ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda

3.5
ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 コロナ/Corona Gorda
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ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda

葉巻/シガー情報

ブランド名 ホヤ・デ・ニカラグア
シリーズ名 ホヤ・キャビネッタ
ビトラ コロナ (コロナゴルダ)
葉巻の長さ 133.4mm (5.25インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 18.3mm (46)
ラッパー エクアドル産 コネチカット種シェード & ニカラグア産 クリオロ種
バインダー ニカラグア産
フィラー ニカラグア産
生産国 ニカラグア
価格 950円 (2023年8月現在)

この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私の行きつけの葉巻販売店”kagaya 有楽町”店で購入したものではなく、パイプ・煙草 喫煙具専門店”銀座 菊水”で見つけて購入した葉巻である、”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda”です。

この葉巻シリーズの”コロナ”ビトラは、”kagaya”では取り扱っていない葉巻でしたので、”銀座 菊水”で見つけたときには、即、購入することに決めました。

”アルトゥーロ・フエンテ”葉巻ブランドの正規輸入代理店でもある、”kagaya”(株式会社フカシロ)は創業99年の歴史ある会社ですが、”銀座 菊水”も、創業120年の歴史ある煙草・喫煙具販売店です。

ただし、”銀座 菊水”は、葉巻の品揃えが少ないため、私の行きつけとはなりませんが、”kagaya”にはない葉巻を取り扱っていたりすることがあるため、たまに訪れると良いことがあるようです。

ちなみに、この葉巻レビューを行う少し前に、”マカヌード インスピラード ホワイト”を購入しようと訪れたとき、たまたま、”モンテクリスト No.5”と、”H.アップマン ハーフコロナ”が入荷していましたので、購入してしまいました。(^.^)

今回喫煙レビューする、”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ/Joya de Nicaragua Cabinetta”葉巻シリーズは、以前に1本だけ、”ロブスト”ビトラを吸ったことがありますが、その時の印象としては、ペッパーがしっかりと効いたロースト感主体の杉の木・革・コーヒーの味主体で、ホヤ・デ・ニカラグア特有の甘みはあるが、クラシコ程の甘さは無く、中盤の終わり頃には旨さを感じるが、それだけの葉巻だと、私の喫煙メモに記されていました。

この葉巻の最大の特徴は、見ての通りの、1本で2つのラッパーを持つ、”ツートン・ラッパー葉巻”であることです。

葉巻フット側の約7割には、エクアドル産コネチカット シェード、葉巻ヘッド側の約3割には、ニカラグア産ハバノ クリオロ種が使用されています。

正直、この”ツートン・ラッパー”仕様が、味にどの程度の影響を与えるのか、私には理解できませんが、アイデア自体は悪くはありません。

しかし、何故、フィフティ・フィフティ(50:50)にしなかったのかが、私には謎です。

葉巻ヘッド側の約30%だけがクリオロ種ラッパーでは、私の場合、既に葉巻を灰皿に置いてしまっている可能性もあります。

もしかすると、喫煙終盤終わり頃に発生する”苦み”が、このクリオロ種ラッパーにすることにより、抑えられるということなのでしょうか?

それとも、単に、バンドロール(シガーリング)で、その継ぎ目を隠したかったからでしょうか?

それを確かめるためにも、今回の喫煙は、葉巻が指で持てなくなる、ギリギリまで喫煙して、味の変化を確かめてみたいと思います。

今回で2本目の喫煙となるこの葉巻に、どのような喫煙レビューをするのか、私自身、とても楽しみです!

それでは”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

エクアドル産コネチカットシェードとニカラグア産クリオロ種、2種のタバコ葉で巻かれたラッパーを持つ”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda”は、滑らかで艶があるクラロ色をしたコネチカットシェードラッパーと、ザラザラして艶が無いマデューロ色をしたクリオロラッパーの仕上がりとなっています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白色がメインに使用されている中に、銅色の装飾もなされていて、シンプルでクラシックな仕上がりです。

葉巻を指で摘まんでみると、適度な硬さがあり、必要十分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。

この葉巻は、平均温度28℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて、22日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する2時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、燻された干し草の香りがして、引き抵抗は軽めですが、良好の範囲内と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)を水平から角度30度を保ち、炎から1~2cm程離して煽るようにゆっくり且つしっかりと炙り(約2分間)、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行ってガス抜きをしてから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、たっぷりのペッパーと杉の木と革の味からスタート。

