プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I
葉巻/シガー情報
| ブランド名 | プラセンシア |
| シリーズ名 | アルマフエルテ コロラドクラロ |
| ビトラ | シクスト1世 (トロ) |
| 葉巻の長さ | 152.4mm (6インチ) |
| 葉巻の直径(リングゲージ) | 23.8mm (60) |
| ラッパー | ニカラグア産 ハラパ地区 (10年熟成) |
| バインダー | ニカラグア産 (10年熟成) |
| フィラー | ニカラグア産 (10年熟成) |
| 生産国 | ニカラグア製 |
| 価格 | 3,900円 (2026年6月現在) |
この”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I ”の葉巻/シガー喫煙レビュー
今回、私が葉巻/シガー喫煙レビューする葉巻は、ニカラグアとホンジュラスに巨大なタバコ葉農場を持つ葉巻メーカー”プラセンシア”が製造する葉巻シリーズからの1本である、”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I ”です。
この葉巻を喫煙してみようと思ったきっかけは、プラセンシアで下請け製造している”フェリオ・テゴ タイムレス シュプリーム 554”が想像以上に旨かったことにあり、その理由がタバコ葉の長い熟成年数(おそらく5年以上熟成されている)にあると踏んだ私は、プラセンシア・オリジナルブランドの10年間熟成されたこの高級葉巻を喫煙して、その真偽を確かめてみたいと思いました。
本当は、六角形にボックスプレスされていない、通常の円形葉巻である”プラセンシア アルマフエルテ エドアルド1世”を購入したかったのですが、店頭在庫切れのため、仕方なくこの極太(リングゲージ60)で巨大な六角形葉巻を購入しました。
この葉巻を実際に手に取ってみると、とても大きくて太くて重い葉巻であることが実感できます。
おまけに、受けを狙ったような六角形をしています。
もしかしたら、この葉巻を選択したのは失敗だったかも知れません。(^^;)
やはり、初めての葉巻シリーズで最初に吸うビトラは、円形又は四角形にボックス・プレスされたロブストかトロかコロナにしておくべきなのかも知れません。
葉巻の味は葉巻の巻き加減によっても大きく左右されるため、恐ろしいほどに硬く巻かれているこの葉巻では、10年熟成されたタバコ葉本来の味が味わえない可能性もあります。
ま、今更四の五の言っても始まりませんので、10年熟成されたタバコ葉を使用した葉巻の試飲は今回だけに終わらず、今後も幾つかの葉巻メーカーのもので試してみようと考えています。
まずは、この葉巻を存分に味わってみたいと思います!
それでは、”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I ”(財務省登録名称は”プラセンシア アルマ フエルテ シクスト1世”)葉巻/シガーの喫煙レビューを開始しましょう。
葉巻外観・コールドドロー

まずは外観から見ていきましょう。
10年熟成されたニカラグア産のラッパーで巻かれた、”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I ”は、コロラド色(茶色)~コロラドマデューロ(茶褐色)をしていて、葉巻表面は少しの艶を持った滑らかな仕上がりで、美しい外観をしています。
葉巻に巻かれているバンドロール(シガーリング)は3本あり、葉巻フット側のリングには金色の縁取りをした緑色の中に”ALMA FUERTE”と書かれ、葉巻ヘッド側のリングには同色の中に”℗”のマークが描かれ、メインバンドロールには同色の中に、”℗ PLASENCIA ALMA FUERTE”という文字が描かれています。
六角形にボックスプレスされた葉巻を指で摘まんでみると、ずっしりと重く、しっかりと硬めに巻かれていることが分かります。
葉巻ボディからは、軽い牛舎系の良い香りがします。
この葉巻は、平均室内温度25℃・湿度67%に維持した自家製ヒュミドール内にて69日間の加湿・熟成を行っています。
葉巻喫煙を開始する10時間程前に、葉巻を湿度47%のシリカゲル(乾燥剤)が入ったドライ・ボックス(葉巻の空き箱)に移し、”ドライ・ボクシング”を行っています。
シガーカッターでヘッド(吸い口側)をフラットカットして、コールドドロー(火を点けずに吸う)を行うと、少しのカビ臭を伴う麦わらの味がして、引き抵抗は重くも軽くもなく、良好と言えるでしょう。
今回は、ブタンガス詰め替えタイプのソフトフレームライター(黄色い炎)を使って、葉巻フット(火を点ける側)から1cm程離して、葉巻を水平から15度の角度で固定し、回転させつつ、縁部分から燃焼させ、中央部分まで火が回るまでしっかりと炙り(約3分30秒間)、葉巻フットのラッパーが2mm~3mmほど灰になって着火したことを確認してから、喫煙を開始します。
葉巻テイスティング序盤(1/3ファーストサード)

