フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | フロール・デ・コパン (アメリカブランド名:Altadis U.S.A. Gispert) |
| シリーズ名 | リネアプロス |
| ビトラ | コロナ |
| 葉巻の長さ | 149.2mm (5.875インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 18.3mm (46) |
| ラッパー | ホンジュラス産 |
| バインダー | ホンジュラス産 |
| フィラー | ホンジュラス産 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 1,500円 (2026年10月現在) |
この”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、ヨーロッパ圏にて絶大な人気を誇るリーズナブル系葉巻の代表格と言える”フロール・デ・コパン”葉巻ブランドからの1本である、”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona”です。
この葉巻は、私が過去に何度か喫煙しているクラシックな”フロール・デ・コパン コロナ”の別シリーズとなります。
フロール・デ・コパンには3つの葉巻シリーズがあり、エクアドル産コネチカット種シェードラッパーを纏ったクラシックな”フロール・デ・コパン”、メキシコ産サンアンドレス種マデューロラッパーを纏った”フロール・デ・コパン マデューロ”(日本未入荷)、そして今回喫煙する”フロール・デ・コパン リネアプロス”というラインナップとなっています。
その違いは主にラッパーの違いとなっているようですが、今回喫煙するフロール・デ・コパン リネアプロス コロナは、ホンジュラス産のみタバコ葉が使用された”ホンジュラン・ピューロ”であることを特徴としており、使用されているラッパー品種は公表されていないものの、見た目や香りや価格から推測するに、ホンジュラス産コロホ種が使用されているのではないかと考えています。
ホンジュラス産コロホ種のラッパーが使用された”ホンジュラン・ピューロ”であれば、私にとってそれほど興味のないフロール・デ・コパン・ブランドとは言え、とても興味深い1本となりそうです。
ちなみに、私が過去最高のコネチカット種シェードラッパー葉巻と評価した”ヘンリー・クレイ ウォーホーク”葉巻ブランドも、このフロール・デ・コパンと同じ工場で作られていることを、加えて伝えておきたいと思います。
さて、この葉巻は私が推測する通りに、ホンジュラス産コロホ種のラッパーが使われているのかどうかを、早速吸って確かめてみることにしましょう!
参考までに、”フロール・デ・コパン”葉巻ブランドはヨーロッパ市場に於いてとても人気のある葉巻ブランドになっていますが、アメリカ市場では商標権の問題から”Gispert”という葉巻ブランド名で販売されています。
”フロール・デ・コパン”は元々キューバの葉巻ブランドであり、2005年(2003年?)からは”アルタディス USA/Altadis USA”が買収し、ホンジュラスにて製造しています。
アルタディス USAは、この歴史あるキューバの葉巻ブランドを再紹介するために、2003年からホンジュラスにある”ラ・フロール・デ・コパン”葉巻工場で製造を開始し、それをヨーロッパ向けに再ラベル化したものが、この”フロール・デ・コパン”となります。
それでは、”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ホンジュラス産のラッパーで巻かれた、”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona”は、コロラド色(茶色)をしていて、葉巻表面は全体的にマットな仕上がりですが、葉脈が目立たない美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、サブバンドロールには白地に金色の文字で”LINEA PUROS”と記載され、メインバンドロールには赤色・白色・黒色・金色を使用した”フロール・デ・コパン”ブランドのロゴマークが描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部に僅かな弾力を備えていることが分かります。
葉巻ボディからは、それほど強くはありませんが、牛舎系の香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により30日間熟成させた後、平均室内温度26℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計37日熟成)
葉巻喫煙を開始する8時間前から、葉巻を湿度51%に保たれたシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、軽くローストされた麦わらの味がして、引き抵抗は僅かに重めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさと僅かなロースト感を伴う杉の木の味とリコリス(甘草)の風味からスタートする。
直ぐに、革と土の味が追加される。
悪くない出だしだ。
否、それどころか、ここ最近吸ってきた1本2,000円以上するホンジュラス産のタバコ葉を多用した葉巻と比べても、決して劣るとは言えない味だ。
旨い。
煙は濃厚だがマイルドで、嫌な苦みや鋭さを感じることは無い。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を刺激することの無い少量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。
良く出来た葉巻だ。
今までに喫煙してきたナチュラルな”フロール・デ・コパン”葉巻シリーズとは、全く異なる葉巻シリーズと捉えて良いだろう。
と、この葉巻の味を楽しむことに集中していたら、喫煙開始23分時点で、膝に灰を折り落してしまう。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
着火後の引き抵抗(ドロー)は僅かに重めではあるものの、たっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
