ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ロッキーパテル |
| シリーズ名 | LB1 |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 139.7mm (5.5インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 19.8mm (50) |
| ラッパー | エクアドル産 ハバノ種 |
| バインダー | ホンジュラス産 ジャマストラ地区 リジェロ |
| フィラー | ニカラグア産 コンデカ地区 & エステリ地区 |
| 生産国 | ホンジュラス製 |
| 価格 | 2,400円 (2026年3月現在) |
この”ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ロッキーパテルのタビクサ工場で製造された葉巻ではなく、プラセンシアのエル・パライソ工場で製造された葉巻となる、”ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto”です。
ロッキーパテルの葉巻を吸うのは久しぶりとなりますが、今回購入したこの葉巻もホンジュラスにあるプラセンシアのエル・パライソ工場で巻かれている、前々から吸ってみたかった葉巻シリーズの1つとなります。
ロッキーパテルの味があまり好みでは無い私でも、プラセンシアの工場で巻かれたロッキーの葉巻なら問題なく吸うことが出来ると分かっているため、今回も”エル・パライソ”工場製の葉巻を購入しました。
さらに、私が独自に考案した”自家製発酵器熟成”を行うことで、ロッキーパテルらしさ(?)を打ち消して、より私好みの味に変貌させて喫煙に臨みたいと思います。(^.^)
ロッキーパテルの葉巻で自家製発酵器熟成を行うのは初めてであるため、どのような喫味になるのか、これから喫煙してみるのが楽しみです!
参考までに、”ロッキーパテル/Rocky Patel”という葉巻メーカーは、会社名にもなっている”ロッキー・パテル”が一代で作り上げた新進気鋭の葉巻会社であり、元々はアメリカのロサンゼルスで法律事務所を経営しており、アーノルド・シュワルツェネッガーの顧問弁護士でもあったようです。
既に弁護士として成功を収めていたパテルは、自身の法律事務所を売り払い、一大決心をして葉巻業界に飛び込むという奇行に出ます。
自分の葉巻会社を立ち上げるという目標を達成するまでの5年間は、タバコ農園での畑仕事やタバコ小屋での汚れ仕事もこなしていたそうです。
2002年にはアメリカに自身の葉巻会社である”ロッキーパテル”を設立し、今現在ではニカラグアとホンジュラスにタバコ葉農場と葉巻工場を持つ、数多くの輝かしい葉巻受賞歴がある葉巻メーカーへと成長しています。
それでは、”ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 ハバノ種のラッパーで巻かれた、”ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしており、全体的にマットな仕上がりで、なかなかの美しい外観をしていますが、ラッパーは所々割れている部分が見受けられます。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、白色の背景の中に金色の文字で”LB1”という葉巻シリーズ名が描かれており、シンプルながら高級感があります。
葉巻ボディからは、軽い牛舎系の良い香りがします。
葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性を備えていますが、全体的に硬く巻かれていることが分かります。
この葉巻は、”自家製発酵器”により30日間熟成させた後、平均室内温度21℃・湿度66%に維持した自家製ヒュミドール内にて7日間の加湿・熟成を行っています。(計37日熟成)
葉巻喫煙を開始する9時間前に、葉巻を湿度50%のシリカゲル入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、チョコレートの風味を含む嫌味の無いローストした麦わらの味がして、引き抵抗は軽めですが、良好の範囲内と言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分10秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、たっぷりのブラックペッパー(黒胡椒)を含む革と土と少量の杉の木の味からスタートする。
この味はロッキーの味と言うよりは、”ペピン・ペッパー”と呼ばれる”ドン・ペピン・ガルシア”の葉巻の味に近い。
直ぐに、ごく僅かなカカオ豆の味が追加される。
背景には、たっぷりの胡椒を振り掛けて焼いたパン(小麦粉含む)の風味がある。
中々の旨さだ。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、しっかりと鼻腔を刺激するたっぷりのペッパー(黒胡椒)があることを再確認する。
この葉巻をブラインド・テイスティングで喫煙していたら、きっとドン・ペピンの葉巻だと勘違いしてたことだろう。
この味を彷彿とさせる葉巻としては、過去に喫煙レビューした”ドン ペピン ガルシア オリジナル インヴィクトス”が該当する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)もミディアム~ミディアムフルと言ったところであり、喫味は少し強めだが、嫌みなところは全く無い。
引き抵抗(ドロー)は軽めだが、軽い吸引力でたっぷりの量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は良いとは言えず、常に多少の片燃えを繰り返しながら燃え進む。
副流煙の香りには、焼いたパンの風味が含まれている。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰は軽い力で簡単に折れてしまう。
中盤の味は序盤の味を引き継ぎ、たっぷりのブラックペッパー(黒胡椒)を含む革と土と少量のカカオ豆の味を主体に、背景にあるたっぷりの胡椒を振り掛けて焼いたパン(小麦粉含む)の風味で吸い進む。
遅ればせながら、旨い!と言っておこう。
喫煙開始46分時点で、急に燃焼が悪くなり、不意に失火させてしまったため、灰を折ってからの再着火を試みる。
この葉巻には、バインダーに燃焼性の悪いリジェロ葉が使用されていることが影響しているのだろうか?
