アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | アルトゥーロ・フエンテ |
| シリーズ名 | シャトーフエンテ サングロウン |
| ビトラ | ベリコソ |
| 葉巻の長さ | 146mm (5.75インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 20.6mm (52) |
| ラッパー | エクアドル産 サングロウン |
| バインダー | ドミニカ共和国産 |
| フィラー | ドミニカ共和国産 |
| 生産国 | ドミニカ共和国製 |
| 価格 | 2,950円 (2024年6月現在) |
この”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回の葉巻/シガー喫煙レビューするのは、アメリカにて絶大な人気を誇るドミニカ共和国の高級葉巻メーカーである、”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso”の葉巻です。
”アルトゥーロ・フエンテ”製の葉巻は、昨年の5月以来喫煙していないのですが(ショートフィラー葉巻除く)、その素晴らしい味を味わいたく、昨年7月頃に再度購入しようと思った矢先の値上げとなり、それ以降、購入する機会には恵まれませんでした。
特に気に入っている葉巻は、”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ サングロウン”なのですが、小さな葉巻でありながら1本1,650円という価格でも躊躇していたのに、更にいきなり、1本2,350円という価格に値上げするのですから、それも仕方ないことだと思っています。
それならいっそのこと、もっと大きなビトラ(サイズ)のものを購入してみようと思い、同じ葉巻シリーズの1本2,950円する、この”ベリコソ”ビトラを購入してみることにしました。
この”ベリコソ”ビトラも、小さなビトラである”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ サングロウン”と同じように、クリーミーなバタートースト(パン)の味を主体に、革、杉、コーヒー、土の味、そしてレーズンのようなフルーツの甘みを味わえる、素晴らしい葉巻であれば嬉しいのですが、如何なものでしょうか?
久しぶりに喫煙するアルトゥーロ・フエンテの葉巻ですが、今では私の葉巻に対する味覚も変わってきているため、この葉巻にどのような評価が出来るのか、私自身、とても楽しみにしています!
参考までに、”アルトゥーロ・フエンテ”という葉巻メーカーは、激動の歴史を持つ会社であり、1912年にアメリカ合衆国フロリダで創業して、キューバ産のタバコ葉で葉巻を製造していましたが、工場が火災で壊滅的な被害を負い、操業停止となります。
22年後、ニカラグアで葉巻製造に再挑戦するものの、ニカラグア革命によって、1979年にまた工場が焼失することになります。
今度は、ドミニカ共和国で3度目の挑戦をして、現在に至っているとのことです。
この不屈の精神を持つ、”アルトゥーロ・フエンテ”一家が作るその葉巻は、実際に素晴らしい葉巻を作る葉巻メーカーとして、人気を博しています。
それでは、”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso”葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー


まずは外観から見ていきましょう。
エクアドル産サングロウンラッパーで巻かれた”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso”は、スペイン杉のシートで巻かれており、それを剥がすと、コロラドマデューロ色(茶褐色)をしたボディが現れます。
葉巻表面は僅かに艶がある仕上がりとなっています。
残念なことに、この葉巻コピーは、葉巻フット側のラッパーの一部が少し欠けていました。
スペイン杉のシートに隠れていたので、購入するときに気付きませんでした。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は、赤色と金色と黒色と白色を使用した、高級感溢れる作りとなっています。
葉巻を指で摘まんでみると、しっかりとした硬さがあり、十分な量のタバコ葉が使われていることが分かります。
葉巻ボディからの芳香性は、少し弱めですが、ローストされた木の良い香りがします。
葉巻全体を手に持って確認すると、太い葉脈などは見当たらず、とても美しいと思います。
この葉巻は、平均室温25℃・湿度65%に維持した自家製ヒュミドール内にて、36日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間前に、葉巻をドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移しての、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うとローストした麦わらや干し草の味がして、引き抵抗は少し重めですが、良好の範囲内だと言えます。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約2分40秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、レーズンの風味を伴う、ローストした杉の木の味からスタートする。
直ぐに、軽い革と土の味に、トースト(パン)の味が追加される。
流石に、旨い!
出だしから、他の葉巻との違いを見せつけてくれる。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアムフルと言ったところか。
着火後の引き抵抗は良好で、適度な吸引力でしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は悪くはないが、序盤から片燃えが発生したため、火入れ修正を行う。
喫煙開始19分時点で、1回目の灰折を行うと共に、再度火入れ修正を行う。
灰は小気味良い感触と共に、綺麗に折れる。
ストレングス(ニコチン量)は程々に強いし、フレーバー(風味)も強いのだが、喫味はマイルドでとても吸いやすい煙だ。
副流煙の香りは、甘く香ばしい香りがする。
葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から25分以降の中盤は、序盤の味を引き継ぎ、ローストした杉の木と土と革の味に、背景にはレーズンの甘さとトースト(パン)の風味がある、心地良い味で吸い進む。
但し、煙には苦みが含まないロースト感を伴う。
このロースト感をどう感じるかで、この葉巻の好き嫌いが分かれるかも知れない。
喫煙開始42分時点で、2回目の灰折を行う。
ここでも軽い火入れ修正を行う。
喫煙開始47分時点で、背景にあったトースト(パン)の味は小麦粉の味に変わりつつあり、レーズンの甘さも減少し始める。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、少しの苦みを含むしっかりとした量のペッパー(黒胡椒)があることを確認する。

葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から60分以降の終盤は、序盤・中盤の味を引き継ぐが、ロースト感が少し目立ち始める。
そのロースト感には少しの苦みが含まれている。
喫煙開始70分時点で、うっかり失火させてしまったので、3回目の灰折と同時に、再着火を試みる。
断面を見ると、”トンネル”と呼ばれる、葉巻中心部が窪んだ状態になっていた。
複雑な味がする葉巻は、概して燃焼挙動が良くないことが多いようで、過去に喫煙した”A.J. フェルナンデス ニューワールド プーロエスペシャル ショートチャーチル”も同様の”トンネル”現象が起きて失火したことを思い出す。
これは葉巻の巻き方の問題ではなく、使用しているタバコ葉自体の問題なのだろう。
燃焼性は悪いが風味の強いリジェロ葉を多用する必要があるとか、特殊な発酵手順を踏んだタバコ葉を使用する必要があるなど、このトースト(パン)やレーズンの味を出すにはそれ相応のタバコ葉を使用する必要があるのだと考える。
喫煙開始78分時点で、バンドロール(シガーリング)を剥がす。
この後も失火しそうになることがしばしばあり、火入れ修正を繰り返すこととなる。
喫煙開始89分時点でも、多少の苦みは伴うものの、味は完全に劣化していないため、火入れ修正を繰り返しながらも吸い続ける。
喫煙開始100分時点の、序盤・中盤に感じられた旨味が無くなり、ロースト感で口蓋が満たされた時点で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ ベリコソ/Arturo Fuente Chateau Fuente Sun Grown Cuban Belicoso”は、レーズンの甘さとトースト(パン)の風味を伴う杉の木と土と革の味に、少しの苦みを含むしっかりとした量のペッパー(黒胡椒)、喫煙全般にロースト感を伴う味がする葉巻だと言える。
久しぶりに喫煙したアルトゥーロ・フエンテの葉巻だが、正直に言うと、最初に喫煙したときのような感動は無かった。
その当時は高級葉巻の味を知らなかったということもあり、この葉巻シリーズの喫煙をきっかけに、葉巻喫煙の世界にのめり込んだと言えるだろう。
しかしながら、現在までにビトラ違いを含めて、150種類の葉巻を喫煙してきた今では、この葉巻シリーズの葉巻ですら感動することが無くなってしまった。
とは言え、今回喫煙した”ベリコソ”ビトラと、前回喫煙した”ロスチャイルド”ビトラとでは味に違いがあり、今回喫煙した葉巻はトーストしたレーズンパンの味がしたが、前回喫煙した葉巻はバターを塗ってトーストした、オイリーでクリーミーなレーズンバタートーストの味であったことが大きな違いだ。
もしかすると、”ロスチャイルド”ビトラなら今でも感動を得ることが出来た可能性もあったことを付け加えておきたい。
シガー・アフィショナードでの評価も、この今回喫煙した”ベリコソ”ビトラの評価は、”ロスチャイルド”ビトラほど良くないことに同意する。
この葉巻の葉巻独自5段階評価は、先の理由とロースト感が少し気になることから、4.0/5点とした。
参考までに、この”アルトゥーロ・フエンテ シャトーフエンテ サングロウン/Arturo Fuente Chateau Fuente”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、85ポイント~91ポイントという評価を得ており、この”ベリコソ”ビトラに於いては、84ポイント~89ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:100分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★☆☆☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★★★☆ |
| コーヒー | ★★☆☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★★☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★☆☆ |
| 革 | ★★★☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★★☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★★☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★★★☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★★☆
世界各国葉巻値段比較(アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $8.85 (1ドル148円換算にて1,310円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 -
- 日本国内価格 ¥2,950 (参考日本販売価格倍率2.25倍)
葉巻重量
- 加湿・熟成後重量 15.51g
- ドライシング後重量 15.46g
- △減少重量 (減少割合) △0.05g (0.32%)


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