副流煙の香りからは、ローストされた杉の木の香りがする。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は序盤の味を引き継ぐが、少しロースト感が増しただろうか。
だが、喫味は至ってマイルドだ。
最近喫煙したホンジュラン・ピューロである”アラディーノ コロホ ロブスト”と比べると、喫味の良さはこの”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ”の方が上を行くが、味の複雑さは完全に負けており、至って単調な味と言わざるを得ないだろう。
個人的にこの葉巻には、ペッパー・スパイスが不足しているように感じる。
だが、それがホンジュラス産タバコ葉の特徴なのかも知れない。
ニカラグア産タバコ葉のペッパー・スパイスが効いた味に慣れてしまった諸氏には、少々物足らないと感じてしまうかも知れない。
散々吸ってきたニカラグア産葉巻の味に於いては、これぞ”ザ・ニカラグアの味”だと分かるのだが、”ザ・ホンジュラスの味”と分かるまでには、まだまだ時間が掛かりそうだ。
喫煙開始58分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始47分時点で、実質2回目の灰折りを行う。
灰は少し崩れるように折れる。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく少量の麦わらとコーヒー豆の味と、背景にあるごく僅かなウイスキー・オーク樽の風味が追加された味で吸い進む。
喫味は少し濃厚さを増してきただろうか。
だが、リーズナブル系葉巻にありがちな、嫌な苦みや雑味はこの終盤になっても感じることは無い。
喫煙開始74分時点で、実質3回目の灰折りを行う。
この葉巻を製造する”フロール・デ・コパン シガー・ファクトリー/Flor de Copán Cigar Factory”は、私が過去最高のコネチカット種シェードラッパーと評した”ヘンリー・クレイ ウォーホーク”葉巻シリーズも製造している葉巻工場だが、一瞬だけその葉巻を吸っている感覚に陥ってしまった。
当然のことだが、同一のタバコ葉供給業者から仕入れたタバコ葉を使用していることが理由なのだろう。
タバコ葉供給業者によっても葉巻の味は似通ってくるものなのだと、私は認識している。
喫煙開始84分時点で、メインバンドロールを剥がす。
バンドロールは高級葉巻の如く、簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始89分時点で、不意に葉巻を失火させてしまったため、一旦灰を折ってからの再着火を試みる。
喫煙開始104分時点で、ストレングス(ニコチン量)は完全なミディアムフルへと移行し、体内にニコチンが蓄積されてきたことが感じたため、この段階で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”フロール・デ・コパン リネアプロス コロナ/Flor de Copan Linea Puros Corona”は、爽やかさと少しのロースト感を伴う杉の木と土と革と少量の麦わらとコーヒー豆の味に、鼻腔を刺激することの無い少量のペッパー(黒胡椒)、背景にリコリス(甘草)とごく僅かのウイスキー・オーク樽の風味が味わえる葉巻だと言える。
1本1,500円(ヨーロッパ圏販売価格8.40ユーロ≒1,344円)というリーズナブル系葉巻でありながら、嫌や苦みや鋭さや雑味を感じることの無い、良く出来た葉巻だと思う。
濃厚な味でありながら、煙は至ってマイルドであることにも好感が持てる。
これこそがホンジュラス産タバコ葉の特徴なのかも知れない。
以前に喫煙したホンジュラス産の”マイファーザー ブルー ロブスト”も、”ペピン・ペッパー”を特徴としたマイファーザーの葉巻でありながら、ライトな喫味を楽しむことが出来たことからもそう思える。
しかしながら、マイルドな喫味であるということは、裏を返せばペッパー・スパイスの味が不足しているとも言える。
過去に喫煙した”アラディーノ カメルーン ロブスト”では、ペッパー・スパイスの味と特徴としたカメルーン種のラッパーを使用することによって、スパイス感を補うことに成功している。
ホンジュラス産のタバコ葉の味と言っても、品種や株からの摘み取り位置(リジェロやセコ等)によっては、全てがマイルドな喫味になる訳ではないことは当然だ。
だが、ニカラグア産のタバコ葉と比べると、全体的にマイルドになる傾向はあるのかも知れない。
最後になってしまったが、この葉巻のラッパーに使用されているタバコ葉の品種は、ホンジュラス産コロホ種と考えて間違いはないだろう。
ここ最近、ホンジュラス産のタバコ葉が台頭してきているように感じる。
ホンジュラスでは、コロホ種やクリオロ’98種だけでなく、コネチカット種やカメルーン種やハバノ種のラッパーリーフも難なく(?)栽培できるようだし、味に関しても良質だ。
私が葉巻趣味を始めた当初は、ホンジュラス産の葉巻はどうも苦手だと感じていたが、それはもう過去の話となりつつある。
今後はもっとホンジュラス産タバコ葉を使用した葉巻を楽しんでいきたいと考えている。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、1本1,500円のリーズナブル系葉巻でありながら、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:105分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★★☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €8.40 (1ユーロ160円換算にて1,344円)
- 日本国内価格 ¥1,500 (参考日本販売価格倍率1.12倍)
葉巻重量
- 購入時重量 10.70g
- 自家製発酵器熟成後 10.81g (葉巻ヘッドカット後重量10.55g)
- 加湿・熟成後重量 10.44g
- ドライシング後重量 10.37g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.67%)

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