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ニコチン量が明らかに増していることが分かる。
中盤で失火させてしまってからは、中々葉巻が燃え進んでくれないことから、葉巻中程の部分は作りが悪いと言える。
喫煙開始63分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
シガーリングは簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来るが、ラッパーにバンドロールが接着されていたため、ラッパーの一部が引き千切られてしまう。
喫煙開始72分時点で、3回目の灰折を行う。
喫煙開始84分時点では、苦みが発生し始める。
喫煙開始90分時点の、明らかに苦みが増加したと感じた段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”ロッキーパテル LB1 ロブスト/Rocky Patel LB1 Robusto”は、たっぷりのブラックペッパー(黒胡椒)を含む革と土と少量のカカオ豆と杉の木の味に、しっかりと鼻腔を刺激するたっぷりのペッパー(黒胡椒)、背景にたっぷりの胡椒を振り掛けて焼いたパン(小麦粉含む)の風味が味わえる葉巻だと言える。
今まで喫煙してきたロッキーパテルの葉巻の中では、群を抜いて旨いと思える葉巻であった。
最初にこの葉巻を吸っていれば、ロッキーパテルを毛嫌いすることも無かっただろう。
この葉巻は、たっぷりのペッパーが味わえることから”ドン ペピン ガルシア オリジナル インヴィクトス”を彷彿とさせるものであったが、味そのものに関しては今回喫煙した”ロッキーパテル LB1 ロブスト”の方が私好みかも知れないし、ニコチン量もこちらの方が控えめで吸いやすい。
この葉巻を吸ったことで、私は”ロッキー恐怖症”(?)から、やっと抜け出せたようだ。
とは言え、この葉巻はロッキーパテル葉巻ブランドであっても、ホンジュラスにあるプラセンシアの”エル・パライソ”工場で巻かれた葉巻であることから、私にとっては”ロッキーが関わったプラセンシア製造葉巻”としてのカテゴリー分類となる。
とても楽しめる葉巻であったことに間違いはないが、中盤終わり頃からは葉巻の作りが悪く、失火する寸前の状態を繰り返すこととなり、そのせいで苦みを生じさせる結果となってしまった。
おそらくは、この葉巻コピーだけの問題だと考える。
購入当初からラッパーが裂けている部分があったり、ラッパーとシガーリングが接着されていたりと、良い品質の葉巻コピーでは無かったようだ。
今後も、プラセンシアのエル・パライソ工場で製造されたロッキーパテルの葉巻を試してみようと思っている。
ちなみに、今現在、エル・パライソ工場で巻かれた”ロッキーパテル ナンバー6 ロブスト”(1本2,400円)がヒュミドールに保管されているため、また近いうちにレビューすることが出来るだろう。
今回喫煙した葉巻は、私が考案した”自家製発酵器熟成”を施しているが、その効果を具体的に感じることは無かったものの、もしかしたら喫味の良さに少しは貢献しているかも知れない。
この”自家製発酵器熟成”された葉巻の葉巻独自5段階評価は、この葉巻コピーの作りの悪さから終盤からは苦みが発生してしまったものの、とても楽しめる葉巻であったことから、4.5/5点寄りの4.0/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
ロッキーパテルの葉巻としては、初の4.0/5点の葉巻となった。
参考までに、この、”ロッキーパテル LB1/Rocky Patel LB1”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~92ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラは、88ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:90分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★★☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★☆☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $10.75 (1ドル148円換算にて1,591円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.50 (1ユーロ160円換算にて1,840円)
- 日本国内価格 ¥2,400 (参考日本販売価格倍率1.40倍)
葉巻重量
- 葉巻購入時重量 12.15g
- 自家製発酵器熟成後 11.84g (葉巻ヘッドカット後重量11.65g)
- 加湿・熟成後重量 11.86g
- ドライシング後重量 11.81g
- △減少重量 (△減少割合) △0.05g (△0.42%)


コメント
どうもロッキーパテルの葉巻は、当たり外れの振り幅が激しすぎる気がしますね。
自分は、初めて葉巻の旨さに目覚めたのはロッキーパテルのスペシャルエディションで、今までで一番美味いと感じた葉巻も同じくロッキーパテルのサングロウンマデューロでした。
しかし、初めて半分以上残して放り出したのもロッキーパテル(15th アニバーサリー)、値段に対してあまりの不味さに愕然としたのもロッキーパテル(sixty)でした…
自分は巻かれている工場までは勉強が及んでいないので、果たしてそれがシリーズによるものか、葉巻の個体差によるものか、店頭に並んでいた年数や保存環境によるものか、未熟者でとんと見当がつきません。
共通点があるとすれば、外れに当たると一口目から恐ろしく苦く辛く、それが最後まで和らぐことなく続くという点ですね…
ニカラグアで製造されたロッキーパテルの葉巻は、どうやら葉巻の製造管理に問題があるようですね。
私がロッキーを嫌いになるきっかけとなったロッキーパテル サングロウン マデューロ ロブストも、引き抵抗(ドロー)が重すぎて、その当時は煙を強引に吸い込む以外に方法を知らなかったことから、序盤から苦味を発生させてしまいました。
もしかすると、キューバと同様に引き抵抗試験を省略している(トルセドールの腕を信じる)か、または許容範囲の設定が広すぎるのか、そんなところではないでしょうか。
今ではシガーピアースを持っているものの、あまり使いたくないというのが本音です。
ですが、ホンジュラスのプラセンシア工場で巻かれた葉巻なら、間違いなく引き抵抗試験機による検査はしているでしょうし、検査によく引っかかるようなトルセドールに対しては指導が行われていることでしょう。
またいつか、ニカラグア製のロッキーパテルを試してみて、真偽を確認してみたいと思っています。