マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | マイファーザー・シガーズ |
| シリーズ名 | ブルー |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 133.4mm (5.25インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフ ロサド |
| バインダー | ホンジュラス産 (自社農園製) |
| フィラー | ホンジュラス産 クリオロ種 & コロホ種 (自社農園製) |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 2,600円 (2026年8月現在) |
この”マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、11歳のときから葉巻を巻き始め、”コイーバ”や”モンテクリスト”などの葉巻も加工してきた、キューバ出身の偉大なマスター・ブレンダーである、”ドン・ペピン・ガルシア/Don Pepin Garcia”が作り上げた葉巻、”マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto”です。
今回喫煙するこの葉巻は、2025年2月から稼働しているマイファーザー・シガーズ初のホンジュラス工場となる”マイファーザー・シガーズ・ホンジュラス/My Father Cigars Honduras”で巻かれた、マイファーザー初のホンジュラス産葉巻シリーズとなります。
マイファーザーが、ホンジュラス初の自社農園となる”フィンカ・ラ・オプレンシア/Finca La Opulencia”農園を開拓してタバコ葉の栽培を開始したのは2022年からですので、バインダーとフィラーに使用されている自社農園製のタバコ葉は2~3年間程しか熟成されていませんが、私が”鉄壁の組み合わせ”と考えるクリオロ種とコロホ種のタバコ葉が使用されていることから、味に不満が出ることは無いと考えています。
加えて、ラッパーには私が好きな”アメリカ合衆国産コネチカット種ブロードリーフ”が使用されていることから、さらに期待感は高まります。
以前に、このホンジュラスの葉巻工場で作られたミディアムフィラー葉巻となる”タトゥアヘ セリーP ホンジュラス ロブスト”を喫煙レビューしていますが、味に関しては別物と捉えて良さそうです。
近年のホンジュラス産のタバコ葉は目を見張るものがあり、マイファーザーもホンジュラスをないがしろに出来ないと考えたからか、又はニカラグア情勢が悪化したときのためのリスク分散が目的なのかは分かりませんが、国境をまたいでホンジュラスへ進出したことは英断だったと私は捉えています。
さて、このマイファーザー初のホンジュラス産葉巻はどのような味がするのか、早速吸って確認してみることにしましょう!
参考までに、ドン・ペピンは、2001年に息子の”ハイメ・ガルシア/Jaime Garcia”と共に、キューバからアメリカ合衆国へ移住し、ニカラグア最大規模のタバコ葉栽培農園”アガノルサ SA/Aganorsa SA”のオーナーである、”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”の協力のもと、小さな葉巻工場”エル・レイ・デ・ロス・ハバノス”社を、フロリダ州マイアミに立ち上げます。
ドン・ペピンが最初に作った葉巻ブランドは、2003年に”ピート・ジョンソン”と協力して作った”タトゥアヘ/Tatuaje”ブランドですが、これが、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”で大絶賛されたことで葉巻の生産が追い付かなくなり、2006年にはもっと高い生産能力を持つ、”タバカレラ・キュバーナ/Tabacalera Cubana”葉巻工場をニカラグアに設立し、現在に至ります
それでは、”マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
アメリカ合衆国産 コネチカット種ブロードリーフ ロサドのラッパーで巻かれた”マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto”は、コロラドマデューロ色(茶褐色)~マデューロ色(褐色)をしていて、葉巻表面は少し葉脈の目立つマットな仕上がりで、素朴な外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、1本は葉巻フット側の広がりを抑える役目の水色のリボンで、真ん中のサブバンドロールには葉巻シリーズ名である”Blue”という文字が描かれ、葉巻ヘッド側のメインバンドロールには、”My Father”のロゴとブランド名が水色を基調とした中に描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、全体的にしっかりと巻かれいる中に、葉巻表層部には僅かな弾力も備えた仕上がりとなっています。
葉巻ボディからは、とても強い牛舎系の素晴らしい香りがします。
この葉巻は、平均室温28℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、50日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻を湿度53%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、カカオ豆の風味を伴う麦わらの味がして、引き抵抗はごく僅かに重めに感じますが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさを伴うオーク材に少量の麦わらとカカオ豆の味からスタートする。
直ぐに、少量の土の味が追加される。
良い喫味だ。
この味は過去に吸ったことのある味だというのは分かるのだが、どの葉巻の味かが思い出せない。
ニカラグア産葉巻の典型的な味でないことは確かだ。
コネチカット種ブロードリーフのラッパーを使用した葉巻の見た目から、とても重厚な喫味の葉巻であるように思えるが、ライトな吸い心地の葉巻であることに加え、嫌な苦みや鋭さとは無縁の葉巻と言って良い。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド寄りのミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところだろう。
燃焼挙動は多少の片燃えを繰り返すが、比較的良好だ。
着火後の引き抵抗(ドロー)は良好で、多少軽めだが軽い吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、僅かな苦みを含む鼻腔を全く刺激しない適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
喫煙開始26分時点で、1回目の灰折りを行うと同時に、サブバンドロール(葉巻フット側のシガーリング)を剥がす。
何回か軽い火入れ修正を行ったせいか、灰は形は保ってはいるが軽い力で簡単に折れてしまう。
副流煙の香りには、酸味を帯びたカカオ豆の香りがある。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は序盤の味を引き継ぎ、少しの爽やかさを伴うオーク材と少量の麦わらとカカオ豆と土の味で吸い進む。
相変わらず良い喫味だ。
この葉巻はマイファーザー初のホンジュラス産葉巻であるが、ホンジュラス産のバインダーとフィラーだけでは熟成期間の短さもあって濃厚な味にすることが出来なかったことから、ラッパーに濃厚な味を演出できるアメリカ合衆国産コネチカット種ブロードリーフを選択したのではないだろうか?
