A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | A.J. フェルナンデス |
| シリーズ名 | ニューワールド カメルーン |
| ビトラ | ショートロブスト |
| 葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.1mm (48) |
| ラッパー | アフリカ産 カメルーン種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,750円 (2024年10月現在) |
この”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアに大規模な葉巻工場とタバコ葉農園を持つ葉巻メーカーの、”A.J. フェルナンデス/A.J. Fernandez”からの1本である、”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto”です。
今回、”ダブルロブスト”ビトラという、ロブストビトラと似通った葉巻が葉巻販売店に陳列されていたにも関わらず、この小さな”ショートロブスト”ビトラを購入したのは、A.J.が外部から仕入れたカメルーン種のタバコ葉が使用されていたことから、まずはお試しとして一番小さくて安い葉巻を購入してみることにました。
A.J.フェルナンデス製葉巻の魅力は、何といっても自社農園で栽培・発酵・熟成されたタバコ葉に魅力がある訳で、例えば外部から仕入れたコネチカットシェード種ラッパーを使用したA.J.の葉巻はそれほど旨い味でもなかったことから、この葉巻を購入することに意欲的ではありませんでした。
しかしながら、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト”を購入して直ぐに匂いを嗅いでみると、流石に良い香りがして直ぐにでも喫煙したくなってしまいました。(^^;)
この葉巻の比較対象とするのは、同じくアフリカ産カメルーン種のラッパーを使用した1本1,600円の”ラ・ガレラ インペリアルジェイド チキートパーフェクト”でしょうか?
大きさと価格も似通っていますし、私好みの味であれば、チキートパーフェクトと同様にリピート購入する葉巻となってくれるでしょう。
参考までに、A.J. フェルナンデスの社長である、”アブデル・J・フェルナンデス”は、1979年生まれのキューバ人ですが、24歳になった2003年に、ニカラグアへ移住します。
最初は叔父が経営する、”ネストル・プラセンシア”で短期間働きましたが、すぐにエステリに自身の小さな葉巻工場をオープンし、他社ブランドの葉巻製造請負を開始します。
製造を請け負う他社ブランドとしては、”ロッキーパテル”や”ディーゼル”などの、有名葉巻メーカーの葉巻も請け負うことが出来ました。
2008年には自社のタバコ葉農園を所有することになり、2010年には”A.J. フェルナンデス”初の自社ブランド葉巻である、”サンロターノ/San Lotano”葉巻シリーズの製造・販売することとなり、現在の有名なA.J.ブランドを築き上げました。
それでは、”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
アフリカ産 カメルーン種のラッパーで巻かれた、”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto”は、コロラド(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかでごく僅かな艶があり、少しの斑はあるものの、なかなか美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、サブバンドロールには赤色と緑色の帯の中に”CAMEROON SELECTION”と書かれていて、メインバンドロールには緑色の縁取りにクリーム色の下地の中に、”NEW WORLD”という葉巻シリーズ名と、大陸に辿り着いた船から降りた王様(?)が旗を持っているような絵が描かれています。※よく分かりません。(^^;)
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、葉巻表層部には程良い弾力を備えています。
葉巻ボディからは、それほど強くはありませんが、スパイシーな牛舎系の香りがします。
この葉巻は、平均室温27℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、31日間の加湿・熟成を行っています。
今回は小さな葉巻であることから、加湿・熟成期間中に適正な葉巻内包湿度に調整されるだろうと考え、予備乾燥(プレ・ドライシング)は行わないことにしました。
葉巻喫煙を開始する8時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
8時間のドライシング後に葉巻重量を計測すると、全体の1.00%の重量が減少していたため、1時間程ヒュミドールに葉巻を戻し、減少率を0.75%にしてから喫煙を開始しています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うとローストした干し草や麦わらの味がして、引き抵抗は多少軽めですが、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、強いペッパー感を伴う杉の木の味からスタートする。
まるで”ドン・ペピン”の葉巻のような喫味だ。
直ぐに、革と土の味が追加される。
背景には、しっかりとした糖蜜の甘さがある。
旨い!
A.J.の葉巻らしくない強い喫味でスタートしたが、”ドン・ペピン”のようなこの喫味も悪くない。
着火後の引き抵抗(ドロー)は少し軽めだが、空気漏れすることも無く、軽い吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
喫煙開始9分時点で、一服目に感じた強いペッパー感は弱まり、背景にある糖蜜の甘さが強さを増す。
喫煙開始10分時点で、葉巻フット側に巻かれているサブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
燃焼挙動は比較的良好で、ボックスプレスの葉巻であるにも関わらず、多少の片燃えなら自動修正されるようだ。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、苦みを含まないたっぷりの繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
ペッパーは繊細であるが故、鼻に噛みつくことは無い。
喫煙開始時は”ドン・ペピン”の葉巻の味を彷彿とさせたが、喫煙開始15分時点では”ラ・ガレラ インペリアルジェイド チキートパーフェクト”の味に近くなっている。
これはアフリカ産カメルーン種ラッパーの味が似通っていることが、そう思わせる理由だろう。
いい葉巻だ!

