ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | ラ・パリィーナ |
| シリーズ名 | Mr.サム |
| ビトラ | ロブスト |
| 葉巻の長さ | 121mm (4.75インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 21.4mm (54) |
| ラッパー | エクアドル産 ハバノ種 |
| バインダー | ニカラグア産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | アメリカ合衆国製 フロリダ州マイアミ エル・タイタン・デ・ブロンズ工場 |
| 価格 |
この”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、1896年にウクライナ移民であった”サム・ペイリー/Samuel Paley”が、アメリカ合衆国で創業した葉巻ブランドからの1本である、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”です。
長い歴史を持つ、この”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドは、一度アルタディスU.S.A.に買収されますが、創業者の”サム・ペイリー”が死去した後、孫の”ビル・ペイリー/Bill Paley”が、既に消滅していた”La Palina”の商標を買い戻し、2010年に”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドが復活しました。
ちなみに、創業者のサム・ペイリーの息子である、”ウィリアム・S・ペイリー/William S. Paley”は、CBS(Columbia Broadcasting System)の最高経営責任者であった人物で、当初は父親の葉巻事業の経営を手伝っていましたが、父親のサムが、”ラ・パリィーナ”葉巻ブランドを含む家族の葉巻事業を宣伝するため、経営不振に陥っていたフィラデルフィアに拠点を置くCBSラジオネットワークを買収して広告媒体として利用し始めると葉巻の売り上げは2倍以上となり、その後は、CBSの経営に専念することになります。
葉巻の売り上げを促進するための広告媒体として買収したラジオネットワーク会社が、後の巨大なテレビネットワーク企業になるとは驚きです。
また、誰もが知っているCBSと関連がある葉巻を、今現在に喫煙できることも、素晴らしいことだと思います。
今回喫煙する、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト”は、ニカラグア産とエクアドル産のタバコ葉を使用していますが、製造はアメリカ合衆国フロリダ州マイアミにある、”エル・タイタン・デ・ブロンズ工場/El Titan De Bronze Factory”にて作られています。
私にとって初となる、”アメリカ合衆国製”の葉巻となります。
マイアミで葉巻が巻かれていることのメリットですが、正直、私には分かりません。(^^;)
この工場で作られる葉巻は全て”エントゥバド・バンチング方式”で巻かれているようであり、作りはとても良さそうに見えますが、トルセドールの人件費が高額となるため、葉巻の販売価格が高くなるということぐらいしか、私には思いつきません。(^^;)
ホンジュラスで製造している、”ラ・パリィーナ クラシック ナチュラル ロブスト”は1本1,350円で購入出来るにも関わらず、このアメリカ製造の葉巻は1本2,350円と、高額です。
にも関わらず、この葉巻を購入したのは、葉巻販売店で陳列されているラ・パリィーナの葉巻の中では一番安価であったからですが、一度はアメリカ合衆国フロリダ州マイアミにある、エル・タイタン・デ・ブロンズ工場で巻かれた葉巻を吸ってみるのも、良い経験になりそうです。
今回の喫煙のポイントは、その一点に尽きることになりそうです。
つまりは、”葉巻の作りが、味に与える影響”ということです。
それでは、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産ハバノ種のラッパーで巻かれている、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”は、僅かな艶を持つ、コロラド~コロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、目立った葉脈なども見当たらず、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、葉巻フット側の1本にはクリーム色の背景に金色の文字で”Mr. SAM”と書かれていて、メインバンドロールにはおそらく、”ラ・パリィーナ”の名前の由来となっているサム・ペイリーの妻である、”ゴールディ・ドレル・ペイリー/Goldie Drell Paley”の絵が描かれています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりと巻かれていながら、程良い弾力も備えており、引き抵抗(ドロー)が適切であることを予感させます。
葉巻ボディからの芳香性は、購入当初からとても強く、甘く香ばしい良い香りがします。
