エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | エル・タイタン・デ・ブロンズ |
| シリーズ名 | レデンプション マイウェイ |
| ビトラ | トロ |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | エクアドル産 ハバノ種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | アメリカ合衆国製 |
| 価格 | 3,000円 (2025年10月現在) |
この”エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、アメリカ合衆国にある葉巻工房”エル・タイタン・デ・ブロンズ/El Titan de Bronze”からの1本である、”エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro”です。
この葉巻は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのリトル・ハバナ地区にある”エル・タイタン・デ・ブロンズ/El Titan de Bronze”で製造しているオリジナル・ブランドの葉巻であり、”ドリュー・エステート/Drew Estate”のマスター・ブレンダーである”ウィリー・ヘレーラ/Willy Herrera”も以前はここでブレンダーを務めていたという伝説の葉巻工房です。
この工房では、”ラ・パリィーナ”や”ワープド”等の一部の葉巻も下請け製造しています。
この葉巻工房は、ウィリー・ヘレーラの叔母にあたる”サンディ・コバス/Sandy Cobas”が経営しており、”タイタン”自社ブランドの葉巻となる”リデンプション・マデューロ”、”リデンプション・サングロウン・ハバノ”、”グランドリザーブ・マデューロ”、”ゴールド”、そして今回喫煙する”マイウェイ”の計5種のオリジナル・ブランドの葉巻シリーズを製造しています。
最初の4種の葉巻はウィリー・ヘレーラがブレンドを担当していますが、今回喫煙する”マイウェイ”葉巻シリーズだけは経営者のサンディ・コバス自身がブレンドした葉巻となっています。
今回喫煙レビューする葉巻は、エクアドル産ハバノ種のラッパーに、ニカラグア産のバインダーとフィラーが使用された、ごく一般的な葉巻構成内容となっていますが、エル・タイタン・デ・ブロンズ製の葉巻の”売り”は、キューバの”ロメオ Y ジュリエッタ”や”パルタガス”といった世界的に有名な葉巻工場で働いた経験を持つ、”レベル 9/Level 9”のローラーによって葉巻が巻かれていることにあります。
ニカラグアやドミニカ共和国等では、バンチャー(束ねたフィラーをバインダーで包む人)とローラー(ラッパーを巻く人)のペアで作業を行いますが、エル・タイタン・デ・ブロンズではキューバの伝統に従い、ローラーが最初から最後まで自分の葉巻に責任を持ちます。
10人程度のローラーで操業する小規模な工房でもあることから、葉巻の品質に関しては高い評価を得ているようです。
過去に喫煙レビューした”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト”もエル・タイタン・デ・ブロンズ製の葉巻となりますが、確かに葉巻の品質(火入れ修正を全く必要としない燃焼挙動等)に於いては、素晴らしいものがあったと記憶しています。
さて、この高い品質を誇るこの葉巻が一体どのような味を提供してくれるのか、実際に吸ってみて確認してみたいと思います!
それでは、”エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro”(日本での財務省登録名称は”ETB レデンプション トロ”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産 ハバノ種のラッパーで巻かれた、”エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro”は、コロラド色(茶色)をしていて、葉巻表面は滑らかで適度な艶を持つ、とても美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、サブバンドロールは銀色が装飾された青色の下地の中に”MY WAY”と書かれたもの、メインバンドロールは同じく銀色が装飾された青色の下地の中にロゴマークと”TITAN DE BRONZE REDEMPTION”の文字が記載されています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれている中にも、葉巻表層部には適度な弾力性を備えた作りとなっています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度26℃・湿度66%に維持した自家製ヒュミドール内にて59日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間程前に、葉巻を湿度40%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、濃厚にして純粋な麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めにも思えますが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを伴う濃厚にして上質な杉の木の味からスタートする。
直ぐに、少量の革と土の味が追加される。
背景には、杉の木の樹液を思わせる甘さとリコリス(甘草)の風味がある。
旨い!