※最初に、葉巻(プレミアムシガー)は、葉巻1本の喫煙が進むごとに複雑な味(フレーバー)が順番に、または交互に訪れることを楽しむものであるため、この葉巻/シガー喫煙レビューも、葉巻を3等分に最初の1/3を序盤(ファーストサード)、真ん中の2/3を中盤(セカンドサード)、最後の3/3を終盤(ファイナルサード)と分けて喫煙レビューを記載したいと思います。
序盤は、少しの爽やかさを含む杉の木とカカオ豆の味からスタートする。
直ぐに、少量の土と革の味が追加される。
背景には、リコリス(甘草)やクローブ等のスパイスの甘さがある。
なかなかの旨さだ。
この10年物のタバコ葉だけで巻き上げた葉巻に対してまず最初に感じたことは、味云々ではなく、嫌みが全く無い喫味であると言うことだ。
加えて、タバコ葉の熟成が進むとリコリス(甘草)の風味が追加され、所謂”コク”と呼ばれるものや、濃厚さが加わるようだ。
これは私が考案した”自家製発酵器熟成”の効果と似たものがあると感じる。
着火後の引き抵抗(ドロー)は少し軽めだが、軽く吸うだけでしっかりとした量の煙を口蓋に引き込むことが出来る。
燃焼挙動は太い葉巻に割に良好で、最低限の火入れ修正のみで済ますことが出来そうだ。
ストレングス(ニコチン量)はミディアム、フレーバー(風味)はミディアム~ミディアムフルと言ったところか。
レトロヘイルにより副鼻腔に煙を通すと、全く鼻腔を刺激することの無い適量のペッパー(白胡椒)があることを確認する。
副流煙の香りには、カカオ豆の香りを含む甘く香ばしい香りが含まれている。
喫煙開始30分時点で、1回目の灰折りを行う。
灰はサクッとした感触と共に、綺麗に折ることが出来る。

葉巻テイスティング中盤(2/3セカンドサード)

喫煙開始から35分以降の中盤は序盤の味を引き継ぎ、杉の木とカカオ豆と少量の土と革の味に、背景にあるリコリス(甘草)の風味で吸い進むが、背景にグラハム・クラッカーの風味が追加される。
この味は過去に喫煙レビューした”プラセンシア レゼルバ オリジナル トロ”の味を彷彿とさせる。
併せて、副流煙の香りからもグラハム・クラッカーの良い香りがするようになる。
喫煙開始60分時点では、背景にあったグラハム・クラッカーの風味が焼き立てのパンの風味に変化する。
喫煙開始67分時点で、2回目の灰折りを行う。
葉巻テイスティング終盤(3/3ファイナルサード)

喫煙開始から70分以降の終盤は、まずメインバンドロール(シガーリング)を剥がすことから始める。
メインバンドロールは使用している接着剤の量が多く、紙を少し引っ張るが、なんとか綺麗に剥がすことが出来る。
終盤の味は序盤・中盤の味を引き継ぐが、ごく僅かな苦みが追加され、嫌みの無い喫味に影響を及ぼし始める。
喫煙開始85分時点からは、はっきりとした苦み成分を含んだ煙が口蓋を満たすことになる。
これは非常に残念だ。
今回喫煙した葉巻コピーは69日間ヒュミドールで熟成させているし、ドライシングも適切に行っているし、1本3,900円という高級葉巻であるにも関わらず、この体たらくとは何ということだろうか。
序盤・中盤の喫味が良かっただけに、落胆度合いも大きくなってしまう。
おそらくこの苦みは、葉巻の太さと長さがもたらしたものなのだろう。
ドミニカ共和国産やニカラグア産等の新世界葉巻はよく考えられており、”ロブスト”ビトラを基準として、それよりも僅かに細くして長くした”トロ”ビトラと、かなり細くして僅かに長くした”コロナ”ビトラの3タイプを標準としているが、決して”ロブスト”ビトラよりも太いビトラは標準的なサイズとしては存在していない。
私は今回喫煙した”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世”のようなリングゲージ60という太さにして6インチという長い葉巻を、過去に1度も喫煙したことが無い。
もしこの太さで葉巻を作りたいのであれば、4.5インチ程度の長さに抑えるべきだと思う。
ま、何れにせよ、喫煙前の不吉な予感は見事に的中し、この太くて長い葉巻でなく、標準的な”ロブスト”ビトラを購入しておくべきだったと、大きく後悔する。
喫煙開始98分時点の、苦みによって喫煙出来なくなった段階で、喫煙を終了することとした。

