クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | クエルボ・イ・ソブリノス |
| シリーズ名 | ヒストリアドール |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | エクアドル産 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,400円 (2025年9月現在) |
この”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、1882年にキューバで創業したスイスの高級時計ブランド”クエルボ・イ・ソブリノス/Cuervo y Sobrinos”の名を冠した、”シガー・コネクション/Cigar Conexion”が”タバカレラ・ページス・タバコ/Tabacalera PAGES tobacco”に作らせている葉巻である、”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto”です。
この葉巻をプロデュースする”シガー・コネクション”は、”ロベルト・P・デュラン バラコア”、”ドン・ドゥアルテ”、”レジウス”等々を手掛ける葉巻メーカーであり、この葉巻を製造する”タバカレラ・ページス・タバコ”は、A.J.フェルナンデスの義理の弟が経営する葉巻工場であり、”ドン・ドゥアルテ”等の葉巻を下請け製造していると聞けば、なんとなくこの葉巻の概要が見えてくるのではないでしょうか?
上記から察するに、葉巻の品質としては中程度にランク付けされる葉巻と考えられるため、私が考案した”自家製発酵器熟成”を施した上で、喫煙することにしました。
葉巻の構成内容としては、エクアドル産のラッパーに、ニカラグア産のバインダーとフィラーという、ごく有り触れたタバコ葉構成となっていますが、曲がりなりにも高級時計ブランドの名を冠した葉巻であるため、不味い葉巻であってはブランド名に傷が付くことも考えられるため、そこそこ旨い葉巻に仕上がっていると信じて喫煙することにしましょう!
参考までに、1882年に創業した高級時計ブランドである”クエルボ・イ・ソブリノス”は、キューバ革命と共に姿を消すこととなりますが、1997年から本拠地をスイスに移してブランドの復活を遂げることとなります。
2024年からは、この”クエルボ・イ・ソブリノス”葉巻ブランドを立ち上げることで葉巻事業にも進出し、現在に至ります。
ブランド名を冠した葉巻と言えば、過去に喫煙レビューした”ベントレー/Bentley”を思い出しますが、”ベントレー”葉巻ブランドは権利関係が独り歩きしており、英国の”ベントレー・モーターズ”とは無関係となっているようですが、この”クエルボ・イ・ソブリノス”葉巻ブランドは、時計メーカーである”クエルボ・イ・ソブリノス”自身が葉巻メーカーとなって発注しているようです。
それでは、”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産のラッパーで巻かれた、”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面には適度な艶があり、程々に美しい仕上がりになっているように思います。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、1本は葉巻フットの広がりを抑えるための茶色のリボン、メインバンドロールは腕時計の文字盤を模した茶色の中に、ブランド名とロゴが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれてはいますが、葉巻表層部には僅かな弾力性も備えています。
葉巻ボディからは、ごく軽い牛舎系の香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により52日間熟成させた後、平均室内温度28℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて8日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間前に、湿度48%のシリカゲル入り葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、軽くローストした麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めかも知れませんが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかで上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、革と土の味が追加される。
背景には、軽いカカオ豆の甘さがある。
予想よりも上質な煙であることに驚く。
と言うのも、この葉巻は”ドン・ドゥアルテ”の葉巻を製造している”タバカレラ・ページス・タバコ”社が製造していることもあり、価格は高いものの、それほど旨い葉巻ではないであろうと高を括っていたからだ。
味の系統としては、”オリバ セリー V メラニオ”葉巻シリーズの味に似ていると言って良いだろう。
だが、私の体調のせいだろうか、喉にツンとした刺激を感じるが、もしかすると私の気のせいかも知れない。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)もミディアムと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔をごく僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、穀物をローストした香ばしさがある。
喫煙開始19分時点で、背景にごく僅かだがトースト(パン)の風味が追加される。
着火後の引き抵抗(ドロー)はとても良く、軽く吸い込むだけでたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は比較的良好だが、軽い片燃えは発生するため、最低限の火入れ修正は必要となるだろう。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は軽いクリック感と共に、とても綺麗に折ることが出来る。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぎ、爽やかで上質な杉の木と土と革の味に、背景にある少量のカカオ豆の甘さと軽いトースト(パン)の風味で吸い進む。
だが、味は上質であるものの、煙には少しツンとした刺激が含まれることは否めない。
このツンとしたところさえ無ければ、素晴らしい葉巻になっていた可能性もあるだろう。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず2回目の灰折とバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
バンドロールは高級時計ブランド名を冠した葉巻に相応しく、とても簡単、且つ、とても綺麗に剥がすことが出来る。
終盤の味は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、味の劣化や嫌な苦み等を感じることなく吸い進む。
喫煙開始70分時点では、流石に味の劣化が始まる。
背景にあった甘さも減少し、舌にごく僅かな苦みを感じ始める。
喫煙開始87分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始90分時点で、既に味の劣化や苦みの発生も進行していることから、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”クエルボ・イ・ソブリノス ロブスト/Cuervo y Sobrinos Historiador Robusto”は、爽やかで上質な杉の木と土と革の味に、鼻腔をごく僅かに刺激する適量のペッパー(白胡椒)、背景に少量のカカオ豆の甘さとごく僅かなトースト(パン)の風味が味わえる葉巻だと言える。
しかしながら、煙は上質であるにも関わらず、喉にツンとした刺激があるため、最上級の葉巻にはなれないところがとても残念だ。
終盤では1,000円程度のランクの葉巻の味になってしまうところは、やはり、私が予想した通りの”タバカレラ・ページス・タバコ”社の葉巻の味と言ったところだ。(それを予測して、少しでも旨い葉巻にするために”自家製発酵器熟成”を行っている)
葉巻は価格帯によって味も低級~上級に変化するが、葉巻を製造している工場が同じであるならば、ある程度は同じような味になってしまうことは否定できないだろう。
この葉巻が1本1,500円前後であるならばリピート購入もあり得るが、1本2,400円する葉巻としては不十分な味と言わざるを得ない。
私はここ最近、キューバ産葉巻の喫味に近い”アガノルサリーフ”の葉巻こそが日々楽しめる葉巻だと感じているが、ニカラグア産やドミニカ共和国等の非キューバ産葉巻を牽引する、キューバ禁輸措置が取られているアメリカ合衆国の人たちの味覚(強い喫味を好む味覚)に近くなければ、最終的には非キューバ産葉巻を好きになれないのではないかと思うようになった。
私はどうかと問われれば、最近は強い喫味の葉巻も好んで吸っているが、最終的にはキューバ産葉巻の喫味に帰っていくのかも知れない。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”した葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点寄りの3.5/5点が妥当だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:90分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.60 (1ユーロ160円換算にて1,856円)
- 日本国内価格 ¥2,400 (参考日本販売価格倍率1.29倍)
葉巻重量
- 購入時重量 12.76g
- 自家製発酵器熟成後 12.66g (葉巻ヘッドカット&フットリング外し後重量12.35g)
- 加湿・熟成後重量 12.34g
- ドライシング後重量 12.22g
- △減少重量 (△減少割合) △0.12g (△0.97%)


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