プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ

4.0
プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 ロブスト/RobustusⅠ
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プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ

葉巻/シガー情報

ブランド名 プラセンシア
シリーズ名 アルマフエルテ
ビトラ ロブスト
葉巻の長さ 133.4mm (5.25インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 20.6mm (52)
ラッパー ニカラグア産 ハラパ地区 シェード
バインダー ニカラグア産 クリオロ種
フィラー ニカラグア産 ハラパ & コンデガ & エステリ & オモテペ 全てクリオロ’98種
生産国 ニカラグア
価格 3,300円 (2023年11月現在)

この”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアとホンジュラスに巨大なタバコ葉農場を持つ葉巻メーカー”プラセンシア”が製造する、上級葉巻シリーズからの1本である、”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ”です。

今回は、”ドリュー・エステート リガ・プリヴァーダ No.9 ロブスト”に続いて3本目となる、1本3,000円オーバーの葉巻となります。

しかし、1本3,000円オーバーの葉巻をテストするのは、今回で一旦終了する予定です。

葉巻の味と価格との関連性は、少なからずあると私は考えていますが、日本円で1本1,000円台後半より上の価格帯では、それほどの差異はないように感じているからです。

要は、1本1,000円以下の葉巻と1本2,000円以上の葉巻を比べると、2倍以上美味しく感じる可能性はありますが、1本1,500円の葉巻と1本3,000円の葉巻を比べた場合、2倍美味しく感じることはないと言うことです。

おそらくは、20~30%程より旨く感じるか、逆に、不味く感じるものもあるでしょう。

よって今後私は、葉巻を喫煙することで喜びを得ることが出来る、味と価格のバランスが取れた1本1,500円~2,000円前後クラスの葉巻を中心に喫煙していきたいと考えています。

さて、この”プラセンシア アルマフエルテ/Plasencia Alma Fuerte”葉巻シリーズですが、2016年に販売開始された、プラセンシアの高級葉巻シリーズの1つです。

ニカラグアのほぼ全ての有名葉巻メーカーのために、葉巻を下請け製造しているにも関わらず、プラセンシア・ブランドの葉巻は過小評価されていたため、その打開策として開発・製造・販売された葉巻がこの、”プラセンシア 1865”(アメリカでの販売名称)シリーズです。

”プラセンシア 1865”シリーズには、

等の葉巻シリーズが含まれており、全ての葉巻はプラセンシアの自社農園で栽培されたタバコ葉のみを使用して作られています。

ラッパーには、ニカラグアのハラパ地区で栽培されたものを使用しているのですが、シェード(日陰栽培)でこのダークチョコレート・バーのような色をしていることから、リジェロ(タバコの茎の最上部の葉)を使用していると予想します。

ニカラグアのハラパ地区で栽培されたタバコ葉は、強い甘さを特徴としているとのことですので、チョコレートような甘さを期待したいところです。

また、リジェロであるならば、ニコチン量が多いと思いますが、力強い香りを期待できるかと思います。

フィラーには、ニカラグアのハラパ、エステリ、コンデガ、オメテペの各地区で栽培されたクリオロ 98種子のタバコ葉をミックスしたものを使用しています。

私が得ている知識では、ニカラグアでは主にクリオロ’98種子を使用したタバコ葉が多く栽培されていて、それがニカラグアの主要な4地区で栽培されているのですが、各地区による味の特徴がしっかりと表れるため、それらのタバコ葉をブレンドして葉巻の味を確立していると認識しています。

別国のドミニカ共和国では、栽培地区による味の違いよりも、ピロト・クバーノ種やクリオロ’98種やオロール種等の、種子を変えることによって、同じドミニカ共和国産のタバコ葉でありながら味に違いを出しているように思います。

この”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト”は、ニカラグアン・ピューロでありながら、同時に”クリオロ・ピューロ”と言えるのかも知れません。

ニカラグア産のクリオロ種のタバコ葉だけで、どれだけの味を作り出すことが出来るのか、とても興味があります。

この1本3,300円する高級葉巻に、今回私はどんなレビューを書けるのか、とても楽しみです!

それでは、”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

ニカラグアのハラパで栽培されたラッパーで巻かれている、”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ”は、僅かな艶を持つ、とても濃いマデューロ~オスクロ色(濃い茶褐色)をしていて、さながら、ダークチョコレート・バーのように見えます。

葉巻はボックス・プレスされていて、コーナー部は、とてもエッジが効いた四角形になっているため、まさに”チョコレート”のようです。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、葉巻フット側には金色をメインとした中に黒色で”ALMA FUERTE”と書かれていて、メインバンドロールと葉巻ヘッド側のリングには黒色を基調とした中に金色で”PLASENCIA”とプラセンシアのロゴマークが描かれており、拝金主義的な手法で高級感を醸し出しています。