そのお陰で、バランスの取れた良い味にすることが出来たようだ。
喫煙開始43分時点で、メインバンドロールを剥がす。
メインバンドロールは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来る。
喫煙開始50分時点で、2回目の灰折りを行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から55分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく僅かな苦みを舌に感じ始めただろうか。
この葉巻は巻き密度が低いせいか、燃焼スピードが少し速いように感じる。
ボックスプレスの葉巻は、葉巻を巻くときに少しタバコ葉を差っ引く必要があると聞くが、そのお陰でとても良い吸い心地で吸い進めることが出来る。
喫煙開始79分時点で、3回目の灰折りを行う。
喫煙開始88分時点の、少しの苦みが発生し葉巻を指で摘まめなくなる限界まで喫煙した段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”マイファーザー ブルー ロブスト/My Father Blue Robusto”は、少しの爽やかさを伴うオーク材と少量の麦わらとカカオ豆と土の味に、僅かな苦みを含む鼻腔を全く刺激しない適量のペッパー(白胡椒)が味わえる、見た目に反してライトな良い喫味を楽しめるバランスの取れた葉巻だと言える。
今回初めてマイファーザー初のホンジュラス産葉巻を喫煙したことになるが、ホンジュラスの自社農園で栽培された初収穫のタバコ葉を使用した葉巻の味は、ニカラグア産マイファーザーの”ペピン・ペッパー”と呼ばれる強いペッパーにヤラれてしまうことのない、ライトな喫味の葉巻に仕上がっている。
とは言え、ラッパーにアメリカ合衆国産コネチカット種ブロードリーフを使用することにより、ライトな喫味の中にも味に深みを出すことに成功している。
それにしても、異国の地での初収穫のタバコ葉を主に使用した葉巻であるにも関わらず、よくこれほどまでの葉巻に仕上げたられたものだと感心する。
今までのニカラグア産マイファーザーの味とは少々異なるが、今後はホンジュラス産マイファーザー独自の良い喫味を目指していくのではないだろうか?
ホンジュラスのフィンカ・ラ・オプレンシア農園は開園してまだ4年しか経っていないため、ホンジュラス産マイファーザー葉巻の実力はこれから5年~10年後に発揮されていくことだろう。
今後はホンジュラス産コロホ種のラッパーも栽培していくと予想出来ることから、いずれはマイファーザーの”ホンジュラン・ピューロ”も楽しむことが出来るだろう。
今回喫煙したこの”マイファーザー ブルー ロブスト”の味は、過去に何度か喫煙したことのある味だったのだが、最後までその葉巻を思い出すことが出来なかったのは、とても残念だ。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.5/5点寄りの4.0/5点とすることとした。
参考までに、この”マイファーザー ブルー/My Father Blue”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~91ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いては、91ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:90分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・小麦) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $10.50 (1ドル148円換算にて1,554円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €14.80 (1ユーロ160円換算にて2,368円)
- 日本国内価格 ¥2,600 (参考日本販売価格倍率1.33倍)
葉巻重量
- 購入時重量 14.07g
- 加湿・熟成後重量 13.79g (葉巻フットリング外し後・葉巻ヘッドカット後重量13.40g)
- ドライシング後重量 13.33g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.52%)


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