葉巻テイスティング総評
総評として、この”プラセンシア アルマフエルテ シクスト1世/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro Sixto I ”は、少しの爽やかさを含む杉の木とカカオ豆と少量の土と革の味に、鼻腔を全く刺激することの無い適量のペッパー(白胡椒)、背景にグラハム・クラッカーや焼き立てのパンの風味、リコリス(甘草)やクローブ等のスパイスの甘さが味わえる葉巻だと言える。
しかしながら、先にも記載した通りに、この太くて長くて大きい異例の葉巻は終盤に不要な苦みを発生させるだけであったことから、”ロブスト”(5.125インチ×リングゲージ55)又は”ロブストコルト”(4インチ×リングゲージ52)を喫煙すべきだったと後悔する。
とは言え、序盤・中盤の嫌みの無い喫味は素晴らしく、流石、10年熟成されたタバコ葉のみで巻き上げた葉巻だと感じることは出来た。
また、10年熟成されたタバコ葉の味は、私が考案した”自家製発酵器熟成”を施した葉巻と似た傾向があったことも、私にとっては良い発見だった。
今後は臆せずに葉巻を”自家製発酵器熟成”していこうと思っている。
今回喫煙した葉巻の葉巻独自5段階評価は、序盤・中盤の嫌みの無い喫味は素晴らしかったものの、終盤に顕著な苦みが現れたことを鑑みて、4.0/5点とするのが妥当だと判断した。
参考までに、この”プラセンシア アルマフエルテ コロラドクラロ/Plasencia Alma Fuerte Colorado Claro”葉巻シリーズは、”シガーアフィショナード/Cigar Aficionado”にて、88ポイント~91ポイントという評価を得ており、この葉巻シリーズの”シクスト1世”ビトラに於いては、88ポイントという評価を得ています。
喫煙時間
喫煙時間:100分
味覚フレーバーグラフ
| チョコレート(カカオ豆) | ★★★☆☆ |
| スィーツ(甘さ) | ★★★☆☆ |
| クリーム(滑らかさ) | ★★☆☆☆ |
| コーヒー(苦み含む) | ★★★☆☆ |
| トースト(パン・穀物) | ★★★☆☆ |
| 木(杉・オーク等) | ★★★★☆ |
| 革 | ★★☆☆☆ |
| 土(素朴さ) | ★★☆☆☆ |
| 草(わら・ハーブ含む) | ★☆☆☆☆ |
| ナッツ | ★☆☆☆ |
| ペッパー(胡椒・唐辛子) | ★★☆☆☆ |
| フルーツ(酸味含む) | ★★☆☆☆ |
葉巻/シガー 初心者・女性へのおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
世界各国葉巻値段比較 (アメリカ・ヨーロッパ・日本)
- アメリカ国内参考価格 $26.29 (1ドル148円換算にて3,891円)
- ヨーロッパ圏内参考価格 €27.00 (1ユーロ160円換算にて4,320円)
- 日本国内価格 ¥3,900 (参考日本販売価格倍率0.95倍)
葉巻重量
- 購入時重量 21.34g
- 加湿・熟成後重量 21.40g (葉巻ヘッドカット後重量21.09g)
- ドライシング後重量 20.96g
- △減少重量 (△減少割合) △0.13g (△0.62%)

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