H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona

4.0
H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 コロナ/Corona
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H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona

葉巻/シガー情報

ブランド名 H.アップマン (アルタディスUSA製)
シリーズ名 ヴィンテージ カメルーン
ビトラ コロナ
葉巻の長さ 139.7mm (5.5インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 17.5mm (44)
ラッパー カメルーン産 カメルーン種
バインダー ニカラグア産
フィラー ドミニカ共和国産 & ニカラグア産 & ペルー産
生産国 ドミニカ共和国製
価格 3,200円 (2026年3月現在) ※2026年2月以前に2,300円で購入

この”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私が初めて購入したドミニカ共和国産亡命キューバ葉巻の1本となる、”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”です。

今回、ドミニカ共和国産亡命キューバ葉巻として、”モンテクリスト ダーク No.4 ボックスプレス”、”ロメオ Y ジュリエッタ 1875 ブリー”、そして今回喫煙レビューする”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ”の計3本を購入しましたが、それぞれ異なる特徴を持つラッパーが巻かれており、自由に使用するタバコ葉を選択出来ることこそが、キューバ産葉巻との最も大きな違いであると言えるでしょう。

今回喫煙する葉巻は、私が好きなカメルーン種のラッパーが使用されていることから、購入した3本の中では最も私好みの味ではないかと予想しています。

且つ、この葉巻だけがドミニカ共和国産のバインダーとフィラーではなく、ニカラグア産とドミニカ共和国産とペルー産のタバコ葉が使われていることにも注目しています。

新世界葉巻(ニュー・ワールド・シガー)の魅力は、”ブレンドの妙”にあるとも言えますので、どのような味に纏め上げているのか、早速吸ってみて確認してみることにしましょう!

それでは、”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

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まずは外観から見ていきましょう。

カメルーン産 カメルーン種のラッパーで巻かれた”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”は、ごく僅かな艶を持つコロラド色(茶色)~コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかですが少し素朴感(マット感)のある外観をしています。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)には、臙脂色を基調とした中に金色の文字で”H. UPMANN 1844 VINTAGE CAMEROON”という文字が描かれています。

杉で出来たシートロールを剥がして葉巻を指で摘まんでみると、葉巻表層部にはごく僅かな弾力が確認できますが、全体的にしっかりとした硬さに巻かれています。

葉巻ボディからはの芳香性は、牛舎系の甘く香ばしい良い香りがします。

この葉巻は、平均気温20℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて、78日間の加湿・熟成を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、むせることの無い純粋な麦わらの味がして、引き抵抗(ドロー)はごく僅かに重めですが、逆にこの程度の重さの方が着火後には良好なドローになると考えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分20秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、ごく僅かな爽やかさと軽いロースト感を伴う杉の木と麦わらや草の味からスタートする。

直ぐに、革の味が追加される。

背景には、リコリス(甘草)やクローブ等のスパイスの風味がある。

煙は少し濃厚だが癖の無い味で、なかなか旨い。

この喫味に似た葉巻としては、リコリス(甘草)の風味を主体としていることから、過去に喫煙レビューした”ベントレー・ハーフコロナ”や”ベントレー・ロブスト”を思い出す。

だが、カカオ豆の味を感じることは無いことから、味としては異なるものだ。

レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、鼻腔を心地良く刺激するしっかりと効いたペッパー(白胡椒)があることを確認する。

背景に感じるリコリスやクローブ等のスパイス感は、この葉巻に使用されているカメルーン産カメルーン種のラッパーによるものだろう。

喫煙開始22分時点で、1回目の灰折を行う。

灰は心地良い感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。

着火後の引き抵抗(ドロー)はごく僅かに重めだが、ゆっくりと丁寧に吸引することでしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。

燃焼挙動はとても良く、火入れ修正を必要とすることなく、火は均一に燃え進む。

副流煙の香りには、甘く香ばしい香りが含まれている。

H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

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喫煙開始から25分以降の中盤は序盤の味を引き継ぐが、背景にごく僅かなロースト・ハムの風味が追加され、ますます”ベントレー・ハーフコロナ”に似た喫味となってくる。

喫煙開始45分時点で、2回目の灰折を行う。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から50分以降の終盤は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ローストしたナッツの味が追加されて煙の濃厚さが増し、舌にごく僅かな苦みを感じ始めるようになる。