この葉巻は、平均室温16℃・湿度72%に維持した自家製ヒュミドール内にて、54日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する4時間程前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、深くローストした干し草の味がして、引き抵抗は多少重めですが、良好の範囲内だと思います。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、レーズンの酸味を含んだ上質な杉の木の味からスタート。
しっかりと効いたペッパーには、胡椒と唐辛子の味がある。
着火後の引き抵抗(ドロー)は多少重めだが、ゆっくりと吸い込めば、たっぷりの煙を口蓋に引き込むことが出来る。
形成させる真っ白な灰は、とても美しい。
副流煙には僅かだが、甘く香ばしい香りが含まれる。
喫煙開始10分時点で、コーヒーと土とナッツの味が追加される。
背景には軽いカカオ豆やレーズンの甘さがある。
旨い。
この葉巻は過去に喫煙レビューした”マイファーザー ラ オプレンシア ロブスト”と同じように、ペッパー自体に味があり、土とカカオ豆とペッパーとレーズンの味が融合された味を楽しむことが出来る。
喫煙開始20分時点で、革の味が追加される。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、まず1回目の灰折を行うことから始める。
灰はとてもしっかりとしており、多少の力を加えないと折ることが出来ないほどだ。
燃焼挙動は素晴らしく、ここまで火入れ修正することなく喫煙出来ている。
中盤の味は、序盤の味を引き継ぐが、良い意味で、葉巻全体に深いコク(ボディ)を感じだす。
喫煙開始34分時点で、葉巻フット側のサブバンドロール(シガーリング)を剥がす。
味の系統としては、ペッパーの味から”マイファーザー ラ オプレンシア”、レーズンの味から”ドン・ドゥアルテ クラシコ”の味を彷彿とさせる。
引き抵抗(ドロー)は多少重めで私好みだと言えるが、もう少し軽い方が吸いやすいかも知れない。
副流煙の香りは、序盤よりも甘く香ばしい香りが強くなる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、まず2回目の灰折とメインバンドロールを剥がすことから始める。
バンドロールはとても剥がし易く、好感が持てる。
終盤の味は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、嫌な苦みや鋭さを感じることなく、土とカカオ豆の甘く香ばしい味を楽しむことが出来る。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム~ミディアムフル、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。
終盤での喫味は、少々強めだ。
喫煙開始75分時点でも、嫌な苦みや鋭さは無いが、ボディがより強くなり始めた時点で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この、”ラ・パリィーナ Mr.サム ロブスト/La Palina Mr. Sam Robusto”は、レーズンの酸味を含む上質なカカオ豆(コーヒー豆)と土と杉の木と革とナッツの味に、しっかりと効いたペッパー(胡椒と唐辛子)、背景にあるカカオ豆とレーズンの甘さが味わえる葉巻だと言える。
副流煙の甘く香ばしい香りと共に、ペッパーの旨さを味わえることを特徴としている葉巻だ。
全般を通して喫味は強く、特に終盤はストレングス(ニコチン量)もフルボディとなるため、ニコチン酔いには注意する必要があるだろう。
アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのリトルハバナで巻かれたこの葉巻は、とても作りがよく、燃焼挙動は完璧と言って良く、火入れ修正を全く必要としない葉巻だった。
しかし、それだけのためにニカラグアやドミニカ共和国で巻かれた葉巻よりも、割高な価格でこの葉巻を購入するメリットは、あまりないと考える。
唯一の欠点は、その割高な価格だと言えよう。
代替の葉巻としては、ニカラグア産の”ドン・ペピン・ガルシア”、又は”ドン・ドゥアルテ”の葉巻が考えられる。
価格を重視するならば、1本1,500円で購入できる”ドン・ドゥアルテ クラシコ ロブスト”をお勧めしたい。
カカオ豆の風味は少し劣るが、代替葉巻として十分に満足できる葉巻だと思う。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、4.0/5点とした。
参考までに、この、”ラ・パリィーナ Mr.サム/La Palina Mr. Sam”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~90ポイントという評価を得ており、この”ロブスト”ビトラに於いては、90ポイントという高評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:83分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★★☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★★☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $15.00 (1ドル148円換算にて2,220円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥4,400 (参考日本販売価格倍率1.98倍)


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