プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | プラセンシア |
| シリーズ名 | レゼルバ 1898 |
| ビトラ | コロナ |
| 葉巻の長さ | 146mm (5.75インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 17.5mm (44) |
| ラッパー | ニカラグア産 コロホ種 |
| バインダー | ホンジュラス産 |
| フィラー | ニカラグア産 |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 1,200円 (2023年5月現在) |
この”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、ニカラグアとホンジュラスに巨大なタバコ葉農場を持つ葉巻メーカー”プラセンシア”が製造する葉巻シリーズからの1本である、”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”(日本の財務省登録名称は”プラセンシア 1898 コロナ”)です。
”プラセンシア”は、1865年からカストロ政権になる1965年までの間、キューバでタバコ葉栽培をしていました。
その後、ニカラグアへ移り、今度はサンディニスタ政権に追放されてホンジュラスに移ることとなり、ニカラグア内戦終結後にはまたニカラグアに戻り、現在に至ります。
元々は生のタバコ葉生産が主力でしたが、他社葉巻メーカーの葉巻を製造するようになり、2015年からは自社独自の葉巻を製造・販売するようになりました。
他社葉巻メーカーの葉巻製造請負の有名なものとしては、”ロッキーパテル”があります。
もちろん、”ロッキーパテル”の葉巻を全てプラセンシアが製造している訳ではありませんが、”ロッキーパテル ジ・エッジ”葉巻シリーズ(ジ・エッジ ニカラグア ハバノ以外)、”ロッキーパテル ディケイド”葉巻シリーズ、”ロッキーパテル ヴィンテージ 1992”葉巻シリーズ、”ロッキーパテル ヴィンテージ 2003 カメルーン”葉巻シリーズ、”ロッキーパテル ヴィンテージ コネチカット 1999”等々は、プラセンシアのホンジュラス工場で製造されています。
これを知った私は、・・・少しの沈黙が・・・。
私は、ロッキーパテルの葉巻とは相性が悪いので、もしかするとこの”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”も、同じような味だったらどうしようかと・・・。(^^;)
でも、この葉巻は、プラセンシアのニカラグア工場で作られているのが、せめてもの救いです。
まぁ、吸ってみればその答えも分かるというものですね!
それでは”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
ニカラグア産コロホ種のラッパーで巻かれた”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”は、マデューロ色(黒褐色)をしていて、美しい外観をしています。
葉巻表面には、黒光りするほどの艶がある仕上がりとなっています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、茶色を主体としたもので、地味ながらシックなデザインとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、かなり硬く、十二分な量のタバコ葉が使われていると思います。
ところなく、”ロッキーパテル CSWC 葉巻世界選手権公式シガー”に似ていると思うのは私だけでしょうか?(^^;)
葉巻ボディからは、チョコレートのような芳香があります。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、美しいと思います。
この葉巻は、湿度69%に維持した自家製ヒュミドール内にて、8日間の加湿・熟成を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、チョコレート系干し草の香りがして、引き抵抗は少し重めですが、問題はなさそうです。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から2cm程離して、炎で煽るようにゆっくり且つ、しっかりと炙り(2分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したら、その後、パージ(葉巻を咥えて息を吹く)を行って、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、深煎りにローストしたオークウッドとしっかり効いたペッパーと少しの辛みでスタート。
直ぐに土とコーヒーが追加される。
背景にある甘みは微かすぎて、まだ具体的には特定できない。
鋭さや苦さというよりは、唐辛子のような辛み成分を強く感じる。
辛い、兎に角、辛い。
こういう味の葉巻があるのだと、初めて知った。
喫煙開始20分時点で、1回目の灰折を行う。
灰はまるでコインを重ねたように美しく、しっかりしていて、気持ち良く折れる。
燃焼挙動も素晴らしい。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤と変わらず、辛み成分が強く、弱まることはない。
微かな甘みもそのままで、この甘みを敢えて例えるとするらなば、深くローストしたカカオ豆の甘みと言ったところか。
喫煙開始35分時点で、やっと味に落ち着きが出てきた。
もちろん、辛み成分はまだ存在するが、味にまとまりが出てきた。
