アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アガノルサリーフ |
| シリーズ名 | シグネチャー コロホ |
| ビトラ | トロ |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | ニカラグア産 コロホ’99種 |
| バインダー | ニカラグア産 コロホ’99種 |
| フィラー | ニカラグア産 クリオロ’98種 & コロホ’99種 (メディオ・ティエンポ含む) |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 2,150円 (2025年8月現在) |
この”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグア最大のタバコ葉生産者である”アガノルサリーフ/Aganorsa Leaf”からの1本である、”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro”です。
アガノルサリーフの葉巻としては、2本目の葉巻となります。
今回私が購入した”アガノルサリーフ”の葉巻は、前回喫煙レビューした”ラ・バリダシオン コロホ トロ”と”ラ・バリダシオン コネチカット トロ”、並びに今回喫煙レビューする”シグネチャー コロホ トロ”と”シグネチャー マデューロ トロ”の計4本となります。
2本目の喫煙に選んだのは、前回と同じコロホ’99種ラッパーを纏い、葉巻構成内容も似通っている”シグネチャー コロホ”葉巻シリーズです。
前回喫煙レビューした”アガノルサリーフ ラ・バリダシオン コロホ トロ”は、”少し酸味寄りの爽やかさを伴う上質な杉の木とカカオ豆と少量の革と土の味に、少し鼻腔をくすぐる適量のペッパー(白胡椒)、背景にカカオ豆やナッツの甘さにごく少量の柑橘系果実の甘酸っぱさやクローブやナツメグ等のミックス・スパイスの風味が味わえる、キューバ産葉巻の味を彷彿とさせる葉巻”とレビューしており、葉巻の味としては完璧とも言えるものだったのですが、終盤(2時間経過後)に苦みが気になりだし、喫煙を早々(?)に終了してしまったことだけが心残りでした。
今回の葉巻レビューで検証したいことは、前回の葉巻と同様に、終盤に苦みが発生してしまうかどうかということです。
もし、今回も苦みが発生するようなら、次に喫煙する”アガノルサリーフ ラ・バリダシオン コネチカット トロ”は、私が考案した”自家製発酵器熟成”を実施し、万全の態勢で喫煙しようと考えています。
今回喫煙する葉巻は、前回喫煙レビューした”ラ・バリダシオン コロホ トロ”とあまり変わらない葉巻構成ですが、フィラーの一部にはタバコ茎最上部の”メディオ・ティエンポ葉”が使用されていることを特徴としています。
リジェロ葉よりもさらに上部の葉となるため、より強い風味が得られるとのことですが、どれほどの違いが得られるのか、これから喫煙するのが楽しみです!
参考までに、アガノルサリーフの経営者である”エドゥアルド・フェルナンデス/Eduardo Fernandez”は、キューバで生まれた後、少年時代にアメリカへ移住し、”ウォートン・スクール/Wharton School of the University of Pennsylvania”を卒業した後、ニューヨーク・マンハッタンで銀行員としてキャリアをスタートさせます。
ニューヨークで10年過ごした後、スペイン・マドリードに移住して兄と共に”レテピザ/Telepizza”レストランチェーンを設立し、大成功を収めます。
”テレピザ”の成功で築いた巨額の資産を用いて、元々土地を耕すことに憧れていたこともあり、ニカラグアにて農地を購入し、1998年からタバコ事業に参入します。
タバコ事業に不慣れなフェルナンデスは、キューバ人のタバコ葉発酵業務の専門家である”アルセニオ・ラモス/Arsenio Ramos”と、同じくキューバ人のタバコ葉衛生管理の専門家である”ハシント・イグレシアス/Jacinto Iglesias”という2人の農学者を招き入れ、タバコ葉栽培を開始します。
今現在ではニカラグア最大のタバコ葉生産者として、”アルタディス/Altadis”や”ドリュー・エステート/Drew Estate”等にタバコ葉を卸すだけでなく、”イリュージョン/Illusione Cigars”、”ワープド/Warped”等のブティック・ブランド葉巻の下請け製造、さらに自社オリジナル・ブランド葉巻となる”アガノルサリーフ”や”JFR”を製造・販売するに至っています。
それでは、”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro”(日本での財務省登録名称は”Aganorsa Leaf Signature Selection Toro”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー


まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産 コロホ’99種 (シェード)のラッパーで巻かれた、”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro”は、シェード葉(日陰栽培)であるにも関わらずコロラドマデューロ色(茶褐色)をしていて、葉巻表面は滑らかで僅かな艶があり、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は2本あり、サブバンドロールは金色と赤色のもの、メインバンドロールは金色と赤色を使用した中に、アガノルサリーフ・シリーズ名とタバコ葉を持つ腕の絵のロゴマークが描かれていて、さらに葉巻全体は黄金色系の紙に覆われています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなりしっかりと巻かれていて、葉巻表層部にはごく僅かな弾力性もないほど硬い作りとなっています。
葉巻ボディからは、牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度29℃・湿度68%に維持した自家製ヒュミドール内にて58日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する8時間程前に、葉巻を湿度50%のシリカゲル(乾燥剤)入りドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、ローストした濃厚な麦わらの味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、爽やかさを含む上質な杉の木とカカオ豆の味からスタートする。
直ぐに、少量の革と土とナッツの味も追加されるが、あくまで主役は杉の木とカカオ豆の味であり、その上質な味を邪魔することはない。
背景には、カカオ豆の甘さがある。
そして副流煙の香りにも、カカオ豆の風味を感じる。
旨い!
