ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ジノ |
| シリーズ名 | ニカラグア |
| ビトラ | ハーフコロナ |
| 葉巻の長さ | 101.6mm (4インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 17.5mm (44) |
| ラッパー | エクアドル産 コネチカット種 シェード |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ホンジュラス産 ジャマストラン地区 ヴィソ , オランチョ地区 ヴィソ & ニカラグア産 オメテペ地区 ヴィソ & ドミニカ共和国産 サンビセンテ種 セコ |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 |
この”ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、高級葉巻の代名詞となっている”ダビドフ/Davidoff”葉巻ブランドが、セカンドライン(Side Line)として製造・販売している葉巻である、”ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona”です。
セカンドラインと言えども、その葉巻ブランドに冠した名前は、ダビドフ創業者の名前である、”ジノ・ダビドフ/Zino Davidoff”から来ていることからも、この葉巻ブランドは只者ではないことが窺えます。
この”ジノ/Zino”葉巻ブランドの葉巻は、1980年代から製造・販売されているようですが、その当時の”ダビドフ/Davidoff”ブランドの葉巻は全てキューバにて製造・販売されていたため、対キューバ禁輸措置によりアメリカ合衆国へ輸出することが出来なかったことから、ホンジュラスで製造する”ジノ/Zino”葉巻ブランドを立ち上げて、アメリカへの販路を築こうとしたようです。
現在のダビドフの葉巻は、ドミニカ共和国にて製造しているため、アメリカへの禁輸措置の対象ではなくなりましたが、このジノ・ブランドの葉巻は今なお残り続けており、高い評価を得ているようです。
”ジノ/Zino”ブランドの葉巻としては、今回喫煙レビューする”ジノ ニカラグア”葉巻シリーズと、”ジノ プラチナム”葉巻シリーズの2シリーズがあり、小さな葉巻である”ジノプラチナムXS”は、最近、うちのかみさんのお気に入りの葉巻となっています。
今回喫煙レビューする”ジノ ニカラグア ハーフコロナ”も、きっとダビドフの特徴であるクリーミーな葉巻であることは間違いないでしょう。
しかしながら、問題は価格です。
日本で販売される”ダビドフ”葉巻ブランドの価格は、おおよそ現地販売価格の1.2倍程度となっているのですが、この”ジノ”葉巻ブランドの価格は1.8倍程度と、かなり吹っ掛けられているようです。
それでもダビドフブランドの葉巻より割安感はありますが、出来ればダビドフブランドと同程度の利益率となる、1本1,200円程度で販売して欲しいものです。
価格は兎も角、まずはこのダビドフのセカンドラインである”ジノ”を味わってみることにしましょう!
それでは、”ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産コネチカット種シェードのラッパーで巻かれた、”ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona”は、コロラドクラロ色(薄茶色)をしていて、葉巻表面には軽い艶があり、目立った葉脈もなく、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、黄色地の紙にジノの頭文字である”Z”の文字と、”NICARAGUA”という文字が描かれるだけのシンプルなものとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりとした硬さがある中に、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性があります。
この葉巻はプレカットされており、シガーカッター無しで気軽に喫煙が出来るようになっていますが、今回はいつも通りにフラットカットして喫煙を行う予定です。
葉巻ボディからは、軽いナッツのような香ばしい香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、40日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する28時間前に、葉巻を湿度67%のドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を開始しましたが、湿度が高すぎると感じたため、シリカゲルを5個ヒュミドール内に放り込んで様子を見ることにしました。
喫煙開始6時間前にヒュミドール内の湿度を確認してみると、未だに湿度は67%であったことから、シリカゲルが湿度飽和状態であると推測し、電子レンジで2分間加熱し放湿してから再度ヒュミドールに放り込みました。
湿度が56%に低下したことを確認してから、6時間のドライシングを行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ナッツや干し草の味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかで滑らかな杉の木とナッツの味からスタートする。
直ぐにクリームの味と、ごく軽いカカオ豆と土の味が追加される。
よく味わってみると私の苦手な草の味も含まれているが、滑らかなクリームの味が草の味を打ち消してくれる。
旨い!