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰はしっかりと形を保っているが、軽い力で簡単に折れる。
中盤の味は、序盤よりも柔らかい喫味となり、ごく僅かなカカオ豆の風味も追加される。
喫煙開始28分時点で、メインバンドロールを剥がす。
バンドロールはしっかりと接着されているが、とても綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始31分時点で、花(フローラル)の味も追加され、ますます”ラ・ガレラ インペリアルジェイド チキートパーフェクト”の味に近くなる。
ニコチン量も”チキートパーフェクト”と同等で、比較的強い部類に入るだろう。
副流煙の香りからは、香ばしい花畑(花と土)の香りがする。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は、中盤の味を引き継ぐが、僅かな紅茶の風味も追加され、さらにますます”チキートパーフェクト”の味となる。
その両者を比較すると、この”カメルーン ショートロブスト”の方がペッパーと紅茶の風味が弱く、喫味は少し柔らかいだろうか。
両者共にアフリカ産カメルーン種のラッパーを使用しているが、ドミニカ共和国産のバインダーとフィラーを使用した葉巻と、ニカラグア産のバインダーとフィラーを使用した葉巻が、同じような味になるとは驚きだ。
喫煙開始60分時点でも、A.J.の葉巻らしく、嫌な苦みや鋭さを感じることはない。
喫煙開始65分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始70分時点で、ニコチンが体内に蓄積されるほど限界ギリギリまで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト/A.J. Fernandez New World Cameroon Short Robusto”は、強いペッパー感を伴う杉の木と革と土とカカオ豆の味に、苦みを含まないたっぷりの繊細なペッパー(白黒混合の胡椒)、背景にはしっかりとした糖蜜の甘さと花(フローラル)と僅かな紅茶の風味が味わえる、A.J.にしては珍しく強い喫味の葉巻だと言える。
A.J.の畑で栽培していない、よそから仕入れたアフリカ産カメルーン種ラッパーを使用した葉巻だが、予想外に旨い葉巻であることに驚いた。
極めて質の良いカメルーン種のタバコ葉が使用されているのだろう。
先に記載した通り、この味は”ラ・ガレラ インペリアルジェイド チキートパーフェクト”に似ており、どちらも甲乙付け難い葉巻だ。
ただ、より複雑で強い喫味を希望する諸氏には、”チキートパーフェクト”をお勧めしたい。
それは特殊な形状とも言える”ペルフェクト”ビトラであることから得られるものだと考える。
少しでも柔らかな喫味を希望する方には、今回喫煙しているこの”A.J.フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト”を勧めるだろうが、どちらの葉巻もニコチン量は同等に多いことに留意していただきたい。
ただ、小さな葉巻であるが故、ニコチン量が多少多いとしても、大した問題とはならないだろう。
これほど小さな葉巻であるにも関わらず、75分間に及ぶ長時間の喫煙を楽しめたのは、良い葉巻である証だと考える。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、”チキートパーフェクト”と比べてごく僅かに複雑さが欠けることから、4.5/5点寄りの4.0/5点とした。
今後、私がリピート購入するべき葉巻の1本となることだろう。
参考までに、この”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン/A.J. Fernandez New World Cameroon”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、87ポイント~90ポイントという高評価を得ており、この葉巻シリーズの”ショートロブスト”ビトラは、87ポイント~90ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:75分
味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時毎に更新)
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★☆☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★★ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時毎に更新)
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.80 (1ドル148円換算にて1,006円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥1,750 (参考日本販売価格倍率1.74倍)
葉巻重量
- 購入時重量 10.06g
- 加湿・熟成後重量 9.42g (葉巻ヘッドカット後重量9.30g)
- ドライシング後重量 9.23g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.75%)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2024/11/24
今回が2本目となる”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン ショートロブスト”を喫煙する。
平均室温21℃・湿度66%の自宅ヒュミドールにて、22日間加湿・熟成したものを吸う。
喫煙前に7時間ほど、湿度51%のシリカゲル入りドライシング・ボックス内で、”ドライ・ボクシング”を行う。
ドライシング後の減少重量を測定すると0.06g減少しており、全体の0.67%の適正な葉巻内包湿度を減少させたことを確認して喫煙を開始する。
着火はブタンガス詰め替え式ソフトフレームライターを使用して、約2分30秒かけて着火する。
自宅リビングソファーにて、2024年にアメリカにて公開されたスーパーヒーロー映画である、”デッドプール&ウルヴァリン/Deadpool & Wolverine”を見ながら喫煙する。
正直、もっとくだらない映画だと思っていたが、ありとあらゆるスーパーヒーローを集めた映画で、映画”X-MEN”の”ヒュー・ジャックマン”が出ていることは勿論のこと、映画”ブレイド”の”ウェズリー・スナイプス”が本当に出演していることに驚いた。
娯楽映画としては、良く出来ている作品だと思う。
映画の話はさておき、早速、葉巻レビューに入りたい。
序盤は、とてもスパイシーな杉の木と革の味からスタートする。
直ぐに、土の味と少量のカカオ豆の味が追加される。
とても旨いが、兎に角、スパイシーな葉巻だ!
味の系統としては、私が好きな”ラ・ガレラ インペリアルジェイド チキートパーフェクト”をもっとスパイシーにして、喫味を強くしたような葉巻だ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激するほどのたっぷりのペッパー(白黒混合の胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところだろう。
燃焼挙動は良好で、多少の片燃えは発生するものの、数回の火入れ修正を行うだけで用は足りる。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重くも軽くも無く、A.J.のボックスプレス葉巻らしく、適度な吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
良い葉巻だ。
こんな小さな葉巻であるにも関わらず、今回も70分以上の快適な喫煙を行うことが出来た。
ただ、たっぷりのペッパーのお陰か、喫煙終了後にはお腹いっぱいになってしまった。
この”A.J. フェルナンデス ニューワールド カメルーン”葉巻シリーズの葉巻で大きなビトラを喫煙するのは、私には少々辛いかも知れない。
この小さな”ショートロブスト”ビトラが、私にはピッタリの大きさだと言えよう。
スパイシーな葉巻が好きな諸氏に、是非お勧めしたい葉巻だ。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、前回の喫煙レビューの時と同様の4.5/5点寄りの4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間約70分。


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