とても上質で癖の無い味だ。
エクアドル産ハバノ種ラッパーにニカラグア産のバインダー&フィラーという、ごく一般的な葉巻構成である上に、自社栽培でも無いタバコ葉を使用している葉巻にしてこの味を実現出来るのは、間違いなく卓越した技能を持つブレンダーとローラーのお陰なのだと考える。
着火後の引き抵抗(ドロー)は重めだが、小さく小刻みに吸い込むことで、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は良好で、最低限の火入れ修正を行うだけで火は均一に燃え進む。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少し鼻腔をくすぐる適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、甘く香ばしい香りが含まれている。
喫煙開始23分時点で、ごく僅かだが背景にウイスキー・オーク樽とパンの風味があることを確認する。
この2つの風味を検出することで、この葉巻が上質な葉巻であることを確信する。
喫煙開始35分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はしっかりとした感触と共に、とても綺麗に折ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から40分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、少しの爽やかさを伴う濃厚で上質な杉の木と少量の革と土の味に、背景にあるリコリス(甘草)と少量のウイスキー・オーク樽とパンの風味で吸い進む。
味の系統としては、ごく一般的なエクアドル産ラッパーを纏ったニカラグア産葉巻の味なのだが、とても上質な味に纏め上げていることに驚く。
この葉巻を製造している”エル・タイタン・デ・ブロンズ”は、リトル・ハバナにある伝説的で歴史ある葉巻工房であることから、きっとタバコ葉も信頼の置ける仕入先から優先的に上質なものを仕入れることが出来るのだろう。
そうでないと、ブレンダーとローラーの腕だけではこの味を実現することは出来ないだろうと、先の考えを改める。
喫煙開始66分時点で、サブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
サブバンドロールはとても簡単、且つ、とても綺麗に剥がせるところは、流石、1人のローラーが葉巻品質の全責任を負っているだけのことはある。
喫煙開始74分時点で、2回目の灰折を行う。
中盤は多少の片燃えが頻発したため、数多くの火入れ修正を余儀なくされたが、それでも灰はしっかりとした感触と共に綺麗に折ることが出来ることに驚く。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から80分以降の終盤は、まずメインバンドロールを剥がすことから始める。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、爽やかさは弱まり、少しの苦み成分が発生し始めていることに気付く。
喫煙開始97分時点では、少しの苦みに加えて味の劣化も感じ始める。
嫌な苦みや鋭さは無いのだが、この葉巻を序盤・中盤で感じた”上質な葉巻”として記憶に残しておきたいため、喫煙開始100分時点で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”エル・タイタン・デ・ブロンズ レデンプション マイウェイ トロ/El Titan de Bronze Redemption My Way Toro”は、爽やかさを伴う濃厚で上質な杉の木と少量の革と土の味に、少し鼻腔をくすぐる適量のペッパー(白胡椒)、背景にリコリス(甘草)と少量のウイスキー・オーク樽とパンの風味が味わえる、ごく一般的なニカラグア産葉巻の喫味にして上質な煙を実現している葉巻だと言える。
この葉巻の味を上質にしているのは、上質なタバコ葉が使用できる環境下にあるエル・タイタン・デ・ブロンズと卓越した腕を持つブレンダーとローラーの3者が揃って初めて実現できるものだと確信する。
喫煙終盤には、残念ながら少しの苦みと味の劣化が現れることになるが、喫煙開始から90分頃までなら素晴らしい喫味を楽しめる上質な葉巻だと言えるだろう。
個人的には垂直統合型の葉巻メーカーの葉巻こそ、吸うべき価値のある葉巻であると考えていたが、エル・タイタン・デ・ブロンズ製の葉巻はその考えを改めるきっかけとなるかも知れない。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、終盤に味の劣化が現れるとしても、4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:100分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★☆☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $13.00 (1ドル148円換算にて1,924円) ※マイウェイ ダークハバノにて
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥3,000 (参考日本販売価格倍率1.56倍)
葉巻重量
- 購入時重量 17.75g
- 加湿・熟成後重量 18.05g (葉巻ヘッドカット後重量17.88g)
- ドライシング後重量 17.71g
- △減少重量 (△減少割合) △0.17g (△0.95%)


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