モンテクリスト No.5/Montecristo No.5

4.5
モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1 No.5/No.5
この記事は約8分で読めます。

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5

葉巻/シガー情報

ブランド名 モンテクリスト
シリーズ名
ビトラ No.5 (ペルラス)
葉巻の長さ 102mm (4インチ)
葉巻の直径(リングゲージ) 15.9mm (40)
ラッパー キューバ産 ブエルタ・アバホ地区
バインダー キューバ産 ブエルタ・アバホ地区
フィラー キューバ産 ブエルタ・アバホ地区
生産国 キューバ
価格 2,400円 (2023年11月現在) → 2,750円 (2024年5月~) → 2,970円 (2025年5月~)

この”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”の葉巻/シガー喫煙レビュー

今回、葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、私にとって初めてのキューバ産葉巻となる、”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”です。

ついにキューバ産葉巻を喫煙するときが来ました。(^.^)

私が葉巻趣味を始めた頃は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍であったため、キューバの葉巻生産と流通が滞り、日本国からキューバ産葉巻が消え失せてしまっている状況でした。

ここ最近、状況が改善し、少量ではありますが、キューバ産葉巻が定期的に葉巻販売店に置かれるようになりました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍でなければ、もしかしたら、もっと早くキューバ産葉巻を試飲していたのかも知れません。

しかしながら、折角のこの状況を上手く利用しない手はないと考え、まずはノン・キューバンシガーの味を熟知してから、キューバンシガーを試した方が、キューバ産葉巻の正当な評価が出来るだろうと思い、今日に至りました。

日本では、”葉巻と言えばキューバ!キューバと言えば葉巻!”と言われるほど、キューバ産葉巻は葉巻の最高峰とされています。

果たして、キューバ産葉巻は世間で言われているほど、旨いのでしょうか?

”キューバ産以外の葉巻なんて、葉巻じゃない!”とか、”キューバ産葉巻を吸ったら、新世界の葉巻なんて吸えたもんじゃなくなる!”等々、日本人にはこのような人が多くいるような気がします。

おそらく、諸外国にもそのような人は多くいることでしょう。

その心理は、”こわい”という感情からくるものだと、私は理解しています。

多くの人が良いと認めるものや、著名な人の意見や、価格が高いもの等を、”良い物(正しい事)”としておけば、他人から馬鹿にされる可能性を軽減することが出来るからです。

かくいう私も、車は2000年以前に製造されたメルセデスベンツ、フィルムカメラは1950年代製造のライカ、カメラレンズはツァイス派の人間でしたが、それは長年様々なものを使用してきて得られた結論ですので、”こわい”という感情からのものではありません。(今現在は、使えれば何でも良い派の人間です)

ただ、ちょっと、旧西ドイツ贔屓なだけです。(^^;)

今回喫煙ビューする、”モンテクリスト”の葉巻は、世界で最も有名なハバノス・ブランドの1つであり、他のすべてのハバノ・シガーを測定する基準となる葉巻なのだそうです。

ラッパー、バインダー、フィラーには、全てキューバ産ブエルタ・アバホ地区にて栽培されたタバコ葉が使用されていますが、新世界葉巻のように種子名までは公表されていません。

それは、キューバ産葉巻の神秘性を維持するためなのでしょうか?

全てがただ、”キューバ産”というだけの情報です。

これはもう、ただ吸ってみるしか、他に確かめる方法はなさそうです。(^.^)

それでは、”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。

葉巻外観・コールドドロー

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|ギャラリー1

まずは外観から見ていきましょう。

キューバ産ブエルタ・アバホ地区で栽培されたラッパーで巻かれた”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”は、ごく僅かな艶を持つ、コロラド色(茶色)をした葉巻です。

葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、茶色を基調とした中に、白色の文字で、”MONTECRISTO HABANA”と記され、中心にはモンテクリストのロゴマークが描かれています。

葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さの中にも僅かな弾力があり、葉巻フット断面を見ると、薄いフィラーが十二分に使われていることが分かります。

葉巻ボディからはの芳香性はそれほど強くはありませんが、僅かに甘く香ばしい香りがします。

この葉巻は、平均気温22℃・湿度70%に維持した自家製ヒュミドール内にて、93日間の加湿・熟成を行っています。

シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、燻された干し草の香りがして、引き抵抗は少し重めですが、良好の範囲内と言えます。

今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から20度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。

葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤ファーストサード

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。

序盤は、上質な杉の木とカカオ豆と土の味からスタート。

最初の一服目から旨い。

背景には、カカオ豆の軽い甘さがある。

喫煙開始6分時点で、何故か灰が僅かな衝撃で落ちた。

灰は形を綺麗に保ってはいるが、もろそうだ。

喫煙開始8分時点で、コーヒーの味が追加される。

副流煙の香りには、控えめな甘さを含む香ばしい香りがする。

喫煙開始10分時点で、背景にごく僅かなコーヒー由来とも言える酸味を確認するが、鋭さとは無縁の酸味だ。

ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。

引き抵抗(ドロー)は多少重めだが、軽い引き込み力でもたっぷりの煙を口蓋に引き込める。

レトロヘイルで副鼻腔に煙を通すと、軽い苦みを含む少し強めのペッパーを確認する。

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙序盤の終わり頃ファーストサード

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙中盤セカンドサード

喫煙開始から15分以降の中盤は、まず実質1回目の灰折を行うことから始める。

灰はしっかりとしているが、軽い力で折れる。

喫煙開始20分時点で、ローストされた香ばしいナッツの味が追加される。

燃焼挙動は良好で、火入れ修正をする必要なない。

喫煙開始22分時点で、副流煙の香りがより甘く香ばしい香りになり、典型的な旨い葉巻の煙になってきた。

このキューバ産モンテクリストの葉巻の味は、ノンキューバ産葉巻でも味わったことがある味であり、ノンキューバ産葉巻はこの系統の味を目指して作られていることが良く分かる。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終盤ファイナルサード

喫煙開始から30分以降の終盤は、まずバンドロール(シガーリング)を剥がすことと、2回目の灰折を行うことから始める。

終盤の味は、中盤の美味しい味を引き継ぐが、僅かにロースト感は増し、背景の酸味も少し強くなったように感じる。

嫌な苦みや鋭さは喫煙終了間近になっても全く感じることはないが、葉巻を持つ指に熱を感じた時点で喫煙を終了することとした。

モンテクリスト No.5/Montecristo No.5 Cigar Review|葉巻/シガー初心者の喫煙レビューブログ|喫煙終了後ファイナルアッシュ

葉巻テイスティング総評

総評として、この”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”は、上質な杉の木とカカオ豆と土とコーヒーとナッツの味に、しっかりと効いたペッパー、背景にはカカオ豆の甘さとごく僅かなコーヒー由来の酸味を味わえる、とても甘くて香ばしい葉巻だと言える。

初めてキューバ産葉巻の測定基準とされているモンテクリストの葉巻を喫煙したが、それは私がこの1年で喫煙してきたノンキューバ産葉巻で旨いと思えた、”甘く香ばしい味”や”カカオ豆と土の味”などの要素を備えた葉巻の味であった。

もしキューバ産葉巻を葉巻趣味を始めた当初から吸っていたら、数あるノンキューバ産葉巻から選んだ不運な1本を不味いと感じてしまい、以後、ノンキューバ産葉巻を喫煙することは無かったかも知れない。

趣味範囲を自ら狭くする行為に及ばなかったことは、とても幸運だったと思う。

このキューバ産葉巻はとても旨い葉巻であり、欠点らしい欠点を見つけることも出来なかったが、ある意味”優等生”的な葉巻であり、それを人物像で例えるなら、裕福な家庭で育ち、英才教育と多くの習い事を受け、勉強と運動も優秀で、名門の学校を卒業し、上場している大企業に就職した人物像のような葉巻だ。

それを意味しているのは、”魅力に欠ける”、または”つまらない”ということだ。

決して、勉強も運動も出来ないが絵の才能だけは特出していて、将来一流の画家になったような人物像の葉巻ではない。

これほど旨い葉巻なのに、私はこの葉巻に感動することはなかった。

魅力というものは、どうやら特出した1点を備えるものに感じるようだ。

加えて、この小さな葉巻に1本2,400円という値段が付けられていることも、魅力を引き下げる要因の一つとなっている。

しかしながら、今までノンキューバ産葉巻を吸ってきて、旨いと感じた要素をそのまま具現化した葉巻であったことも否定はできない。

これからあと2本のキューバ産葉巻の喫煙を控えているが、私としてはそれ以降もノンキューバ産葉巻で特出した1点を備えている、旨くて魅力ある葉巻を探す旅は続きそうだ。

この葉巻の葉巻独自5段階評価は、価格の面は一切考慮せず、味だけの評価として、4.5/5点とした。

参考までに、この、”モンテクリスト No.5/Montecristo No.5”葉巻は、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、84~92ポイントという評価を得ています。

喫煙時間

喫煙時間:54分

味覚フレーバーグラフ

チョコレート(カカオ豆) ★★★★☆
スィーツ(甘さ) ★★★★☆
クリーム(滑らかさ) ★★★★☆
コーヒー ★★★☆☆
トースト(パン・穀物) ★☆☆☆☆
木(杉・オーク等) ★★★☆☆
★★☆☆☆
土(素朴さ) ★★★★☆
草(ハーブ含む) ★☆☆☆☆
ナッツ ★★★★☆
ペッパー(胡椒・唐辛子) ★★★★☆
フルーツ(酸味含む) ★★☆☆☆

葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度

おすすめ度:★★★★★

世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)

  • アメリカ国内参考価格 -
  • ヨーロッパ圏内参考価格 €10.00 → €11.00 (1ユーロ160円換算にて1,760円)
  • 日本国内価格 ¥2,400 → ¥2,750時点 (参考日本販売価格倍率1.56倍)

ギャラリー

コメント