背景には、少しほろ苦いミルクチョコレートの甘さがある。

ごく僅かな土とカカオ豆の味も感じる。

ほのかなフルーツ由来の酸味もある。

これは、意外と旨い。

以前吸ったときの印象に、ごく僅かな土とカカオ豆の味とフルーツの酸味がプラスされた味がする。

ストレングス(ニコチン量)とフレーバー(風味)は、共にマイルド~ミディアムだが、ペッパーが効いているため、喫味は強く感じる。

喫煙開始18分時点で、灰を自然落下させてしまった。

灰はもろいようだ。

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から20分以降の中盤は、杉の木と革と土とカカオ豆の味に、少しほろ苦いミルクチョコレート(ダークチョコレートではない)の甘さと、少し強まったフルーツ由来の酸味の味となる。

燃焼挙動は、少し片燃えする傾向があり、既に何回か火入れ修正を行っている。

中盤は、個人的に苦手なフルーツ由来の酸味が強くなってきた。

ニカラグア産クリオロ種ラッパーに火が到達するまで、様子を見ながら喫煙を続けることとする。

喫煙開始34分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

その時に、また灰を自然落下させてしまった。

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤序盤の終わり頃セカンドサード

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から40分以降の終盤は、ニカラグア産クリオロ種ラッパーの直前の位置まで火が来ているところから始まる。

終盤は、少しロースト感が強くなり、舌に少しの苦みを感じるようになる。

喫煙開始50分時点では、フルーツ由来の酸味は弱くなるが、苦みが強くなってきた。

完全にクリオロ種ラッパーの葉巻に切り替わっているが、既に葉巻は劣化し始めているため、クリオロ種ラッパーの葉巻としての味の評価はしずらい。

苦みが強くなってきた時点で、喫煙を終了することとした。

ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ コロナ/Joya de Nicaragua Cabinetta Corona Gorda”は、たっぷりのペッパーに、杉の木と革と土とカカオ豆の味と、背景の少しほろ苦いミルクチョコレートの甘さ、そしてフルーツ由来の酸味が味わえる葉巻だと言える。

序盤は、個人的に苦手である酸味も少なかったため、この葉巻に旨さを感じたが、中盤からは酸味が強くなったため、少々苦しい展開となった。

ニカラグア産クリオロ種ラッパーに切り替わってからも、ただ苦みが増えるだけで、”ホヤ・デ・ニカラグア アンターニョ”のような、重厚な土とカカオ豆の味に変化することはなかった。

私には、この葉巻の”開発趣旨”を掴むことが出来なかった。

これなら、”ホヤ・デ・ニカラグア クラシコ”のように、序盤から終盤まで一貫してマイルドでアロマティックな喫味を楽しめる葉巻であるほうが、分かりやすいし、より楽しめると感じた。

アメリカでホヤ・デ・ニカラグアの独占輸入代理店である、”ドリュー・エステート”社は、この葉巻を販売するにあたって、ホヤ・デ・ニカラグアとしては例外的にマイルド~ミディアムなこの葉巻の販売は苦戦すると考え、異例の販売戦略を打ち出すほどであったようだ。(顧客を教育する必要があったと述べている)

要は、ドリュー・エステートの、”マイケル・セルッチ/Michael Cellucci”副社長も、この葉巻は好みの味ではなかったのではないかと、私は想像している。

ストレングス(ニコチンの強さ)はマイルドであるのも関わらず、ペッパーは強く、ほろ苦さも伴うため、喫味だけは強いという、どっちつかずの味になってしまっている。

今回は、以前喫煙したこの葉巻の印象と、大きく変わった評価が出来るのではないかと期待していたが、前回とほぼ変わらない評価となってしまった。

この葉巻の”葉巻独自5段階評価”も、3.0/5点に近い、3.5/5点が妥当だと考える。

参考までに、この”ホヤ・デ・ニカラグア キャビネッタ/Joya de Nicaragua Cabinetta”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、84ポイント~89ポイントという評価を得ており、この葉巻シリーズの”コロナ”ビトラは、88ポイントという評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:60分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★★☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★☆☆☆
コーヒー ★★★☆☆
トースト(パン・小麦粉) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★★☆☆
土(素朴さ) ★★☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★★★
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $7.00 (1ドル148円換算にて1,036円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €6.80 (1ドル160円換算にて1,088円)
  • 日本国内価格 ¥950 (参考日本販売価格倍率0.89倍)

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