”セカンドライン/Side Line”の葉巻とは言え、この味は純正”ダビドフ”ブランドの味を受け継いでいるのは間違いない。
喫煙開始10分時点で、背景にクリームとカカオ豆の甘さがあることを確認する。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ごく僅かな苦みを含む適量の繊細なペッパー(白胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正をすることなく、火は均一に燃え進む

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から20分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は小気味良い感触と共に折れる。
中盤の味は、序盤の味をそのまま引き継いではいるが、クリームの味が僅かに減少し、僅かなロースト感(焦げ感)が追加されたように感じる。
序盤の味と比べると、少し”粗い味”になってきたようだ。
喫煙開始34分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールはしっかりと接着されているが、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始38分時点では、序盤の味に比べると煙の上質さは多少減衰しているものの、味の本質は変わっていない。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から40分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。
終盤の味は、序盤の味と比べるとごく僅かな苦みを舌に感じだし、味の劣化が始まりだしていることを認識する。
しかしながら、クリームやカカオ豆の味はまだ健在であるため、そのまま吸い続けることが出来る。
喫煙開始57分時点の、苦みが増加して、明らかに味が劣化したと感じた段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ジノ ニカラグア ハーフコロナ/Zino Nicaragua Half Corona”は、爽やかで滑らかなクリームとナッツと杉の木の味と、ごく軽いカカオ豆と土の味に、適量の繊細なペッパー(白胡椒)、背景にクリームとカカオ豆の甘さが味わえる葉巻だと言える。
ダブドフ・ブランドのセカンドライン(Side Line)として販売されている葉巻だが、序盤ではダビドフの味を彷彿とさせる、上質でクリーミーな味を堪能することができた。
但し、中盤以降からは僅かなロースト感(焦げ感)が発生することで、序盤ほどの爽やかで滑らかな喫味を楽しめないところが残念だ。
よく考えてみるとそれもその筈で、この葉巻はアメリカやヨーロッパ圏では$6.00(≒888円)や€5.90(≒944円)で販売されているリーズナブル系の葉巻であり、その価格帯でありながら、喫煙序盤だけだとしてもダビドフ・ブランドの味を味わえることが出来るのなら、高い評価を得ていて当然だと考える。
だが、日本国内に於いては、そうとは言い切れない。
アメリカやヨーロッパ圏の倍近くはする1本1,800円という価格で購入させられて、喫煙序盤だけダビドフ・ブランドの味が味わえると言われても、もっと安くて旨い葉巻はあるという結論に終わってしまうだろう。
おそらく、日本でダビドフ製品全般を取り扱う”ダビドフ オブ ジュネーブ ジャパン”は、今回喫煙した”ジノ ニカラグア”の販売価格をダブドフ・ブランド葉巻と同じ利益率で販売してしまうと、他にもあるような低価格葉巻だと思われてしまうことを懸念し、ひいてはダブドフ・ブランド葉巻の販売にも悪影響を及ぼすと考えたに違いない。
しかし、ダビドフ本社が設定している販売価格は、味や品質や手間を考慮して定められたものであろうから、そう易々と同じ販売国内で利益率を変更してはならないと私は考えている。
きっと、ジノ・ダビドフの名が冠された”ジノ”という名前に騙されて、価格に関わらず高い評価をしてくれるとでも思ったのだろう。
だが、そう易々と騙されてはいけない。
吸えば分かるというものだ!
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、中盤でも序盤と同様の爽やかで滑らかな素晴らしい喫味を味わうことが出来るか、又はダビドフ・ブランド葉巻と同じ掛け率となる1,200円程度の販売価格であるならば4.0/5点を付けていただろうが、1本1,800円するこの葉巻の評価としては4.0/5点寄りの3.5/5点が妥当だと判断した。
参考までに、この”ジノ ニカラグア/Zino Nicaragua”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、その葉巻シリーズの原型となっている”ジノ クラシック ホンジュラス ブレンド”では、82~91ポイントという評価を得ていますが、この”ジノ ニカラグア”葉巻シリーズはランク外となっています。
喫煙時間
喫煙時間:57分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★★☆ |
| コーヒー | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★★☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $6.00 (1ドル148円換算にて888円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.90 (1ユーロ160円換算にて944円)
- 日本国内価格
¥1,800→ ¥2,050 (参考日本販売価格倍率1.97倍→ 2.24倍)
葉巻重量
- 加湿・熟成後重量 8.45g (葉巻ヘッドカット後重量8.31g)
- ドライシング後重量 8.27g (葉巻ヘッドカット後)
- △減少重量 (減少割合) △0.04g (0.48%)


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