ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ホヤ・デ・ニカラグア |
| シリーズ名 | ホヤ・キャビネッタ |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 127mm (5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | エクアドル産 コネチカット種シェード & ニカラグア産 クリオロ種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,300円 (2026年8月現在) |
この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が好きな葉巻ブランドの1つである”ホヤ・デ・ニカラグア”からの1本となる、”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto”です。
この葉巻シリーズは過去に”コロナ”ビトラと”トロ”ビトラを喫煙レビュー済みですが、それに加えて今回の”ロブスト”ビトラも喫煙レビューしておくことにしました。
この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ”葉巻シリーズは、どのビトラでもほろ苦さが気になったことから、今回は私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を施してのリベンジとなります。
ホヤ・デ・ニカラグアの葉巻は、日本国内ではリーズナブル系葉巻に分類されるかも知れませんが、それは日本国内での価格設定が世界流通価格と同じになるようにと、葉巻メーカーと葉巻輸入代理店が協力した結果であり、まさに努力の賜物であると私は捉えています。
ラ・オーロラの葉巻にも、同じことが言えるように思います。
仮に、今回喫煙する”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト”が、日本に輸入されている他の葉巻ブランドと同じ基準で価格設定すると、1本1,860円程度の価格になると考えています。(※世界流通価格の1.5倍程度)
私が”ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ オリジナル セレクション B”や”ホヤ・デ・ニカラグア レッド ロブスト”を頻繁にリピート購入しているのも、日本での販売価格以上の価値があると感じているからに他なりません。
今回喫煙する”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト”も、”自家製発酵器熟成”を施して、価格以上の価値があると思える葉巻になっていることを祈るとしましょう!
参考までに、”ホヤ・デ・ニカラグア”という葉巻メーカーは、1968年に”フアン・フランシスコ・ベルメホ”と”シモン・カマチョ”の2人により創設された会社であり、1971年にはホワイトハウスの公式葉巻に選ばれた輝かしい歴史のある会社ですが、ニカラグア国内の内戦により1978年にはホヤ・デ・ニカラグアの工場は全焼してしまいます。
新たにニカラグアを支配したサンディニスタ民族解放軍政府は、葉巻工場の再建を実施しますが、葉巻工場に労働者はいるものの、葉巻会社を運営できる経営者が不在の状況で、財政的な苦戦が続きます。
そこで葉巻工場の代表者は、1993年当時、ニカラグアの経済学者であり、ニカラグア中央銀行総裁でもあった、ホヤ・デ・ニカラグアの先代の社長である”アレハンドロ・マルティネス・クエンカ博士”に支援を求め、クエンカはこの会社を引き継ぐことにしました。
”ホヤ・デ・ニカラグア”の商標を取り戻すことに時間は掛かりましたが、1998年には無事に”ホヤ・デ・ニカラグア”の商標も復活し現在に至ります。
今現在はクエンカの息子であるフアンが代表となり、積極的なブランド葉巻シリーズの立ち上げとマーケティングを行っています。
それでは、”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産コネチカットシェードとニカラグア産クリオロ種、2種のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto”は、滑らかで艶があるクラロ色をしたコネチカットシェードラッパーと、ザラザラして艶が無いマデューロ色をしたクリオロラッパーの仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白色がメインに使用されている中に、銅色の装飾もなされていて、シンプルでクラシックな仕上がりです。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがあり、必要十分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。
葉巻ボディからは、牛舎系のとても良い香りがします。
この葉巻は、”自家製発酵器”により36日間熟成させた後、今回は例外的に自家製ヒュミドールに入れることなく、直ぐにドライシングしてから喫煙を開始しています。
葉巻喫煙を開始する7時間程前に、葉巻を湿度51%のシリカゲル(乾燥剤)が入ったドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、刺激の無い小麦の味がして、引き抵抗は少し軽めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少し酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木とナッツと少量のクリームの味からスタートする。
背景には、カカオ豆やコーヒー豆の風味があり、それがクリームの味と混ざり合ってミルクコーヒーの風味となる。
悪くない味だ。
だが、煙には鋭さには至らない僅かなキツさがある。
着火後の引き抵抗(ドロー)は少し軽めだが、軽い吸引力でたっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
今までに味わってきたこの”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ”シリーズの葉巻の中では、今回喫煙した”ロブスト”ビトラが最も良い喫味に感じる。
まず第一に、他のビトラで感じた苦みやほろ苦さが無い。
これはビトラによる違いではなく、ただドライシングが適切に行われたということだけのことなのだろうか?
又は、今回この葉巻シリーズで初めて実施した”自家製発酵器熟成”の効果なのだろうか?