深煎りされた重厚で複雑な、甘みの少ない煙の味だ。
喫煙開始45分時点で、2回目の灰折を行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から50分以降の終盤は、やっと辛みが落ち着いてきて、深煎りされたオークウッドの重厚感主体の、甘みが少なく、決して単純ではない複雑な煙の味が分かってきた。
何十年も葉巻を吸い続けているベテラン葉巻愛好家の方なら、この葉巻の良さを理解できるのであろうが、甘みが少なく辛みがあるこの葉巻の味は、今の私に理解するのはなかなか難しい。
しかし、美味い味があることは、しっかりと確認できる。
喫煙開始60分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
喫煙開始70分の時点で、3回目の灰折を行う。
慣れないこの味に飽きてきたので、このあたりで喫煙終了することとした。


葉巻テイスティング総評
総評として、この”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ/Plasencia Reserva 1898 Corona”は、深煎りされたオークウッドと土とコーヒーの味に、たっぷり効いたペッパー(黒胡椒)と唐辛子、背景には微かな深煎りしたカカオ豆の甘みを味わえる葉巻だと言える。
喫煙終盤になってやっと味が落ち着いたが、唐辛子の味が最後まで続く、こんな葉巻の味があるのだと初めて知った。
ストレングス(強さ)はミディアム~ミディアムフルだと思うが、あまりにも深煎りな味のため、フルボディに近い感覚がある。
私が考えるに、プレセンシアが自社独自の葉巻を製造しだしたのは最近の2015年頃だから、今までにない葉巻でないと勝ち目がないと考え、この独自独特の味にしたのかも知れない。
私はどうやら、伝統的でオーソドックスな葉巻の味が好きなようだ。
ロッキーパテルの葉巻の味が受け入れられないのも、道理だ。
今後は、新進気鋭葉巻メーカーの葉巻の購入は控えることにしよう。
しかしながら、ローキーパテルの葉巻を吸ったときのような、”ヤニクラ(ニコチン酔い)”にならなくて、ホッとした。(^.^)
追記:後日、この葉巻シリーズのビトラ違いとなる、”プラセンシア レゼルバ 1898 ロブスト”を喫煙レビューしました。併せてご一読下さい。
喫煙時間
喫煙時間:85分
味覚フレーバーグラフ (追記レビュー時に変更)
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★☆☆ |
| コーヒー | ★★★★☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★☆☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★☆☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★★☆ |
| 草(ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★★☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度 (追記レビュー時に変更)
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 -
- ヨーロッパ圏内参考価格 €5.50 (1ユーロ160円換算にて880円)
- 日本国内価格 ¥1,200 (参考日本販売価格倍率1.36倍)
ギャラリー
追記:葉巻喫煙レビュー 葉巻喫煙日:2023/12/30
自宅ヒュミドールにて41日間加湿・熟成したものを吸う。
ヒュミドールは、平均室温16℃・湿度72%の設定。
喫煙開始3時間前からドライボックス内に葉巻を入れて、ドライシングを行う。
今回が2本目の”プラセンシア レゼルバ 1898 コロナ”を喫煙する。
着火は、詰め替え式ソフトフレームライターにて2分30秒程かけて着火。
2023年3月に公開された洋画の、”シャザム!〜神々の怒り〜”(ザッカリー・リーヴァイ主演)を見ながら、リビングで喫煙する。
序盤は、重厚な杉の木とカカオ豆(コーヒー豆)と土の味からスタートする。
背景には、深煎りしたカカオ豆の甘さとレーズンのような酸味がある。
副流煙には、甘く香ばしい香りが含まれている。
過去に喫煙したこの葉巻では、唐辛子の辛みが強烈であったが、今回喫煙した葉巻コピーには全くその辛みを感じることはなかった。
おそらくは、葉巻(プレミアムシガー)特有の手巻き製造であるが故の、製品のばらつきだったのだろうと考えられる。
この葉巻シリーズのロブストビトラと同様に、甘く香ばしい副流煙の香りとともに、重厚な杉の木と土とカカオ豆(コーヒー豆)の味を楽しむことが出来た。
この葉巻を吸っているときに思い出したのは、ここ最近は喫煙していないが、”ホヤ・デ・ニカラグア アンターニョ 1970 コンスル”の味だ。
味の系統は似ていると言って良いだろう。
1本1,200円というリーズナブルな価格で購入できるのであるならば、文句の付けようもない葉巻だ。
但し、1本2,000円クラスの葉巻と比べると、味の複雑さに少し欠けていると言わざるを得ないが、それも価格を考えれば何の問題もないだろう。
過去の喫煙では、この葉巻の葉巻独自5段階評価は唐辛子の辛さが強烈だった故、3.0/5点としたが、今回の喫煙で4.0/5点寄りの3.5/5点が妥当であると考え、変更することとした。
(ロブストビトラは4.0/5点であるのは、このコロナビトラよりもその太さから、葉巻としての醍醐味を味わえるから)
喫煙時間:約66分


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