内価格 ¥2,000 (参考日本販売価格倍率1.40倍)
葉巻重量
- 購入時重量 11.49g
- 自家製発酵器熟成後 11.71g (葉巻ヘッドカット後重量11.51g)
- 加湿・熟成後重量 11.51g
- ドライシング後重量 11.40g
- △減少重量 (△減少割合) △0.11g (△0.96%)


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