葉巻を指で摘まんでみると、幾つかのソフトスポットが確認できますが、しっかりと硬く、十二分な量のタバコ葉が使われていると思います。

葉巻ボディからは、中程度の芳香性で、濃厚でチョコレートを思わせる甘い良い香りがします。

この葉巻は、平均室温25℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、45日間の加湿・熟成を行っています。

葉巻喫煙を開始する3時間程前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストしたミント系干し草の香りがして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分37秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、深くローストされた重厚でごく僅かなコーヒーの酸味を含む、杉の木の味からスタート。

背景には、ごく軽い糖蜜やダークチョコレートの甘さがある。

直ぐに強い革の味が追加される。

喫煙開始7分時点で、土とカカオ豆やコーヒー豆の味が追加される。

なかなか旨い。

副流煙には、甘く香ばしい香りが含まれているが、煙の量が多いため、少々鬱陶しい。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフル~フルボディと言ったところか。

この葉巻は四角形にボックスプレスされているため、私には持ちずらいし、灰皿にも置きずらいし、着火もしにくいため、苦手な形状だと言える。

着火後の引き抵抗(ドロー)は、重くも軽くもなく、良好と言える。

旨い葉巻だが、序盤から存在する僅かなコーヒーの酸味が少し気になってしまう。

味の系統としては、マデューロ発酵させたラッパーを使用した葉巻に近いように思う。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、決して強く無く、刺激も少ない、適度な量のペッパーを確認する。

喫煙開始23分時点でほろ苦さを感じたが、嫌な苦みに通じるほろ苦さではなさそうだ。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。

灰はしっかりと形を保ってはいるが、もろいように感じる。

中盤の味は、コーヒー由来の酸味が少し弱まり、メインの味が杉の木と革の味から、土とコーヒー豆の味に入れ替わり、ロースト感が少し強くなる。

序盤よりも、旨さを感じる。

喫煙開始40分時点で、深くローストしたナッツの味を確認する。

燃焼挙動は比較的良好で、数回の火入れ修正のみで均等に燃え進めることが出来る。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず2回目の灰折を行うことから始める。

終盤の味は、酸味が少し弱まり、ほろ苦さが増し、副流煙は甘く香ばしい香りが増し、全ての味が整ってこの葉巻の本領を発揮する。

流石、熟成を重ねたタバコ葉のみを使用した葉巻であることを実感する。

深くローストしたナッツとコーヒー豆の、重厚でフルボディな味を堪能できる。

喫煙開始64分時点で、メインバンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールは簡単に綺麗に剥がすことが出来、とても好感が持てる。

喫煙開始78分時点で、3回目の灰折を行う。

舌に苦みを感じだし、味が劣化し始めた時点で、喫煙を終了することとした。

プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この、”プラセンシア アルマフエルテ ロブスト/Plasencia Alma Fuerte RobustusⅠ”は、深くローストしたカカオ豆やコーヒー豆と土とナッツと杉の木と革の味に、刺激の少ない適度な量のペッパー、背景には軽い糖蜜やダークチョコレートの甘さを味わえる、重厚でフルボディのとても上質な葉巻だと言える。

但し、コーヒー由来のものとは言え、私の苦手な酸味が少し含まれているため、最高の味とはならなかったのは少し残念だ。

どちらかと言いうと、とても上質なマデューロ葉巻の味に近いようだ。

この葉巻の本領は、喫煙中盤中頃から終盤中頃にかけて発揮される。

まるで、カール・ルイスの走りのようにだ。

それは決して、ベン・ジョンソンの走りではない。

ほろ苦さを含めた全ての味を出し切り、それが纏まって、フルボディでありながらとても心地良い喫煙を体験できた。

熟成を重ねて厳選されたプラセンシア農園のタバコ葉だけを使用した葉巻であることを実感できる葉巻だと言えよう。

喫煙時間もロブストサイズながら、95分という長時間を楽しめたのは、この旨さ故のことなのだと思う。

この葉巻の”葉巻独自5段階評価”は、私が苦手な酸味があることを鑑みて、4.5/5点に近い、4.0/5点とした。

参考までに、この、”プラセンシア アルマフエルテ/Plasencia Alma Fuerte”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~93ポイントという高評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いても、87ポイント~91ポイントという高評価を得ています。また、”ジェネラシオン V”(サロモン)ビトラは、2017年の葉巻トップ25(93ポイント第9位)に輝いています。

喫煙時間

喫煙時間:95分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★★★☆
スィーツ(甘さ) ★★☆☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー ★★★★☆
トースト(パン・小麦粉) ★★☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★★☆☆
土(素朴さ) ★★★★☆
草(ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★★☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★★★☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★★☆

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $20.74 (1ドル148円換算にて3,070円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €21.00 (1ユーロ160円換算にて3,360円)
  • 日本国内価格 ¥3,300 (参考日本販売価格倍率1.03倍)

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