この葉巻は、一時期ハマった”ベントレー・ハーフコロナ”の味に似ているし、なかなかの味を呈してくれる葉巻なのだが、何か解せないところがある。

それはおそらく、その価格だ。

購入した時の価格であった1本2,300円であるならまだしも、1本3,200円に値上げされた2026年3月10日以降の今では、お世辞にも妥当な価格とは言えないだろう。

勿論、その割高な価格設定は日本国内に限るため、アメリカ国内では味と価格とのバランスが取れた葉巻であることを伝えておきたい。

喫煙開始65分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。

バンドロールに使用されている接着剤の質が良く、簡単、且つ、とても綺麗に剥がすことが出来る。

喫煙開始77分時点で、3回目の灰折を行う。

喫煙開始89分時点の、終盤初期に感じた舌に感じ始めた苦みも増えることが無いまま、葉巻を指で摘まめなくなる限界まで吸った段階で、喫煙を終了することとした。

H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”は、ごく僅かな爽やかさと軽いロースト感を伴う杉の木と麦わらや草と革とナッツの味に、鼻腔を心地良く刺激するしっかりと効いたペッパー(白胡椒)、背景にリコリス(甘草)やクローブ等の強いスパイス感や僅かなロースト・ハムの風味が味わえる葉巻だと言える。

悪くない葉巻だ。

この葉巻の特筆すべきことは、その葉巻構造にある。

燃焼挙動は完璧であり、引き抵抗(ドロー)は多少重くも感じるが、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来るため、終盤まで味の劣化を感じること無く、最後まで快適なまま喫煙を終了することが出来た。

大手葉巻メーカーが手掛ける葉巻は、その行き届いた製造管理体制により、葉巻コピー毎の品質のバラツキが無いことが多い。

熟練した葉巻愛好家の多くは、大手葉巻メーカーの葉巻よりもブティック・ブランドの葉巻を持て囃す傾向があるだろうし、私にもその節があることは認めるが、毎回同じ味を提供してくれる大手葉巻メーカーの葉巻には、味は兎も角として安心感があることは認めざるを得ない。

今回喫煙した”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ”も、及第点を与えられる味に加えて、完璧とも言える”作り”であることが売りだ。

しかしながら、問題はその価格だ。

アメリカ国内で1本7.91ドル(≒1,200円)で販売されているものが、日本国内では1本3,200円というのは如何なものか?

勿論、この葉巻はキューバ産葉巻が輸入出来ないアメリカ国内向けの葉巻であるため、日本国内で手に入るだけでも御の字と言えるが、その価格を支払ってリピート購入することはあり得ないだろう。

先にも述べたが、この葉巻の代替葉巻となるのは、1本2,000円の”ベントレー・ロブスト”と1本1,300円の”ベントレー・ハーフコロナ”だ。

その2本も大手葉巻メーカーと言える”ホヤ・デ・ニカラグア”が製造していることから葉巻コピー毎の品質のバラツキが少なく、喫味も今回喫煙した葉巻と似ているため、間違いのない選択肢となるだろう。

今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、価格のことは鑑みない評価として、4.0/5点とすることとした。

参考までに、この”H.アップマン ヴィンテージ カメルーン コロナ/H. Upmann Vintage Cameroon Corona”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、86ポイント~90ポイントという評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:90分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★☆☆☆☆
スィーツ(甘さ) ★★★☆☆
クリーム(滑らかさ) ★★★☆☆
コーヒー(苦み含む) ★☆☆☆☆
トースト(パン・穀物) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★★☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★☆☆☆☆
草(わら・ハーブ含む) ★★★☆☆
ナッツ ★★☆☆☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★☆☆
フルーツ(酸味含む) ★☆☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆

世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 $7.91 (1ドル148円換算にて1,171円)
  • ヨーロッパ圏内参考価格 
  • 日本国内価格 ¥2,300 → ¥3,200 ※2026年2月10日以降 (参考日本販売価格倍率1.96倍 → 2.73倍)

葉巻重量

  • 葉巻購入時重量 12.39g
  • 加湿・熟成後重量 12.38g (葉巻ヘッドカット後重量12.12g)
  • ドライシング後重量 12.05g
  • △減少重量 (△減少割合) △0.07g (△0.58%)

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