”葉巻の味はこうあるべきだ!”と言う、奇をてらうところの無い理想の味であると言って良いだろう。
引き抵抗(ドロー)は少し重めだが、ゆっくりと煙を引き込むことで、しっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
今のところ燃焼挙動は良好と言えるが、終盤に近づくに従って火入れ修正の必要性はあるように感じる。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、ごく僅かな苦みを含んだ鼻腔を少しくすぐる適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
喫煙開始30分時点で、1回目の灰折を行う。
灰は、とてもしっかりとした感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から40分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、爽やかさを伴う上質なカカオ豆と土の味を主体に、背景にある少量のカカオ豆の甘さを味わいながら吸い進む。
この葉巻の味は、キューバ産葉巻そのものを彷彿とさせると言って良いだろう。
その吸い心地の良さから、喫煙レビューの執筆中であるにも関わらず、全く葉巻とは無関係のネット検索を始めたり、流し見している映画に集中してしまったりと、ただただ葉巻を楽しんでしまっている自分がいる。
前々から言っているが、私はキューバ産葉巻こそ、デイリー・シガーに相応しい葉巻だと考えている。
葉巻を吸いながら映画を見たり会話を楽しんだりしているときに、決してその行為の邪魔をすることなく、葉巻が脇役に回る存在となり得るかどうかで、デイリー・シガーになり得るかどうかが決まると私は考えている。
喫煙開始75分時点で、2回目の灰折を行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から80分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぎ、嫌な苦みや鋭さを感じることも無く、快適な喫煙を約束してくれる。
喫煙時間105分時点で、ごく僅かな苦みを感じ始めるが、まだ気になる程度の苦みではない。
喫煙開始113分時点で、不意に失火させてしまったため、灰を折ってから再着火を試みると同時に、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
バンドロールはとても簡単、且つ、綺麗に剥がすことが出来て好感が持てる。
喫煙開始135分時点の、苦みが少し気になり始めたことに加え、また失火させてしまったこともあり、この辺で喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アガノルサリーフ シグネチャー コロホ トロ/Aganorsa Leaf Signature Selection Corojo Toro”は、爽やかさを含む上質なカカオ豆と杉の木と土と少量の革とナッツの味に、ごく僅かな苦みを含んだ鼻腔を適度にくすぐる適量のペッパー(白胡椒)、背景にカカオ豆の甘さが味わえる、キューバ産葉巻そのものを彷彿とさせる葉巻だと言える。
前回喫煙レビューした”アガノルサリーフ ラ・バリダシオン コロホ トロ”と比較すると、今回の葉巻も同じような喫味であり、双方ともにキューバ産葉巻を彷彿とさせる”葉巻の王道”とも言える味だ。
この葉巻は、映画を見たり会話を楽しむ時のお供としては、最高の葉巻になると考える。
またある意味では、優等生的な味がする葉巻であることから、刺激が無くつまらないと感じる諸氏もいるだろうが、ただ楽しむことの何がいけないというのだろうか。
葉巻はT.P.O.によって、種類を吸い分ける必要があるということだろう。
ただ唯一、今回と前回に喫煙したアガノルサリーフの葉巻で気になったことは、喫煙開始から120分時点頃から苦みが発生し始め、本来なら2時間30分は吸えそうな葉巻であるにも関わらず、途中で葉巻を灰皿に置いてしまったことだろう。
”トロ”ビトラで2時間以上も喫煙出来れば上出来と考えるべきなのだろうが、まだ5cm以上も残して終了したことから、心は不完全燃焼のままだ。
喫煙終盤に苦みが発生した原因は、おそらくこの葉巻の巻き密度が高いことが考えれるが、これから喫煙予定のアガノルサリーフ葉巻の内の1本を”自家製発酵器熟成”に仕掛けてテストしてみたいと考えている。
本来ならば、シガーピックでフィラーを少し掻き出すことで改善が見られるのだろうが、私はシガーピックを所有していないため、まずは私が考案した”自家製発酵器熟成”で苦みが消えるかどうかを試してみたいと考えている。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、喫煙終盤に苦みが発生したとしても、それまでの心地良い喫味の良さから、4.5/5点を与えるに相応しい葉巻だと判断した。
喫煙時間
喫煙時間:135分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★☆☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★★
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $12.25 (1ドル148円換算にて1,813円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €11.30 (1ユーロ160円換算にて1,808円)
- 日本国内価格 ¥2,150 (参考日本販売価格倍率1.19倍)
葉巻重量
- 購入時重量 18.63g (バンドロール取外後重量17.76g)
- 加湿・熟成後重量 17.70g (葉巻ヘッドカット後重量17.50g)
- ドライシング後重量 17.41g
- △減少重量 (△減少割合) △0.09g (△0.51%)


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