今の時点ではまだ判断できない。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、僅かに鼻腔を刺激する適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はマイルド~ミディアム、フレーバー(風味)はミディアムと言ったところか。
燃焼挙動は良好で、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。
私はこの葉巻を、朝起きたばかりの午前中にミルクコーヒーと共に頂いているが、とても良いマッチングだと思う。
副流煙の香りには、コーヒー豆の香りが含まれている。
今までこの葉巻は、私が好きな”ホヤ・デ・ニカラグア”ブランドの葉巻の中で唯一苦手だと思っていたが、その認識は間違っていたようだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から30分以降の中盤は、まず1回目の灰折りを行うことから始める。
灰は軽い力で折れるが、形を保ったまま綺麗に折ることが出来る。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木とナッツと少量のクリームの味に、背景にあるミルクコーヒーの風味で吸い進む。
喫煙開始47分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールは綺麗に剥がすことが出来る。
バンドロールを剥がすと、エクアドル産コネチカット種シェードラッパーとニカラグア産クリオロ種ラッパーとの綺麗な継ぎ目が現れる。
これから先は、”ホヤ・デ・ニカラグア アンターニョ”の味になるのだろうか?
よくよく思い出してみると、今まで喫煙してきたこの葉巻シリーズでは、この段階で既に苦みが発生してしたことから、まともにクリオロ種ラッパーの味を味わうことが出来ていなかったが、今回は特段苦みも発生していないため、しっかりとクリオロ種の味を味わうことが出来そうだ。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、まず2回目の灰折りを行うことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐところもあるが、ラッパーが切り替わったことで明らかに味も変化している。
この味は”ホヤ・デ・ニカラグア アンターニョ”の味と言うよりは、メキシコ産サンアンドレス種ラッパーを纏った葉巻の味に近いと言ったほうが良いだろう。
既に喫煙時間は80分を超えているが、この時点でも味は劣化していない。
喫煙開始85分時点でも喫味が強くなることは無いが、体内にニコチンが蓄積されてきたことを感じる。
少し”レトロヘイル・フレンチスモーキング”を行い過ぎたようだ。
喫煙開始89分時点の、特段苦みは全く発生していないし味の劣化も見られないが、ヤニクラ(ニコチン酔い)にならないことを優先して喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ ロブスト/Joya de Nicaragua Cabinetta Robusto”は、僅かに酸味寄りの爽やかさを伴う杉の木とナッツと少量のクリームの味に、背景にあるミルクコーヒーの風味が味わえる、終盤ではメキシコ産サンアンドレス種ラッパーを纏った葉巻の味に変貌する面白い葉巻だと言える。
今までに喫煙した”コロナ”ビトラと”トロ”ビトラでは、苦みやほろ苦さを感じてしまう厄介な葉巻シリーズだという印象だったが、今回喫煙した”ロブスト”ビトラではそのネガティブな面を一切感じること無く、2種のラッパーを楽しめる面白い葉巻であることに気が付くことが出来た。
その理由を考えてみたが、一つにドライシングが適切に行えたことがその理由だと考えたが、2本ともドライシングをしくじるとも思えなかったことから、やはり私が考案した”自家製発酵器熟成”が功を奏したと考える方が理に適っているだろう。
ホヤ・デ・ニカラグアの記念葉巻以外の葉巻は、長期間熟成されたタバコ葉が使用されているとは考えにくいため、自家製発酵器熟成が特に効果を発揮したのだと思う。
自家製発酵器熟成する環境にない諸氏の場合は、6ヶ月~1年以上の自宅ヒュミドールでの加湿・熟成を行えば、同様の効果があると考える。
兎に角、しっかりと葉巻を寝かせることが、この葉巻を旨く吸う”コツ”だ。
終盤のニカラグア産クリオロ種ラッパーに切り替わってからは、”ホヤ・デ・ニカラグア アンターニョ”の味になるのではないかと予想していたが、実際にはメキシコ産サンアンドレス種ラッパーを纏った葉巻に近い味になったことは予想外だった。
しかしながら、ヤニクラになる予兆があったため、最後の最後まで喫煙することが出来なかったのは残念だ。
きっと、葉巻が指で摘まめなくなる限界まで吸っても、嫌な苦みや味の劣化を感じることはなかっただろう。
良い葉巻であると、改めて実感した。
今回喫煙した”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
参考までに、この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ/Joya de Nicaragua Cabinetta”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、84ポイント~89ポイントという評価を得ています。また、今回喫煙した”ロブスト”ビトラに於いては、84ポイント~87ポイントという評価を得ています。
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喫煙時間
喫煙時間:90分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★☆☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $8.45 (1ドル148円換算にて1,251円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €7.70 (1ユーロ160円換算にて1,232円)
- 日本国内価格 ¥1,300 (参考日本販売価格倍率1.05倍)
葉巻重量
- 購入時重量 12.98g
- 自家製発酵器熟成後 12.95g (葉巻ヘッドカット後重量12.78g)
- ドライシング後重量 12.71g
- △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.55%)

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